東方五行大神伝   作:ベネト

54 / 183
妹紅vs暦です!


竹林のギャンブラー

side霊夢

 

「…さあ!行くぞ!」

 

妹紅が叫ぶと彼女の背中に炎の翼が生えて火炎弾が暦の方へ飛んでいく…

 

暦はそれを薄ら笑いを浮かべながら全てをかわす…

 

「…へー!やるじゃない!それ!」

 

暦は妹紅の方へサイコロ型の弾を放つ…

 

彼女はそれを避ける素振りすら見せずに被弾する…

 

 

 

 

 

 

「ん?」

 

暦は妹紅が今の攻撃を避けなかった事に首をかしげる…

 

「…おい!霊夢!今のって!」

 

「ええ…不死だから避ける必要がないみたいね…」

 

「その通り!」

 

妹紅が煙の中から出てくる…体や着ているものに全くダメージらしいものが見当たらない…

 

「うわ…ダメージはプラマイ0みたいだね…」

 

「痛いものは痛いけどな!さあ!今度はこっちだ!凱風快晴(フジヤマボルケーノ)」

 

妹紅がスペルカード宣言をすると先程より大量で大玉の火炎弾が暦の方へ向かう!

 

 

 

 

 

「うわ~?いきなり本気なの~!?危な!」

 

「そんな動きじゃ私の火炎弾は避けられないよ!」

 

「ちょっと待って!その量は!…ぎょええ!?」

 

妹紅が火炎弾の量を更に増やす…暦は慌てるように火炎弾を避けていくが幾つかが彼女に被弾する…

 

「…暦の幸運でもあの量は捌ききれないみたいね」

 

「暦ー!大人の姿になれ!このままじゃ不味いぞ!」

 

魔理沙が暦に叫ぶと彼女は落下しながら嫌々頷く…

 

「疲れるから本気は出したくはないけどね…仕方ないか」

 

 

ボゥン

 

 

 

暦が煙に包まれると暦の姿が子供から大人の姿に変化する…

 

暦は空中で体勢を立て直し妹紅は暦が姿を変えた事に驚きの表情を見せる…

 

「…なっ!?只の子供ではなかったの?」

 

 

「そういうことよ…私は大神暦…大神家現当主よ…ちなみに貴女が師匠と慕っている煌炉は私の娘の一人よ…」

 

「…え!?師匠のお母さん!?」

 

妹紅は驚くように煌炉を見るが煌炉はタバコをくわえて黙って頷くのみの反応を見せる…

 

「…マジなの?」

 

そんな妹紅に暦はいつもの明るい笑顔ではない何かを見据えたような眼差しで彼女を見つめる…

 

 

 

 

 

 

「さて…妹紅…貴女の師匠の母親と戦って勝つ算段はあるのかしら?復讐なんて止めてしまいなさいな…後で何も残らないわよ」

 

暦の言葉に妹紅は首を横に振る…

 

「…私はこのためだけに生きてきたんだ!何もわからないクセに分かったような口を聞かないでよ!」

 

そんな妹紅の言葉に暦は額に手を当てて溜め息をつく…

 

「…頭に血が上るに上っているわね…さっさと終わらそう…」

 

暦がスペルカードを構えると私達の近くで黙って見ていた華楠と煌炉は距離を離す…

「どうしたんだぜ?」

 

「あのスペルは私達無差別に巻き込まれる!魔理沙達も距離をおけ!」

 

華楠に言われるまま私達は暦達から距離を30メートルあける…一体何が始まるの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クロスゲーム(ディザスター・ルーレット)」

 

暦がスペルカード宣言をすると暦と妹紅のいるフィールドに巨大な赤と黒のマークと数字が入ったルーレットが出現する…

 

妹紅は真下に現れたルーレットに警戒するように凝視している…

 

「…何だ?これは?」

 

「…ギャンブルの1つルーレット…この玉が入ったところを見事的中させればチップの代わりに大玉光弾がザックザック!これが決まれば不死の貴女でも残機すら残さないわ…」

 

暦は黒いボーリング玉を出現させて下のルーレットを見る…

 

「…博打か…大玉の大量発射は当たればでしょ?外したらどうするのよ?」

 

「外したら不発かしら?もしくは小さな光弾が低速で発射かしらね♪」

 

 

 

暦は不敵に笑い私は前に暦と戦った時を思い出す…

 

暦の最後のサイコロ攻撃が全て1になったときの威力は小さな光弾が弱々しく低速で発射されただけだった…

 

ここでその低速で発射は暦としてはきついはず…

 

 

 

「暦!ルーレット賭けるのは何にするんだ?」

 

魔理沙が暦に訪ねるが彼女は首を振る…

 

「そうね…妹紅は不死の体持っているから生半可な攻撃では一撃では沈まないわ…だから私は赤の7番を単発で狙いましょうかね♪」

 

「単発狙い!?」

 

魔理沙は暦の答えに甲高い声をあげる…

 

まさか賭けを低確率にするとは…

 

 

「…ではスタート!」

 

暦の合図にルーレットが回転する…彼女が玉をルーレットに投げると

 

玉がルーレットの中をすごい速さで回っている…

 

 

「…」

 

全員がルーレットの結果を見届けようとしルーレットの回転が少しずつ止まっていく…

 

 

 

 

カラカラカラ…

 

 

 

 

 

 

 

 

玉は赤の7番の隣の黒の28番に凄い勢いで向かっている!

 

まさかの結果に全員が唖然とする…まさか暦が外すなんて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…うそでしょ?暦」

 

「…」

 

暦は何も言わずルーレットを見ており妹紅はホッとしたような表情をしている…

 

「…ふぅ…何が起こるか分からないけど外れて良かった…さて!私もこれで終わりにする!」

 

妹紅は巨大な火炎弾を作成する…

 

「…さぁ!終わりだ!暦!」

 

妹紅は火炎弾を暦に向け放つ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…まだ勝負はついていない」

 

「…え?暦?」

 

 

暦の言葉に全員が暦を見て彼女はルーレットを指差す…

 

 

カコーン!

 

 

黒の28番に入るはずだった玉は28番の穴から弾かれ再びルーレットを回る…そしてその隣の赤の7番へ入る…

 

 

 

「…な?馬鹿な!だが私の大玉火炎弾がお前に!」

 

妹紅は叫ぶが暦は後ろを向く…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…この技の最大威力はこれの何倍かしらね…」

 

暦が呟くと同時にルーレットから大玉の光弾が大量に発射され一瞬で妹紅の大玉火炎弾を消滅させる…

 

そしてその大量の光弾は大玉火炎弾の後ろにいた妹紅へと凄いスピードで向かう…

 

「こ…こんなの嘘だー!」

 

妹紅はそれに被弾して回復が追い付かなかったのかそのまま地面に落ちて気絶する…

 

…これが暦の最大威力なの?前の戦いの時にこれを使われていたら私はどうなっていたの?

 

 

 

 

ボゥン…

 

「人生は全てにおいて駆け引きが勝敗を分ける…この勝負も同じね♪」

 

暦は 元の子供の姿に戻り無邪気に笑う…

 

 




Ex何とか終了…

ではこれにて
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。