東方五行大神伝   作:ベネト

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暦が自分たちの正体をカミングアウトします


大神家の正体

大神家

 

 

 

 

side煌炉

 

「フン♪フン♪フ~ン♪」

 

季節は秋の中旬に差し掛かり良い天候の続く過ごしやすい日になってきた...我が家の台所も何とか元に戻り食事が作れる環境に戻った...

 

私は秋の味覚こと秋刀魚をさばいている。本日の夕飯は大根の煮つけと焼き秋刀魚にしよう...

 

 

 

 

 

 

「煌炉~」

 

私が長考していると母さんが私を抱きしめる

 

「ん?母さんどうしたの?」

 

「少し散歩してくるね~夕方までには戻るからさ~」

 

母さんはそういうと台所からトテトテと出ていく、一体どこへいくのだろうか?

 

まぁいいか...母さんの首のチョッカ―には銖理特製の小型発信器が取り付けてある。

 

本人は全く気付いていないし、何かあったら近くにいる他の姉妹が助けに行く方針をこの前姉妹会議で決定した...

 

「子供の警護じゃあるまいし...」

 

私は黙々と作業を続ける

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side暦

 

上空にて私は博麗神社を目指しながら鼻歌を歌う...私のところからでは少し遠いが良い運動になるね

 

 

 

そしてなんやかんやで博麗神社に到着する。神社には霊夢・魔理沙の他にもう2名見える...

 

1人は紅魔館の主のレミリア・スカーレットともう1人はその従者の十六夜咲夜だ

 

レミリアは日傘のさしており、縁側に座ってお茶を飲んでいる...西洋出身であろう彼女が湯呑でお茶を飲む風景はどこか絵になっている気がする

 

 

 

 

 

「ヤッホー皆~!」

 

神社の境内にいくと霊夢達が私に気づく

 

「あら暦?貴女までくるなんてね...熱っ!」

 

レミリアがお茶をすすりながら話すが熱かったらしく口元を手で押さえる

 

「お?暦お前も来たか~久々だな~」

 

「こんにちは~魔理沙~この前煌炉と戦ったんだって?」

 

「ああ...負けたけどな」

 

魔理沙は苦笑いをする...でも煌炉を相手に善戦するあたり中々のセンスを持っているね...人の成長を見るのは楽しいものだ

 

「フフ!頑張ってね!...」

 

視線を感じその方向を向くと霊夢が私の方をジッと見ている。何だか知らないけど警戒されているような感じがする...すこしショックかも

 

「暦久しぶりね」

 

「ん~?何で警戒されているのかな?」

 

「悪いわね...紫からは警戒しなくていいとか言ってたけど...やっぱり気になるのよ...アンタたち昔は紫たちと敵対関係にあったんだってね」

 

敵対関係ね...随分と懐かしいね、そういえばそんなことあったかな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side霊夢

 

「そうだね~昔は紫たちと敵対関係にあったかな?お互いに退治する立場・される立場だったし...懐かしいな今から900年ぐらい前かな?」

 

暦は懐かしむような顔をする

 

「900年前ね...アンタ何者よ?そんな長く生きているなんて普通ありえないわ」

 

「だって私たち~人間に近い存在だもん~!長く生きるのは当たり前よ~」

 

「退治する立場...ってことは陰陽師的な何かやってたのか?」

 

魔理沙がいうと暦は指をさす

 

「正解!私たちの昔の職業は陰陽師だよ~!一応~安倍清明とあったこともあるよ」

 

有名な陰陽師である安倍清明とあったことがある?昔の職業が陰陽師であるからして、妖怪である紫たちと敵対関係にあったのもうなずける...

 

 

 

「まぁ...最終的には紫たち妖怪勢に負けちゃったけどね~さて...私たちの正体が気になるとか言ってたね...特別に見せてあげるよ私の本当の姿をね...フン!!」

 

暦が念じると煙に包まれる...本当の姿ね...楽しみだわ

 

煙が晴れていき徐々に暦の姿が明らかになる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どう?これが私の本当の姿だよ」

 

暦の姿を見て私たちは目を丸くする...

