東方五行大神伝   作:ベネト

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神子様暴走回...

ギャグ+百合


聖人君主暴走す...

豊聡耳神子と大神潤香の1400年に渡る問題は無事に解決した...翌日、博麗神社にて足を運ぶ者がいた...

 

博麗神社の境内を掃除している博麗霊夢は、その者の姿を見て箒の手を止める...

 

 

 

 

 

side霊夢

 

「...あ...アンタ」

 

「この度はご迷惑をお掛けしました...」

 

私の目の前には、大神家の一人である大神潤香が私に頭を下げている光景だった...この前の異変ぶりだけど...私達にボコボコにされていたし大丈夫なのかしら?

 

「アンタ...体は大丈夫なの?確か本気の姿で戦ったから...まだ寝ていなければいけないんじゃ?」

 

「いえ...とりあえず完治したので、謝罪に参った次第です...貴女達にも迷惑をかけてしまいましたし...」

 

潤香はバツが悪そうに顔を背ける...

 

「ご丁寧ね...」

 

でも...潤香の顔...何というか憑き物が落ちた様にスッキリとしている...目の下のクマもないし...健康的になったわね?それにいつもとは少し違うわね?

 

いつもと同じ黒のジャケットに黒のスカートだけど、彼女の長い黒い髪にはしばらく見なかった紫色のリボンがつけられている...

 

前とは違い、くたびれたものではない新品のものになっているわね?

 

「ん?新しく買ったのかしら?」

 

私の言葉に潤香は顔を赤くする...

 

「いえ...買ったのではなく貰い物ですよ...ふふ...まさか...また贈り物を頂けるとは...って!!私の事は今は良いのですよ!!それよりも私は!!」

 

潤香は話をそらして私に詰め寄る...

 

「...まぁ...前よりは良い顔になったんじゃないの?それに別にいいわよ...アンタの他にも異変を起こした奴は沢山いるし...気にする必要は...」

 

「ですが!!異変に参加した私の罪を洗い流すには!どうしても何かで償いをしなければ!!」

 

...あれ?何か嫌な予感が

 

「いや...アンタには世話になっているし...」

 

「ですから!お母様に倣って何かの償いを!!」

 

潤香は鬼気迫る顔で私に近づく...真面目な分、面倒ね!!確かに暦の奴は一回お仕置きしたけど...あれは私を裏切ったからであって...どうもこの子相手はやり辛いわ!

 

「はぁ...」

 

でも潤香はやる気だし、暦の時と同じで良いかしら?

 

「はぁ...分かったわ...じゃあ...巫女服を着て...境内の掃除を...」

 

 

 

 

「ちょっと待った!!」

 

「?」

 

声のする方を向くと、空の彼方から境内に着地する、大神暦の姿が...

 

...只いつもとは違うのは、いつもの着物姿ではなく、真っ白な巫女服の姿になっている...

 

「お...お母様?何で?」

 

潤香は母親である暦の登場に驚きの表情を浮かべている...どうやら、暦がここへ来ることは知らないようね...

 

「暦...何でアンタまで?」

 

「子の責任は母親である私がとる必要があるからね~私も今回の潤香の手伝いに来たって訳だよ♪」

 

暦は胸を張り、箒を取り出す...

 

...こちらとしては、別に構わないけど何で暦がここに来たのかしら?只の気まぐれか...それとも?

 

「じゃあ!潤香の着替えをするから部屋を借りるね~♪」

 

暦は潤香の背を押して物置に入る...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side潤香

 

「あの?お母様?何故ここに?」

 

物置に連れられた私はお母様に問いただすが、彼女はニコニコしているだけ...

 

「...ん?さっき言ったじゃない?」

 

「ええ...内容は分かりましたが...私もいつまでも子供では...自分の責任は自分でとりますとも...」

 

「ん~?これは個人的な予想なのだけど...何となくだけど良いものが見れそうだから、ここに来たのよね...何となくだけど...」

 

「...はぁ...何となくですか...」

 

良く分からないお母様の動機を聞いても埒が明きませんね...頭が良いようで気まぐれだから、この方の思考は読むことができない...

