書き溜めだけは3月中にやらないと
side煌炉
夏が終わり季節は秋へ移行しようとしている。
大神神社の庭の木々も赤く紅葉し始めており、和風の屋敷に似合う風景となっている。
私は自室の窓に座り、タバコに火をつける
「ん...過ごしやすい気候になったな」
夏も終わり気温も安定し私としてもとてもうれしいかな?
まぁ紅い霧はもう勘弁だけど、いかんせん暇だ...本日の屋敷の仕事は華楠姉さんの担当だし、やることがない
「お~い!煌炉~お願いがあるの~!」
「はい?」
金髪の少女こと私の母親の大神暦が私の部屋に入る...手には風呂敷...まさか大神家特性の油揚げか?
ということはまた八雲家へ使い走りか?
「また八雲家にいくの?油揚げ届けに?」
「話が早くて助かるよ~でもね?今回はお稲荷さん~!そして場所は紅魔館に行ってもらおうかな?」
紅魔館?この間のところか...まぁ危険度は減ったみたいだし良いか
私は母さんから風呂敷を受け取る
「他にやることは?」
「ないよ~行ってらっしゃい~」
「はいはい...行ってきます」
母さんに見送られ私は紅魔館の方へ飛ぶ...
紅魔館上空...
空を飛ぶことはあまり慣れてはいないけど、こういう時は便利なものだな...
私は門の前に着地すると門の前には私がこの前戦った紅美鈴が立ったまま眠っている
「お~い?大神の者だけど?」
「ZZZ~」
彼女をつつくが全く起きる気配がない...困ったなこれでは入れない
しばらく美鈴の前に立っていると門が開く
「あら?貴女この前の?」
門から出てきたのはこの紅魔館のメイド長の十六夜咲夜だ...確か母さんが相手した時を操る人間だっけ?
「やぁどうも...大神家の使いで来たんだ...これ特製の稲荷寿司...母さんが紅魔館の人に渡してだってさ」
風呂敷を渡すと咲夜は会釈をする
「あら?ありがとう...まぁ入ってお嬢様達も今ティータイムの時間だし」
咲夜は私の背後にまわり背中を押す
「え?悪いよ...今日は使いで来ただけだし」
「使いといえども大切なお客様よ...ほら遠慮しないで」
咲夜はちらりと眠っている美鈴を見て舌打ちをする
そして次の瞬間...さっきまで眠っていた美鈴がズタボロの姿になって倒れている...ああこれが時止めか...
「ではどうぞ煌炉様」
咲夜に押され私は紅魔館へ入る...
咲夜に連れられたのは中庭...中庭には大きなパラソルがあり、その下にはこの屋敷の主レミリア・スカーレットと妹のフランドール・スカーレットがいた
2人はパラソルの下でケーキと紅茶を用意してお茶会をしていた。
「あ!お姉さんだ~!」
フランが私に気づきこちらに手を振る
「やぁ...フラン久しぶり...屋敷から出れるようになったの?」
レミリアがフランの変わりに返答する
「一応屋敷内だけよ...この子の力は危ないから...少しずつ慣らしていかないとね」
レミリアは紅茶をすすり、フランはケーキをパクつく
フランの能力か...母さんが言うにはありとあらゆるものを破壊する程度の能力だっけ?
母さん曰くコピーできたが危険すぎて能力までは使えなかったとか言ってた...
まぁ2人が仲がよさそうでよかったな
「咲夜...彼女の分も用意してあげて」
レミリアが言うと咲夜が一瞬消え、テーブルに私の分のケーキと紅茶が置かれる
「ありがとう」
咲夜に礼を言うとレミリアは笑う
「クク...貴女面白いわね」
「?何が?」
「私の能力(運命を操る程度の能力)で貴女の運命を見てみたんだけど...全く先が見えない...こんなこと滅多にないわ」
私の運命が見えない?...多分母さんの血の影響のせいか...
