side潤香
私は人里ではなく大霊廟があるところへ向かう...
家族には私のことは話すわけにはいかない...これは私の問題です。自分で解決しなければいけない事です...
霊廟の近くへ来るといつものように屋根で居眠りしている屠自古を見つける...
「...う?潤香か...」
屠自古は私が入ってきたのに気づき屋根から降りる
「おはよう...屠自古...今日はおすそ分けにきました」
屠自古に風呂敷を渡すと屠自古はその中身を見る...
「稲荷寿司か...酒のつまみには丁度いいな...」
「お酒?ですか?」
屠自古は頷き頭を掻く...
「ああ...やることがないからな日々酒を飲んで過ごすのが最近の楽しみだ...昔と違って色々と美味しいものがあるしな」
確かに昔よりは美味しい食べ物が増えましたね...
時代の変化は時にすごい物を生んでくれますから...
「ええ...確かにでは私はこれで...」
私が帰ろうとすると屠自古が私の腕を掴む
「待て...折角だ...独りで飲むのも飽きてきたところだし...付き合え潤香...」
「わ...私がですか!?」
屠自古は私の手を引っ張り私たちは大霊廟の中へ向かう...
1時間後
「ぐす...ぐす...何で私だけ亡霊なんだよぉ~!」
お酒を飲みながら屠自古が泣く...
こう見えて彼女は泣き上戸だ...この前の異変の時に開いた宴でもしばらくするとこのような感じになっていた...
「あらあら...」
「潤香も私の気持ちはわかるだろー!!あの方と一緒の存在になりたかったのに!あのダボが!!」
「布都にですね...」
「私の尸解仙として使う壺をすり替えやがって!!うわああああん!!」
...気まずいですね
「泣かないでくださいな...」
「...逆に何でお前は泣かないんだよ!!あの方を慕っていたのにー!」
「...涙など...とうの昔に枯れてしまいましたよ...ですから私の代わりに泣いてくださいな...」
「う...うぁぁぁぁーん!!!」
屠自古を慰めながら私は時間を過ごす
side銖理
「ヒャッホー!!!今回も銖理のライブに来てくれてアリガトー!!」
(オー!!!!!)
観客席から声援が響く...今日も良い感じッス
「今日はアリガト―!入口で~大神家特製の稲荷寿司を配っているので皆さんにプレゼントで~す!」
私が言うと観客は入り口へ向かい稲荷寿司を受け取っていく...
これで良し!!多い稲荷寿司を一気に消費できる!!
観客席に向かうと後ろの方の席に影狼と青い髪の女性がいた...
青い髪の人は緑色の着物を身に着けており、車椅子に座っていた膝には長いひざ掛けに頭にはほっかむりをしている
「あら?銖理!今日もよかったわよ!!」
「やっほー!影狼~今日もアリガトッス!...そちらの方は?」
「彼女はわかさぎ姫よ~私の友達なの!」
「こんにちは~影狼の友達のわかさぎ姫です~貴女が銖理さんですね~?」
わかさぎ姫と呼ばれた人は私に挨拶をする...
「これはどうも!大神銖理ッス!!今日は楽しんでくれた?」
「うん!私歌が好きだから!色々なのが聞けて良かったわ!」
「それはよかった!」
「では私たちも失礼するわ...これから用事もあるからね」
影狼はわかさぎ姫の車いすを押しながら出口へ向かう...
「さて!銖理も帰りますか!!ノルマ分は消費したしね!」
side煌炉
「煌炉~♪」
「藍...」
現在私は八雲家の居間にて藍に抱き着かれている...
実はここには40分くらい前には来ていたんだが帰るタイミングを逃して現在に至っている...
「えと...私は何時までこうしていれば良い?」
「私の気が済むまでだ~♪」
藍の腕の力が入り、さらに締め付けられる
「...そういえば?紫は?」
「幽々子様のところだ~♪しばらくはお前と私の2人きりだ~」
藍の胸が私の胸にくっつく...やはり大きいな
「くやしい...」
「何か言ったか?」
「いや...うわ!」
藍に押し倒され藍が私の上の馬乗りになる...
「藍?」
藍は私の耳に胸を押し付ける...
「私の胸ドキドキしているだろ?ここまで言えばわかるだろ?」
...何となくわかっている。でも私としても恥ずかしいことには変わりない...
「えと...わかって...います?」
「何故疑問系何だ?」
藍は不服そうに私の胸を触る...
「ひゃ///」
「私はお前の全てを受け入れる...だからお前もな...」
これから先私は良く覚えていない...
次に気づいた時には布団の中で藍と裸で寝てた...
side境奈
現在アタシは文の部屋にてお酒を飲みながら文と椛の3人で世間話をしている
「あやや...鬼の方が異変ですか...」
「そうだよ...確かアンタの上司になるんだよね?」
文は青い顔をする...
「...あの方とは一緒にお酒は飲みたくないわ...本当にきついのよ!あれ!!」
「...まぁわかるわ...昔任務で鬼の居る所に潜入して宴に参加したし」
「大変ですね...文様も境奈様も」
椛は時計を見ると立ち上がる...
「ん?椛?どこへ?」
「そういえばにとりと将棋の約束をしていましてね...今から行こうと...」
アタシは椛の足を握る
「待って!アンタが出て行ったらアタシは!!!」
「頑張ってください...文様を宜しくお願いします」
椛はアタシの手を払って部屋を出る...
「椛―!!!」
...やっぱりそうなるのか椛がいるなら何とかなると思ったのに!!
後ろを振り向くと文がニコッとする...
「さて...何故か椛もいなくなりましたし...」
「待って!!アタシ昨日鬼にボコられたから!今回はダメ!!!」
「境奈の綺麗な肌に傷でもあったら大変です!!!だからこそ私がー!」
「ぎゃー!!!」
それからのことは覚えていない...
次に気づいた時には布団の中で文と裸で寝てた...
日常編が短くなっている気がしますね...
ではこれにて