人里の人気スポット甘味処...
ここにはスイーツ系のものが各種取り扱われており、人間だけに人気ではなく妖怪も自らの正体を隠して来店することがあるほどの人気スポットである。
店内に入った八雲藍・大神煌炉は入り口近くの席に座る。
side藍
「ここも久しぶりかも」
煌炉が席に腰を下ろし私は彼女の正面に座る
「フフ...そうか何を頼む」
私はメニューを取り煌炉に見せる。彼女は目を皿のようにしてじっくりとメニューを見る
「じゃあ!あんみつかな」
彼女は私にメニューを返すが私には必要のない事だ...偶然にも私も同じ物を頼もうとしていたのだから...
「私もあんみつで」
メニューを置き2人分のあんみつを注文する...
そして5分もしないうちに2人分のあんみつがテーブルに置かれ私たちはそれを口に運ぶ。
「ん~!甘い」
煌炉はあんみつを口に入れフルフルと体を震わせる、やっぱり煌炉は笑っている顔が一番良いな!普段の凛々しい顔がふにゃっとなる...
ギャップ萌というやつか?昔は皆でよく笑っていたのにな~
「はは...」
何故、煌炉は紫様を避けているのだろうか?紫様に理由を聞いても何も話してはくれなかった。煌炉と何があったか知りたい!できることなら仲良くしてもらいたい...
「どうしたの?藍?」
煌炉が私に話しかける...しまったボーっとしていた...彼女なら話してくれるかな?
「なあ煌炉1つ聞いても良いか?紫様のことなんだが?」
「紫が...何だって?」
彼女はあんみつを食べるのをやめて、顔から笑みを消す...
嫌な予感しかしないが話を切り出すしかない!
「今のお前と紫様のことだ5年前に何があった?喧嘩の理由は?」
「理由はすごい下らない事だと思うよ...」
「え?」
煌炉はあんみつを平らげスプーンをカップの中に入れる。
「とっても下らない事かもしれないけど...あの人がしたことは私の心を踏みにじるようなことをしたんだ理由は言えないけどね...今日は楽しかったよじゃあね」
煌炉はあんみつの代金を払い店を出ていく...何故か私は彼女を追うことができなかった...ああ...せっかくの煌炉との時間が...
「はぁ...」
私一人の甘味処にて私は残ったあんみつをつつく、私は焦りすぎていたようだ真相を知りたいがゆえに早く切り出してしまった...その結果が煌炉の地雷を踏んでしまうとは...
「今のは少~し我慢が足りなかったかもね~藍?」
「ZZZ~!」
声のする方向を見るとカウンター席に2人見覚えのある者たちがいた...
1人は黄色の髪、もう1人は白い髪をした女性...
「境奈に銖理...何でお前たちが?」
黄色の長い髪をサイドテールにした女性こと境奈がさっきまで煌炉が座っていた席に座る...
服装は白のベアトップに赤いノースリーブのロングコート、胸は大きくベアトップから彼女の胸の谷間が見え黒のミニスカートをとなっている…
「仕事帰りの自分へのご褒美よ~!そ・し・て~!アタシの可愛い妹の煌炉とのイチャラブシーンを見せてもらいました!お姉ちゃんとしてはとても嬉しいことです!やったね!藍!煌炉が抱ける...」
「やめろ!!嫌なフラグたてるな!!」
...皆に説明しておこう
こいつこと境奈とカウンター席でうっつらとしている銖理は大神家の者だ...つまり煌炉とは姉妹にあたる...その姉妹の中で特にこいつらは癖の強いタイプだ。
「何さ~!煌炉とイチャラブしてたじゃ~ん!」
(大神家 次女 大神境奈(キョウナ)通り名:きまぐれな陶芸家)
「お前は声が大きいんだよ!!ボリュームを下げろ!!」
境奈は頬を膨らませた後、長いサイドテールを指でクルクルした後カウンターでうっつらとしている銖理をゆさぶる。
「うぇ~ん~!銖理~!藍がアタシをいじめるよ~」
見事な棒読みで境奈は銖理を強く揺さぶると銖理がビクンと体を震わせる。
「うぁ?」
銖理はボーっと私を寝ぼけた目で見る...
こいつの特徴は白いツララのような長い髪だ...黒い革のジャンパーに白のミニスカート・スカートの周りには同色の長い腰布をつけている。銖理の寝ぼけた目が少しずつ開いていく...