 

私は服を脱いで、お母様から渡された巫女服に着替える...

 

 

「...袴は...慣れていないのですけどね」

 

思ったより...裾が長いな...踏んづけて転ばないと良いのだけど...

 

「そのうち慣れるよ♪」

 

お母様はクルリと慣れたように回る...確か...どうようのお仕置きを受けていましたね...前回のお仕置きで慣れましたか...

 

「...感謝致します...態々来ていただけるとは...」

 

「娘の幸福は親の幸福だもの♪この前の聖人君主とはうまくいっているみたいだし♪」

 

「ははは...」

 

...確かに...うまくいっています...昔のようになることが出来て私としても良かったです...

 

...今朝少しトラブルはありましたが、些末なことです...

 

「では参りましょうか...」

 

「うん!」

 

私達は倉庫を出て神社の清掃を開始する...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、仙界にて...

 

仙界の豊聡耳神子の自室では...

 

「...ぐすん」

 

部屋の端で体育座りをして、しおれた状態の神子の姿があった...

 

自慢のミミズクヘアーはしおれている...

 

 

「何が起きたのじゃ?」

 

「さぁ?」

 

それを心配そうに見つめる屠自古・布都の従者2名は、その様子を離れたところで観察していた...

 

 

 

side屠自古

 

「...はぁ...何が起きたし...」

 

部屋の隅で体育座りをしている神子様を見てアタシは溜息をつく...

 

また何か問題でも?潤香の事に関しては問題はなかったはず...

 

「どうしました?神子様?」

 

アタシは意を決して部屋に入る...

 

神子様はアタシの姿を見て、鼻を鳴らす...

 

「ううう!屠自古~!潤香が...やらせてくれないんです!!!」

 

「...は?」

 

突然の言葉にアタシは思考を停止する...やらせてくれない?

 

「あの...それは一体?」

 

「ですから!!実は今朝!!」

 

 

 

 

 

 

今朝

 

side神子

 

「随分広いですね...」

 

「まぁ...私の空間だからね!当然だよ!」

 

仙界にて...私は潤香をつれて仙界内を案内する...ここは特殊な空間だから彼女にも知ってもらう必要がある!

 

それに...復活したばかりだから心配をさせたくないのもある...余計な事で彼女を心配させたくないし...

 

「ふふふ...ここは良いところですね...あの時を思い出します」

 

「これからも頼むよ!」

 

「はい!」

 

私は興味津々と仙界の建物を眺めている潤香の背を見つめる...

 

あの時と変わらない彼女の姿...着ている物は違えど、昔と変わらない...彼女がまたいるなんて夢のようだよ...

 

「潤香...君に渡す物があるんだ...こっちに来て!」

 

「はい?」

 

私は近づいた彼女の髪に紫色のリボンをつける...これをするのも2回目だね...

 

 

「こ...これは...」

 

潤香は私のしたことに驚きながら顔を赤めている...

 

「君にプレゼントだよ!私の復活に尽力してくれたんだから、これくらいはしないとね!」

 

「み...神子様!」

 

潤香は僅かに目を潤ませる...前よりは涙腺が強くなったと思ったのだけど...やっぱり潤香は潤香だ...

 

「泣く必要はないよ!!」

 

「ええ!!ですが!!あの時と同じ高価なものです!!...潤香には勿体ないです!!」

 

彼女が嗚咽を漏らす...

 

...むぅ...泣かれるのは予想外ですね...どっちかというと彼女の喜んだ顔を見たかったのですが...

 

「ほらほら...泣かないで...」

 

潤香にハンカチ渡して、彼女を泣き止ませる...

 

 

 

 

 

 

 

「失礼しました...」

 

泣き止んだ彼女はさっきとは打って変わって満足気な顔を浮かべている。

 

「うん!!それでこそ君だ!!」

 

「ですが...このようなものを頂いては...私としても申し訳ないと言いますか...何かお礼になる物も持ち合わせていませんし...」

 

潤香は何やら罰の悪そうな顔をする...お礼ね...別に見返りを求めた訳ではないのだけど...

