大神家にて
日差しと気温が強くなり幻想郷の季節は夏となった...
大神神社の暦の部屋では当主である大神暦が座禅を組みながら目を閉じ瞑想していた...
暦が気を高めると彼女の金色の髪は五行色がメッシュのように入り着ている着物も白黒から五行色へと変化する...
暦は鏡を見て自身の姿を確認する
side暦
「...う~ん?良いんじゃない?」
カラフルな五行色+金髪の自慢の長髪に五行色の着物...
自身のスタイルと力を確認しながら私は頷く...
力を取り戻した現在...私という存在は完全となったわ...
「念のため...」
私はバケツの中に入った大量のサイコロを床にまき散らす...
サイコロは床に転がり全ての目が6となり静止する...
百を超えるサイコロが全て同じ目とは...
前より運のムラがなくなったか...
「まぁ...運だけに頼ることもなくなってきたか...ふー!暑っ...」
私は着物の上の部分を脱ぎ両肩を出し外に出る...
あまり力には固執はしてなかったけど自身の力に対する探究心が生まれてきたわね...
力が強くなり過ぎた感じがするわ...
少し自分の力に対して知っておく必要があるわね...
「軽い模擬戦でもやってみるかな?でも...相手はどうしようか?」
霊夢や魔理沙とかがまず最初に頭に浮かんだが人間と戦うとなると怪我では済まなくなりそうだ...
かと言って...人ではない紫や幽々子や映姫ちゃんとかは忙しいだろうし...
「...どうしよ」
自分の力を研究するために軽く戦おうとしているのに相手がいないとは...
さっそく頓挫してしまったよ...
「最強とは孤高の存在か...悲しいねぇ...」
落胆しながら居間に入るとそこには華楠・煌炉・潤香の3人がいた...
「ん?おはよう母さん?」
「どうした?元気がないようだが?」
「おはようございます...お母様」
「ん~!おはよう」
私は娘たち3人をそれぞれ見る...
今日はこの3人が非番のようだ...
「...ん♪」
暇人がここにいるじゃないの!!
私の自慢の娘たちだし私が多少本気を出しても問題ない実力を持っているわ!!
これはラッキー!!
「ねえ~貴女達?お願いがあるのだけど~?」
私が猫なで声で娘たちにお願いすると彼女たちは首をかしげる
「何だ?私たちにお願い?」
「いいよ?別にどんなこと?」
「ええ...なんです?」
全員が話を聞いてくれている...
流石私の自慢の孝行娘たち!!
これでならすぐに行えるね!!
「実は~!私を戦ってもらいたいんだけど~?」
「...え?」
「ごほ!!」
「ぶー!!!」
私の言葉に場の空気が凍る...
華楠は元々白い顔を更に白くし...
煌炉は咥えていたタバコでむせて咳をする...
そして潤香は含んでいたコーヒーを噴き出すほどだ...
私は何かおかしいことを言ったのだろうか?
そして華楠が青い顔をしながら笑みを浮かべる
「な...何の冗談だ?」
「いや?本気だけど!?」
私の話が本気だと理解したのか華楠は煌炉の方を振り向く
「そ...そうだ!煌炉!お前は戦いが好きだったな!!やれ...」
華楠は押し付けるように煌炉を私の前に押すが煌炉は嫌がる...
「無理無理!!勝てない勝負は絶対にしないっ!!華楠姉さんがやればいいじゃないか!!大神シスターズ最強でしょ?」
「無理...」
華楠は煌炉の発言を一蹴する...
完全に嫌がっているね...
はぁ...娘たちでも駄目なのか...
side華楠
(何を考えているんだ...)
私は心の中で我が母親に対して溜息をつく...
大神家当主である母さんにたとえ我々大神シスターズが5人束になって戦っても勝てる見込みなど0に等しい...
私とて大神シスターズの頂点と言われているが所詮は不死の力に頼っているだけだ...
能力を無効化されたらもう無力な妖怪だ...
戦闘狂な煌炉でさえ母さんとの戦闘を嫌がっているんだ...
