鬼狩り? 私は一向に構わん!!   作:神心会

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開戦。

烈海王 vs 煉獄杏寿郎。


09 烈火

 

 

煉獄家の剣士。

 

 

 

 

彼等は、千年以上の歴史を誇る鬼殺隊において、最も広く名前が知れ渡っている者達である。

 

 

 

 

鬼殺を生業とし、歴代の産屋敷一族に仕えてきた生粋の鬼狩り。

 

 

 

 

炎の呼吸に極めて高い適性を持ち、その技術もまた長い歴史と共に磨き抜かれ、代々炎柱を輩出してきた。

 

 

 

 

故に隊士からの信頼も厚く、彼等に尊敬と憧れの視線を向ける者も非常に多いのである。

 

 

 

 

 

 

「だから、烈さんの相手には杏寿郎が最も相応しいと思ってね」

 

 

 

それこそが、耀哉が杏寿郎を指定した理由であった。

烈海王が入隊を希望するならば、まずは鬼殺の剣士について詳しく知ってもらいたい。

全集中の呼吸の何たるかを、是非とも体験してもらいたい。

 

ならば、誰にその役目を担ってもらうべきかと考えた結果……煉獄家は、正しく適任であったのだ。

 

 

 

「……確かに、お館様の言う通りだ。

 選ばれなかったのは残念だが、煉獄ならば不服はない」

 

「ええ……最良の采配です」

 

 

加えて、杏寿郎は柱の中でも特に人望に厚い。

彼ならばと、誰もが納得して認める程の男だ。

 

もし仮に、ここで彼ではなく義勇が選ばれたりしようものならば……数名からの不満噴出は、避けられなかっただろう。

そして手合わせの結果次第では、更なる状況悪化も起こり得る。

後の会議の進行にまで、色々と影響を及ぼしかねないのだ。

 

 

そういう意味でも、この人選はまさしく最良と言える。

手合わせの結果がどうあろうとも、文句は間違いなく出ない。

寧ろ、杏寿郎自身が絶対に言わさないだろう。

 

 

「心得ました!

 御前試合の大役、光栄に思います!!

 では烈さん、奥の広い方へと!!」

 

「ええ、承知しました」

 

 

勿論、烈海王と杏寿郎にも一切異論はない。

それどころか、二人とも嬉しそうに笑顔まで浮かべている程だ。

 

互いに、未知の領域となる相手との手合わせ。

武に生きる者ならば―――鬼が相手の場合は流石に例外だが―――嬉しくない筈がない。

存分に戦える様にと、二人は足並みを揃えて奥の広い空間へ向かっていく。

続けて他の面々も、よく見える様にと移動し始めるのだが……

 

 

 

(……分からぬ。

 お館様は何をお考えになられているのだ……?)

 

 

 

この光景に、二人の柱―――悲鳴嶼としのぶが、違和感を抱いていた。

 

 

(流石に、急ぎ過ぎていませんか……?

 それに用意も良すぎます)

 

 

 

そう……烈海王の入隊について、展開が急すぎるのだ。

 

 

耀哉の言う事は勿論理解できる。

確かに組織の運営上、烈海王に相応の立ち位置は必要だろう。

 

 

しかし……ならば何故、それを柱と同格にしたのだろうか?

 

 

例えば、丙や丁の階級からの出発にするなり、誰かしらの柱に預けて継子扱いにするという事も出来た筈だ。

それならば、小芭内も実弥も反発する事はなかっただろう。

烈海王自身も、すんなりと受け入れられただろう。

 

まさか耀哉程の者が、そこまで考えが至らなかったなどとは思えない。

 

 

だが、実際にはこの通りだ。

試合の用意までして、耀哉はこの柱合会議に臨んできている。

こんな事は、この展開を完全に予測しきっていなければ決して出来やしない。

 

 

 

 

つまり……そこまでしてでも、烈海王を皆に認めさせたい理由があるのではないか?

 

 

 

 

(先見の明で、そう見られたか……?)