 

 

 

 

 

「...そういえば」

 

...今の潤香は人間の姿だが、半獣の姿にはならないのだろうか?

 

私も彼女の姿は全て受け止めているから昔とは違い気にはならなくなった...偶には彼女を労ってあげるのもいいかもしれないな!

 

...そうだね...彼女の尾をブラッシングとか良いだろうか?この前の姿を見た限りモフモフだし!私としても彼女のモフモフを味わいたい!!

 

私はブラシを取り出す...

 

「じゃあ?潤香?良かったら...ブラシしてあげようか?君には感謝しているし...これ位は...」

 

潤香は振り向いて笑みを浮かべる...

 

 

 

 

 

「嫌です...」

 

まさかの拒否!?そ...そんな!!私が自らしてあげるのに!!私のお願いなのに!?

 

「...え!?何で!!何でもって...」

 

「幾ら神子様でも...その件に関しては駄目です...それ以外のことでしたら何でも...」

 

「いや...ブラシを...」

 

「それ以外です...」

 

「ブラ...」

 

「駄目です...」

 

(いやです...絶対に嫌です...ブラシを私に近づけないで下さい...頑固拒否します)

 

潤香は笑みを浮かべたまま答える...今の彼女は笑顔だが、彼女から薄っすら聞こえてくる欲も強い拒否反応を示している!!

 

以前よりも...彼女の欲が聞こえるようになっても...これでは...

 

「何で...そんな拒否をしなくても」

 

「ブラシは嫌いなんです...できることならば近づけないで下さると助かります...ブラシ以外の他のお願いでしたら何でもしますが...あら?」

 

潤香は腕時計を見て...私から離れる...

 

「...ふむ...そろそろ博麗神社に出向かないといけませんね...すみません...このことに関してはまた後日になります...その時にお会いしましょう...では失礼します神子様...」

 

潤香は姿を消して私の前からいなくなる...

 

...振られた?この私が?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

再度屠自古...

 

「という訳なんです...」

 

「...」

 

...下らねぇー!!そんなことでイチイチしょげていたのかよ!神子様は!!

 

過去はモテモテ...数々の人間から幾ら引く手数多だったとはいえ、個人に拒否されたくらいでメンタル弱すぎだろ!!

 

「うう...私はただ...彼女を労いたいだけだったのに...」

 

「はぁ...労うにも別の方法があるでしょう...」

 

「私は彼女の尾をモフモフしたいんです!!」

 

神子様はアタシに言い放つ...

 

労いたいというより、自分の欲求を満たしたいような気がする...

 

大体...潤香の奴が、ブラシを嫌っているから、それを強要するのもどうかと思うが...

 

 

 

 

 

 

「まぁ!!楽しそうなことをやっていますね!!」

 

「...うげ」

 

声のする方を見ると、そこにはダーク仙人こと、霍青娥が私達に近づいていた...

 

「何です?屠自古さん?うげ...っというのは?」

 

「何でもない」

 

...正直こいつが来るのは想定外だ...話が拗れる!!...他に行ってもらわなくては...

 

「青娥...アタシ達は忙しい...暇つぶしなら他を...」

 

「んふ♪万年処女の潤香に振られた神子様のアドバイスになればよいと思って来たのですが?」

 

「げふ!!!」

 

神子様は胸を抑えて崩れ落ちる...青娥の奴...全部聞いていたな....

 

「...お前が来ると話が拗れるんだよ...いいから黙って...」

 

「娘々だって!猥談したいです!!仲間外れにしないでください!!」

 

青娥はアタシに掴みかかる...何故涙目になっているんだコイツは!!

 

「ちっ!!掴むな!!服が伸びる!!」

 

アタシは青娥の手を払いのけ、2人から距離を置く...

