東方五行大神伝   作:ベネト

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異変に着々と準備が整いました


暗躍

大神家の者たちが各地に散らばり、異変は苛烈を極めようとしている頃...

 

大神家当主暦は天界へ向かうために妖怪の山まで向かう...

 

彼女の企みが、とある者に筒抜けであることを知らないままに...

 

 

 

 

side暦

 

山の方へと向かう道中、霧の湖へとたどり着く...

 

相変わらず、深い霧の様だ...おかげで紅魔館が全く見えない程だ...

 

「まぁ...娘たちが各地で大暴れすれば...私の方も動きやすいというものね」

 

私は霊力を高めて、娘たちがいる場所を特定する...

 

 

華楠は魔法の森で、魔理沙・アリスと戦闘中か...

 

とりあえず助けはいらないでしょ?

 

 

境奈は山の方へ向かっているみたいだ...

 

誰とも鉢合わせていないみたいだけど、大丈夫だろうか?

 

 

煌炉は八雲紫・藍と一緒のようだ...

 

どうやら向こう側へついたみたいね...

 

 

 

銖理は白玉楼か...

 

幽々子と妖夢とやるみたいだね...昔を思い出すわ...

 

 

 

そして...

 

 

 

「...潤香はどこへ行ったのだろうか?あの子良く消えるのよね...」

 

...幾ら頑張っても潤香だけは消息が分からない...

 

少なくともこの異変には関わりは持たないみたいだけど、何か危なっかしいのよね...

 

 

 

 

「...まぁ...今の事を考えて...私は私に出来ることを...?」

 

そのまま妖怪の山へ向かおうとすると、首にナイフを突きつけられる?

 

後ろを見るとそこには紅魔館のメイドである十六夜咲夜がそこにはいた...

 

 

「はい!ストップよ...暦」

 

「...随分と藪から棒だね?何か用なの?」

 

咲夜は微笑みナイフを突きつけながら私を引っ張っていく...

 

 

「お嬢様が貴女を呼んでいるの...来なさい」

 

「拒否権はないみたいだね?」

 

私は大人しく咲夜に引っ張られて紅魔館へと連行される...

 

余計な時間のロス...

 

何か嫌な予感がする...

 

 

 

 

 

 

 

咲夜に引っ張られ私は紅魔館の玉座の間に連れられる...

 

目の前の玉座には紅魔館の当主であるレミリア・スカーレットがそこに鎮座していた...

 

 

「ごきげんよう!暦...忙しいところ悪いわね?」

 

「時間がないから早くしてもらいたいんだけど?」

 

レミリアは玉座にふんぞり返り、首を横に振る...

 

 

 

 

「悪いけど却下よ...少し嫌な予感がするのよ...私の能力で薄っすらだけど運命が見えた...」

 

唐突に彼女は妙なことを話す...

 

運命ね...私としても嫌な予感しかしない...

 

 

 

「...貴女の能力?まぁ...知っているけど?何が見えたというの?」

 

「...大神家が今回の異変に関わるということよ」

 

...完全にばれてるね

 

おかしいな...私の血は能力遮断する力を持っているから...レミリアの能力は受け付けないはずだけど?

 

 

「...」

 

「...まぁ?信じてはいなかったけど、貴女の反応を見て確信に変わったわ...どうやら...異変の片棒を担いでいるみたいね...」

 

「...不本意だけどね...だから何?確かに片棒を無理やり担がされているけど、わざわざここへ呼ぶ理由はないわよね?」

 

レミリアは薄ら笑いを浮かべて翼を広げる...

 

 

 

「そうね...ここで貴女にはリタイヤにでもなってもらおうかしら?霊夢に貸しをつくっておくのも悪くないわ...」

 

完全にやる気だね...

 

しかし...私としても早期にこの異変は終わらせたいんだよね...

 

五行モードになり、力を放出させると玉座の間が煙に包まれる...

 

やはりこのモードは戦闘に特化しているみたいだけど...

 

いまいち慣れないな...

 

 

「いいけど?貴女一人で勝てるのかな?この私にさ?」

 

レミリアは怯むがすぐに立ち直す...

