書かなければ...
side煌炉
一夜過ぎて翌朝...
私は台所にて朝食の準備をする。かなりの間泊まってしまった早く神社に帰って残った仕事をしなければ...
「味付けはこんなものでいいか...」
味噌汁を味見していると誰かが台所に入ってくる音が聞こえる
「...ん?」
「あ...煌炉///」
台所に入ってきたのは、私の元主こと八雲紫だった...彼女は顔を赤らめて視線を彷徨わせる...
昨夜の風呂場事件を思い出し頭が痛くなってきた...
何故か顔が熱い...
「紫か...随分起きるの早いな...」
「ええ...色々とあってね...」
...気まずい
くそ!昨夜の私を殴りとばしたい...
紫は味噌汁の入った鍋の中を見る...
「今日は煌炉が作った朝ごはんを食べられるのよね!久々だわ~」
...無理に話題を変えて来ているのが聞いていて良くわかる
だが話をそらしてくれて私としても助かる...
「じゃあ...居間で待っててよすぐ作って持っていくからさ...」
「わかったわ!」
紫が居間へと向かい台所は私一人になる。これで落ち着いて作業ができるというもの
「さて...次は目玉焼きでも」
「煌炉~♪」
誰かが後ろから抱き着いてくる...まぁ声で誰かはわかっている
「藍?動いて大丈夫なの?」
「ああ!おかげで風邪が治ったぞ!」
藍は顔をキラキラさせながら味噌汁の鍋を覗く
「油揚げの入った味噌汁か!煌炉!私も手伝うぞ」
「ああ...お願いするよ」
藍が朝食を作る作業に参加し、私たちはその作業を続ける
10分後
朝食を作り終え、私たちは居間に作った朝食を持っていく...
すでに居間には紫が待ちかねたような顔をしながら席に座っている。
「フフ...待っていたわ!」
「待たせたな...」
朝食をちゃぶ台に置き私たちは朝食を始める...
「ん~煌炉のご飯も美味しいわ~藍と違った味付けをしているわね」
「うむ!中々だ煌炉!」
2人共私の作ったものに満足しているようだ...気に入ってくれて何よりだ
昔も...こんな風に食卓を囲んでいたな
「煌炉?どうした?」
「いや...何でも」
藍に返答すると紫が思い出したようにつぶやく
「そういえば...煌炉1週間後に宴会があることを知っているかしら?」
「宴会?いや初耳だ...」
「やっぱり知らなかったかしら...暦達が早く帰っちゃって伝えられなかったのよ...宴会は博麗神社で行うから暦たちに伝えておいてくれないかしら?」
「分かった...伝えとくよ」
「頼むわね...霊夢たちも前回・前々回に異変の人とかも大神家全員とは面識がないでしょうし丁度いいわ!」
紫の言うとおり、確かに私たち大神家は大家族だし、紅魔館の人とか全く面識がないだろう折角だし交流をもったほうが良い気がする。
「楽しみだな!煌炉!」
「そうだね...」
ピピ!!
居間に機械音が鳴り響く...
音の発生源は...私だった
「あら?煌炉何か鳴っているわよ?」
「私の通信機からだ...すこし失礼するよ」
居間から離れて通信機に耳をあてる
(もしもし...煌炉姉さまですか?)
...この話し方は潤香か?こんな朝っぱらからどうしたのだろうか?
「私だけど...どうかしたの?」
(はい...実は是非曲直庁に提出する申請書なんですが...煌炉姉さまの申請書にまだ空欄とハンコが押されてなくてですね...)
是非曲直庁...申請書...
しまった!まだハンコ押してなかったな...昨日のおすそ分けとかで忘れてた...
「ごめん期限は何時だっけ?」
(今日のお昼頃だったかと...)
お昼?時間を見ると8:42
まだ時間はあるが...ぎりぎりに出すのは流石にまずいな...