 

青娥に神子様を任せるのは不安だが...変なことに巻き込まれかねん...

 

 

 

 

「ん?...猥談?」

 

あれ?何で潤香の尾のことで猥談になるんだ?別に変なことは...

 

「ほらほら!神子様!潤香がヤらせてくれないのでしょう?この娘々にもっと!お話を聞かせて下さい♪」

 

青娥の言葉を聞き、神子様は泣き止み、青娥に抱き着く...

 

「うう...青娥ー!潤香の奴が酷いんです!!私がせっかく誘ったのに!」

 

「神子様のお誘いを断るなんて...全くあの子も随分と偉くなったものね~」

 

青娥は神子様の頭を撫でる...その顔は邪悪そのものだが...

 

「そうです!!大体!!潤香の奴!!屠自古と青娥にやらせたじゃないですか!不公平です!!」

 

神子様は子供のように地団駄をしている...

 

...ああ...確かに子狐状態の潤香の尾を青娥と一緒にブラシしたな...あの後に潤香に怒られたのを記憶している...

 

あれはアタシが悪いんじゃない...ちゃんと人の言葉を話さなかった潤香が悪いのであって...断られたらアタシだってちゃんとやめるはずだ...

 

「まぁ...確かにやったけど...」

 

「え?屠自古さん!!?本当ですか?娘々知らないです!!」

 

「忘れたのかよ...」

 

何故か青娥は驚愕の表情を浮かべている?

 

こいつ忘れたのか?一緒にブラシしたのに?

 

 

 

 

 

「ズルいです!屠自古!!」

 

神子様から非難されるが...ブラシしただけで責められるとは...

 

「ふむ...意外に屠自古さんもヤる時はヤるんですね~?これは意外...いや...今思えば当然ですよね?私も屠自古さんとヤったし♪」

 

「は?」

 

...?こいつにブラシされた覚えはない...こいつにされたのは...

 

 

 

 

 

 

「...あ///」

 

 

 

 

とある事を思い出してアタシの顔が熱くなる!!!違う...こいつ!!まさか!!

 

「...あの熱い夜は良かったですよ♪屠自古さん♪」

 

青娥はアタシの傍に来て耳打ちをし、アタシの顔が更に熱くなる!!!そして忌々しいあの夜の事が頭によぎる!!青娥に無理やりやられたあの夜の事を!!

 

...この色ボケ仙人!!!ヤるってそっちのヤるだったのかよ!!!こいつ!話を完全に理解していねえ!!!

 

神子様はブラシの話!!!こいつは!!布団の中での話じゃないか!!だからさっき猥談とか言っていたんだな!!!

 

「なっ///おま...」

 

「しー」

 

青娥はウインクをして、黙るようにとジェスチャーする!!!だ...ダメだ...こいつに話をされると...話が曲解になるし...何よりも...アタシの痴態が神子様にバレてしまう!!!

 

「青娥!!ダ...」

 

「潤香も私という者がいるというのに...命蓮寺の住職とも共にしたとか...」

 

青娥が泣きマネをしながら話を進行させる!!もう駄目だ...止まらない...こいつ地雷原を爆走してやがる...

 

「なっ!!白蓮に!?不公平どころじゃないぞ!!!完全に仲間外れにされているじゃないかー!!!」

 

神子様が激昂する...

 

「ふふふ...まぁ...貴女が眠りについている間に...色々と潤香がお世話になったみたいですし...こういう関係になってもおかしくはないでしょう?」

 

「ぐぐぐ...」

 

神子様は悔しそうな顔をしている...まだ辛うじて話がうまい具合にバレていないみたいだが、これがいつまで続くか...

 

 

 

 

 

「...のぅ?さっきから話が良くわからんのだが?」

 

蚊帳の外になっていた布都が手を挙げはじめる!?まずい!こいつまで参加するとは!!

 

「お前には関係のない話だ!」

 

アタシが追い払おうとする...