 

「誰が一人で貴女と戦うと思ったのよ!全員カモーン!!」

 

 

「はい!お嬢様」

 

「何よレミィ...」

 

「何でしょう!?」

 

一瞬でレミリアの背後に咲夜・パチュリー・美鈴が現れる...

 

 

 

 

 

 

「...あれ?4人?」

 

「4人なら貴女を倒すことはできるわ...さぁ!覚悟は良いかしら?」

 

「お嬢様のために倒れてもらうわ」

 

「喘息が酷くならないうちに何とかするわ」

 

「...良く分かりませんがやりますか!」

 

4人はスペルカードを宣言する...

 

あああ...これは無傷では済まないかも...

 

娘たちよ...

 

後は任せたわ...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方そのころ、八雲紫達は妖怪の山へと到着し空を見上げる...

 

緋色の雲が眼前に広がり天気も宜しくない状況へとなっている...

 

 

「...天界へはここを通った方がいいわね」

 

「ああ...私達を脅した奴もどこで目を光らせているか分からないからな...」

 

煌炉が煙草を吹かし、藍は山の入り口の方へ足を進める...

 

「とりあえず...異変を知った者たちが来ない内に終わらせましょう?まだ大神家も来ていないみたいですし?」

 

藍の言葉に紫は溜息をつく...

 

「警戒が甘いわよ?すでに大神家の者が来ているわ...出てきたらどう?」

 

 

 

 

 

 

 

「あら?隠れていたつもりだったんだけどね...」

 

地面が蠢き、黄色の長い髪をサイドテールにした九尾の女性...大神家の一人である大神境奈が現れる...

 

彼女はコンパクトを開いてメイクを直し、紫は不機嫌に眉をしかめる

 

 

「香水の匂いがプンプンするわ...隠密行動するなら控えたらどう?」

 

「別にバレてもいいわ...アタシとしても随分とやり辛いんだよね?今回の異変はねぇ...」

 

境奈はコンパクトをしまい、辺りに土狐を大量に展開する...

 

 

「でも!アンタらにはここで一回休みになってもらうわ...アレが広がるのは不味いからね...」

 

「弱みでも握られたのか?姉さん」

 

煌炉の言葉に境奈は不機嫌そうに顔をゆがめる...

 

 

 

「母さん+姉妹の過半数以上が弱みを握られているのよ!これはスキャンダル以上のものよ!」

 

「わからないな...」

 

「ふん!わからないでしょうね!煌炉!アンタもアタシらの邪魔をするんだったらここで倒れてもらうわよ!」

 

境奈の言葉に煌炉は煙草の煙を吐きながら頭を掻く...

 

「...姉妹喧嘩というやつか...今考えてみればそんなこと今までなかったな...」

 

煌炉は半獣の姿へ変わり紫達の方を向く...

 

 

 

 

「紫!ここは私に任せて天界へ向かえ!」

 

「!?待て!私も残るぞ!」

 

藍が言うが紫は山の方へ歩を進める...

 

 

「任せたわ...」

 

「紫様!?幾ら煌炉でも境奈の相手は!!」

 

藍が狼狽えるが紫は冷静に煌炉を見つめる...

 

 

「煌炉を信じられないの?それは彼女の心を蔑ろにする行為よ?」

 

「...畏まりました」

 

藍は心配そうに煌炉を見つめた後、紫を追って山の中へ入っていく、境奈はそれを黙って見送っているだけだ...

 

 

 

 

 

「...邪魔しないの?」

 

「...言ったでしょ?この異変はやり辛いとね...まぁ...アンタを倒した後ゆっくりと追いかけるわ...」

 

境奈は土狐を煌炉の方へ向かせて戦闘準備に入る...

 

「初めての姉妹喧嘩!手加減はしないから気をつけなさいよ!!」

 

「面白い...来なよ!姉さん!!!」

 

辺りに濃厚な妖気が包み込み彼女たちの影には自身の完全体のシルエットが現れる...

 

過去最大の異変と姉妹喧嘩が今勃発する...

 

 

 




本日はここまで

並行して他の小説もやってますが宜しくお願いいたします

ではこれにて
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