 

 

歴代産屋敷の当主が持つ、先見の明。

その力が、今回においても働いたのだろうか。

そう考えれば一応の筋が通るのだが……

 

 

 

しかし、もしそうでないのなら。

 

 

 

産屋敷耀哉は……一体何を、烈海王に抱いているのだろうか……?

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

(……出来るッッ!!)

 

 

闘うに差支えの無い広場へと移り。

杏寿郎と相対し、烈海王は感嘆の息をついた。

 

 

耀哉からは、彼こそが全集中の呼吸を体験するのに最も適していると聞いたが……その理由が十二分に理解できた。

 

先の顔合わせにおいても、柱の面々が只者では無い事は容易に察せたが……いざ得物を手にされれば、よりはっきりと伝わってくる。

 

 

 

 

威風堂々たるこの佇まいと面持ち、全身より滲み出る気迫ッ……!

 

 

断言できる……この男は、強いッッ……!!

 

 

 

 

(成程……これが、中国拳法の最高峰か!

 お館様の言う通り、感じる気配は柱とも遜色ないッ!!)

 

 

 

それは、対する杏寿郎も同じであった。

烈海王と向き合い、発する闘志を一身に浴びる事で即座に理解できた。

 

今まで多くの鬼を相手取り、時には隊士の面倒を見る事もあったが……ここまでの緊迫感は久々だ。

 

 

 

一体、ここまで昂るのは……いつ以来だろうかッ……!!

 

 

 

「二人とも、用意はよろしいみたいですね……ただし、これだけは先に言わせていただきます。

 この手合わせはあくまでも烈さんの実力を図るのが目的であり、任務に差支えが出る程の傷を負っては本末転倒です。

 危ないと判断出来た時点で止めさせていただきますね?」

 

 

審判の役目を受け持ったのはしのぶ。

公平な判断を下せるからというのは勿論の事、この中で最も人体に精通しているのは彼女だ。

加えて、先の一件で烈海王の身体能力を多少ではあるが把握しているのも大きい。

故に、お互いの限界点を見極め、これ以上はという段階ですぐさま静止をかけられるだろう。

 

 

烈海王と杏寿郎も、首を縦に振り―――しかし、互いに視線は相手に向けたまま―――彼女へと同意を示す。

 

 

 

もはや、目を逸らす余裕すらも無いという事か。

 

まだかまだかと、合図をただひたすらに待ち望んでいるか。

 

 

 

そんな二人の心境を察し……しのぶも、覚悟を決めて言葉を発した。

 

 

 

 

 

「では……はじめッッ!!」

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

 

「行くぞッッ!!」

 

 

合図と共に、先に仕掛けたのは杏寿郎であった。

烈海王が如何なる戦法を使うかは、まるで分からない。

だからこそ……出方を窺うのではなく、先手を取る道を選んだのだ。

 

烈海王の気配からして、下手に防戦へ回っては逆に押し切られる可能性があると見て。

まずは自分が攻め入り主導権を掴むべしと、直感的に判断したのだ。

 

 

 

闘いの流れを引き込むべく……強く息を吸い込み、全身に酸素を巡らせるッッ!!

 

 

 

 

―――――炎の呼吸 壱ノ型 『不知火』!!

 

 

 

強烈な踏み込みから成る爆発的な加速、その勢いに乗せての袈裟斬り!

 

単純明快ながらも必殺の威力を誇る、炎の呼吸を代表する技ッッ……!!

 

 

 

 

「オォ……これはッッ!!??」

 

 

 

その様に、烈海王は驚き叫びをあげた。

 

 

呼吸法によって生み出された、杏寿郎の強靭な脚力に。

自身の予想を大幅に超える、そのスピードに。

 

 

そして何よりッッ……!!!

 

 

 

 

(視えるッッ!!

 刀が……炎を纏っているッッ!!)

 

 

 

その眼に映る、紅蓮の炎にッッッ!!!

 

 

 

 

 

 

(これが全集中の呼吸が生み出す力なのかッッ!!)

