ある昼下がり...幻想郷の迷いの竹林の中にある永遠亭の一室にて八意永琳と大神暦がいた...
暦は子供の姿になり永琳の膝の上に座り永琳は微笑みながら暦の頭をなでる...
2人の関係は良好であり過去のしがらみは全て無くなっていた...
side永琳
「~♪」
「良い子ね...暦」
私は膝の上で座っている暦を撫でながら思い出に浸る...
暦を人間にして離れ離れになり数千年...ここにきてやっとこの子の相手をしてあげられる...
「妹紅のモンスターに攻撃!」
「破壊指輪発動!!」
「「ギャー!!」」
輝夜:LP1000→0
妹紅:LP500→0
隣からは輝夜と妹紅の騒ぎが聞こえてくる...折角いい気分なのに少し興ざめね...
「...あの二人は仲がいいね...永琳」
「...喧嘩するほど何とやらよ...」
私は机の中から櫛を取り出し暦の長い髪を梳く...
昔と比べると白い髪から金色になったため少し眩しい感じがする...
「...きれいな髪になったわね」
「...大神狐になったからね...永琳はどっちの私が好き?」
暦は白・金色と髪の色を交互に変化させる...
「...どっちもよ...私にとって貴女はかけがえのない存在よ...」
「ふふ...嬉しいな」
暦は嬉しそうに顔を赤らめる...
「もちろん貴女の子供たちも同様よ...貴女に子供ができたこともすごい驚いたわ」
「皆良い子だよ!まぁあの時は子供を作るとかそういう感じじゃなかったんだよな~永琳の役に立つために創造したんだけど...今では楽しくやらせてもらっているし結果オーライかな!」
暦が家族と仲良くしているのは私にとっても喜ばしいことだ...
しかしながら私には1つ疑問があった...
その疑問とは暦達大神家が私と別れてどういう人生を辿ったかが気になっている...
暦達大神家の過去は一切謎に包まれており人里の守護者でも把握できていないらしい私の方で色々と幻想郷の歴史書を調べてみたところ第一次月面戦争に暦達大神家が参加していたことくらいしか分からなかった...
しかしアレに参加していたとなると少し心配になる...暦は昔はこんなに小さくはなかったし何らかの影響は受けたはず...聞いてみるか...
「ねぇ?暦?貴方たち大神家が月面戦争に参加したというのは本当なの?」
「...そうだけど?それがどうかした?」
暦は何事もなかったような受け答えをする...
「...いえ...只何で参加したのかなって...」
「...永琳を探してた...それだけだよ」
...やっぱりそんな感じの理由か...昔の暦は記憶がなかったみたいだし...思い出すにつれ私との別れの時の記憶を勘違いし私に捨てられたと勘違いしたらしい...
「...よく戦争に参加したわね」
暦は溜息をつく
「あの時の私は少しおかしかったよ...月の民vs紫たち妖怪の戦争に割り込んで入って...今では考えられない行動だね...」
「...ええ確かに」
「...そして私はその罰が当たりとある月の民の攻撃で深刻なダメージを受けて大神家は早々に退散...命あっての人生だよ」
暦は笑みを浮かべる...
月の民ねぇ...そんなに強い子っていたかしら?
私が過去の記憶を頭の中で整理するととある人物が1名思い浮かぶ...
確かに彼女なら...暦を倒せるかも...
「...まぁ...災難だったわね」
「...できる限りあの子の相手はごめんだね...負けたのは悔しいけど...もう戦う機会なぞないでしょうね...どこかの誰かが何かをたくらんでなければだけど...」
(...暦...嫌なフラグをたてるんじゃないわよ)
私はそう思いながら机に置いてあるお茶をすする...
しかし暦の言うとおり...どこかの誰かが何かを企んでいたら色々と面倒なことが起きる...私の方も対策を練っておく必要があるわね...
次回花映塚~!
ではこれにて