東方五行大神伝   作:ベネト

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うどんちゃんたちの訓練です


月兎の訓練

side鈴仙

 

依姫様・豊姫様が永遠亭に訪問し翌日になる

 

私とレイセンはさっそく早朝からランニングを行っていた...

 

「も...もうダメ...」

 

「げ...限界...」

 

朝からフルマラソン並の距離を走らされている...

 

何で私たちが?

 

「後15km~!」

 

「がんばれ~!」

 

遠くでは暦とてゐが私たちを面白そうに応援している...

 

2人も走ればいいのに!!

 

「だらしないわね...」

 

依姫様はあきれた様子で私たちを見る...

 

 

 

(何故...こうなった...)

 

私は昨日のことを思い出す...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨夜の永遠亭

 

 

 

 

「こっちが綿月豊姫...こっちが綿月の依姫...って!うどんげと暦は知っていたわね」

 

それもそう...

 

彼女たちは私の元主であり、暦にとっては宿敵ともいうべき存在だ...

 

「...」じー

 

「...」ジー

 

相変わらず暦と依姫様は仲が悪そうだ...

 

レイセンは豊姫様の方を見る

 

 

 

「そういえば...何でお二方がここに?使いなら私の役目ですが?」

 

「重大な理由が出来てね...」

 

重大な理由?

 

まさか師匠を月に戻すとか言うのでは?

 

うっすらと暦は警戒し始めてるし...どうすれば!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「急に八意先生に会いたくなったの!だから来ました♪」

 

「うぇ?」

 

豊姫様の言葉に場の緊張が急に溶ける...

 

何なの?数秒前の緊張感は...

 

 

依姫様は溜息をつく

 

 

「全くお姉様は思いつきで行動するのですから...で...私がいつまで帰ってこなさそうですから来たという...何です?お姉様?」

 

豊姫様の満面の笑みに依姫様は警戒する

 

 

「そんなこと言って~本当は我慢できなくなってついてきたクセに~!」

 

「////っ~!!!だって!!お姉様だけ八意先生に会うなんてずるいじゃないですか!!」

 

...やっぱりこの2人は似ているな

 

2人は師匠の所まで行く

 

 

 

「そんなわけで八意先生は私たちのお師匠様なのです...」

 

「へー」

 

「そう...」

 

てゐと暦は各自返答し豊姫様達は続ける

 

 

「月にいた時は厳しくも優しい教えを受けたものよ~」

 

「そして次は私たちが先生の意思を継いで月兎たちに八意先生のように教育できるように励んでいます...」

 

 

教育...

 

 

私とレイセンは互いにあの時のことを思い出し震える...

 

あの教えはつらかった...

 

 

 

そして依姫様は私たちの方を見る

 

 

「そうだ!久しぶりに稽古をつけてあげるわ!!」

 

「え?私がですか?」

 

「ええ...こっちで成長したか堕落したか見てあげるわ...レイセン...貴女もよ!」

 

「うぐ...」

 

 

レイセンも暗い顔をしてこちらへ来る...

 

 

 

 

「ど...どうしましょう!2人でも勝てっこないですよ!」

 

確かに2人では勝てない...

 

でもこちらには幸運の兎こと因幡てゐ・大神の空狐こと大神暦がいる...

 

2人が協力してくれれば勝ち目は...

 

「あれ?」

 

彼女たちの方を見るとてゐは依姫様の所におり暦は我関せずとお茶を飲んでいるだけ...

 

 

 

「勝てない勝負はしないよ!」

 

「頑張れば?」

 

この二人...協力する気はないみたいね...

 

私たちは観念して外へと出る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10分後

 

「げほぉ!!」

 

当然のように依姫様に勝てるまでもなく私たちは敗北する...

 

 

そして現在のランニングに至る...

 

軽くフルマラソンとか...

 

もうめちゃくちゃだよ...

 

 

 

「もう...無理...」

 

レイセンがとうとう根を上げる

 

だらしない...まだ私は余裕だっての!!

 

「ほら!後3km...」

 

 

 

 

ぼごぉ...

 

 

 

 

突然響く音と共に私は地面の下に落ちる...

 

 

...落とし穴か...いつもかかっているから慣れてしまった...

 

「私プロデュースだよ!」

 

「そういうのいらないから!!」

 

私はてゐに突っ込みを入れ...何とか私たち2人はフルマラソンを終了させる...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side暦

 

「ふぁぁぁ...暇...」

 

私は大あくびをしながら彼女たちの特訓を見学する...

 

2人共よくやるな...

 

私は汗かくの好きじゃないしこんな激しい運動無理だよ...

 

フルマラソンの他に色々としていたけど...

