一方暦たちがいなくなった大神神社にて、大神煌炉が布団の中に寝ているがあることが頭をよぎり身を起こす
side煌炉
「戸締りしたっけ?」
私は身を起こし重い体に鞭打って部屋の外まで出る...
屋敷の戸締りしたのか気になって眠れない
這って何とか部屋の外に出るが頭がボーっとする。とりあえず屋敷の玄関の鍵だけ確認しなくては...
流石の私でも屋敷全体の確認はこのザマではできない...せめて玄関だけ確認してしまえば...私の不安もなくなる
壁に手をつきながら玄関を目指す
「...やっぱり開いてた」
玄関につくと案の定扉の鍵が開いていた...全く不用心な
鍵を閉め不安もなくなった...早く寝ようだるいし
「う~!」
?廊下の奥から叫び声のようなものが聞こえる...幻聴か?
「ん?華楠姉さん?」
「こうろ~!」
叫び声は近くなってきている!姉さんの声でもない!!
「煌炉~!」
「ら...藍?ぐほあ!?」
その人物は八雲藍...何で屋敷の中に?藍の頭が私の胸にあたり、そのまま体制を崩し後ろの扉に後頭部をぶつける
「うごああああああ!!!」
後頭部に激痛が走り頭を押さえる...血でていないよね?すこしデジャブを感じる...
藍は私の体の上で尻尾をブンブン振っている...
「久しぶりだな~煌炉~!愛してるぞ~!んっ!!」
私が返答する前に藍は素早くディープキスをする
「藍...私風邪ひいてて///」
「大丈夫だキスすれば治る...さて部屋に運ばないとな!」
藍は私の下顎に指をあて、私を抱えて部屋に運ぶ
藍に運ばれ私は布団の中に入る
「ありがと...藍」
「ふふ...待ってろ何か作ってやるからな!」
藍は部屋を出て、私は部屋を見る...何故藍が屋敷内にいるかそれはある人物の仕業だ...
冬眠中だと思っていたのに
「いるんでしょ?紫」
「あら?気づいた?具合はどうかしら?」
スキマの中から紫が出てくる。彼女は布団の横に座る
「このくそ長い冬のせいで最悪だよ...何でここに来た?」
「貴女が風邪を引いたと知って来たのよ...藍も貴女に会いたがっていたし...貴女に謝りたかったし」
紫はしゅんとした顔をし頭を下げる
「へぇ...頭を下げるとは」
「貴女を無理やり抱いてしまったのは私の軽率な行動よ...貴女が許してくれるまで私は頭を下げ続けるわ!!」
...くく...無理に抱いたねぇ
side紫
しばらくの沈黙の後室内に煌炉の乾いた笑い声が響く
「くく...謝るの...そっち?」
「え?」
煌炉は私の胸を指差す
「私が腹がたったことは!お前が最後に言ったあの言葉だ!!覚えているか!?」
「私が最後に言ったこと?え~と...あ!たしか(ん~!やっぱり貴女のその小さい胸は揉みごたえないわ~!ほらほら~!私の方がおおきいでしょ~!)(煌炉の顔に胸を押しつけながら)ああ...そっち?」
「あの時はショックだったよ...ただでさえ巨乳に囲まれてて日々悩んでいたのに急にトドメさされるからね...」
「ご...ごめんなさい!!煌炉~!」
私は畳に頭をつけ土下座をする...
煌炉は溜息をつき膝を曲げて頬杖をつく
「何で私こいつに負けて式になったのか...全く」
「本当に悪かったわ!!償いといてその胸私が揉んで大きくしてあげるから~!」
私の言葉に煌炉はビクつく
「別にいい!!本当に反省してるのか?」
「反省したからこそよ!貴女は大切な式神だし私が責任もって貴女を!!」
私は煌炉を押し倒す
「ちょっ!おまっ!ら~ん~!HELP!!!」
「どうした?煌炉!!...これは」
藍が私と煌炉を見る
「藍助けて!!」
「フ...フライングですよ紫様!!一緒にやるって言ったじゃないですか!!!」
「...藍?」
「藍!手を貸しなさい!!煌炉と仲良くなるために煌炉の胸揉んで大きくするわよ!!」
「了解しました!!」
私と藍は近づく...
「お...お前ら!!いい加減しろー!!!」
屋敷内に煌炉の叫び声が響く
大神神社にてスキマ妖怪とその式九尾の猛攻(笑)に煌炉は抵抗し30分経過する...
