大神家の一室の卓上の間...
そこには夜遅くに当主である大神暦が誰もいない、卓上の間にて自分の席に座り大きなチェス盤を出現させ黒い駒の方を自分側にして思案にふける...
その顔はいつものにこやかな彼女ではなく、無表情で暗い目をしていた...
side暦
「...さてどうするべきか」
私はチェスのコマをそれぞれ並べ思案する...まず永琳の話だとこちら側の戦力はあまり余裕がないとのことだ...
永琳の主こと蓬莱山輝夜・永琳・弟子の鈴仙・優曇華院・イナバと因幡てゐの4人とわずかにいるうさぎ妖怪がちらほら...
話しによると輝夜という人が月の民に存在がばれるのはマズイとのことだ...
私は黒のキング・クイーン・ナイト2個をチェス盤の中央にに乗せ、その周りにポーンを8本置く...
「そして...私たちが助けるとしても戦力の差はあるな...」
今のところOKが取れたのは銖理の1人のみ...他の子にも確認を取らないとね...
「そして...異変を起こすにしても...来る人は沢山来るだろうね...」
まずは巫女の博麗霊夢と魔法使いの霧雨魔理沙...この2人は確定だろう...異変には全部参加していたし...
「まずはこの2人か...」
白のキングとナイトをチェス盤に置き更に思案する...
他に参加すると言えば...紅魔館・白玉楼の人も来るだろう...幻想郷の勢力で一番参加する確率が高いからね
チェス盤に白のルーク2本・ビショップを2本をキングとナイトの近くに置く...これで早くも6名か...
「これは最悪のパターンだけど紫が参加した場合はこちらがきつくなるか...」
そう...幻想郷の母こと八雲紫の存在...
彼女が入っただけで九尾の八雲藍もつくという豪華特典だ...
「...彼女達の相手をどうするべきか」
私は椅子に深く座りクイーンとナイトをチェス盤に置いて頭を抱える...流石にも戦力は向こうに分がある。
大神にしても全員を出したいところだが...娘たちにも予定がある
華楠は折角人間と仲良くなったところだし、参加させるのは酷だろう。今回のことは話さないでおこう...
境奈はこの前の鬼との戦闘のダメージが残っている模様...今回はやめておこう。それにあの竹林では土狐は動かせないだろう...
潤香は妖怪の姿にコンプレックスを持っているから激しい戦闘には出すことができない...これはもう仕方ない...
消去法で煌炉・銖理の2名だけになってしまったがこれは好都合かもしれない...銖理には他のメンバーの闇討ちを頼んで煌炉には...フフ
「まぁ...これでいいか残りは私の能力をね...」
私は後ろのダーツの的に見ずにシャフトを投げる...
「...フフ!ぴったり真ん中ね...さて煌炉に参加の召集をかけないとね!」
翌日
7:36
私は台所で朝食を作っている煌炉のところへ向かう。
「煌炉~♪お願いがあるの~♪」
「...はい?」
煌炉は嫌そうな顔をする。
「そんな顔しないでよ~今回の話は貴女にも良い話しだから!」
「良い話し!?」
「良いから耳を貸して!」
私は煌炉の耳に異変の作戦内容を話す...そして煌炉のやることも全て...
「それを...私が?」
「良い話しだと思うけど?どう?」
煌炉は先ほどの嫌そうな顔を微笑へと変わらせる...
「その言葉...待っていた」
「参加ね♪では宜しく~」
私は自室に戻り永琳に渡した通信機に連絡する...
「永琳?私だよ!こっちの人員の用意はできたよ...」
(ええ...分かったわ...では今度の満月の時に竹林に来て...)
「分かった...ではその夜に」
通信機を切り私はカレンダーを見る...今度の満月は7日後
「まだ7日ある...さて私の力が蘇っているし...仮に力が戻っていなくても...私にはアレがある...あれさえ発動してしまえばね...フフフ!!」
私はとあるスペルカードを見つめて笑う...
さて次回永夜抄です
出陣メンバーは暦・煌炉・銖理です
ではこれにて