東方五行大神伝   作:ベネト

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今回で異変終了です

次回は日常編


開花

side暦

 

「な...何だぜ!何が起こっている?」

 

魔理沙は開花し始めている西行妖を指差す

 

「暴走かな?」

 

幽々子自身が操っているわけでは無いようだ...

 

そして何やら西行妖に妖力が宿り始めているような...あれはいけない

 

「皆!気を付けて!西行妖の余波が来るよ!」

 

「え?暦!終わったはずじゃ!」

 

霊夢が言うが西行妖から紫色の花びらのような弾幕が来る...

 

「境奈!」

 

「はいよ!!」

 

境奈に指示すると境奈が土狐の数を増やし攻撃する...

 

花びらの弾幕は土狐に阻まれ消える...枝の咲き具合からしてまだ一分咲きのようだが

 

 

 

 

「一体何が...」

 

咲夜が後ろに一歩後退する

 

「西行妖の暴走かな?皆頑張って避けて!」

 

「暴走って...お...おい見ろ!」

 

西行妖の花が開き1分咲きから三分咲きへとなり、先ほどの攻撃が来る

 

境奈が作った土狐が次々と攻撃を受け消滅していく...先ほどより威力が高くなっている!?

 

「はぁ?ちょっと!待ってってば!!」

 

「うわ...これは満開になったらマズイかも...」

 

皆は西行妖から距離を取る

 

「何て...力なの?」

 

「ああ...終わった」

 

魔理沙は膝をつく...

 

他の皆も消耗しているしこれ以上はマズイか...私の力を使うにもこれはね

 

 

「あら?暦...貴女でも苦戦はするのね」

 

この声?

 

辺りを見回すとスキマが開き紫が出てくる

 

 

 

「紫...今ヤバい状況で」

 

「安心なさい...西行妖は幽々子の力でも満開にはできないわ」

 

紫からの言葉に皆首をかしげる

 

「どういうことだぜ?」

 

「まあ見てなさい...」

 

紫は西行妖の方をジッと見る...

 

その間にも西行妖の花は五分咲になっていく

 

「母さん!境奈姉!無事?」

 

「幽々子様!」

 

騒ぎを駆けつけたのか銖理と妖夢が私たちのところにくる...

 

2人ともボロボロだ...

 

 

 

「八分咲ね」

 

霊夢がつぶやき、西行妖は八分咲になっている...

 

もう少しで満開だが紫の方は平気そうな顔をしている

 

「紫!」

 

「暦...見てなさいほら!」

 

西行妖を見てみると変化が起き始める...

 

次は満開のはずなのに西行妖の妖力が減少していき、花が散っていく...

 

 

 

「何?花が散り始めたわ!?」

 

「幽々子の力では八分咲が限界なのよ...西行妖は満開にならないわ...もしものために起きていたけど杞憂だったみたいね」

 

幽々子の力では八分咲が限界か...何だ一時はどうなるかと思った

 

 

西行妖は全ての花を散らし元の枯れ木に戻る...

 

そして浮かんでいた幽々子も西行妖の根元に倒れ妖夢が駆け寄る。

 

「これで全てが終了ね...藍!幽々子を運んで」

 

紫はスキマから藍をだし藍が幽々子を屋敷まで運んでいく

 

...長かった冬もこれで終わりか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side紫

 

西行妖の前には私・大神一家・霊夢・魔理沙・咲夜が残る

 

「何だ...西行妖は開花しないのね...驚いたなぁ」

 

「アンタは何もしていないでしょうが!」

 

霊夢が暦を睨み...暦は逃げるように境奈の陰に隠れる

 

 

 

 

 

「だって~」

 

暦は境奈たちにアイコンタクトで出口の方を合図する

 

「あら?帰るのかしら?」

 

「そうしとく...煌炉が風邪ひいてるし...流石にもこの寒さは堪えたよ...では皆さん~失礼するね~」

 

暦たちは出口の方へ飛んでいく

 

 

 

 

 

「風邪ね早く治るといいけど...」

 

煌炉の風邪は心配だけど、今日は彼女と話せてよかったわ...

 

このまま良い方向に行くといいんだけどね

 

 

 

 

「どうしたのよ紫?嬉しそうな顔をして?」

 

「すこしね...」

 

「しかし今日はヒヤッとしたぜ...暦が戦えないのは予想外だったぜ」

 

「え?暦は戦わなかったの?」

 

「ええ...相手の能力が危なくて使えないとかでずっと境奈に指示してたわ」

 

 

...彼女はあの能力を使わなかった?

 

いや...使っていたはず...この土壇場こそ真の力を発揮するはず

 

 

 

「私や妹様を倒すほどの実力者なのにね...」

 

「まぁ強いにこしたことないけどな~」

 

「でも...よくあれで幻想郷のパワーバランスになれたわね」

 

咲夜・魔理沙は笑い霊夢は溜息をつく

 

駄目ね...

 

この子達は暦の真の恐ろしさを知らない...普段使っている能力を奪うの能力なんて只の飾りにすぎないということ...

 

彼女の恐ろしい能力はもう一つの方、あの能力で彼女は幻想郷のパワーバランスになれたというものよ...まだ昔のような調子ではないけど

 

「まぁ...貴女たちも暦に負けないようにしないとね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白玉楼から帰ってきた暦たちは大神神社の敷地内に入る...

 

そして屋敷の前の大きな池にかかっている橋を雑談しながら渡っている

 

「これで長かった冬も終わりだね~二人とも」

 

「確かにね~久々に戦ったかも~」

 

「今と昔は違うッスからね~」

 

銖理の言葉に境奈が思い出したかのように暦を指差す

 

 

「そういや~母さんは今回の異変自分で戦ってないよね~」

 

「そうだね~今回は能力の調子と皆の様子見に専念したよ!」

 

「銖理達の様子見ッスか?」

 

「そうだね~貴女たちが平和ボケしていないかとか、幻想郷と博麗の巫女たちの様子もね」

 

「博麗の巫女?何で気になるのさ~?」

 

「強くなってもらわないと私としても安心できないからね」

 

暦の言葉に銖理は頭にハテナを浮かべる

 

 

「何で強くなってもらう必要があるんッスか?」

 

「今回の異変と前回の異変は幻想郷をパニックするには中々の物だったね?多分だけどさこれからも異変が起き続けると思うんだよね~」

 

暦の言葉に境奈は考える

 

「...確かに前回の紅い霧も去年起きたわね~いつ今回と同様なことが起きてもおかしくはないか...」

 

「そう...幻想郷には行き場の失ったもの・忘れ去られた者が集まる最後の楽園...力のある者がこの幻想郷に集まるんだから確実に争い事が起こる...だから彼女たちと貴方たちの力を見ておこうと思ったわけ~!」

 

 

「なるほどね~」

 

「銖理達も負けてられないッス!」

 

「そうね...では晩御飯の準備をしましょうか~」

 

暦達三人は屋敷の中に入る...

 

 

...だが境奈と銖理は気づいていなかった暦が黒い笑みを浮かべていることに

 

 

「フフ...後少し」

 

 

 




暦の能力は実は二つあります

日常・異変の時実は発動していました

目で確認できなく曖昧なものですが強力です

ではこれにて
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