無理に決まっている...
「他を当たってくれ...」
「それがお互いのためだと思うけど?」
「えー?」
私と煌炉が否定して頭に黒い雲を浮かべている母さんを見ていると潤香が手を挙げる
「お母様?私で良ければどうぞ?」
「「???」」
「マジで♪」
潤香の言葉に私と煌炉が絶句し母さんは顔を輝かせる...
潤香の奴...何を考えているんだ?
母さん相手に一人とは...自殺行為だぞ?
煌炉の方を見ると彼女もマズイと判断したのか潤香に耳打ちをしている...
(やめておけ...何を考えているの?)
(大丈夫です...最近体が鈍っているので軽い運動するだけですから)
何となく口の形で話していることが分かるが我が妹が自殺行為をしようとしている!!
「潤香!やめ...」
「さぁ!!行こうか!潤香!!」
母さんは潤香の手を引いて庭の方へ向かう...
「やばいな...」
「...うん」
私たちはそっと母さん達を追って庭へとついていく...
母さん達を追っていると庭の広い空間で彼女達は止まり一定の距離を取る...
私たちは近くの草むらに隠れて様子を見る
「さぁ!始めようか!潤香!!」
「ええ...私も久々な運動なので」
母さんは神力を放出させ潤香はジャケットの袖をまくる...
母さんも潤香もやる気充分のようだ...
「どうする?姉さん?」
「見守ろう...それしかできん」
潤香の方を観察するとまだ人間の姿だ...
潤香の奴...半獣の姿にコンプレックスを持っているのは分かるが母さん相手に人の姿では勝ち目は薄いと思うが...
「...潤香の奴人の姿のままだよ?」
「ああ...あいつはあの姿を嫌っているからな...正直あいつの半獣の姿はたまに見るくらいだな」
「...確かに...それに完全態の姿なんか見た事ないけど?」
煌炉の言葉に私は頷く...
大神シスターズの切り札覚醒九尾の姿...
潤香の姿に関しては家族である私たちでも把握できていない...
それ故にあいつの戦闘力は未知数だ...
「さぁ!準備は良い!?潤香!!」
「どこからでもどうぞ?」
母さんは剣を取り出し潤香に向けるが彼女は微笑んでいるだけだ...
無防備としかいいようがない...
「じゃあ!いくよ!!」
母さんは潤香に素早く近寄る!!
そして潤香に向けて剣を振り下ろす!!
スッ...
ガツン!!
母さんが振り下ろした剣は潤香の体をすり抜けて庭の石畳を破壊する...
「!?」
「リキッドボディ...水の体の盾...私の力を忘れましたか?」
潤香の体を見ると肌が水になっていた...
体も髪も水になっており水が人の体を創っており、顔部分の2つの金色の光は喜んでいるように発光しているみたいだ...
母さんはそれに怯み後ろへと下がり潤香を観察する...
潤香は追撃せずに立っているだけだ...
「げ...潤香の能力かぁ...忘れてた...」
「さて...次は私です」
潤香の腕が母さんに向かって伸びる...
腕が水になっているため殺傷能力はなさそうだ...
「私相手にそれはないんじゃない?」
母さんはそれを剣で弾くと潤香の腕ははじけ飛ぶ...
水は辺りの地面と母さんの体にかかるが特に何もないみたいだ
潤香の方は表情を見る限りダメージがないみたいだ...
「あらあら...私の左腕が...」
潤香は何事もないかのようにするが弾け飛んだ片手が無いため大ダメージを受けているような感じに見ていてなる...
その潤香を見て煌炉が苦い顔をする
「大丈夫かな?潤香の奴?」
「多分まだ余裕だな...」
顔を見る限りまだ余裕そうだ...
それどころか笑みを浮かべている...
何か策でもあるのか?
「潤香~?何を企んでいるの?」
潤香の顔を見て母さんは警戒しているみたいだ...
そんな母さんを彼女は微笑む...
「ええ...もう罠は完璧です...」
潤香が残された右腕を振ると母さんの体が凍結し始める!?
