東方五行大神伝   作:ベネト

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3ボス戦闘です


拳で語る

空を飛ぶ宝船にて、博麗霊夢・霧雨魔理沙一行に立ちふさがるのは、その船にいた雲居一輪...

 

とある者の復活のために、一輪は霊夢達が持っている欠片を狙って自身の相棒である雲山をけしかける...

 

立ち込める濃霧の中...突然の戦いに霊夢達は、この先へ進むことができるのだろうか...

 

 

 

 

side霊夢

 

「行くよ!雲山!!拳符!(天網サンドバック)」

 

一輪がスペルカードを宣言すると、後ろの入道雲が反応して拳を放つ!!!

 

 

「うわ!!待て!物量あり過ぎだろ!!」

 

「くっ...」

 

私と魔理沙は、それを避けて距離を開けるが彼女達は、臆せず進行してくる...

 

「そんなへっぴり腰じゃ!私に勝つなんて到底無理な話だ!」

 

一輪は入道雲へ指示をして大きな拳が放たれる...

 

 

 

「二重結界!!」

 

「甘い!!その程度では止まらない!」

 

私は結界を展開するが、入道雲の拳が触れた瞬間に結界が消滅する...

 

「嘘だろ!?」

 

「...」

 

「弱すぎる!このまま欠片を残して落下しろー!!」

 

入道雲の拳が放たれる...

 

 

 

 

 

 

 

「...まぁ...そうでしょうね...神技(八方鬼縛陣)」

 

私がスペルカードを発動すると、お札が入道雲にまとわりついて動きが止まり、一輪も驚きの表情を浮かべる

 

(!!!!?)

 

「な!雲山!!」

 

「魔理沙!!あの雲にマスパ撃って!!」

 

「え?...マスタースパーク!!」

 

彼女は八卦炉を向けて、極太の光線を入道雲へとお見舞いする...

 

入道雲は跡形もなく霧散して、残ったのは顔を青くする一輪だけ...

 

 

 

「...あ...あれ?雲山が消滅!?」

 

「アンタはアレをコントロールするだけ!アンタに攻撃手段はなくなったわ!!」

 

「よっしゃ!!残りはあいつだけだな!!」

 

魔理沙は八卦炉を彼女に向ける...

 

 

 

 

 

 

 

サァ~

 

 

 

 

 

突如...辺りの霧が集まり一輪の姿が見えなくなる...

 

辺りは霧が掛かっていたのだけど...更に視界が悪くなってきた...

 

「何だ!?また霧が濃くなってきたぜ?」

 

「...」

 

...さっきから気にはなっていたけど...この霧うっすらと妖力を感じる...明らかに人為的な物ね...

 

 

 

そして霧からはブツブツとつぶやく声が聞こえる...

 

「生き返れ生き返れ雲山!!立ち上がれ立ち上がれ雲山!!!」

 

 

 

ばっ!

 

 

僅かに霧が晴れ...私達の目の前には、一輪と復活した入道雲が...

 

雲だから何となく予想はついていたけど...やっぱり再生するみたいね...本体を倒さないと埒が明かないわ...

 

「...簡単には行かなそうだぜ...くそ...霧さえなければ本体に追い打ちできるんだが...」

 

「...仕方ないわ...手助けが入っているんだもの...妨害されるのは当然よ...」

 

「は?手助け?妨害?」

 

魔理沙は私に向かって首を捻る...

 

...もしかして気づいていないのかしら?

 

 

「あんた...この霧は明らかに能力によるものよ...まさかとは思うけど気づいていないの?」

 

「...あ...ああ...まさか...あいつの能力なのか?」

 

魔理沙は一輪を指さすが私は首を横に振る...

 

一輪の能力は、あの入道雲をコントロールするだけの力...

 

...私はこの霧には見覚えがあるわ

 

 

 

 

 

「アンタも見たことはあるはずよ...私達の顔見知りに霧を操ることができる者がいるじゃない...」

 

「...レミリア?」

 

「違う!!!あれは異変でしょう!!潤香の奴よ!!彼女の力ならできるでしょう!!」

 

「...あ」

 

やっと魔理沙も理解したみたいで、私も胸を撫でおろす...

 

そう...この霧は潤香の力に間違いない...地震異変など...彼女が現れる際、決まって霧が立ち込めるからよく覚えていた...

