翌日太陽畑にて大神華楠と風見幽香はいつも通り庭で茶会を開いていた...
華楠の表情も柔らかくなったため以前と比べてはこの茶会の雰囲気は良好となっている
華楠はティーカップを口につけ幽香は幻想縁起を目を凝らして見ている...
side幽香
(...諦めたほうがいいかしら?)
私は自分が書かれたページを閉じて目の前のクッキーを口に入れる...
人間友好度は相変わらずの最悪...あの作者に何か怨みでも私はかってしまったのかしら?
華楠の方を見ると機嫌が良さそうに文々。新聞を開いている...
「...随分と機嫌がいいわね?」
華楠は新聞を閉じて笑う
「昔より良い日々を送っている...最近は毎日が楽しくて仕方がないんだ」
...あの堅物の華楠が人間と良好な関係を築いているとは驚きね
この幻想縁起にも華楠達大神家が乗ることになり興味を持つ人が増えてきたであろう...
「貴女は良いわね...人間友好度:低なんだから」
私の言葉に華楠はピクリと反応し新聞をぐしゃぐしゃにする...
「私はこの評価は正直不服なんだ」
「...いいじゃない私なんて相変わらず評価は最悪よ!?低でも充分よ!!」
華楠は額に青筋を浮かべる...
「...幽香...君は私に喧嘩を売っているのか?」
「...何?久々にやるかしら?」
私は立ち上がり華楠も新聞を放り投げて私と対峙する...
「良いだろう...昔の決着をつけるとするか」
「...ええ!!やってやるわ!!」
華楠と私の拳が互いに打ち付ける...
3時間後...
幽香と華楠が戦闘を行い3時間が経過する...
両者とも消耗しきっており互いにフラフラしながら何とか立っており取っ組み合いをしているというもはや泥仕合というべき状況となっている...
「...ぐぐ...おのれ」
「...っ!やるじゃない!!」
2人は取っ組みあっているがもはや体力の限界である...華楠が足払いをしそのまま2人は倒れて互いにごろごろ転がるが逆に両者とも立ち上がることができなくなる
「...」
「...」
2人は気絶しそのまま長かった戦闘は幕を引く...
同時刻人里...
人里の教会にて大神潤香はいつもの格好ではなく青い修道服に身を包んでおり教会の壁にかけられた大きな十字架に跪いて祈りをささげていた...
side潤香
...人里に暮らし早6年となりますか
人との生活に混じり色々と充実した毎日を送っていますが最近は心が晴れません...
あの方の復活...おそらく異変になるでしょう私が異変の黒幕側として参加するとなるとお母様たちに迷惑がかかるかもしれません...
「...神よ私はどうすればよいのでしょうか?」
首にかけたロザリオを握りしめ私は許しを乞う...
(駄目ですよ!!お母様に迷惑がかかります)
(自分の欲に忠実になれ~♪)
私の目の前に私に似た天使っぽいものと悪魔っぽいものが現れる...幻覚でしょうか?
「しかし!!選ぶなんて!!私にはっ!!」
(どちらかしか選ぶことはできませんよ!!今までがそうじゃないですか!!今まで通りお母様にしたがいましょう!!)
(今までのことを思い出してみろ~!後悔しかない人生!それでいいのか?家族のことなどで色々と我慢してきただろ?そろそろ自分のことを考えてもいいじゃないのか~!)
天使も悪魔もどんどん私に語りかける...そして互いににらみ始めている...
(おのれ!!邪悪な私め!!浄化されろ!!)
天使が光弾を悪魔に放つが悪魔はそれを避けていく...
(おらぁ!!)
(げほぁ!!)
悪魔のボディブローがきまり天使は吹き飛び壁に埋まる...それと同時に私の中の何かが消えた...
「...私は...私は」
(お前のお母様も異変に関わっただろう?)
「!!」
そうだ...お母様も異変に参加したんだ...なら私も同じことをしてもいいと...
「...ふふ」
そう...私のやることはもう決まっている...
あの方に最後まで仕えることができなかったのですから...復活の時に協力することが私の役目です
それが私の最後の役目...
教会の扉が開き外から里人が入ってくる...
「潤香様?今日も懺悔を聞いてくれますか?」
「はい!私にできることなら!」
私は笑顔で接して懺悔室に案内する...
