長い夜が終わりを迎えた翌日…
八意永琳は大神神社へ赴き神社の前に佇む…
異変後大神家の者達はすぐに帰還してしまい話すことなどができなかったのだ…
長年会えなかった事と今回の件について大神家には言うことが彼女には山ほどあったのだから
side永琳
「立派な神社ね…」
私は目の前にある神社を見ながら感想を述べる…
赤い鳥井や石灯籠が沢山並んでいる神社の階段は不思議な雰囲気を感じさせる…ここに暦が住んでいるのね…
神社の階段を上がりきると目の前には大きな屋敷とその前の大きな池が眼前に広がる…
池にかかった赤い橋を渡ると中ほどの所でとある人物を発見する…
黒い長い髪に長い紫色のリボンをつけて白のブラウス・黒のジャケット・スカートを身につけた女性が私を見て軽く会釈をする…
顔は暦にそっくりで銖理のことを考えると暦の娘ということが理解出来た…
「お待ちしておりました…八意永琳様ですね?お母様がお待ちですこちらへどうぞ…」
「ええ…ありがとう…貴女暦の娘さんかしら?」
「大神家5女…末っ子の大神潤香です宜しくお願いします…どうぞこちらへ」
潤香に案内されて私はある一室に通される潤香は戸をノックし戸を開ける…
「失礼します…お母様八意永琳様が参られました」
「ん?あ!永琳来たのね!ん~!ごめんね…この後出かけないといけないから少ししか話せないね…」
部屋に入ると布団の横で笑顔でこちらに手を振る成人と化している暦の姿と布団の中で眠っている赤い髪の女性が目に写る…
娘の方は死んだように眠りについており微動だにしない…
「ええ…どうしたの?貴女の娘さん?」
「妖獣モードによって力を使い果たして眠りについているだけよ…」
暦は娘の頭を撫でる…
「そうなの…」
暦は私を見て微笑み近くによる…
「暗い顔だね♪大丈夫?折角会えたんだしさ!明るくてもいいじゃない?」
「貴女には謝ることが沢山あるのよ…そんなの無理よ…むにゅ!?」
暦が私の頬を手で軽く引っ張る
「だからさ~!気にしてないって!永琳には色々してもらったし私は気にしないよ♪」
「暦…」
「…そんなに気にするなら永琳にあれやって貰おうかな?」
暦はこの前の子供の姿になり私の膝に頭を乗っける…
「!?」
「膝枕…やっと永琳に会えたぁ」
暦は満足そうに微笑む…
「これでいいのかしら?」
「うん♪時間が来るまで♪」
15分後
「ふー♪満足~」
暦は満足気に笑い立ち上がる…
「もう大丈夫なの?」
「うん♪これ以上は眠ってしまいそうだしね♪さて博麗神社に行かないとね!」
博麗神社?確か異変の時にあった幻想郷の巫女の神社のはず…
「何か用なの?」
「ん~!異変の時にさ…負けたら何でも言うことが聞くって承諾しちゃったんだよね…約束は守らないと」
「!?大丈夫なの?私も手伝おうか?」
暦は首を横に振る…
「大丈夫!問題ないよ♪さて行きますか!」
私達は屋敷の外に出て暦は宙に浮く
「永遠亭とは違う方向だからここでお別れね♪今度遊びに行くよ♪」
「ええ!待ってるわ♪」
暦は私に手を振ると博麗神社方面へと飛ぶ…
暦とは何とか昔のように戻れそうね…ゆっくり時間をかけていけばきっと…
「…やっと会えたもの今度は絶対に離さないわ暦」
私は永遠亭方面へと飛ぶ…
胸に喜びと期待を持ちながら
スマートフォンよりPCの方が打ちやすいな
ではこれにて