剣も凍りつきはじめており母さんの動きが鈍くなる?
「寒っ!?何これ!?夏だっていうのに!?」
「私の左腕の水を浴びた所為ですよ...只私は自身の体を氷結しただけに過ぎません」
彼女は自身の腕を元に戻した後左腕を氷結させる...
「ソリッドボディ...私の硬度を高めた私の姿です...」
「液体の次は固体!?流石私の娘...」
母さんはその場でもがきながら潤香に返答する...
軽い口調だが表情は焦りがみえる...
潤香は母さんの表情の変化を見逃さなかったのか右手も氷結させ母さんに接近する...
「少し暴れますよ!!」
潤香は両手を使い母さんを切り裂くように攻撃し母さんは剣を盾にしながら後退する...
「ちょっ!!タンマ!!」
「待ちませんよ!!」
潤香は母さんの剣を弾き顔を氷の腕で鷲掴みする!!
「ぎゃああああ!!?凍傷になるー!!!」
「大丈夫です!もっと寒くなりますから!!」
潤香はそのまま移動し母さんを大神家の池に突き落とす...
「げぼぁ!?」
「さぁ!トドメです!!」
池にかかっている橋の手すりに立ち手を合わせると池があっという間に凍結し母さんが閉じ込められる...
(ぎゃあああああ!!)
氷のしたから母さんの叫び声が...
母さんを圧倒するだと?まさか...こんなことが?
池は大きなスケートリングのようになっている...我が家でスケートが出来そうだ...
「...勝っちゃったよ...あいつ」
「...すさまじいな」
煌炉と私は潤香を見るため近づき彼女は私たちに気づいたのかこちらに向けて笑みを浮かべる...
争いごとが嫌いな彼女が実の母親を圧倒するとは...
バキャ!!
「げほぉ!ちょ!やりすぎよ!!」
池の氷が弾け飛び母さんが氷の中から出てくる...
流石だな母さんも大神家当主だけありそれなりにタフだ...
そんな母さんを彼女は微笑むだけだ
「あらあら...手加減はしなかったはずですが?」
母さんは着物の水分を絞りながら潤香の方を向く...
「それなりにきつかったよ!!!全く...風邪ひく...ヘクシ!!全く私の娘だけありすごいわ...でも潤香?攻撃の質からして感じたんだけど何かイライラしてない?」
母さんの言葉に潤香は笑みを浮かべる...
「そうですね...不眠+悪夢で本日は全く眠れていませんね」
不眠とは...
確かに潤香の目のクマがいつもより深いような?
あいつがイライラしているところはあまり見たことないな...
正直あいつの表情はほとんどワンパターンだ...
日常生活のほとんどはすまし顔であり、たまに微笑む程度の感じだ...
今のあいつの顔を見る限りイライラしている感じもしないがな?
「よく眠れてないみたいね...じゃあ今度は私の番!」
母さんはクシャミをした後右足で地面の土を蹴り飛ばす...
母さんが蹴った土は細分化し意思を持ち砂嵐のように潤香の体に突撃する...
「わぷ!?」
砂嵐の突撃は潤香に当たるが特に彼女が怯んだだけだ...
只でさえ真っ黒な風貌をしている潤香が砂埃の所為で白くなってしまった...
「土行(サンドストーム)びっくりした?」
「っ!?」
潤香は忌々しそうにジャケットの砂埃を叩いていく...
しかし...あれは母さんの力ではない...
土行という名前からして境奈の力みたいだが?
「これは...境奈お姉様力...何故!?」
潤香の方もそれを理解したのか母さんに問いかける...
母さんは只笑みを浮かべるだけだ...
「ふふん!運だけが私の力ではないよ?完全態となった大神家当主であるこの私が娘の力を使えないとでも?まぁ?それなりに理解するのは苦労したけどね?」
母さんは手を広げ右手に炎・左手に水を出す...
あれは煌炉と潤香の力?
ゲノム・チェーンを使ったわけではなさそうだ...
完全に母さん自身の力で使用している!!