一方妖怪山のとある民家
その民家には大神境奈と犬走椛が将棋をしておりその横では射命丸文がその試合を観戦している...
境奈の表情は余裕そうで椛は将棋盤を凝視しており将棋盤のコマも椛側はよろしくなかった...
side椛
「王手...椛~?これでどう?」
「ぐぐ...」
また王手...この私が負ける?これで5回目だ...
大神家で一番頭の良い卓上ゲームにおいては境奈様は強い...私には勝てない...
「また...負けですか...椛~?」
文様が私の肩に手を置く...
そう...元々私が境奈様と将棋をしているのは文様から言われたことから始まる...
卓上ゲームで6回中1回でもこちらが勝てば境奈様を好きにするというものだった...
文様が境奈様に好意を持っているのは知っている...ですが私に丸投げというのは酷いものがある
だが境奈様は天才...こういう頭を使うものはお手のものだ...
「すみません...私には勝てませんよ」
「...残り1回...こちらとしても後がありません...それを分かっていますか?」
私たちがやり取りをしていると境奈様は欠伸をする...
「...残り1回...アタシに勝てるわけないでしょ?」
「...境奈...勝った気でいるんじゃないでしょうね?卓上ゲームはこれだけではないんですよ!!」
文様は茶色のカードの束を机に置く...
「...外の世界のカードゲームですか」
...私もかじった程度はやったことがある。一応自分のデッキを持っているが境奈様に勝てるのだろうか?
境奈様は鞄の中から自分のデッキを取り出す...
「...アタシも経験者」
「よし!!椛!!決めなさい!!今度こそ境奈を倒すのです!!」
文様に言われて私は自分のデッキをシャッフルする...
私としても負けっぱなしというのは気に入らない...
ですが...境奈様を好きにできるのですか...私も参加できるのだろうか?
「椛~行くよ~!」
「はい!」
「「デュエル!!」」
私と境奈様のデュエルが始まる...
「じゃあ先行はアタシ...ドローはできないからモンスターとカードをセット...ターンエンド」
境奈:手札3・LP 4000 モンスター1枚・セット1枚
「では私のターンです!!ドロー」
私は手札を確認する...思ったより行けるかもしれません!
「私は!ラインモンスター Kホースを召喚します!」
私のフィールドに顔に桂馬と書かれた馬型のモンスターが現れる...
「Kホースの効果!召喚時に相手の魔法&罠カードゾーンにセットされているカード1枚を選択し破壊します!」
「...あら?」
境奈様の場のカードを破壊する...破壊したカードは聖なるバリア・ミラーフォースか...
「...この瞬間!トラップカードを破壊したときに手札からラインモンスター スピア・ホイールを特殊召喚!!」
私の場に香車と書かれたホイル型のモンスターが現れる...
「スピアホイールの効果!Kホースを選択し互いのレベルと合計したレベルになる!」
どちらともレベル3...よって双方レベルは6!
「...レベル6のモンスターが2体か」
「私の切り札!行きます!!私はレベル6のモンスターでオーバーレイ!!エクシーズ召喚!!来てください!No.72 ラインモンスター チャリオッツ・飛車!!」
私の場に飛車と書かれた車輪を持ったモンスターが現れる...
No.72 ラインモンスター チャリオッツ・飛車
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/地属性/獣戦士族/攻2500/守1200
レベル6モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を2つ取り除き、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体と
相手フィールド上にセットされた魔法・罠カード1枚を選択して発動できる。
選択したカードを破壊する。
この効果を発動したターン、相手が受ける戦闘ダメージは半分になる。
「...椛の切り札か」
「私は飛車でセットモンスターを攻撃!!」
飛車は伏せたカードを攻撃し青い手のようなモンスターが姿を現し破壊される...
「あ~あ...」
「カードを1枚伏せて...これで私はターンエンド!!」
椛:手札3・LP 4000 モンスター1 セット1
「アタシのターン!ドロー!アタシは手札からマジック・ハンドを召喚!」
びっくり箱が現れ中からおもちゃの手が出てくる...
「更に!手札からプロミネンス・ハンドを特殊召喚!こいつは場にハンドが入れば手札から特殊召喚できる!!」
今度はオレンジ色の手が現れる...何だろう?手ばかりだ...
