一方魔法の森では、霧雨魔理沙・アリス・マーガトロイドの2人が大神家の一人、大神華楠と交戦中である...
「ミルキーウェイ!!」
「博愛の仏蘭西人形!」
魔理沙の星の弾幕とアリスの人形から放たれる弾幕が華楠の下へ放たれるが、彼女は体を軽く放電させるくらいで無抵抗だ...
華楠はそのままそれを受けて後ろへ後退する...
side魔理沙
「くっ...」
「ん?」
華楠の奴やる気を見せておきながら全くと言っていいほど無抵抗だ...
前の方がまだ強かった気がするぜ?
アリスの方を見るが彼女の方もその違和感に気づいたようだ...
「...おい華楠?何で無抵抗なんだ?さっきから全く攻撃すらやってないぜ?」
「ふん...この戦いは形式的なものだ...私が勝とうが負けようがどちらでもいい...フィルムさえ返してくれれば...」
彼女は立ち上がり、服についた埃を叩く...
勝ち負けが関係ない?
先ほどはやる気満々だったというのに、あれは演技だったのか?
「何かあったのか?」
「...色々とあったんだよ...大人にはややこしいことがあるのだよ...」
華楠の話を聞いたアリスは人形を華楠へ向ける
「色々ねぇ...貴女...この異変の首謀者は知っているのかしら?」
「...ああ...知っている...顔は見たことないがな」
どうやら大神はこの異変の首謀者を知っているみたいだ...
しかし華楠は何もせずにしているだけだし、こちらとしても無抵抗な奴を倒すのは気が引けるんだよな...
「いけませんね...華楠さん」
物陰から紫色の髪をした女性が現れる...
白の羽衣に白のブラウス・黒のスカート履き・黒い大きな帽子をかぶっている...
華楠はその女性を見て警戒する
「...衣玖...何故ここに?君は帰ったはずじゃ?」
衣玖と呼ばれた女性は手に持ったトランクを見せる
「諜報部から...華楠さんがわざと負けるという情報をもらいましてね...向かえという上の指示があったので参りました...駄目ですよ?約束はちゃんとしませんと?」
「...う」
華楠は警戒するようにそのトランクを見つめている...
華楠ならこの程度の奴は倒せるはずなのに何もしない?
何かあるのか?
「...うぐぐ!!すまん...君たち本気を出さだる負えなくなった...覚醒符(不死妖華狐
)」
華楠の姿が変わり巨大な妖狐へと変化する!
衣玖と呼ばれたほうは華楠に手を当てる
「...ええ...良い子ですよ...私がバックアップ致しますからね...」
衣玖は片手を放電させて華楠の体にそれを流し込む...
華楠の巨大な体を瞬く間に輝き始め、衣玖は華楠の体の上へ着地する。
「さぁ...私だって不本意ですが行きますよ...これが終わったら貴女のデータだけお渡ししますから...」
「その言葉信じるぞ」
華楠は妖気を高めて私達を見据える...
完全に本気スイッチが入っちまった...
しかし、今の話を考えるに華楠以外の大神家の者も何らかの形で脅されているのではないか?
それを考えるとなると他の奴も各地で大暴れしているはず...
この異変...すごい厄介になるぜ
「アリス...やるぜ」
「ええ...手加減はしないわ」
私達は彼女達と対峙する。
一方そのころ白玉楼...
白玉楼の庭では大神銖理のソロライブが行われていた...
その観客は西行寺幽々子と魂魄妖夢...
彼女の荒々しい歌声に幽々子たちは苦戦を強いられる...
side妖夢
「Vooooooooo!!!」
枯山水の中央で銖理さんはマイクスタンドを口に近づけて叫ぶ...
その歌声は彼女の尾に着けられているアンプからは銖理さんが叫んだアルファベットが弾幕の弾として私達に発射される。
「う...ここまで五月蠅い弾幕は初めてです...」
「素の声は良いのにねぇ...」
アンプから発射される文字の弾幕を避けながら私達は距離を詰める...
今のところ遠距離攻撃だけで、彼女は武器らしいものは持っていない!
近づけば何とかなるはず!!
「BOOOOEEEE!!!」
「見切った!!」
放たれた文字を避け私は彼女に向けて刀を振りかざす!!
これで彼女は無防備!!
「甘いのは~♪そっちだ♪」
銖理さんはマイクスタンドを振り回して私からの斬撃を弾き飛ばす!!