まぁ問題はない...これで私たちは思う存分力を出せるんだし
「...私の体の体質かな?少々特殊でね...」
「特殊な体ねぇ...美鈴が言っていたわね...貴女人間なのに体から妖気が出るらしいわね?」
「一応ね...」
「へ~!少し気になるわね...少しその血味見させて...」
ドゴ~ン!!!!
突然の爆発音で会話が途切れる...
「あの白黒...また来たのね」
「白黒...魔理沙のこと?」
「ええ...最近図書館に忍び込んでパチュリー様の本を持って行ってしまっているのよ」
ふ~ん...泥棒というやつか...ケーキもごちそうになったし手助けするか...
「私が相手してくるよ」
「大丈夫なの?」
レミリアが尋ねるが問題はない...
「ケーキのお礼...行ってくるよ」
私は図書館に向かう
図書館につくと目に入ったのはあっちこっちに飛んで本棚の本を大きな袋に入れている魔理沙の姿があった
この図書館の主パチュリーの姿が見えない...
とりあえずやめさせておくか
「はい!そこまでだ魔理沙...」
「煌炉じゃねぇか~!どうしたんだ?お前もコレ目当てか?」
魔理沙は厚い本を一冊私に見せる...笑顔が眩しい...まるでお宝を手に入れた喜びを具現化しているような感じがする
「今日は客としてここへ来たんだ...その本は図書館のものだろう?盗んではダメだ...」
「盗みではない!一生借りていくだけだぜ!!」
駄目だこの子...やっていることはともかく彼女の顔は全く罪悪感の欠片すら感じない...
私が言葉を失っていると魔理沙は私をじっと見ている
「そういや!お前暦の娘だよな~強いんだろ?弾幕ごっこしようぜ」
「何?今はそういうことを言うまえに...」
「昔は紫たちと敵対関係にあったんだろ?」
「...だれから聞いた?」
「紫からだぜ!随分と長い付き合いみたいじゃないか...お前本当に只の人間か?」
紫の奴!!!私たちの情報を勝手に流したな!!ややこしくなるからいうなと言っておいただろうがぁ!!!
とりあえず今は話をそらすか...
「だから何だ?全くの関係ない事だが?」
「関係ないことはないぜ!!幻想郷のパワーバランスの一角である暦の娘!倒せたら魔女としての格も上がるというものだぜ!これは私からの挑戦だ...」
「物騒だな...すでに潤香に勝ったじゃないか...別に私と戦うなんて...」
彼女の目を見る限り本気のようだ...どうするべきか
まぁ...退屈していたしこれはこれで
side魔理沙
煌炉は少し考えるように腕を組む...そしてしばらくすると溜息をつく
「と...思ったけど良いよ...相手してやる。私が勝ったら本はここに返す...貴女がお前が勝ったら持っていく...ルールは残機1回のみスペルカードは無制限でどう?」
「良いぜ!」
私が返答すると煌炉は踵を返し図書館の出口へ向かう
「ついておいで...私の力は室内では危ないからね...」
外に出ると煌炉は門の外まで出る
「このくらいでいいか...」
「いいぜ!私の力見て驚くなよ~!」
私は箒にまたがりスペルカードを出す。煌炉も懐からカードを取り出す
「では行くぜ!魔符(ミルキーウェイ)」
「火符(ファキリタース・イグニス)」
星の弾幕と火炎弾がぶつかり合う...威力は高そうだ...これは思っていたより勝たせてくれなそうだな
次々と火炎弾が現れ私は光弾で消していくが狙いは粗いみたいだがで速い!
「やるじゃねぇか」
「中々だ...ならこれはどうだ?」
煌炉が片手をあげると巨大な火炎弾が一瞬で出現する
「なっ?」
「これが最大出力の私の火炎弾!受けてみろ魔理沙!!」
煌炉はそれを投げる...避けるにしても周りには火炎弾が空中にとどまっているし、あれだけの大きさとなると撃ち落とせない...どうする
長考しているとある案が頭をよぎる...アレならうまくいくかもしれない...でもあの技は未完成...うまくいくかわからないがやるしかない!!
