竹林のとある民家...
そこには人狼の女性こと今泉影狼がそこに住んでいた...
彼女は自室のベットの上で体育座りをしながらとあることを考えていた...
その表情は恍惚しており頬は赤い...
彼女は軽くため息をつく...
side影狼
「...」
最近...銖理のことが頭から離れない...
今まではファンとして頭から離れなかったが...
あの月の異変以降から日を跨ぐたびに違くなっている気がする...
事のきっかけは理性を失った私が彼女に噛みついてしまったこと...
正直死にたくなったが、彼女は私の正体が分かっても以前と変わらずに接してくれた...
それどころか彼女は只の人間じゃなくて九尾の狐・イヌ科の妖怪だ...
心を打ち明けられる数少ない存在となってうえ彼女は私に会いに時間まで作ってくれる...
それが嬉しくて...
なんというか...
「これが禁断の恋って奴かしら?」
まさかの♀+♀...
本当にこんなことがあろうとは...
そういえば姫に前言われたなぁ...
少し前紅魔館前・妖精の湖にて
私は湖面にて親友のわかさぎ姫に全てを打ち明けていた...
「と...言うわけなのよ姫...」
「...本当?ん~!?」
私の数少ない理解者ことマーメイドのわかさぎ姫は笑みを浮かべながら困惑の表情を浮かべる...
そうよね...
流石にも分かりかねないか
私が心の中で落胆すると彼女は頷く...
「良いんじゃない?前回あったけど見た目と反して中々優しい人じゃない!恋も人それぞれ!頑張れ!影狼!!」
「?...姫!!」
まさかの賛同!!
つい感涙してしまいそうになるが彼女はすぐに笑みをなくす
「でも...」
「でも?何?」
彼女は目をこする...
「いえ...私の気の所為かもしれないけど...銖理の背後に黒い影が見えた気がするのよね...」
「黒い影?」
「うん...何というか...多分気のせいだと思うけど...」
...少し嫌な予感がするが姫の気の所為と言うことにしておこう
「あ...でも...私の一方的なことよね」
どうする?
私がOKでも向こうが違ったら大変なことになるわ...
新たな問題に私は頭を抱えるが姫は黒い笑みを浮かべる
「規制事実...」
「え?」
まさかの言葉に私は聞き返すが彼女は続ける
「私の勘としては先手を打った方がいいわよ?銖理だって中々の美人だし...このままだと誰かに取られちゃうわよ?」
「いやあああ!!」
耳を覆いたくなる現実だが...
姫の言っていることは本当だ...
うわさでは大神家の血族はかなりモテるとか...(同性)
ライバルが増える前に何とかしないと...私は取り残される!!
勇気を出せ!!影狼!!
私は誇り高い狼女!!
これくらいのことが出来なくてどうする!!!
「姫...もっと私を後押しして...私の理性・背徳が消えるまで」
「OK♪」
ということがあった...
もう何も怖くない
残りはタイミングさえ掴めれば!!
時計を見ると17:00
約束の時間まであと僅か...
私の方も準備を完璧にしなくては
私は机の上に置いてある小道具を見る...
(八意印のメロメロフレグランス・¥8500)
(八意印の媚薬・¥10000)
(勝負パンツ白・¥3000)
道具は揃ってる!ならいける!
「お風呂...OK...無駄毛処理OK...その他もろもろ!OK!!」
私は彼女が来るまでに準備を進めていく...
そして永遠亭の騒動から一日が経過し、いつも通りの静けさを醸し出す竹林の道中...
暦の娘の一人である大神銖理は満面の笑みを浮かべながら足取り軽く迷わずに道中を進んでいく...
背後で暗躍する思惑のことを気付かないまま...
side銖理
「フンフーン今日は影狼とフンフンフーン♪」
私は影狼の家を目指しながら竹林の道を進んでいく...
久々にお呼ばれしたから私としても嬉しい!
さて...今日はどうするべきか...
「ふんふ...ん?」
「...」どよーん
「...」ドヨーン
ふと永遠亭方面の道を見ると道の片隅に体育座りをしている2人を発見する...
一人は私の母親でもある大神暦...
もう一人は確か...月の民...
母さんを痛みつけた張本人綿月依姫!
「...母さんを痛めつけた月の民か...ここで会ったが何とかだな...」
私はマシンガンを取り出し2人に近づいていく...
簡単には終わらせない...
私の気が済むまでやってやる...
二人の近くへ来ると依姫は私に気づく...
「...何?」
その表情は無気力でどこかしらやる気を感じられない...
「...お前が痛みつけた大神暦の娘だよ...月面戦争の時よくも母さんを!!」
「...そう...貴女が暦の娘なのね...よく似ているわ」
依姫はどうでもいいかのように遠くを見る...
...何だろ?
ここまでやる気がないと何故か私の怒りが収まってしまう...
私が困惑していると母さんが私に気づき首を横に振る
「銖理...武器をおさめて...私たちのために...」
母さんと依姫の顔は青ざめており、体を震わせている...
一体どうしたというのだろうか?
「どしたの?」
「理由は聞かないで...只私たちは二度と喧嘩をしてはいけないの」
「...あの悲劇は繰り返してはいけないわ」
母さん達は震えながら答える
悲劇?
一体どういうこと?
この前より母さんが衰弱していることを考えると...
いや...これ以上は考えるのはよそう...