 

今の暦の姿はあまり変わっていないが頭には金色の獣耳が2つがついている。

 

「やっぱり妖怪だったのね...」

 

「妖怪?只の妖怪ではないよ?私は大神家当主の大神暦...別名は大神狐の大神暦...気づかないかしら?」

 

「大神狐?...まさか」

 

そんな...まさか幻想郷にこんなモノがいるなんて...

 

暦は私が狼狽えたのを見て笑う...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「気づいたようね?大神狐の別名は空狐...私が神に近い存在ということをね...」

 

(大神家 当主兼母親 大神暦(コヨミ)通り名:始祖の大神狐)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暦は自分の正体を明かした後縁側に座り、咲夜からお茶をもらう...

 

「大神狐?空狐?一体なんだぜ?」

 

「そこのところ私も気になるわ」

 

魔理沙は言っていたことが分からなかったのか首をひねり、咲夜も暦の正体が気になるのか私に尋ねる

 

「大神狐もとい空狐は狐妖怪の最高位の存在よ」

 

「最高位?どういうこと?」

 

レミリアも反応する...やはり流石の彼女でも知らないか

 

「妖狐は1000年生きて九尾になり、2000年生きると尾の数が減って4本になり天狐という存在になる...それが空狐になる進化の過程よ...」

 

「ちょい待った!今の暦には尻尾なんてないぜ?」

 

魔理沙は暦の方を指差す...確かに尻尾はないでもそれが空狐の証なのよ

 

「話は最後まで聞く!!空狐は3000年生きた妖狐よ尻尾は0本になり進化は終わる!それで空狐は神に近い存在になり隠居するって聞いたけど?」

 

私たちは縁側に座っている暦を見る...

 

「隠居っていうより私たちと変わらない只の子供だぜ?」

 

「私の6倍は生きているの?ありえないわ!」

 

「そういうことね...ん?ちょっと待った...」

 

彼女の娘であるあの5人も同じ?

 

煌炉と潤香の2人は見たけど...あの2人はそんな感じすら見せなかった。さっき暦が言った人間に近い存在...どういう意味?他の意味があるのかしら?

 

「暦...アンタの娘たちは人間なの?」

 

「そうね~?人でもあり妖怪でもある感じかな?霊夢さ...陰陽って知ってるよね?」

 

陰陽はと陰と陽とは互いに対立する属性を持った二つの気であるもの...知ってるわよ

 

「私は巫女よ!その程度知っているわ!」

 

「なら良いかな...たとえていうならあの子達は陰陽玉と同じようなもの...陽の姿が人間・陰の姿が妖怪とすると同じように人と妖怪の2つの姿を持っているのよ...」

 

人と妖怪の姿を2つ持つ?普通はこんなのありえないわ...

 

暦の血が入っているせいなのかしら?仮にも神みたいだし、そういうことができてもおかしくはないか

 

「そう...悪いわね詰め寄って」

 

「別にいいよ~娘たちのこと知ってもらえたし良かったよ...あの子たちの中じゃ心を閉ざしている子もいるし...」

 

暦は空を見る

 

 

 

 

「夕日が沈むね...ではまた今度!」

 

暦は懐から500円を賽銭箱にいれる...今回はあまり持ってきてないようだ...そして暦は大神神社に帰っていく

 

「まさか...神がくるとはな~霊夢~この神社の神っていたか?」

 

「ほっときなさいよ」

 

「神ね...どうりで煌炉の運命が見えないわけね...面白いわ!霊夢私たちも失礼するわ...咲夜行くわよ」

 

「はい...お嬢様」

 

レミリアと咲夜も紅魔館の方へ帰っていく...

 

「はぁ...暦たちのことは私の杞憂だったみたいね...」

 

(でも彼女が本気を出したらどうなるかしらね?)

 

私は頭の片隅にそれを思い浮かべる

 

 

 




暦たちの正体が明かされました

ではこれにて
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