「わかった...すぐに帰るから待ってて!」
(分かりました...お待ちしております)
通信機を切り私は居間へ向かう
「何だったの?」
「少しトラブルがね...悪いすぐに帰るよ...」
「そう?では1週間後に博麗神社ね!」
「またな!煌炉!」
「ああ...では一週間後に」
私は紫たちと別れ神社に急ぐ
現在時刻9:48
神社に戻った私は急いで残りの申請書を書き上げてハンコを押す...
危ない危ない...大神家の血族は人間として長く生きてるんだから定期的に提出する申請書を出さないと地獄の連中がきてしまう
「これで良い?」
「はい...これで大丈夫ですね...ではお母様と姉さま方の申請書がそろいましたし、是非曲直庁に行ってまいります」
潤香は申請書の入った鞄を持って部屋を出ていく...
ちょっと潤香には悪かったな...今度甘味処のケーキをご馳走してあげよう...
「...お風呂入ろ昨日は長く入れなかったし...」
部屋を出て風呂場へ向かおうとすると居間で倒れていると銖理を発見する...
「...どうしたの銖理」
「うぷ...昨日境奈姉と居酒屋ハシゴして飲み過ぎた...気持ち悪い...ッス」
銖理は口を押える
「吐くならトイレで吐きなよ...そういえば境奈姉さんは?」
「あややにお持ち帰りされたッス...」
文か...そういや境奈姉さんに好意を抱いてたな...
「そう...じゃ私は風呂に行くんで...」
「銖理も行くッス...ワックスでセットしたの洗わないと...眠れないッス」
銖理は自身の長いツララのような白い髪を指差す...
一束一束が重そうだ触ったら怪我しそう
「はいよ...銖理立てる?」
私は銖理を立たせてお風呂場へ向かう...
お風呂場
脱衣所につくと銖理は来ているものを脱いでお風呂へ向かう...
「全く飲みすぎだって...」
服を脱ぎ、鏡を見ると自分の姿があらわになる...
「...あれ?鎖骨のところ赤くなってる何だろ?腫れたのか?」
そんなことを思いながら私は風呂場へ向かう
風呂場は旅館のお風呂みたいに広く我が家の自慢でもある...風呂場には私と髪をシャンプーしている銖理の2人だけと思っていたが他にもう一人いた...
「む...煌炉お前も一緒か」
いたのは華楠姉さんだ...
馬鹿でかいティーカップ型の湯船に入って湯船になみなみと入っている紅茶をストローですすっている...
このティーカップ型の湯船は和の雰囲気をぶち壊しているが本人が好きなのだから仕方ない...
「ただいま華楠姉さん...」
私は銖理の横で体を洗う
「随分早かったな...もっと遅いかと思ったぞ」
「是非曲直庁に出す申請書が完成してなかったから早く帰ってきたの...」
「申請書か...全く面倒なものだ...ちゅ~」
「まぁ...決まりだからね...あ...そういえばさ!1週間後博麗神社で宴会やるって紫が言ってたよ」
「ほう...宴会な誰が来るんだ?」
華楠姉さんは湯船をストローでかき混ぜながら話す...心なしか表情が曇っているような?
「とりあえず沢山来るってさ...八雲・白玉楼・紅魔館・魔法の森の人とか?」
「随分と沢山来るッスね...楽しそうッス」
銖理は洗面器に頭を突っ込んだまま話す...大丈夫かな?目が座っている
「全員参加か?」
「そうらしいよ?」
「わかった...先に出るぞ」
華楠姉さんは表情を曇らせたまま湯船から出て風呂場を後にする...
「まだ...立ち直ってないのか」
「華楠姉もナイーブ...ッスから」
まぁ...昔とはいえ、あんなことは私としても二度と経験したくないけどね...
色々と辛いものがある...
「前に...進んでいかないとね」
風呂場の天井を見ながら私はつぶやく...
次回萃夢想に入ります
実は大神家の過去の話はできていたりします。
それをいつ小説に出すべきか...
ではこれにて