母さんは私の方を見る
「そういえば銖理?何でここに?もしかしてこれ?」
母さんは小指を立てる...
んなアホな...
華楠姉・境奈姉・煌炉姉がそんな感じだけど...
多分銖理は違うと思う...
元々私は感情が薄い方だったし...
恋愛とか興味はなかったかな?
まぁ...こんな変わり者を愛してくれるなら話は別だけどね...
「...まさか」
私が返答すると母さんと依姫は引っ込む
「そう...まぁ頑張ってね...私たちは永遠亭に戻るわ」
「とりあえず...普段通りの生活を...」
彼女達はそれぞれ答えて竹林の奥へ姿を消す...
あんなに鬱々と言われると何か雲行きが怪しくなってきた...
「...大丈夫でしょ今日は影狼と食事するだけだし」
私は無駄な思考を止めて影狼の家へと急ぐ...
遠くの空には満月がうっすらと現れている...もう日が暮れる...急がないと...
「ここか」
私の前には洋風の一軒家...
影狼の家だ...前にも何回も行っているから知っている
そして扉の前には影狼が満面の笑みを浮かべて私を待っていた...
「銖理!来たわね!!」
「こんばんわ~!お誘いありがとう~!」
「いえ...こちらこそ!夕飯が出来ているわ!さぁ!中に入って!!」
「失礼するッスよ~」
玄関に入るとすぐにリビングに辿りつく...
リビングにあるテーブルには美味しそうな丸焼きにされたお肉やワインが沢山配膳されている...
「これはこれは...随分と豪勢ッス...」
「今夜は特別な日になりそうだから...」
影狼はうっとりと指を咥える...
...私が来たのがそんなに嬉しいのだろうか?
「さあ!銖理!!座って座って!」
影狼は尾を振り笑みを浮かべながら椅子を引く...
私はその椅子に座り彼女は向かい側に座る...
「さて...食べましょう!!」
「はいッス!いただきます!」
私たちは目の前の夕飯を食べ始める...
...中々美味しい
...本当に豪勢だな
だけど何で今日に限ってこんなに豪勢なのだろうか?
彼女は特別な日になるとか言っていたけど...
影狼の方を見ると満面の笑みを浮かべている...
特に怪しいところはないみたいだが...
「...まぁいいか」
私はグラスのワインを飲み干して食事を続ける
30分後
「...はえ?」
食事を終えワインを飲んでいると頭がボーっとしてくる...
あれ?酔った?
おかしいな...普段よりは押さえたつもりだったのに...
体が熱くなったので革ジャンを脱いで手で仰いでいると影狼がこちらへやってくる...
「あら?酔ったの銖理?今回は私の勝ちみたいね♪」
影狼はドレスの襟をはだけさせる...
う...胸の谷間が...
「か...影狼?少し見えるよ?」
「見せてるのよ♪」
...何だ?彼女のテンションがおかしい
酔っているのか?
「どうしたの?酔ってるよね?水持ってくるよ...」
私が席を立つと彼女は背後から私に抱き着く...
「駄目よ!離れちゃ嫌...」
彼女は私を押し倒して私たちは床に倒れる...
影狼が私に覆いかぶさっているため身動きが...
「ちょっ...影狼!」
「暴れちゃ駄目よ♪♪」
私は彼女をどかそうとするが彼女は私をいともたやすく組み伏せる...
おかしい...力がでない...
彼女をどかすことが出来ず影狼の顔が私の近くまで迫る...
紅潮した頬にトローンとした目...
お酒に酔っている感じだと思っていたが何かが違う!!
「影狼?一体どうしたの?」
「ふふ...可愛い顔...食べちゃいたいくらい...んっ」
「!?」
影狼が私の口に深いキスをする...
何で?
「ん...くちゅ...んっ」
「ん~!!」
口内で舌が絡み合っているのが分かる...
どんどん力が抜けていく...
しかも彼女の甘い匂いの所為で私の体が熱くなってくる!!
しばらくすると影狼はキスを止めて髪をかきあげる
「ふふふ!大分力が抜けてきたみたいじゃない...」
「...はぁ...はぁ...一体どうしたの?」
「...貴女に恋をしちゃったのよ」
「ええ!?」
...まさかこうなるとは
他の姉たちと同じ道を私は辿るのか!?
...いや辿ってたか
前にミスチーのお仕置きの時もそんな感じだったし
ちょっとこれはヤバいパターンじゃないの!?
「影狼!!一回落ち着いて!一時の感情でするものでは!」
「私は本気よ!」
彼女は私の胸を揉みしだく...
力強く揉まれているため私のシャツがめくれお腹が出てしまう...
「んっ!」
「ずっと貴女のことが好きだったの...でも...もう我慢できないの...だから銖理?私を受け入れて」
影狼は私の胸を揉みしだきながらまた私にディープキスをする...
私は抵抗できずに深夜まで影狼の思いのままにされ続けていた...
そして同時刻...
夜雀亭の台所にておかみであるミスティア・ローレライが八目鰻を捌いていた...
彼女は八目鰻の頭を包丁で切り落とすと窓の方を見る...
「...銖理浮気は許さないって...言ったよね?」
彼女は黒いオーラ・笑みを浮かべながら鰻の頭をゴミ箱に捨て調理の続きを行う...
そんな彼女のことをお楽しみ中の銖理は知る由もなかった...
というわけでした
月抄編は後僅か
ではこれにて