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

全集中の呼吸は、体内へと多量の酸素を一度に取り込む事で瞬間的に身体能力を高める技術。

そこから、各呼吸に応じた独自の剣技を繰り出すモノだ。

故に、鬼が扱う血鬼術の様な、異能の力では断じてない。

 

 

雷の呼吸だからといって、本当に雷撃を飛ばせるわけではない。

霞の呼吸だからといって、本物の霞を生じさせるわけではない。

 

 

あくまでも、人が持ちうる純粋な身体能力に依る技なのである。

 

 

 

 

しかし……呼吸法を極めた者が技を繰り出した際には、ある現象が起こる。

 

 

 

技を目にすると、『視える』様になるのだ。

 

 

 

水の呼吸ならば、その刀身から溢れ出す凄まじい水流が。

 

蛇の呼吸ならば、刀身に纏わりつく大蛇の姿が。

 

 

 

繰り返しになるが、全集中の呼吸は決して超常的な現象を引き起こすモノではない。

 

だが……然もその様に、視えてしまうのだ。

 

 

 

分厚い辞書を見れば、それがスッポリと収まるカバーを想像できるように。

 

1ピースだけ抜けたジグソーパズルを見れば、そこに嵌る最後のピースがどういったものかをすぐ理解できるように。

 

 

 

 

完成された型から繰り出される技を前にして、脳が感じてしまうのだ。

 

 

まるで、本当にそこにあるかの様な……強い幻影―――イメージをッッッ!!!!

 

 

 

 

 

(ここまでハッキリと、形を成すとはッ!!

 思えば先日も、胡蝶さんの体捌きには蟲の姿が視えた……呼吸を極めるとは、こういう事かッッ!!)

 

 

本来そこにある筈の無いモノが、実体化されて視える現象。

その存在を、烈海王は良く知っていた。

 

 

かつての地下闘技場最強トーナメントで刃牙が実践してみせた、シャドートレーニングの完成形―――リアルシャドーだ。

彼はその強いイメージ力を以て、いない筈の対戦相手を目の前に生み出し……やがてその姿が、第三者にも分かる様にまでなった。

刃牙の動作一つ一つから、そこにいる相手の姿が、確かな形で認識できるようになったのだ。

 

全集中の呼吸もまた、それと同じなのだ。

 

 

 

蟷螂拳からは、本物の蟷螂が視えるようにッ!!

 

鷹爪拳からは、本物の鷹が視えるようにッ!!

 

トリケラトプス拳からは、本物のトリケラトプスが視えるようにッ!!

 

 

 

一流の使い手が繰り出す、完成された型は……その呼吸を司る『本物』が視えるのだッッ!!

 

 

 

 

 

「オオオォォォッ!!」

 

 

紅蓮の刃が、唸りを上げる。

まともに直撃すれば、タダでは済まされないだろう破壊力。

 

 

それが今、烈海王目がけて振り下ろされ……!!

 

 

 

 

 

――――――――バシイィィッッッ!!!

 

 

 

 

強い炸裂音が、辺り一帯に響き渡った。

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

「何だとッ……!?」

 

 

目の前の光景に、誰もが驚かされた。

杏寿郎が繰り出す壱の型は、その突進力も威力も並大抵の物では無い。

双方の間合いからして、烈海王の回避はまず不可能―――防御に回らざるを得ないと、誰もが見ていた。

そして、生半可な防御ではそのまま吹っ飛ばされるのみ。

 

 

強く踏ん張り堪えるか、同威力の技を打ち込み相殺するか、水の剣士が得意とする様な受け流しか。

一体、如何なる戦法で烈海王はこれに対応するか。

初手から、彼の技量が問われる展開になった訳だが……

 

 

 

 

 

 

ものの見事に、吹っ飛ばされていたのだ。

 

 

 

 

 

 

杏寿郎の肉体がッッッ!!!

 

 

 

 

 

「後の先を取った……!?

 煉獄さんの突進に合わせたんですか!?」

 

 

そう、烈海王もまた杏寿郎の突撃に合わせ……前に踏み込んでいたのだ。

 

 

力強い震脚と共に、間合いへと瞬時に飛び込み。

右手に構えた木刀は、振り下ろされる紅蓮の一撃を受けるべく頭上へ。

 

 

そして左手は、固く拳を作り前へ……杏寿郎の胸部へッッ!!