 

 

 

「神子様の夜の事情の猥談ですわ!!」

 

「潤香のブラッシングの話ですよ...」

 

だが2名は布都の質問に同時に答える...あ...終わった...

 

両者はお互いの話を聞いて、顔を見合わせる...

 

 

「え?ブラシ?」

 

「え?何?猥談?」

 

とうとうお互い、話がかみ合っていなかったことに気づいたようだ...

 

神子様の顔がどんどん険しくなり、青娥は顔を青くして壁際へ後退する...

 

 

「青娥...君との話はどうやらかみ合っていなかったようだね?で?君の話を理解するに...少し聞き捨てならない話をしたみたいだけど?」

 

「いえいえ!!私悪くない!!!ブラシの話って何ですかー!!!あああああ!!!!」

 

部屋に青娥の絶叫が響き渡る...

 

 

 

 

 

 

 

 

20分後...

 

 

 

 

 

青娥は神子様に折檻され、尻だけを出して壁に埋められている...

 

「と...いう訳です...」

 

「ううう...アタシの痴態が...」

 

青娥が全部吐いた所為で...アタシの痴態が神子様にバレてしまった...神子様は飽きれた顔で壁尻を見つめている...

 

「これで間違いないよね?君は...私の従者をつまみ食いしたと...」

 

「はい...そうです...」

 

「そうか...君は...私の屠自古と潤香をつまみ食いした...更に潤香はあの住職にもつまみ食いされたのか...」

 

神子様は強く拳を握りしめている...

 

このままだとアタシまで怒られるかも...それだけは勘弁してもらいたい!!

 

「少しあの住職とは話しあう必要がありますね...」

 

神子様はそう言いだすと走り出す!?

 

「神子様!?どちらへ!?」

 

「少しここを空けます!!後は任せましたよ!!」

 

神子様はそう言うと、仙界からいなくなる...確実にあの寺へ行くつもりだ...怒られることは避けたけど!!問題行動を起こしてくれるなよ...

 

 

「布都!!!ここは任せた!!アタシは神子様を追う!!」

 

「おい!!我はどうすれば!?」

 

「そこの色魔のお仕置きでもしてろー!!」

 

アタシは青娥の事を任せて神子様を追う...今は問題行動は駄目!!!幻想郷のパワーバランスになりかけている寺の連中に対して問題を起こしたらどうなるか分からない!!!

 

「うおおおお!!神子様ー!!!」

 

 

 

 

 

 

 

その頃...命蓮寺にて...

 

仙界とは打って変わって平和な命蓮寺の一室では、毎日の習慣として、聖白蓮がお経を唱えている...

 

「南無南無南無...」

 

「なむなむなむ...」

 

彼女のお経に、後ろに控えている幽谷響子が復唱をする...

 

いつもと変わらない、ほのぼのとした光景だが...

 

 

「おらぁ!!!!」どかーん!!

 

部屋の障子が蹴り飛ばされる...とある者によって...

 

 

 

「な?何事です!?」

 

「白蓮ー!!!潤香に一体ナニをしたー!!!!」

 

その光景に乱入するのは怒り心頭を豊郷耳神子...

 

急な神子の来訪に白蓮は驚きを隠さないでいた...

 

「はひ!?神子さん!?ど...どうなさりました?」

 

狼狽えている白蓮を神子は掴みかかる...

 

「よくも私の従者に手を出したなー!!潤香の恩人とはいえ!!私が許さんー!!」

 

嫉妬に塗れた神子は既に白蓮を殴りかかろうとせんばかりだ...

 

「神子さん!!あれに関しては本当に事故なんです!!許してください!!!」

 

「おのれ!!!事故で済ますかー!!!」

 

神子は拳を握りしめる...

 

「やめてください!!」

 

身の危険を感じた白蓮は神子を突き飛ばす...

 

 

 

 

 

彼女は...軽く突き飛ばしたつもりだった...

 

 

 

だが現実は甘くない...

 

 

 

 

 

「うぎゃあ!?」

 

神子の体は軽々と宙を舞い...

 

「うごあ!?」

 

障子を突き破り...