両者の体力は切れて一時休戦となり、煌炉の部屋のものは散らかりその30分がどれだけ過酷だったかを示している。
side煌炉
「いい加減にしろ!!」
全員息が切れてうずくまっている。何分たっただろうか?2人の猛攻を避けるのは流石にしんどかった...
「はぁ...はぁ...しぶといわね...煌炉」
「煌炉...安心しろ...痛くはしないから」
2人共妖怪の目になっている...ライオンの檻に入れられた狐の気持ちが分かった気がする
「お前ら...っ...」
やばい...こんな時に眩暈が...
こちとら病人流石にも激しい運動は無理があったか...いかんやられる
「こ...煌炉大丈夫!?」
意外にも2人はこのチャンスを使わず私を支える。紫が私を布団に戻す。
くそ頭がガンガンする!!
「すごい熱!!藍!濡れた手ぬぐいを持ってきて!」
「ハイ!!」
藍は部屋を出て、私と紫に2人だけになる。そして紫が口を開く
「...そういえばここにいるの貴女だけなの?」
「潤香は人里で雪かき...華楠姉さんは自室で寝てるかも...母さんと境奈姉さんと銖理はこの長い冬の調査に行ったよ...つか何でお前が起きてる?冬の間は冬眠してなかった?」
「眠ってもいられないわ....今回の異変の首謀者は幽々子なんだから」
「幽々子が?」
予想外の人物の名を聞いたな、西行寺幽々子...彼女は幻想郷の冥界の管理人で紫の親友だ
でも彼女の能力は冬を長引かせる力ではないはず
紫は溜息をつく
「幽々子の目的は西行妖の満開が目的よ」
「やばいな...アレの満開って」
あの西行妖は厄介な代物だと紫が前に言っていたな...満開になったら生けるものなら例外なく精気を吸う妖怪桜
よくは知らないが確か紫が封印したはず
「ええ...だから私が起きているわけ...私も眠いのに」
西行妖の話をしばらく紫と話す
side藍
台所につき私は手ぬぐいを濡らす、煌炉の奴すごい熱だった早く部屋に戻らないと!!
「ん?藍何でここに?」
入り口でとある人物と遭遇する...緑色の長い髪に白のノースリーブの短い服に同色のズボン・黒の腰巻をつけている女性こと大神華楠がいた
「華楠か?あれどうした?顔が白いぞ?」
「すこし気が滅入っていてね...紅茶を飲んで落ち着こうとな...」
華楠は紅茶の缶を見せる
「そうか...私たちは煌炉の看病に来たんだ...すまないな勝手にはいって」
「いや...感謝する本来私がすべきことなんだが...煌炉の奴くしゃみするたびに炎吐くから危なくてな...そうだこれを持って行ってくれ」
華楠はアンプルを私に渡す
「これは?」
「私が調合した薬だ...調合に時間がかかってな...それを彼女に飲ませてくれ、では頼んだ」
「分かった!」
台所で華楠と別れ、煌炉の部屋に急ぐ
「煌炉~!冷たい手ぬぐいだ~!」
部屋に入り、布団の中で寝ている煌炉の額に手ぬぐいを置くと彼女の表情が緩む
「ありがと...藍」
「フフ...礼などいらんさ...ほらこれを飲め華楠の薬だ」
「華楠姉さんの?ありがとう」
煌炉はアンプルの中の薬を飲み横になる
私が煌炉の頭を撫でると彼女の目がトローンとしていき、しばらくすると煌炉は寝息を立てる
「昔と変わらない寝顔ですね...紫様」
「...そうね」
普段とは違うあどけない寝顔の煌炉...普段は仮面をつけているし何かしらと気を張っているから今しか見ることができない貴重な光景だ...
「紫様」
「何かしら?」
紫様は煌炉を見ながら答える
「煌炉は私たちの下に戻ってくるのでしょうか?」
「わからないわね...でもそんなに時間はかからないと思うわ...少なくとも煌炉と話をすることはできたわ...彼女の凍てついた心を少しずつ溶かしていけてるわ...」
「そうですか」
確かに前より抵抗はなかった紫様の言うとおり、煌炉の凍てついた心を溶かしているみたいだ...
もうすこしの辛抱か
「さて!私たちも準備をしないとね!いくわよ藍!」
「はい!!」
煌炉の顔を見つめ私たちはスキマの中に入る
というわけで煌炉が紫に怒っていた本当の理由が明らかになりました
彼女はスレンダーな体系で姉妹の中では胸が小さい部類になります
ではこれにて