次は日常パート
side霊夢
(…やはり暦は油断ならないわね)
流石神に近い存在だけあるとはいえあの不老不死の人間を倒すだけのパワーがあるのは彼女の力量を図りかねるわ…
普段は子供っぽいがいざという時はしっかりとやってのける…やはりあの5人の娘を束ねる大神家当主だけはあるか…
暦は妹紅を撃破してこちらへと戻ってくる…
「終わったよ~♪」
「ええ…ご苦労様…暦」
暦は私に笑いかけた後撃破した妹紅の方を振り替える…
妹紅は咳をしながらフラフラと立ち上がり暦を睨んでいる…
「ゲホゲホ!!くそ!!何で!」
「…落ち着いた?しばらく頭を冷やしたほうがいいよ?不老不死とはいえきついでしょ?」
「…煌炉師匠の母親だけはあるわ…でも何で止めるの?私は今まで輝夜に復讐することだけを考えてきたのに!」
「憎しみは自分をも滅ぼすわよ…」
暦の冷えた声色に辺りが静まりかえる…喚いていた妹紅は体を震わせる…
「え?」
「憎しみで動いていたらいつかは足元をすくわれて取り返しのつかない結果を招く…この私も昔は復讐心のみで動いていたときもあったわ…」
暦は妹紅に近づきその時を思い出すかのように虚空を見つめる…
「…暦が復讐心のみで動いていた?どういうことだぜ?」
魔理沙の言葉に華楠ため息をつく…
「昔は人間と妖怪は互いに殺す・殺されるの関係が一般だ…今の幻想郷より酷いことが沢山あったんだよ」
華楠の言葉に暦は寂しそうに微笑む…
「…まぁ私の場合はそれだけじゃないんだけどね…怒りに任せた結果が返り討ちにあい大人から子供の姿になるはめになった…今では慣れたけど」
「…お前」
暦は妹紅に微笑む
「復讐だけの人生はつまらないよ?それに貴女は一人じゃないわ!ほら!」
暦が指差す方向には慧音がいた…
慧音は妹紅に自分の肩を貸して笑う…
「全く…ボロボロじゃないか健康マニアと聞いてあきれるな」
「慧音…私は…」
「無駄に突っ走るな…私に相談くらいはしろ…解決方法などいくらでもあるさ」
「…ありがとう」
妹紅と慧音は互いの肩を貸しながら竹林の奥へと消えていく…
暦はその光景を微笑ましく見ながら私たちのほうへ戻ってくる…
「…これで竹林の探険は終了かな?皆お疲れ様~!」
「暦…アンタ」
暦は私の言葉に手で制す
「霊夢も私のようにならないよう気をつけて…まぁ心配は要らないか♪」
暦は笑い魔理沙はため息をつく…
「これで終了か…面白いものは見れたけどお宝らしいものはなかったな~」
「…そうかな♪」
暦が何かを魔理沙に向けて弾き魔理沙はそれを手に取る…
「…何だ?って!これ金貨じゃないか!」
魔理沙は私に金貨を見せる…
「…さっき戦闘中に見つけたの♪あげるよ♪さて…今日は疲れたなぁ…華楠・煌炉~私は先に帰るわ~境奈の回収宜しくね♪」
暦は消えて華楠と煌炉は境奈の回収に向かい竹林の奥へと消える…
「スゲー!霊夢これいくらになるかな♪」
「…」
あの暦が復讐ね…あまりそういう風には見えないけど…
side暦
竹林の道を歩いていると物陰から誰かが出てくる…
赤と青の服に長い銀髪の髪女性こと八意永琳だ…
「…こんばんは永琳」
「…暦…悪いけど話は聞かせて貰ったわ…」
「…聞いてたの?」
「ええ…暦…復讐の相手は…私よね」
「…あの時の私は記憶を失っていて全てのことを把握していなかった…誰も悪くないのに勝手に暴走してさ…全く…馬鹿みたい」
「暦…」
「本当にどうすればよかったのかな?」
私は永琳抱きつき過去の過ちを憂う…
過去の章と合わせるのは大変だ!
ではこれにて