side暦
10分後霊夢達が戻ってくる…
慧音の方はボロボロで目が死んでいる…どうやら霊夢にこっぴどくやられたようだ…
「皆…戻ったわ」
「お疲れ様霊夢…」
私は霊夢に言った後慧音の方を見つめる…
「…済まない私では力不足だったようだ」
慧音は体育座りをしてブツブツと呟いている…
うん…その気持ちはわかる…私も霊夢に負けたときはそんな感じだったもの…
「…慧音すごいやられたようだな」
「…あの状態の霊夢は私でもきついぜ」
華楠と魔理沙は慧音を見ながら苦笑いし霊夢はフンと奥へと続く道を見る…
「これで先に進めるわね…この人が何を守ろうとしていたかは分からないけど」
「…何かお宝っぽい匂いはしないんだよなぁ」
奥の道はずっと竹林が続いている…そして何やら不思議な感じがさっきからするんだよな~
「…とりあえず境奈はここに置いておこうか慧音のこともあるし問題ないだろう…」
華楠がそう言い私達は頷き先へ進む…
はて?この先の方は永遠亭の方角だったような…
私達は竹林の奥へ進む…
不思議な感じも進むに連れて大きさが増していく…なんだろうか?
「…何かいるみたいね」
「…ああこの前の異変であった奴ら同じ感じがするぜ」
霊夢と魔理沙達の方も力を感じ始めたようだ
「フーン...一体何がいるんだろうね?」
「さぁ…分かりかねる」
華楠と話して煌炉の方を見ると彼女は何かを思い出すかのようにタバコをふかしながら前方を飛ぶ…
「どうしたの?煌炉?」
「…いや…何かを忘れている感じがする…懐かしい感じだよ」
「…?」
煌炉の話を聞いた後私達は竹林の奥へ到達する…
先程とは違い細い通路のような感じではなく広い空間が竹に囲まれている…
「…ん~?ここは今までとは違うね…あれ?」
私はその空間中央にはある一人の少女発見する…白い長い髪に白いワイシャツと赤いモンペを身に付けている…
少女は私達に気付き警戒をする…
「…ここに人が沢山来るとは貴女達輝夜の仲間かしら?」
「…輝夜?私達は只竹林の探検家よ」
霊夢が少女に返答する…
少女が言った輝夜って永琳の主の蓬莱山輝夜だよね?
なるほど慧音が隠したがっていたのはこの人のことか…
パッと見て人間に見えるかもしれないが私には分かる…この不思議な感じもこの子から出ているようだ…
「フーン…何かの術でも使ったの?」
私が言うと少女は笑う…
「ほう…お前は私の違和感に気づいたようね」
「…貴女からは死の独特の匂いがしないんだよなぁ…おおかた不死の術か薬品を使ったと私は予想するよ♪」
「…不死!?死の匂いってなんだよ?」
魔理沙が華楠に訪ねるが華楠は説明に困ったかのように首を捻る…
「…死の匂いとは長年戦っていれば自然と分かるさ…術で何をしたかまでは分からんが…」
華楠が答えると少女は華楠に驚いたかのように凝視し始める…
「なっ!?煌炉師匠!?」
「…は?」
少女の言葉に華楠は疑問のような声をあげる…
さっきあの子華楠の事を煌炉と呼んでいたわね…似ているとはいえここまで気づかないものなのだろうか?
「…気づかないんですか?私は藤原妹紅です!1000年位前にお世話になった…」
1000年ねぇ…随分と長生きのようだ…しかし煌炉が師匠とはね驚きかも…
妹紅は華楠に近づくが華楠は竹林の端でタバコを吹かしている煌炉のほうを見る…
「…煌炉はあっちだ」
華楠が煌炉の方へ指をさす…
妹紅は罰の悪いような顔をして煌炉の方へ向かう…
「煌炉師匠!お久しぶりです!私のことを覚えていますか?藤原妹紅です!貴女の弟子になって炎の妖術を享受してもらった!」
煌炉はボーッとタバコをくわえて妹紅を見る…
そして思い出したかのように仮面を指で弾く…
「…ああ…あのときの…貴女も幻想入りしたようだ…しかし何故ここに?」
煌炉の言葉に妹紅はため息をつく
「…話が長くなるから簡単に言うけど…この竹林に隠れている奴に引導を渡しに来たのよ…父上の仇を討ってみせる!」
仇ねぇ…家族が輝夜に何かやられていたのかしら? 昔の事はよーくわからないな…
妹紅言葉に煌炉が反応する…
「ああ...あれのことだったのか...あまりオススメはしないよ」
「師匠は私の覚悟を知っているよね!私は決めたんだ!父上に恥をかかせたあいつは許さない!これのために不死になったんだから!」
煌炉は仮面に手を当てて溜息をつく...
「...はぁ...そういえばそうだった...私の責任か...面白がって強くし過ぎた...」
…なるほどね復讐のために不死になるとは
しかし困るなぁ…輝夜は永琳の主だし彼女が傷ついたりしたら永琳が悲しむかもしれない!
ここは私が止めますか!
side妹紅
「…はい!ストップ~仇討ちはダメだよ?」
私と師匠の間に師匠によく似ている子供が入ってくる…
「…子供は引っ込んでてよ!」
私の言葉に師匠は慌てる…
「妹紅!」
「…いや…いいよ煌炉…ここは私に任せて」
少女は師匠に笑い私の方へ向かう…
「…甘いね~?実力を履き違えると不死の体とはいえ痛い目にあうよ?輝夜の前にさ私が相手してあげるよ♪もし私に負けたら一回落ち着こうか!」
…この子供~!知ったような口をして!
「…スペルカードをかまえなよ…私が勝ったら私の好きにする…負けたらお前の言う通り落ち着いてやるよ」
私がスペルカードをかまえると子供は笑みを浮かべて同じくスペルカードを出す…
「…じゃあ始めよう♪私が貴女に教えてあげる♪...圧倒的実力の差というものをね...」
次回妹紅vs暦
ではこれにて