「あややや~?貧弱なモンスターですねぇ!」
文様が茶々を入れる...
「アタシはレベル4のモンスター2対でオーバーレイ!エクシーズ召喚!!来な!No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング」
No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/岩石族/攻 0/守3000
レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
ターン終了時まで、このカードの守備力を0にし、攻撃力を3000にする。
このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。
また、エクシーズ素材の無いこのカードは、
攻撃された場合ダメージステップ終了時に攻撃表示になる。
「No.52 ダイヤモンド・クラブ・キング」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
「守備力!3000!?」
まさかの大きな蟹が境奈様が出すとは...
「アタシはカードを2枚セットしてターンエンド...」
境奈:手札0・LP 4000 モンスター1 セット2
「私のターン...ドロー!」
だが怖くはない!!一気に仕留める!!
「私は飛車の効果発動!!ORUを2つ使い!相手のモンスター・セットカードを破壊します!!」
これであの壁は突破できる!!与えるダメージは小さくなるけれどいける!!
「速攻魔法!我が身を盾に!」境奈:LP 4000→LP 2500
速攻魔法
1500ライフポイントを払って発動する。
相手が発動した「フィールド上のモンスターを破壊する効果」を持つ
カードの発動を無効にし破壊する。
「なっ!?」
飛車の効果が跳ね返り飛車が破壊される!っ...
「危ない...危ない...」
「くっ!トラップカード!リビングデッドの呼び声!」
リビングデッドの呼び声
永続罠
(1):自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。
墓地から飛車を復活させる...だがあの蟹を倒すことはできない...
「私はこれでターンエンド...」
椛:手札4・LP 4000 モンスター1
「全く...やってくれるねぇ...アタシのターン!ドロー!! ダイヤモンド・クラブ・キングで攻撃!」
蟹が飛車に攻撃を仕掛ける!馬鹿な...蟹の攻撃力は0なのに!
「こいつの効果発動!!ORUを1つ使い!攻撃力をこのターンのエンドフェイズまで3000にする!!」
「ええ!?」
飛車が蟹に押しつぶされる...馬鹿な...
椛:LP 4000→3500
「カードを伏せてアタシはターンエンド...」
境奈:手札0・LP 2500 モンスター1 セット2
「私のターン...」
マズイ...早くも切り札を失うとは...だが!これで終わりだ!!
「私は魔法カード!おろかな埋葬を発動!デッキからH・C ダブル・ランスを墓地に送り!もう一体のダブル・ランスを召喚!」
H・C ダブル・ランス
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1700/守 900
このカードが召喚に成功した時、
自分の手札・墓地から「H・C ダブル・ランス」1体を選んで
表側守備表示で特殊召喚できる。
このカードはシンクロ素材にできない。
また、このカードをエクシーズ素材とする場合、
戦士族モンスターのエクシーズ召喚にしか使用できない。
「!?」
「...気づいたようですね!ダブル・ランスは召喚に成功したときに墓地のダブル・ランスを特殊召喚できます!!」
これで私の場には2体のレベル4のモンスターがいる!!
「一気にトドメです!私は2体のモンスターでオーバーレイ!!来てください!H-C エクスカリバー!」
H-C エクスカリバー
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2000/守2000
戦士族レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を2つ取り除いて発動できる。
このカードの攻撃力は、次の相手のエンドフェイズ時まで元々の攻撃力の倍になる。
「な...なんだ...攻撃力2000じゃない...アタシのダイヤモンド・キング・クラブはね!攻撃されたときに守備になるの!どっちにしろ無駄よ!」
「まだ終わりません更に私は二重召喚を発動しこのターン通常召喚をもう一度行います...私はH・C 夜襲のカンテラを召喚!!」
夜襲のカンテラ
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1200/守 300
このカードが相手フィールド上に
守備表示で存在するモンスターを攻撃した場合、
ダメージ計算前にそのモンスターを破壊できる。
「バトル!夜襲のカンテラでダイヤモンド・キング・クラブに攻撃します!」
「は?そんなモンスターでアタシのダイヤモンド・キング・クラブが...」
刹那...夜襲のカンテラのなたによる軽い一撃が巨大なダイヤモンド・キング・クラブを地に臥させ境奈様は口を半開きにする...