 

「へぶあ!?」

 

命蓮寺の庭を2・3転した後...

 

「ひゃばー!!?」

 

池の中へとホールインワンする...

 

軽く突き飛ばしたとはいえ、白蓮は普段から肉体強化の魔法を自身に使用しているため、神子を吹き飛ばすことは造作もなかった...

 

その光景を目の当たりにした白蓮は更に顔を真っ青にする...

 

「わ...私は...そんなつもりでは...」

 

「びゃくれーん!!」

 

神子が池の中から復活する...彼女の頭には水草がへばりついているが彼女は気にせずに自身の宝剣を抜く...

 

「おのれ...白蓮...まじ許さん!!そこに直れ!!!切り捨ててやるわ!!!」

 

神子はずんずんと白蓮へと向かっていく...白蓮はその光景を慌てた様子で見ていることしかできなかった...

 

 

 

 

 

 

だがしかし...それを救う者がいた...

 

「おい...神子...」

 

神子の背後に彼女の肩をがっしりと掴む...蘇我屠自古が現れ、神子は彼女の方向をゆっくりと向く...

 

「...え?屠自古?何で?」

 

 

 

 

 

「復活早々!!よそ様に迷惑かけんじゃねえよー!!!!」

 

屠自古の雷が落ち、濡れていた神子が感電する...

 

「うぎゃああああ!!!」

 

しばらく痺れた神子は、黒焦げになり、命蓮寺に庭へと臥す...

 

それを担いだ屠自古は、白蓮へと頭を下げる...

 

「すまん...邪魔した...」

 

彼女はそう言い、命蓮寺を後にする...

 

 

「...え?何が?」

 

ほんの数分の乱闘騒ぎ...残された白蓮は首を傾げることしかできなかった...

 

 

 

 

 

 

 

 

仙界...

 

 

「復活早々!何をしているんですかー!神子様!!!」

 

仙界の神子の部屋では屠自古の怒号が響き渡る...

 

そして正座中の神子は黒焦げの状態でシクシク泣き始める...

 

「だってー!!!あまりにも不公平ですもん!!!私の誘いは無碍にして!白蓮には!!」

 

「...元々そういう誘いではなかったでしょうに!」

 

屠自古はグズついている神子を見て哀れみの表情を浮かべる...目の前の聖人君主の崩壊ぶりを見ていられないと言うかのように...

 

「はぁ...別に話し合いすればいいじゃないですか...」

 

「...話し合い?」

 

神子が顔を上げる...

 

「潤香の奴だって話が分からない奴ではないですよ...しっかり了承を取れば...」

 

「...話し合いか...いや?了承は既にもらっているね...なら!実行に移すのみだ!!」

 

神子は立ち上がり、屠自古は諦めた顔で神子を見つめている...

 

「ちなみに?どうするんです?この後?」

 

「決まっている!!私は!潤香の主だもの!!」

 

神子はまた仙界から消える...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

博麗神社にて...

 

 

「...」

 

「ふんふーん♪」

 

黙々と境内の掃除をしている暦と潤香...一行は絶賛お仕置き中だが...

 

「潤香ー!!!」

 

再度神子が乱入し、彼女達が驚きの表情で見つめる...

 

 

 

「はい!?神子様!?」

 

「あらら...聖人君主のお通りのようだね...」

 

「潤香!君に話がある!!今から私と来てもらおうか!!」

 

神子は潤香の手を引くが、それを遠くで見ていた霊夢が許すはずもない...

 

「ちょっと!!潤香は今お仕置き中なのよ!?勝手なことしないでよ!」

 

「お仕置き中だと?...ならば...」

 

神子は霊夢に近づき...

 

 

 

 

「これで勘弁してください!!!」

 

神子は懐から札束を出して深々と頭を下げる...そこにはプライドもへったくれもない彼女の姿があった...

 

潤香は唖然とした表情で神子を見つめている...