 

 

早食いとか岩戸とか睡眠とかあったけど...

 

正直言って意味あったのかな?

 

 

しばらくするとうどんげ達が立ち上がり依姫の方へ立ち向かう...

 

 

 

 

 

 

「依姫様!もう一度再戦をお願いします」

 

まさかの再戦か...

 

依姫相手にこんな短期間では勝ち目は見えないというのにね...

 

 

 

「あら?強くなったかしら?」

 

依姫は刀を抜き彼女たちは笑みを浮かべる...

 

 

 

「ふふ...その余裕も今のうちですよ!特訓の成果を見せてみせる!」

 

「これが私たちの力よ!」

 

彼女たちは意気込んで立ち向かうが...

 

これって確か...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どごぉ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「...あれ?」

 

破砕音と共にうどんげ達はいつの間にか地に臥していた...

 

ああ...これが...死亡なんちゃらと言うやつか...

 

 

「まだ...甘いわね」

 

「勝利フラグが足りなかったかな...」

 

消沈するうどんげ達...

 

努力したのに残念ね...

 

それに免じて少し私が協力してあげようかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

sideうどんげ

 

 

「どちらかというと死亡フラグよ」

 

依姫様は呆れながら答える...

 

「はは...そうですね」

 

...やっぱり依姫様は強いや

 

神である暦と互角...

 

元々無理だったのかな...

 

 

 

依姫様は私とレイセンを見る

 

 

「でも...それなりに強くなったと思うわ...今後に期待ね...」

 

「依姫様っ!」

 

まさかのお褒めの言葉っ!!

 

つい涙がっ!!

 

 

 

依姫様は一歩私たちへと歩み寄る...

 

 

 

 

 

 

 

ずぼ!!

 

 

 

「!?」

 

依姫様の姿が消える?

 

よく見ると...地面に大穴が...

 

「...」

 

「...」

 

私たちは無言で穴の中を見るとそこには穴の中で目を回している依姫様が...

 

ああ...てゐの落とし穴の残りがまだあったのか...

 

 

 

 

 

「これって...」

 

「...もしかして」

 

 

 

「「勝った!!」」

 

私とレイセンは抱き合う...

 

結果論として依姫様が気絶しているということは私たちの勝ちね!!

 

嬉しさの余り私たちは舞い上がるが...

 

 

 

 

「...こよみ~!!!!」

 

彼女は目を見開き起き上がる!!

 

「「ひえ!!」」

 

流石依姫様!!

 

強靭なタフネスを持ってらっしゃる!!!

 

私たちはその剣幕に竦み上がり、依姫様は暦を睨む

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうしたの?負けたからって逆切れ?」

 

暦は微笑んで答えるが彼女は叫ぶ

 

「貴女能力使ったでしょ!!!でないと私がこんな落とし穴にかかるわけないわ!!」

 

「ん~?私の能力は私の意思関係なく常時発動しているよ?偶然じゃない?いや...穴に落ちるのは必然だったか~」

 

彼女の言葉に依姫様は顔を真っ赤にする...

 

 

「貴女っ!!その腐った根性叩き直してあげるわ!!」

 

「...やる気かな?人の子よ...」

 

彼女たちは昨夜のようにまた濃い殺気を出す!!

 

 

もう勘弁して!!

 

 

 

 

 

「暦...依姫...」

 

「!」

 

「!」

 

ふと響く冷え切った声...

 

彼女たちは驚きの表情を浮かべて恐る恐る後ろを振り向くとそこには黒い笑みを浮かべた師匠がいた...

 

「喧嘩はやめなさいって...昨日言ったわよね?」

 

「「...はい」」

 

2人は大人しく正座して師匠の言葉を震えながら聞いている...

 

 

 

「どうしてもと言うのなら...少し私がお説教してあげるわよ?分かるまで...」

 

2人は体を震わせて顔を青くする...

 

 

「わ...分かったってば!!」

 

「もう!!充分です!!」

 

 

「いえ...分かってないわね...私としても...2人が喧嘩しているのは見たくはないわ...」

 

「「ごほぉ!!?」」

 

事実上死刑宣告...

 

暦の奴に関しては2回目だというのに...

 

 

 

 

 

とうとう2人は涙目になりながらお互いを守るように抱き合っている...

 

そして師匠は私たちの方を振り向く

 

 

 

「先戻っておいてくれないかしら?」

 

「はい!!」

 

 

 

この空気は耐えられない

 

 

暦・依姫様...後は頑張ってください...

 

私たちは3人を置いてダッシュで永遠亭まで避難する...

 

 

 

 

 

 

 




うどんちゃん

自機おめでとう

ではこれにて
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