「ええっ!?」
「カンテラは守備モンスターを攻撃した際!そのモンスターを破壊します!!私は更にエクスカリバーの効果を発動しこのカードのORUを2つ取り除いてこのカードの攻撃力は、次の相手のエンドフェイズ時まで元々の攻撃力の倍になります!つまりエクスカリバーの攻撃力は4000!!」
「...4000?アタシのライフは2500...」
「これで終わりです!!」
エクスカリバーの攻撃が境奈様へ向かう...
「ひょええええ!?」
どーん
side文
椛のモンスターの攻撃が決まり辺りに煙が舞う...
むふふ...椛のデッキは攻撃特化しているものが主軸だ...私ほどではありませんがそれなりに強いデッキです...
これで勝ったわ...
「文様!勝ちましたよ!!」
「よくやったわ!!後で可愛がってあげましょう!!」
「ああもう...まだ終わってないっての!」
!?
私たちは境奈の方を向くと彼女はまだ立っていた...
「そんな!エクスカリバーの攻撃は確かに決まったはず!!」
「悪いけどアタシはトラップカード・ガードブロックを発動していた...戦闘ダメージを0にしてカードを1枚ドロー...」
ガードブロック
通常罠
相手ターンの戦闘ダメージ計算時に発動する事ができる。
その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になり、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。
くっ...境奈...そんなカードを仕込んでいたわけね...
「でも!椛の方が優勢よ!どうにかなるかしら?」
「そうだねぇ...アタシの手札は1枚...でも母さん程ではないけどアタシも運があるのよね!ドロー!!」
境奈は手札を見て笑う
「...トラップカード!エクシーズ・リボーン発動!!墓地からダイアモンド・キング・クラブを特殊召喚する!!」
墓地からあの蟹が現れる...だが攻撃力は0...椛のモンスター以下...
「またそれですか?私のエクスカリバーは倒されませんよ!!」
「ところがどっこい!エクシーズ・リボーンは特殊召喚されたモンスターのORUになる!つまり...アタシのダイヤモンド・キング・クラブの攻撃力は3000!このターンで終わりよ!」
...攻撃力3000!?しまった!椛の場には攻撃力1200のカンテラが!!
ん?このターンで終わり?
「待って!椛のライフは3500!カンテラを倒しても受けるダメージは1800よ?このターンで終わるはずが...」
「ファイヤー・ハンドを召喚!!」
今度は火のついた手が現れる...
「そして手札からマジックカード...ミニマムガッツを発動!!ファイヤー・ハンドをリリースし相手のモンスター一体の攻撃力を0にする!!アタシが選択するのはエクスカリバー!!」
椛のエクスカリバーの攻撃力が0になり蟹がエクスカリバーを押しつぶす...
「くぅうう!!」椛:LP 3500→500
あと500...残りのモンスターはいないのに...このターンで倒す?ありえないわ!
境奈は更に笑い声を高くする
「更に!ミニマムガッツの対象となったモンスターが墓地に送られたとき!その元々の攻撃力分のダメージを与える!!」
「何ですって?」
そんな!そんな効果があったんだなんて!!
ミニマムガッツ
通常魔法
自分フィールド上のモンスター1体をリリースし、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで0になる。
このターン、選択したモンスターが戦闘によって破壊され相手の墓地へ送られた時、
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
カードから光線が出て椛にヒットする...
「うぐ...」椛:LP 500→0
ゲームセット...
「あ...文様...負けました~!」
椛は私の方まで逃げてくる...おのれ見事な逆転負けね!!
「はい終了~さて時間だしアタシは帰るね~!」
境奈は踵を返して入り口へ向かう...
「...まだ私がいるわよ!境奈!!」
「...今回の勝負はアタシの全勝...次に相手したげるよ」
境奈はそう言い残し消える...
いいでしょう!今度は私が相手です!!正々堂々!!私の手で境奈を奪って見せます!!
「...フフ...良いでしょう!!楽しみにしているわ!!境奈!!」
私の高笑いが辺りに響く...
日常編です...
遊戯王長かった...
書くのは大変ですね...
ではこれにて