巨大な火炎弾が迫ってくる成功しなかったら私の負け...成功させるしかない!!
「煌炉!!これが私の実力だぜ!!」
私は2枚目のスペルカードを宣言する
私は地面に八卦炉を向ける...煌炉は私の行動に首をかしげる
「私はこっちだ...どこを見ている?」
「私の狙いはお前じゃないぜ!!星符(ドラゴンメテオ)」
地面に光線を撃ち、その反動を利用し私は更に高く宙へ飛ぶ
「なっ!?何!!」
煌炉が放った巨大火炎弾は私の下を通過する...そう私が考えた手は逃げること...流石にあの巨大火炎弾はマスタースパークでも撃墜は怪しい...安全策を取らせてもらったぜ
「せ...成功だ...」
反動をうまくコントロールし、空中にとどまる...成功してマジでよかった
「ちっ...だが次で終わらせ...熱っ!!」
煌炉は手を押さえる...
?どうやら不調のようだ...これはチャンス!!
「くらえ!!」
「っ!!」
煌炉は私との距離をとり、それを避けスペルカードを取り出す
「スペルカード!!鬼火(ウィル・オ・ザ・ウィスプ)」
彼女の周りに青い火の玉が大量に浮かぶ...ゆらゆらと彼女の周りを浮いているだけだが...
「随分とおとなしくなったじゃねぇか」
「変に力を出した結果だ...それにボーっとしていると危ないぞ?」
彼女が言うと周りの青い火がまるで意思をもったかのようにグネグネと動き私の方へ向かってくる
「危ね!!」
とっさに避けるが青い日はホーミングしてくるっ!くそ!!こんなのありかよ!!
私はそれを避けられず被弾する
弾幕ごっこが終了し、私と煌炉は地面へ降りる
「くそ...やられたぜ!!」
「ふぅ...ドラゴンメテオには驚いたけど...惜しかったな...約束は覚えているかい?」
煌炉は導師服をかるくはたく...全く息が乱れていない
くそ惜しいが仕方ない...私は彼女に本の入った袋を渡す
「次は負けないからな~!」
私は捨て台詞をはいて空を飛ぶ...くそ久々に悔しいぜ...もっと研究が必要だな...
side煌炉
魔理沙から本を取り返し、私は中にはへ戻る...久々に良い戦いができた気がする...
あのドラゴンメテオでの回避は見事だった...外す気は全くなかったのに
中庭に戻るとレミリア・フランはおらず咲夜だけが残っていた...
「取り返してきたよ」
「本当に?」
私は咲夜に本の入った袋を渡す
「これでパチュリー様も喜ぶわ!!ありがとうね煌炉!」
「ケーキの礼だよ...ん?」
導師服の中の通信機がなり、それに出る
「こ...煌炉ー!!」
「華楠姉さんかな?その声...」
どうしたのだろうか?滅多に通信機使わないのに...
「卵が爆発したー!!!何とかしてー!!」
...何をどうやったら卵が爆発するんだ?って?すでに昼か...そろそろ帰らないと
「悪いね...家でトラブルがあったみたいだ...失礼するよ」
「ええ...分かったわありがとうね」
咲夜と別れ、私は神社へと急ぐ...せめて台所は無事でありますように...
...が神社につき、台所にいくと...そこは戦場だった...
黒焦げた何か...何故か破壊されたキッチン...
そしてなぜが爆発しているコンロ...全滅だ...
そして私は台所の端でうろたえている...私の姉である大神華楠に近づく
「こ...煌炉!!話を聞いてくれ!!話せばわかる!」
「とりあえず一緒に片付けましょうか...」
「ハイ...」
私は姉さんと共に片づけを開始する...
次は潤香さんの日常です。
ではこれにて