火焔猫燐との話を終えた大神暦一行と博麗霊夢は地底の更に底...灼熱地獄跡へと進んでいく...
燐の話が本当ならこの異変の主犯である者が待ち構えていることは確定的である。
神の力に溺れた者と大神狐と博麗の巫女はこの異変を無事に終結することができるのであろうか?
side霊夢
あの猫を下した私達は地底の奥へと進んでいく...
先に進んでいくにつれて...どんどん暑くなってくるのが分かるわね...この異変の黒幕は守矢神社の神に力を与えられたみたいだし油断はできないわね...
「ねぇ...今回の異変も何とかなりそうかしら?」
先に進んでいる暦は少々機嫌が悪そうな空気を出しながら溜息をつく...
「...多分ね...本気出せば何とかなるでしょう...霊夢もいるんだしさ?」
彼女の体からは隠しきれない妖気が漏れ始めているし...この前の異変の時と同じ本気の姿を使うことは確定みたいね...
彼女の尾からは華楠・境奈・煌炉・銖理・潤香らしきカラフルな子狐達が不安そうに顔を出しており、彼女達も暑さが辛いのかベロを出している。
「...やっぱり獣ね」
「ん?」
「何でもないわ...」
しばらく進むと周囲の温度が更に上がり始め辺りの景色も真っ赤に染まってくる...ここが最深部ね...
「ここが終点ね」
「...どうやらあの子がラスボスかな?」
広い鉄製の足場に着陸すると...その足場の中央には私達に背を向けている者がいた...
黒い長い髪・白いシャツに緑色のスカート...大きな黒い翼に白いマントのようなものをつけている...
あの子が燐が言っていた空って子ね!
「どうやら...来たみたいね!!」
空は私達の気配に気づいて振り向く...
「...アンタが霊烏路空?地上に間欠泉を出した犯人ね!!」
空はふふんと笑い腕に着けた棒のようなものを私達に向ける...良く胸を見たら赤い目のようなものがついているわね...
「ん?...それが何の問題なの?只の副産物にすぎないじゃない...」
「アンタが地上へ進行しようとしていることは分かっているわ!神から力をもらったみたいじゃない!」
私が言うと空はボリボリと頭を掻きながら首を傾げる...
「...あちゃ...ばれちゃったみたい...でも!そんなこと問題はないわ!!私はすごい力を手に入れた!!どんどん!地上を溶かせるくらいには成長したわ!!私の(核融合を操る程度の能力)は更に更に進化していくわ!!」
「核?」
「諏訪子・神奈子の奴...何てものを与えているのよ...」
暦の方は話の理解が出来たのか深いため息をつく...
「...暦...核って何?」
「...外の世界の兵器というべきかな?戦争に使われたりと色々と問題になっている代物だよ...」
...兵器って!!...あの神社の奴ら余計なことを!!
空は棒を私達に向ける
「これから地上の侵略が始まる!!貴女たちもフュージョンするがいい!!」
彼女の棒から何かの力が!!
私はとっさに札を構えるが暦が私を抱いて後退する!
「暦!!アンタ!」
「悪いけど防ぐのは得策ではないよ...」
「え?」
ばびゅー!!!!
刹那私がさっきまでいた場所に高濃度のレーザーが通過し壁を貫通する...
その壁には綺麗な筒の穴が出来ている...
もしさっきのを...結界で防いでいたら...
「...え?何よ...この威力は!!?」
「ね?」
暦はそういうと尾から娘達を次々と出して端っこに避難させる...
空の方はその光景を見てヘラヘラ笑っている
「どうよ!!この威力!!これが私の力だ!!」
「認めるけど...力の使い方を間違えると危ないよ?」
暦は五行モードになり、カラフルな長い髪を靡かせ星の装飾がついた剣を出す...
「何?やるの?お前?」
「やるに決まっているじゃん...古くからの友人が関係していることだもの...私が重い腰をあげるしかないでしょ?」
...暦からは地震の異変の時と同じ力があふれ出している
暦の本気か...
暦は私の方を向いて微笑む...
「霊夢ー!とりあえず娘達と一緒にいて!私が何とかするからさ」
「...任せたわ」
...暦と空の間に挟まるとなると...少し面倒になるわ...
暦が負けたら次私が行けばいいわね...
私は集まっている娘達の方へ向かい...潤香を抱く...
(!?)
潤香はびっくりしたのか少し暴れるがすぐに大人しくなる...
...これが獣状態の潤香か...彼女の性格なら...妖怪の姿は滅多に見せないのにね...
「ほら!アンタらの母親の戦いよ!応援しないと!」
(((((きゅーん!!!)))))
洞窟内に娘達の遠吠えが響き暦と空達の戦いが始まる。
「そーれ!ぶっとべ!!」
空は先ほどのレーザーを暦に発射するが暦はそれを避けて距離を詰めていく!
「まずは...その力を封じないと...DNA(ゲノムチェーン・インフィニティ)」
暦の体から多数の赤と青の鎖が出て空へと発射させる。
空はそれを避けて行くが...数の暴力だけあり...1発被弾する...
「うにゅ!!何これ!うっとおしいな!!」
「私の技は一発でも当たったら即アウトなのよね?貴女の力はこれで没収ね♪」
暦は鎖をなぞって試験管取り出して見せる...
ラベルに核融合を操る程度の能力と書かれているわね...
「何がアウトだ!お前何かすぐに消し炭にしてやるわ!!」
空は棒を暦の方へ向けるが棒からはただ黒い煙が出るだけだ...
「...うにゅ?」
「言ったでしょ?貴女の力は没収したってね!これで神の力は使えないわね...」
「そ...そんなのずるいよ!!!」
空は怒りで顔を真っ赤にして暦の鎖を握りしめてそれをビローンと伸ばしていく...
「無駄よ...私のその鎖の硬度はダイヤモンド以上だもの」
「うぎぎぎぎ!!!」
空は負けじと鎖を伸ばしていく...
だけど無駄なあがきね...暦のゲノムチェーンは...破壊は不可能だもの...
「うぎぎぎぎぎぎ!!!!!」
だけど...少しずつ...鎖が伸びているような?
何か...ぴしぴしという音が聞こえるし...
「あ...あれ?思ったより...パワフル?」
「こ...暦!!アンタ!あの鎖って壊れたことある?」
私の言葉に暦は目を泳がす...
これは暦にとっても予想外だったみたいね...
「...記憶の限りないかも...私特製だもの...壊れるはずは...」
べきっ!!!
暦の言葉も空しく鎖は弾け飛び空が自由になる...
ばきゃ!!!!
「あら...ら」
そして暦が持っていた試験管も弾けて中に入っていた光が空の方へと戻っていく...
そして空に再び力が宿り始める!!
「うにゅ!!許さない!!私の力を盗むなんて!!この力は私だけの力!!!それをどうかしようなんて!!!」
彼女は怒り心頭の顔を向けて棒を私達の方へ向ける...
先ほどより...力が強いわ!!!
「...こ...暦...何とかしなさい...仮にも神でしょ?」
「善処はするけど...どうすればいいの...」
空の上には太陽なみの巨大な光弾が鎮座している!
「...地獄極楽メルトダウン!!これで溶けちゃいなさい!!!」
彼女は顔を真っ赤にしながら私達を指さす...
スムーズにいくわけもなく
ここまで!!
ではこれにて