 

彼女の能力は(水行の力を使う程度の能力)水に関することなら何でもできるみたいね...

 

彼女が参加することに疑問が浮かぶけど、理由があるのかしら?

 

 

 

「あいつが?大人しそうだし...そういうイメージがないんだが...」

 

「何か理由があるんでしょ...」

 

「あれ?潤香を知っているの?」

 

一輪の方を見ると、彼女は驚きの表情を浮かべながら私達に尋ねる...

 

潤香と知り合いか...この際聞いてみるのもいいかもね...

 

 

 

 

 

 

「アンタ...どういう潤香とどういう関係なの?」

 

「...私自体は余り接点はないわね...私のお師匠様...もとい姐さんの知りあいと言うべきかしら?」

 

一輪は遠い目をする...

 

姐さん...つまりさっき言っていた...これから助ける人物のことかしら?

 

「...その姐さんと潤香が友達ってことなのか?」

 

私が口を開く前に魔理沙が一輪に尋ねる...

 

その言葉に一輪は難しそうな顔をする...

 

 

 

「...友達ね...もっとも姐さんが連れてきた子だし...詳しくは知らないわ...ただ当時の潤香は妖怪退治業を生業としてたから...姐さんと色々とトラブルがあったのかもね...」

 

...妖怪退治...暦の話通りなら...確かに大神家は昔は妖怪退治業を生業としていたから、彼女の言葉には嘘はないはず...

 

「大神家の者を連れてくる...ね...」

 

「ええ...初めて会った時の潤香は姐さんに抱えられてボロボロだったし、死ぬ一歩手前だったわね...姐さんが必死に看病していたし...」

 

「うえ?」

 

「!!?」

 

...大神家の一人である潤香を瀕死にするなんて、その人物は何者よ?

 

嘘には聞こえないけど、にわかに信じられないわ...仮にも大神家の者は全員が実力者...一人倒すのも相当骨が折れるというのに...

 

 

 

 

 

 

「...とにかく話は分かったわ...とりあえずアンタらが復活させようとしている姐さんという人物が今回のキーになる人物ということね...」

 

「理解が早くて助かるわ...このまま負けてくれたら更に助かるんだけどね?」

 

一輪は笑みを浮かべながら入道雲を集める...

 

「悪いけど...負けるのは性に合わないわ」

 

「お前を倒して先に進むぜ!」

 

「...残念だわ...雲山やっちゃえ」

 

一輪が手を向けると入道雲の目からビームが放たれる!

 

 

 

「...何でもありだな!あの雲!」

 

「今更何言っているのよ...」

 

私達はビームを避けながら彼女へと接近する...

 

が...近づくたびに...スピードが落ちてくるわね...

 

 

 

「ははは!!随分とお疲れみたいじゃない!」

 

「あぶね!!」

 

「...はぁ」

 

...体が重く感じる...確実に潤香の霧が原因ね...

 

これでは避けることもままならないわ...本体を潰す前に、この霧を何とかしないとね...

 

 

 

「...最初に潰すべきは潤香かしらね!!」

 

この鬱陶しい霧は潤香の能力!...となれば、それをコントロールするには彼女は近くにいなければならない...

 

つまり彼女が居る場所は!

 

 

私は一枚お札を船の中へと放つ...

 

お札は滑り込むように船の中へと入っていく...

 

残りは勝手にお札が彼女へ直撃するでしょう?

 

遠隔操作は得意ではないけど...勘は誰にも負けない自信があるわ!

 

 

「...何をやっているのやら...雲山!2人を捕まえて!彼方へと投げてしまえ!」

 

入道雲の巨大な手が私達へと迫る...

 

この霧の所為で...動きがまともにできない以上...避けることは不可能ね

 

「魔理沙!!徹底的にこの手を止めるわよ!!」

 

「止めるって...あいつ復活するし...本体は霧に隠れるし...」

 

魔理沙は早くも弱気な発言をするが、私がそれを許さない!

 

「言い訳は聞かないわ!!やらなきゃやられるの!!空の星になりたくなければ弾幕撃つ!!」

 

「...やるしかねぇよな」

 

「行くわよ!」

 

私達は迫りくる入道雲の手を止めるために光弾を放つ...

 

少し動きは遅くなったみたいだけど...力は向こうの方が上ね...

