霊夢の攻撃を胸にきつく受け暦は地面に臥す...
彼女の残りの霊力はまだ底をついており肉体的にもこれ以上の戦いはできないようだ...
「...永琳私はここまで...後は任せたよ...」
そして暦の体に変化が起き始める...
side霊夢
「...はぁ...やっと終わったわ...」
私は倒れている暦を見ながら息をつく...
そしてしばらく暦を眺めていると暦の体に変化が起き始める...
暦の長い金色の髪は色が抜け始めて白くなり、眼の色も金色から赤い色へと変化する...
暦は自分の体の変化に乾いた笑いを浮かべる...
「はは...この体の色も久々ね...ざっと神になる以前ぶりかしらね?」
「アンタ!体大丈夫なの?」
「...霊力の消耗で元の髪の色に戻っただけよ」
暦は自分の白い髪を懐かしそうに見ている...でも暦は狐の妖怪のはず...普通は狐の色は小麦色とかのイメージがあるんだけど...
「どういうこと?狐に白い髪なんて...」
「...私は生まれつきこの髪色なのよ...生まれるときに超低確率で発症する遺伝子疾患...アルビノの個体なのよ...」
「アルビノ?」
「簡単にいうと生まれつき体の色が白になっているということよ...この毛の色で家族からも疎まれていたからね...」
暦は寂しそうに笑う...
「そう...アンタも大変だったのね...で?アンタは何でこの異変に参加したのよ?」
「異変の首謀者の1人が私をあの地獄から救ってくれた唯一の恩人だからよ...」
恩人?...そういうことね
暦は私に道を開け光の壁も解除する...
「まぁ負けてしまったし...約束通り通りなさいよ...この先が異変の首謀者がいる場所よ...」
「霊夢~!待たせたわ~!」
光の壁の向こうから紫と煌炉を背負った藍が来る...
「紫...随分とボロボロね...」
「煌炉が強かったのよ...さて貴女も暦を倒したようね...」
紫は暦の髪を見て少し驚くような顔をする...
「こっちも終わったわ...異変の黒幕はこの先よ...急ぐわよ紫!」
「ええ分かったわ...」
紫は藍に指示をして煌炉を暦のそばに寝かせる...
「では私たちは行くわよ...暦アンタはどうする?」
「ここにいるよ...私は役目を終えたからね...」
暦は私たちに手を振り竹に寄りかかる...
「では行くわよ紫!まだ異変は終わっていないわ!」
「フゥ...何かラスボスを倒した後みたいなんだけどね...」
紫は溜息をつき先へ進む...
「じゃあ行くわね...暦」
「いってらっしゃい~」
暦を見て私は先へ進む...これからが本当の戦いよ...
一方その頃永遠亭内部
永遠亭の内部では霊夢&紫チーム以外の4組のチームがすでに侵入していた...
そして4チームが囲んでいるのは鈴仙・優曇華院・イナバと因幡てゐの2人だった...
「この2人が知っているのかしら?」
「多分な...」
「うさぎ鍋っておいしいのかしら~?」
4チームが相談しているとその中心で涙目になっている鈴仙はてゐに助けを求める...
「どうしよ!てゐ~!何か大変なことになってるよー!」
「任せて!鈴仙私に良い考えがあるよ!!」
てゐは4組の方へ進む...
「この異変の黒幕はそこのうさぎ耳の奴よ!!早くやっつけて!!」
まさかのてゐの裏切りに鈴仙は失神しそうになる...
そして4チームの敵意に満ちたまなざしが彼女を貫く...
「ほう...こいつが...」
「なら...早くやりましょう魔理沙」
「うさぎのお肉って美味しいのかしらね~?妖夢」
「え~...」カチャ...
全員がそれぞれの武器を鈴仙に向ける...
「ひぃ...ひぃいい!!」
鈴仙は屋敷の奥へ逃げて4チームは鈴仙を追う
「てゐ~!!裏切ったな~!!」
鈴仙の怒りの叫び声が永遠亭内に響く...
さてまだ続きます
ではこれにて