私は着地するが銖理さんがマイクスタンドを振り上げている。
「そんな?」
「これもちゃんとした武器!銖理特製の打撃武器だ!!」
銖理さんはマイクスタンドを私に振り下ろす!!
「反魂蝶...」
「わぷ?」
遠くから蝶の大群が銖理さんを包み込む...
銖理さんは完全に蝶に埋まってしまった...
「妖夢...油断しないで...相手は大神よ?」
「申し訳ございません!!」
私は銖理さんから距離をとる...
そして銖理さんにまとわりついていた反魂蝶が消し飛び銖理さんの姿が露わになる...
「鬱陶しい蝶だこと...」
彼女はマイクスタンドを担いで私達を見つめる...
「私がいること忘れていないわよね?」
「忘れてはいないよ?立った二人の観客だからね!」
銖理さんは距離を詰めてマイクスタンドを振り回す!!
一見武器には見えないのに打撃には適しているみたいだ。
大きく振り回すにはちょうど良い長さみたいです。
だけど!隙がその分大きい!
私は彼女の攻撃を避けて懐へはいる!
「はあああ!!」
刀の一閃は銖理さんの本体を外したものの尾についたアンプを切り裂く!
破損したアンプはぱちぱちと火花を出して爆発し銖理さんはそれに怯む。
「あ!!やったな!!Voooozeeeeee!!!!」
銖理さんはマイクに大声を発し、アンプから文字の弾幕が私達へと放たれる...
私達はそれを避けながら技を観察する...
「本当に五月蠅い弾幕です...」
「ええ...でもすこしボリュームが下がったわね...」
幽々子様の発言に私は銖理さんを観察する...
9本の尾につけられたアンプ...
先ほど私が破壊したアンプからは何も出てこない...
つまり攻撃手段が減ったことを指す...
この状況を変えるには!!
「その五月蠅いの黙らせてあげます!!」
私は銖理さんに近づき彼女ではなく尾についているアンプを次々と切り裂いていく...
銖理さんは私の思惑に気づいたのか距離をとる。
「ちょ!!壊さないでよ!!ライブ中だというのに!!」
そういう銖理さんだが、煙の出ているアンプを心配そうに見つめている...
だがアンプが火花を散らしており煙をどんどん吐き出していく...
ぼん!
尾についたアンプは次々と爆発していき、銖理さんはそれに驚くように猫背になる...
「HYAAAAAAAAH!!!!」
銖理さんはマイクに向かって叫ぶがアンプが壊れているため、文字の弾幕が出てこない...
完全に彼女の攻撃を封じた!!
「どうですか?これで貴女の攻撃は封じました!!」
「大人しく降参したらどうかしら?」
「...」
銖理さんはうつむいたままその場に立ちすくんでおり、彼女の尾からは壊れたアンプが地面に次々と落下していく...そして彼女は私達から距離を取り、懐からスペルカードを取り出す。
「...まだ...まだ終わらないッス♪銖理の本気!ラストステージが始まるッスよ♪覚醒符(フォックス・アーマードコア)」
銖理さんの体が変化し、5メートル程の体躯の巨大な妖狐になる...白い体毛は自身が覆っている装甲で見えなくなっている。
「銖理さんの本気ですか...」
「この姿を見るのも久しぶりね...昔以来かしら?」
「...そんな感じッス...まぁ銖理もあまり時間をかけていられないので...」
銖理さんの尾の部分の装甲が開いて中からアンプが再度現れる...
「アンコール無しのラストソング!行くッスよ!!」
銖理さんの言葉の後に続き、尾のアンプから大音量の音楽が流れ音符型の弾幕が無差別に発射される...
先ほどより造りがしっかりしている...今度は破壊することは不可能みたいだ。
「あの子の音楽を何とかしないとね~」
幽々子様は悩むように銖理さんを見つめた後私を見る。
「妖夢...銖理を倒すわよ...」
「しかし...あの戦車のような銖理さんをどうすれば!!」
「妖忌の孫でしょ?できなくてどうするの?」
!!...確かに私は師匠の孫だ。
師匠だって昔銖理さんをスクラップにしたということを聞いたことがある!!
私だって...やって見せる!!
「銖理さん...ご覚悟を...」
「ああ!いいよ!!倒せるものならやってみろ!!」
私は銖理さんを対峙する...
この刀に切れぬものなどあまりない!!
それは銖理さんでも例外ではない!!
私は駆け出して銖理さんに向けて刀を振りかざす。
最近忙しいですが頑張ります
感想とか、もらえたら更に頑張れるかもしれません♪
ではこれにて