「私の力まで...」
「まぁ?全ての力は貴女達の真似事だし力の質は貴女達より劣化しているよ...でも!これで私が有利になったね!!」
「何を馬鹿な...まだ勝負はついてませんよ!!水符(トリースティティア・アクア)」
潤香がスペル発動すると彼女の周りに水球が出現する...
水球は大きくなり始めるがすかさず母さんが迎撃準備をする
「おっと!土行(サンドストーム!)」
砂嵐の突撃は巨大な水球にめがけて飛ぶが霧散し消滅する...破壊には至らないな...
「そのような技では私の力は止められませんよ!!さぁさぁ!狙いなさい!」
巨大水球から水弾が母さんに向けて発射されるが母さんはそれを避けながら潤香から離れる...
「中々厄介だね?」
「防戦では私を崩すことなぞできませんよ?」
潤香は微笑むが母さんも微笑み返す
「それはどうかしら?」
「?」
母さんの反応に潤香は笑みをなくし警戒し始め、母さんが水球を指差す...
「あれを見たら?」
私たちは空の巨大水球を見る...
「「「!?」」」
空の巨大水球は急に濁り始めていた?
透き通った水球は茶色く変色し水弾の発射を止める...
「何が起きたのです!?」
慌てる潤香に母さんは高笑いする...
「慌てる必要は全くないよ?只私の土と巨大水球が混ざって泥団子になっただけだからさ?」
「泥!?」
母さんは自身の髪の黒い部分を指でつまむ
「五行において5つの元素には生み出す関係と打ち滅ぼす関係の2つで成り立っている...潤香なら分かるでしょ?土剋水とは何ぞや?」
潤香は目を閉じ溜息をする...
「土は水を打ち消すという意味です...土は水を濁し・吸収します...」
自身の持つ五行の力の弱点を突かれたか...
私と煌炉は目を合わせる...
「相剋...相手を打ち滅ぼす五行の関係だな...」
「華楠姉さんの場合はは銖理の金が弱点・私は潤香の水だね...」
私たちが自身の五行に関して再確認していると上空巨大水球もとい巨大泥団子にヒビが入る?
「潤香?真下にいると危ないよ?」
「しまっ!?」
潤香は急いでその場から離れようとするが泥団子が崩れるのが早かった...
巨大な泥は潤香の真上に落下し彼女は押しつぶされ辺りは砂煙に包まれる...
「おーい!潤香大丈夫?」
母さんが砂煙に声をかけるが応答は無し...
しばらくして砂煙が消えその奥を確認すると潤香が泥の塊を押しのけて現れる...
体も身に着けている衣服も泥だらけであり彼女の顔も曇っている...
「...けほ」
「降参する?」
母さんが確認するが彼女は黙って首を横に振る...
見た限り満身創痍なのに頑固だな...
「じゃあ!行くよ!」
母さんは潤香との距離を詰め右手を着火する...
今度は煌炉の力か...
潤香には効き目は薄いのに?
「リ...キッド...ボディ...あら?」
潤香が体を液状化しようとするが体の変化がない?
「体についた泥によって水行の力が弱まっていることに気づかなかった?」
母さんは潤香に近づき彼女の胸に手を当てる...
「っ!?」
「チェックメイト...火行(イグニッション・インパクト)」
ボン!!
手から爆発が発生し潤香は声も上げずに吹き飛ばされ地面に臥す...
「熱っ!?やりすぎたかな?」
母さんは右手をブンブンさせる...
完全に母さんの勝ちのようだな...
煌炉の奴を見ると青ざめている...
「母さんと戦っていたらこうなっていたのか...」
「...親には勝てん...それは自然の摂理だ」
私は潤香の方を見る...
彼女は地面に倒れたまま動かない...服は爆発によりボロボロになっているしかなりのダメージのようだ...
母さんは潤香の方へ声をかける
「おーい!大丈夫~!?」
「...」
潤香は無言で起き上がり自身の髪を手で梳く...
そして彼女の髪につけてあったリボンがするっととれる...