 

 

 

(これは……片平隊士が言っていたのと、同じ形ッッ……!!)

 

 

奇しくもそれは、しのぶが片平隊士より聞いていた話と同じ形だった。

敵の突進に合わせての、中国拳法を代表する中段突き―――崩拳。

釜鵺戦で炸裂した一撃が、今もまた放たれたのだ。

 

 

杏寿郎は自らの技の勢いを逆に利用され、見事に拳を叩き込まれる結果に……

 

 

 

「いや、違う……煉獄さんは、自分から跳んだんだ」

 

「ああ……無事だ」

 

 

 

否ッッ!!

 

無一郎と義勇の指摘通り、杏寿郎は烈海王の拳をまともには受けていないッッ!!

 

 

 

(あの状態から、躱せるのかッッ!!)

 

 

杏寿郎は、烈海王が自らの懐に飛び込んだのを視認した瞬間。

既に袈裟斬りの体勢に入っていたにも関わらず、咄嗟に右脚で踏ん張りブレーキを掛けた。

そして、烈海王の肉体を狙うのではなく、敢えて彼が防御の為に掲げた右の木刀―――その最も高い地点へと、斬撃の方向を切り替えた。

結果、彼の拳が入るよりも僅かに早く斬撃を当てる事に成功し……壱の型の勢いを、どうにか削いだのだ。

 

そうする事で、跳躍が辛うじて間に合った。

完全に崩拳が決まる前に自ら後方へと跳び、技の威力を殺したのである。

 

 

 

(むう……!!

 それでも、よもやこの威力とはッ!!)

 

 

しかし。

直撃こそ避けれたとはいえ、打撃を完全に回避出来た訳ではない。

入ったのは半分程かというレベルにも関わらず、杏寿郎の肉体には強い衝撃が伝わっていた。

身体の芯にまで響くかの様な、恐ろしい威力。

 

実際……杏寿郎の身体は、彼が想定していたよりもずっと後方に下がりつつあったのだ。

 

 

 

(技の勢いを殺しても尚、この痺れ……木刀による追撃は無理かッッ!!)

 

 

一方、烈海王にとっても不知火の一撃は驚異的であった。

杏寿郎が自ら威力を殺したにも関わらず、受け太刀した右腕には強い痺れが走っていたのだ。

何という重たさか。

具合からして、痺れが抜け切るまでは凡そ五秒程度……その間、右腕による攻撃は厳しい。

 

 

だが、回復まで休むつもりはない……寧ろ、ここが攻め時なのだ。

 

杏寿郎は今、自ら下がった……後方へと引いたという事実。

 

戦況は自分に分がある……ならば、攻めずしてどうするッッ!!!

 

 

 

「シャアァッ!!」

 

 

 

左の跳び回し蹴りッ!!

 

杏寿郎が着地するとほぼ同時に、その頭部へとッッ!!

 

 

「何のッッ!!」

 

 

だが、杏寿郎も烈海王の追撃を読んでいた。

 

木刀を左手に持ち替え、迫る蹴撃を右腕で防ぎに入るッッ!!

 

 

 

 

――――――ミシィッ!!

 

 

 

「ぐっ……!?」

 

「ぬぅっ!?」

 

 

蹴った烈海王も受けた杏寿郎も、揃って苦悶の表情を浮かべた。

 

そう、二人揃ってだ。

 

 

蹴りを受け止めた杏寿郎がそうなるのは当然にしても、何故烈海王までもがダメージを受けているのか。

それは、杏寿郎が防御に使った部位が問題だったのだ。

 

 

(肘かッッ……!)

 

 

腕の中でも、最も強固な部位―――肘を使って、彼は烈海王の蹴りを受けたのである。

否、もはやそれは受けではなく攻撃といっても過言ではない。

数多くの格闘技で、肘打ちはルール違反とされる打撃の一つ。

またボクシングの試合等では、渾身の力で放ったストレートをエルボーブロックされ、拳が砕けたという事例も多い。

 

勿論、杏寿郎はそれを狙って実行した。

蹴りを受けるのは避けられない、ならば最も良い防御法は何かと……瞬時に導き出し、動いたのである。

 

 

 

そして。

 

肘撃により烈海王が怯みを見せた今こそ、絶好の機ッッ!!