 

「み...神子様!?ちょ...」

 

潤香は母親に助けを求めようとするが、暦の方は笑いを堪えるかのように明後日の方を向いている...

 

「これでお仕置きを終了してください!!足りなければ...まだ!」

 

「...いいわ♪」

 

「霊夢!??」

 

霊夢はさっさりと了承し、神子から札束を受け取り数え始め、潤香は霊夢の了承に狼狽えている...

 

「ちょ!!私を売らないで下さい!!!幾ら何でも!!!」

 

「さあ!!来い!!潤香!!」

 

「ちょっと!待ってください!!せめて着替えさせて!!いやあああ!!!?」

 

神子は潤香の手を引いて、彼女達は空間に消える...

 

 

 

「随分と無理矢理だなぁ...まぁ面白いの見れたし問題はないけどさ?」

 

暦は潤香達が消えた空間に手を振り、札束を数えている霊夢は暦の肩を掴む...

 

「中々!いい感じよ!!!暦!お茶にしましょ!!」

 

「はいはい...手伝うよ...」

 

そして彼女達は何事もなかったように、お茶を入れに神社へと向かう...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仙界...

 

「さあ!ついたよ!!」

 

「は?...はああああ?」

 

神子と潤香が辿り着いた場所は...ピンク一色の部屋...

 

大きなベットが置いてあり、潤香は驚きの表情でそれを見つめている...

 

「あああ...あの...何で私が呼び出されたのですか?それにここは!!」

 

潤香の言葉に神子は笑顔を見せる...

 

「ん?それはね!...今から君を直々にお仕置きする部屋だよ!!」

 

打って変わって、神子の表情が険しくなり、潤香をベットへと突き飛ばす...

 

潤香は体勢を立て直そうとするが、慣れない袴によりもたついており、あっという間に神子が彼女の上に馬乗りになる...

 

「み...神子様!!?お...お仕置きですか!?何で私何も...」

 

「幾ら寂しいからって...青娥や白蓮に足を開くのはどうかと思うよ...」

 

神子の冷え切った言葉に潤香の顔は真っ青になり始める...

 

 

「ななな...何でそれを!?」

 

「青娥が吐いた...」

 

「ああ...あれは事故です!!私は清廉潔白の無罪です!!」

 

「事故であれどうであれ...君をお仕置きするには丁度よい口実だよ...それに君今朝言ったよね?他のお願いだったら何でもするって?」

 

「...ちなみに...お仕置きの内容は?」

 

潤香の顔には冷や汗が流れている...

 

「ん?この部屋を見て分からない?今から君を私色に染めようと思ってね!」

 

 

 

 

 

 

 

「駄目です!私と言う者とは駄目ですよ!!」

 

話の内容を完全に理解した潤香は足をばたつかせて足掻く!!

 

バサバサと袴の裾が部屋に鳴り響き、袴がめくれて自身の生足が露出しても潤香は神子を振り落とそうとする...神子は潤香に振り落とされたないように、彼女の巫女服の襟をつかむ...

 

「ええい!!!良いではないかー!!」

 

神子は力づくに潤香を抑え込んで襟元を開き、彼女の胸へ顔を埋める...

 

「み...神子様!!!本当にこれだけは!!」

 

「んっ!!!」

 

「ー!!!!」

 

潤香の言葉は神子による接吻で塞がれる...

 

しばらくすると、潤香が根負けしたのか脱力し、神子は彼女をそっと抱き寄せる...

 

 

 

 

 

 

「私に恥をかかせる何て悪い子だよ...」

 

「...はぁ...はぁ」

 

「私の従者は私の物だ...君には拒否権はない...大人しく私の色に染まってくれ...」

 

神子は潤香の袴の紐に手をかけ、紐を解いていく...

 

「は...はひ...」

 

放心した潤香は、抵抗もせず...神子にやられるがままに...

 

このまま彼女達の時が進む...

 

黒い彼女が何色に染まるのか...その先の未来は誰にも分かることはない...

 

 

 

 




思ったより長くなってしまった

ではこれにて
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