「...」
潤香はそれをじーっと眺めている...
私もそれに目を凝らすと爆風の影響か...随分とボロボロになってしまったみたいだ...
潤香はそれをジャケットのポケットの中にいれた後ゆらりと立ち上がり手帳を取り出す...
「潤香?大丈夫?」
母さんは心配そうに言うが潤香は俯いたままページをめくる...
「大神教聖書...第3章...(思い出を破壊した者には処罰を)」
潤香は手帳を投げ捨てて体を変化させる...
頭に黒い狐耳・尻には巨大な九本の尾が9本!!?
あいつ...半獣の姿になっただと!?
母さんは顔を青くし潤香から一歩後退する...
「な...じゅ...潤香?潤香さん?な...何?大神教聖書って?」
「私の教会の教えが書いてあります...少しお痛がすぎましたね...お母様っ!」
潤香は母さんを鋭い目でにらみつける...
あんな潤香の顔見たことない...
姉である私たちでも怯むほどだ!!
母さんは潤香の迫力に半泣きになっている
「潤香!!ごめん!!もしかして大事な物だった!?許して!!」
潤香は母さんに一歩ゆらりと近づく...
「赦しますよ?」
彼女は笑みを浮かべるがすぐに般若のような顔に戻る
「貴女に処罰を与えてからですがね!!」
「ぎょえええ!?」
母さんは逃げようとするが潤香に捕まりまた池に落とされ潤香もその中へと入っていく...
「煌炉...」
「ああ...分かってるよ」
私も煌炉もその先の展開が読めた気がした...
side暦
深い池の中...
目を開けると地上から微笑みながらこちらへと近づいてくる潤香の姿が...
あの笑みはダメ...
天使ではなく...悪魔だ...
「ぼごごごご!!?」(潤香!ごめん!!)
彼女は微笑みながらそっと私の頭に手を置く...
そして口パクで何かをつぶやく...
「覚醒符(フェイズ・ウル・ハイドロジェン)」
「!!?」
覚醒符?
まさか...覚醒九尾になろうというの!?
そんな...ガチで私を倒そうとしている!!!
潤香の姿が変わる...
巨大な...九尾の姿に!!
「うぎゃああああ!!」
彼女の姿を見た後私の視界は真っ白く覆われていく...
side華楠
池の中から膨大な妖力を感じる...
これは私と煌炉の覚醒九尾に匹敵する量だ!!
まさか潤香の奴覚醒九尾になったというのか?
「母さん...潤香の本当の姿見れて良かったんじゃないの?」
「...」
ばしゃ!!
池から荒々しく打ち捨てられたのは氷の結晶の中に閉じ込められ気絶している母さんの姿...
私と煌炉は溜息をつき煌炉は火であぶって氷を溶かしていく...
「潤香の奴勝っちゃったね...」
「ああ...」
まさか潤香の奴が母さんに勝つとは...
大神シスターズ最強の私の座が危うくなった気がする...
私だってまだ母さんに勝ったことなぞ一度もないのに...
「そういえば潤香は?」
私が池の方に目をやると池から出てジャケットを脱いで屋敷の中に入る潤香の姿があった...
半獣の姿だったが先ほどの力は感じないな...
私も見たかったな...あいつの姿を...
「煌炉...念のため永遠亭に母さんを運ぶぞ」
「はいよ...」
私たちは母さんを担いで永遠亭へと向かう...
3時間後...
「ぶえっくし!!!」
「あらあら...」
永遠亭の病室では大きなくしゃみをしながら体温計を咥えている大神暦と呆れたかのようにそれを観察する八意永琳の姿がそこにはあった...
永琳は暦の咥えている体温計を見る...
「38.6...熱があるわね...貴女が風邪ひくなんて何があったのよ?」
「ぶえっくし!!...少し親子喧嘩を...はぁ~!潤香に何てお詫びしよう...」
暦は罰が悪そうに氷嚢で顔を隠す...
久しぶりの投稿!
今年中に出来て本当に良かった!
ではこれにて