「う~ん!!!あ!藍ー!久しぶりッス!!!」
銖理はカウンター席をグルングルン回しながらはしゃぐ
「ああ!久々だ!...店に迷惑だからやめろ!!」
「はぁ~いッス!」
(大神家 四女 大神銖理(シュリ)通り名:スーパーサイバーガール)
(煌炉どころか...面倒な2人に会ってしまったー!!)
私は心の中で自分の不幸に嘆く...
銖理も境奈の横に座り鏡を見て自身の顔に奇抜なメイクをし始める...
「とりあえず夕飯まで時間あるしアイスでも頼もうか銖理」
「いいね~境奈姉~」
境奈と銖理はバニラアイスを頼みおとなしく席に着く
(やっぱり煌炉と良く似ているな)
私は彼女たちの顔を交互に見る...
煌炉と姉妹だけあり顔が良く似ている。
唯一この姉妹を見比べる方法は髪だ...全員違う髪型・色をしており、これで彼女達を判別できる…一人一人の性格は全く違うけどな...
色々考えていると2人にアイスが配られる銖理の方は目を輝かせている
「おいしそ~ッス」
「ゆっくり食べなよ~」
銖理は境奈の言葉に頷きアイスにパクつく...
大神銖理 人里にて音楽活動をしている音楽家だ...それなりにファンはいるらしいが人里の守護者からクレームを受けているらしい、性格は常にハイテンション昔よりは随分と丸くなったがこのテンションには疲れるな...
「フフ...可愛い子...」
境奈は両手を頬にあて恍惚な表情で銖理を見つめている。
大神境奈 見た目はギャルっぽく見えるが本職は陶芸家だ...皿や壺などの作品を人里に出品しており、安い値段で提供しているためか色々な人が購入している。
そして何故か人里に出回っている新聞(文々。新聞)の端にあるコーナーでモデルとして乗ってたりと姉妹の中で何を考えているかわからない奴だ...
「あれ?藍は食べないんッスか?」
「ああ、さっき食べたからな」
「ん~?煌炉の心の傷えぐっちゃてショックなのかな~?」
境奈が興味津々と身を乗り出す...くそ、こいつ...いや、待てよ...この2人なら煌炉と紫様のことを何か知っているかもしれないな?
「なぁ?お前達は紫様と煌炉のいざこざの原因を何か煌炉からきいていないか?」
2人は考える素振りをする。
「何も思いつかねッス」
銖理はすぐに視線をアイスのさらに戻す。対象に境奈は爪を噛みながら黙ったままだ...
「何かあるのか?境奈」
「え?アタシ?いや全く...」
嘘をついているな...頭の回転は速いみたいだが、こいつは表情に出やすい...煌炉の事について何かを知っている!
「隠し事は関心しないぞ...境奈」
「あら?ばれた~ならアタシは黙秘権を使わせてもらおうかな~」
彼女は口を手で覆う。
「何故?教えてくれてもよいだろう!!」
「ぶっちゃけ...煌炉から教えてもらったけど...本人から他言無用と口止めされているので~お姉ちゃんとしては、その約束は守りたいと思います~」
口を割る気はないようだ...頭の片隅で力づくで聞くということも思ったがやめておこう...境奈1人なら、まだ何とかなるかもしれないが銖理が一緒にいるとなるともう駄目だ...下手したら人里が幻想郷の地図から消えてしまうかもしれないな...それに紫様から勝手に戦うことを禁じられているしな...
アイスを食べ終え境奈と銖理は立ち上がる。
「じゃあ失礼するよ」
「またね~藍」
境奈と銖理がレジでお金を支払っている時、境奈が振り向く
「近いうち話してくれると思うよ?今は慌てなくても良いんじゃない?」
「え?」
境奈はやれやれと首を横に振る
「煌炉の話!本人も何とかしようと思っているだろうし...そんなに時間かからないと思うよ原因を作ったアンタの主人の行動しだいだけどね」
「紫様の行動しだい?」
「そういうこと...じゃあね~」
境奈達は店を出る。内容までは教えてくれなかったが煌炉の心情を聞けたのは大きな収穫なのかもしれない。
近いうちもう一度あいつと暮らせる日が来るのか?
「フフ!」
なんだか光が見えた気がする!長かったこの5年間の喧嘩に終わりが見えてきたのだ!!こうしてはいられない帰って紫様に伝えなくては!!
私はレジで会計を済ませ甘味処をあとにする
いかがでしょうか?
2人同時にオリキャラ投入しました
次回は紅霧異変に進んでいきます
ではこれにて