東方五行大神伝   作:ベネト

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味方がいなくなった暦の視点にて...


放火魔と天敵との会合

 

いつもの主人公組、博麗霊夢・霧雨魔理沙...命蓮寺の聖白蓮...仙人の豊聡耳神子は確定...この4名に気を付けていれば...

 

「その他の取りこぼしは...何とかなるでしょう...この4名のうち2名は私の娘達を倒しているし...彼女達に警戒していれば...」

 

命蓮寺に辿り着いた私は境内に着地する...

 

「...ん?」

 

「おい!そこ押さえろ!!」

 

「縄持ってこい!!」

 

「やめるのじゃー!!!」

 

何か...寺の方が騒がしいね?白蓮は人里にいるし、一輪は華楠が治療中だし他のメンバー達が騒いでいるのだろうか?

 

私はそっと寺に近づいて声のする方を見つめる...

 

 

 

 

 

「おらぁ!この放火魔!!!観念しろー!!」

 

「寺に火をつけようとは!なんてことをするのです!!」

 

「うるさいわい!!我は仏像を燃やすのじゃー!!!」

 

...そこには地面に組み伏せれている神子の家臣こと物部布都と、彼女を取り押さえようとしている村紗・星の姿が...

 

「燃料と文文。新聞...ライター...物的証拠は揃っているな...」

 

村紗の隣では布都が使おうとした道具の数々を纏めているナズーリンの姿...どうやら私は忙しい時に来てしまったようだ...

 

「...あの子...後で神子に怒られるのは確定ね...まぁ私としてはライバルが減って助かるけどね♪しかし...」

 

命蓮寺の面々が集まっているようだけど、一人足りないね?...私の神社に爆弾を送って来た犯人こと二ツ岩マミゾウの姿がどこにもない...

 

あのタヌキはこういう時にへらへらと来ると思っていたけど、どうやら席を外しているみたいね?

 

「...まさか...今回の異変の方に向かっているのかな?...ちょっと面倒だな...」

 

まぁ...今は泳がしておくのがベストかな?今は私の方も今のうちにお暇を...

 

 

 

 

「放すのじゃー!!!」

 

「こら!逃げるなー!!」

 

「!?」

 

叫び声のする方を見ると、拘束から逃れてこちらへと逃げてくる布都の姿が?

 

彼女は燃えた松明を振り回しながら叫んでいる...

 

「うおー!!!太子様の為...異教徒に地獄の業火をー!!そこをどけー!!」

 

「うひゃぁ...」

 

暴徒と化した彼女は私の方へと走ってくる...うん...これは少し怖いかも?

 

私は能力を発動し、畳み位に大きくした花札を手に取る...

 

「はい!お帰りはあちら!!!」

 

「へぶ!?」

 

突進してくる布都を札でホームランし、彼女は命蓮寺の境内へと戻される...

 

 

 

「コイツ!逃げやがって!!聖が来るまでお仕置きしてやるからな!」

 

「暴れないで下さい!!」

 

「いやじゃー!!!放せー!!!」

 

そして布都は命蓮寺の方々により寺へと連行される...

 

「放火魔は捕まり...私のライバルも減ったし...いいことづくめね!!」

 

誰もいなくなったことを確認した私は、その場を後にする...

 

ふふん!!運がいい具合に巡って来た感じかな?このままいけば今回の異変も平和に終わるかもしれないね!!

 

 

 

 

 

 

 

 

ぐいぐい...

 

「ん?」

 

尾を引かれる感触を感じて私は後ろを振り向く...

 

 

 

 

 

 

 

 

「やっほー!!狐のお姉さん!!久しぶりー!!!」

 

「...」

 

私の後ろには...薄緑色の髪をした少女こと...古明地こいしがいた...

 

古明地...私達大神家の天敵!!!モフモフキラーの古明地さとりの妹じゃない!!!!

 

鏡を持っていないけど、顔に血の気が引くのを感じる...多分いつも白い私の肌が青くなっているのが分かる!!