 

 

 

「ははは!!弱々しいわ!!」

 

「...そうね...確かにアンタらは強いわ...でも...今までの異変を解決した私達を舐めない方がいいわ!!魔理沙!!」

 

「今回は何回使ってもOKだ!魔砲(ファイナルマスタースパーク)」

 

マスタースパークよりも更に強力な光線がが入道雲の手を貫き、入道雲の顔へと迫る!

 

(!?)

 

光線は入道雲の額を貫き...再び入道雲は消滅する...

 

「雲山ー!!」

 

残ったのは...操っている本体のみ!

 

「雲山生き返れ!!ネバーギブアップ!!雲山!!」

 

一輪はブツブツと復活の呪文を唱え、彼女の周りにはまた濃霧が立ち込め始める...

 

 

「おい!これじゃあ!いつまで経っても終わらないぜ!」

 

「...潤香の方は終わっているわ」

 

スペルカードを構えると、一輪を覆っていた霧が晴れて彼女の姿が露わになる...

 

「...な...何で!?潤香の能力が!?」

 

「彼女にアシストされると厄介なのよ...これでアンタは終わりよ!」

 

私は彼女に向けて陰陽玉を投げる...

 

潤香の力・入道雲の守りを失った彼女に避けられるはずもなく...陰陽玉は彼女の額にクリーンヒットする...

 

 

「が!?...ああ...修行不足...かしら?」

 

一輪は船へと落下し...私達は船上へと降りる...

 

 

 

 

 

「まだ続ける?...次はもっと痛いわよ!」

 

「もういい!!貴女たちの勝ちよ!」

 

一輪はたんこぶの出来た額を摩りながら...船内へと続く通路を開ける...

 

「...お宝は無いけど...行けば?他のメンバーもいるし...姐さんの復活は止められないわ」

 

「...本来はお宝目的だったけど...アンタらのボスの事もきっちりとやるから...」

 

「手荒な事しないでよ!!!?」

 

...幾ら何でも命は取らないわ...潤香のお師匠様だもの...少しどんな奴か見てみたいのもあるし...

 

 

 

「心配しなくても軽くやって終わりよ!魔理沙!次行くわ!」

 

「あいよ!!まだ私は余裕だぜ!!」

 

私達は船内へと向かう...

 

 

...残りは潤香を含めたメンバーがいるのよね?

 

大神家の一人がいる以上...少し肩の荷が重いけど...やるしかないわね...

 

 

 

 

 

 

 

 

side一輪

 

「...ふぅ」

 

あの紅白と白黒が入ってしまった...

 

万が一...姐さんの復活が潰えたら...私らの苦労は...

 

「...まぁ心配することはないわ」

 

...後二人...姐さんの教えを受けた者がいるもの

 

両名は実力者...あの紅白や白黒に負けるはずがないもの!

 

それに大神家の潤香がこちらにいる!!姐さんの復活を止めることは誰にもできないわ!

 

 

 

 

 

 

「...杞憂かしら?...ん?」

 

遠くの空を見つめると、何やら緑色の光がこちらへやってくる?

 

「お宝船へ侵入です!!」

 

...何やら緑色の髪をした子が入っていったわね?

 

見た限り巫女かしら?...あちゃ...3人通してしまったわ

 

「...紅白達よりは...力は感じないわね...保留でいいわ...ん?」

 

...向こうからまた...何かが来る?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「~!待ってー!」

 

今度は私の横を通り過ぎる...緑色の髪の女性...あれ?見かけは違うけど...潤香?

 

でもあいつは...さっき船内に入っていったし...髪色も全く違う...

 

「...あ~...確か...姉妹がいるとか言っていたわね...うっかりしてたわ...あの緑巫女を追っていたし...潤香に協力でもしているのかね?」

 

私は隠し持っていた酒瓶の封を開けて、それを口に含む...

 

仕事終わりの細やかな楽しみの一つなのよねぇ...一応僧の身である以上は戒律で酒はご法度...姐さんが復活したらもうできないわ...絶対に南無三確定よ...

 

「ぷふぁ!...うん!良い感じ!さてと...時が経つの待ちますかね...もう少しですよ姐さん」

 

沈みかけている太陽を眺めながら酒をあおる...

 

大切な師の復活を待ちわびながら...

 

 

 




おまたせしました...

目を怪我してPCできませんでした...

完治したのでまた投稿していきます

ではこれにて
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