東方五行大神伝   作:ベネト

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日常編その1です




2人の苦労人たち

時は流れて早1週間が経過する...

 

幻想郷中に咲き誇った様々な花たちは消えて異変の前と同じように元通りになった...

 

 

そしてここは是非曲直庁...長い廊下を小野塚小町は重い足取りで映姫の執務室に向かう...

 

 

 

 

 

side小町

 

「...はぁ」

 

異変から早1週間が経過...花になった亡者たちは元通りにアタイ達死神や閻魔が回収し何とか仕事は終了したが色々と面倒なものがあり、その後始末の仕事によりアタイ達は残業を余儀なくされている...

 

 

そして現在アタイが映姫様に呼ばれている理由は至って簡単だ...またサボりがばれてしまったためである...

 

アタイだって頑張った方だと思う...少しぐらいは休憩してもいいじゃないか...

 

アタイは映姫様の執務室の扉にノックをする...

 

 

 

 

 

 

「映姫様~失礼します」

 

部屋に入ると映姫様が机で山になった書類をせっせと処理している...

 

この前の巫女たちにやられたのが相当ショックだったのか...最近荒れている...

 

「...来ましたか小町...そこに座りなさい...」

 

映姫様は部屋の中央に置かれているパイプ椅子を指差しアタイは大人しくそこに座る...

 

「本日呼ばれた理由は分かっていますね?」

 

「...この前の昼寝の件ですか?」

 

アタイの言葉に映姫様は頷く...

 

 

「ええ...全くこの忙しい時にサボりとは...いい度胸してるじゃないですか...」

 

「ア...アタイはちゃんとノルマをこなしてからやってましたよ!」

 

「...只でさえ今回の異変で色々とあたふたしているんですから...そんな余裕はありません...全く...これだから巫女たちに後れを取るんですよ...」

 

「...自分だって後れを取ったクセに」(ボソ)

 

 

 

 

バキ...

 

 

 

映姫様の手にあった万年筆が折れてその破片がアタイの横をかすめる...

 

(サーッ...)

 

「...私は後れを取ってはいません...あれは違います!グスッ!...違います!!」

 

映姫様は半泣きの顔でそのまま部屋を出ていく...

 

「...しまった...聞こえてたかね」

 

一人執務室に残されたアタイはしばらくしてその場を後にする...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side映姫

 

「...ぐぐ...小町の奴...」

 

私は長い廊下を歩きながら是非曲直庁のカフェを目指す...

 

あの巫女たちにやられたのは私としてもショックです...閻魔の裁きを覆すとはあの人たちは何ですか!?

 

小町にはあんなこと言われるし...最悪です...

 

「...はぁ」

 

私はカフェに入りカウンター席に座る...いつも通りのを頼みますかね

 

「あら?映姫じゃないですか...」

 

声の方向を振り向くと隣の席に潤香がいた...

 

いつもの黒いジャケットに白のブラウス・黒のスカートの姿になっている...

 

 

「潤香?何で貴女がここに?申請は今月は終わったはずですよ?」

 

「...申請できたのではありません...ここのコーヒーは美味しいので定期的に来ているんですよ...」

 

潤香はマグカップを啜る...私は自分の分の注文をすると潤香が話し始める

 

 

「...異変の後始末は終わりましたか?」

 

「...後少しですおかげで皆が忙しいですよ」

 

「大変ですね...」

 

潤香は微笑みながらコーヒーをまたすする...

 

 

 

 

「...貴女の方も大変じゃないですか...貴女のお姉さんの華楠が昏睡状態になっているみたいですが?」

 

潤香はマグカップをカウンターに置き溜息をつく...

 

 

「今は幽香の家で看病をしてもらっています...完全態の姿になったんです...しばらくは動けないでしょう」

 

 

「うわさですが私も聞いたことがありますね...かなり副作用がひどいとか」

 

「ええ...私たちの完全態の姿は能力が著しく向上しますが使用後には妖力は空に近い状態になりその日1日は動けない・完全態で負けたりすると今の華楠お姉様の通り長い昏睡状態が待っています...あまり私たちとしても使いたくないものですね...」

 

「...本気の華楠を倒すとは...あの巫女たちは何者ですか?」

 

「...人間というのは成長力がすさまじい生き物です...映姫?あまり人間を甘く見ないほうがいいですよ?」

 

 

「私は!...甘くなんか見ていませんよ」

 

潤香は笑い伸びをする...

 

 

 

「しかしながら人間の成長というのは素晴らしいものです...華楠お姉様にお母様をあの巫女は降したんですからね」

 

暦さんがあの巫女に負けた?

 

私は身を乗り出し潤香に詰め寄る

 

「ええ!!?暦さんがあの巫女に負けたんですか!!?」

 

「ええ...見事に完敗だったようですよ?」

 

潤香は特に表情も変えずにコーヒーを啜る...

 

嘘だ...あの神である暦さんが負けるなんて...

 

 

 

 

「...信じられない」

 

「もっともお母様も華楠お姉様も勝てる勝負を一瞬の慢心で駄目にしてしまった...心の隙間にわずかながら油断があったのでしょう」

 

「...油断ですか?」

 

「...戦いは一瞬の油断が命取りです...元々戦の場で生きていた私たちにとっては当然のことですが...幻想郷に来て平和ボケをしてしまったようですね...では私はこれで...」

 

潤香はマグカップを置きお金を払ってカウンターを立つ...

 

「...慢心ですか」

 

過去を振り返ってみるとあの時の私は確かに油断していたのかもしれません...閻魔の裁きは決定されていると意気込んで...何をやっていたんだか...

 

「さて...休憩は終わりです...残りの仕事をしなくては...」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side潤香

 

是非曲直庁から三途の河を見ながら私は過去を振り返る...

 

慢心...当時の私はちゃんとしてなかったから取り返しのつかないことをしてしまった...

 

(君は私にとって最高の従者だよ)

 

「くっ!」

 

未だに私の心からあの日の後悔が滲みだしてくる...もし過去を変えられるのなら変えたいぐらいだ...

 

私にできることは...只1つ...

 

「...分かっています...私がすべきことは...」

 

 




すこしづつ考えながら投稿していきます

ではこれにて
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