 

「うえええ???何で?貴女がここに!!!」

 

かつての地獄を思い出すわ!!!おもてなしと地底に招待され、屋敷でブラシを振り回しながら私達を次々と狩っていく光景!!忘れるはずもない!!

 

地底の不可侵条約はどうなったの!?...いや待て...確か前にさとりが来ていたね...その時は境奈が犠牲になったけど...

 

「もふもふ~♪」

 

こいしは私の話を聞かずに私の尾に抱き着いている...ブラシは持っていないようだけど...油断ならない...

 

「もう一度聞くけど?何でここに?」

 

「んー?地上で面白そうなことをしているみたいだから来てみたの♪地霊殿では退屈だからー!」

 

「つまり...人気取りかな...」

 

...これはまずいな?今はバレていないようだけど、私がこの人気取りに参加していることがバレたらとんでもないことになるね...ここは穏便に退くのがベストかな?

 

よし!!今回の異変は霊夢達に任せよう!!私は知らないから!

 

「そうかー!じゃあ人気取り頑張ってね!私は屋敷に帰って寝るからー!」

 

私は彼女に背を向けてその場から去ろうとする...

 

 

 

 

 

 

ガシ...

 

だが尾を引っ張られる感触を感じ後ろを見ると、こいしが私の尾を掴んでいる...

 

「...ん~?何かまだ用?」

 

「狐のお姉さん!どうせなら!私の相手をしてよ!お姉さんも参加しているのでしょう?」

 

「うぇ!?人気取りなんか参加していないよ!!」

 

私の言葉にこいしは満面の笑みを浮かべる...あ...何かミスったかも...

 

「私は地上で面白そうなことをしていると言っただけだよ?人気取りとは一言も言っていないし...それのことを知っているということお姉さんも参加しているのでしょ?」

 

「...あ」

 

まずい!口が滑った!!自分からボロを出してどうするのよ私ー!!!

 

 

 

 

 

 

 

「...私帰るー!!!」

 

「待ってー!!」

 

ガシ!!!

 

その場から逃走を図ろうとするが、尾を掴まれて逃走失敗す...こいしは私の尾を掴んで引っ張っている...

 

「待ってお姉さん!!地霊殿のお土産にお姉さんが必要なのー!!!」

 

「お土産って何!?私は行かないよー!!!」

 

あきらめず逃走を図るが...こいしが尾を放してくれない!!!

 

「お姉ちゃんにブラシをさせてあげる約束なのー!!お姉さんが必要なのー!!」

 

「最悪のケースだー!!!ブラシは嫌だ!!!放してー!!!!」

 

やばい!!!逃げられなかったら、地底にご招待だ!!!さとりにブラシさせられる!!昇天させられる!!!

 

「お願いー!!お姉ちゃんにブラシさせてあげてー!!!さきっちょだけ!!さきっちょだけでいいから!!!」

 

「HA☆NA☆SEー!!!」

 

その後...こいしとの尾による綱引きが30分近く続く...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30分後...

 

 

「ぜぇ...ぜぇ...放して!!!」

 

「お姉さんー!!!しぶといー!!!こうなったら!弾幕勝負でオトナシクさせるしか!!」

 

こいしがスペルカードを取り出した瞬間僅かに彼女の手が緩み私はその隙に脱出する!!

 

「あ!!」

 

「こうなったら...相手...してあげるよ...はぁ...はぁ...全力でいくから...はぁ...覚悟してね...」

 

私はスペルカードを取り出して彼女と対峙する...いらん体力を消耗したけど...この子相手なら...まだ何とかなる!!

 

「狐のお姉さん!!私が勝ったらお姉ちゃんのオモチャね!!」

 

「いや...負けないから...全力でやらせてもらうからー!!!」

 

こうして...私とこいしの仁義なき戦い戦いの幕が開く...

 

 

 

 




次回戦い

ではこれにて
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