 

 

 

 

 

―――――炎の呼吸 弐ノ型 『昇り炎天』!!

 

 

 

下から上へと、猛る炎が如き振り上げの一撃ッ!!

 

本来ならば両腕で放つべき技だが、杏寿郎は左腕のみで繰り出したのだ。

炎の呼吸の中でも、最も高い発生速度を誇る技……タイミングからして、回避はまず不可能ッッ!!

 

逆袈裟に、烈海王を炎刃が両断に入るッッ……!!

 

 

 

「ぬっ……ウオオオッ!!」

 

 

 

しかし!!

 

回避はまず不可能な筈の一撃に、烈海王は対応したッ!!

 

 

上体を大きく逸らして、刃を切っ先が掠めるレベルにまで抑え込むッッ!!!

 

 

(この鋭さッ!!

 まともに命中していれば、ただでは済まされなかったッ……!!)

 

 

それでも、ダメージは決して軽くはない。

切っ先だけでも尚、恐るべき杏寿郎の一撃。

腰元から肩口を走る痛みに、顔を歪めずにはいられない。

 

 

 

「ッッ……ハイイイィィィッ!!!」

 

 

だが、そんな痛みを感じながらも烈海王は尚加速するッ!!

右腕の痺れが抜け切ったのと同時に、怒涛の勢いで木刀を振り回し杏寿郎へと迫ったッッ!!

 

日本の剣術が持つ『静』のイメージとは対照的な、中国拳法における『動』の刀術……即ち。

柳葉刀の扱いに代表される、遠心力を利用しての連続旋回斬撃でッッ!!

 

 

「ハアアァァァァッ!!」

 

 

対する杏寿郎も、超人的な反応速度で打ち込み迎撃ッッ!!

 

 

 

双方共に嵐の如き乱れ打ち!!

 

その一撃毎に伝わる、激しい震動ッ!!

 

一瞬でも気を緩めようものならば、即命取りになるッ……!!

 

 

 

 

「おおおおぉぉぉぉッッ!!!」

 

「破ァァァァァァァッッ!!!」

 

 

 

 

白林寺 烈海王 vs 炎の呼吸 煉獄杏寿郎。

 

 

 

この二人の闘いは……正しく、烈火の如しッッ!!

 

 

 

 




お館様の強引すぎる烈さん推し&準備の良さを、流石に疑問に思う人達が出始めました。
前話での述べた通り、お館様にも考えがあっての行動であり、あらゆる意味でこの作品の根幹を成す要素にもなりますので、説明までどうかお待ちくださいませ。


そして勃発してしまった、烈さんvs煉獄さんの試合。
当初の予定では、風・蛇のどちらかをぶつけようと考えていたのですが、説得力という点では煉獄さんがぶっちぎりだった為、チョイスさせていただきました。

痣が発現しても尚冨岡さんが劣勢に追い込まれた程の猗窩座を、痣無しで後一歩まで追い詰めた煉獄さん。
実力で言えば、最強と認定されている悲鳴嶼にもかなり近い領域にあると思ってます。
その為、試合展開がどうなっても「煉獄さん相手にある程度戦えるなら、十分強いよな」と、柱の面々も認めざるを得ないという御屋形様の采配です。


そして、この作品を書こうと決めた時から、絶対にこの描写だけは入れさせていただきたく思ってました。

Q:全集中の呼吸の幻影って、リアルシャドーとかエア夜食と同じじゃね?
A: そ  れ  だ 。
 
もう完璧すぎるぐらいに、両作品の設定がかみ合ってしまいました。
その為、この作品では全集中の呼吸の幻影=刃牙世界のイメージ力とほぼ同質のものとして、解釈させていただいております。

……つまり、縁壱さんはもしかしたら武蔵同様に、エア斬りの極致に達していた可能性もあったりします。
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