始まります!
side暦
秋姉妹を撃破し私たちは山道を通り山の奥へと進んでいく...
一応境奈には連絡はしておいた彼女なら何とかしてくれるはず!!
しばらく進むと水の音が聞こえてくる...
「あら?川でもあるのかしら?」
「そうだね...河を伝っていけば山頂に早く着くかもよ?」
「なら!行こうぜ!出来る限り戦闘は避けたいしな!!」
私たちは水の音のする方向へ進んでいく...
しばらくすると川に到着する...川の青い水面は澄んでおり魚が泳いでいるのが見える...
「夏場に良いかもね...」
「ああ...気持ちよさそうだ」
「...あの魚は塩焼きにすれば美味しいかも」
個々の感想を述べ川伝いに進んでいくと高速で回転する緑色の者がこちらに接近する
「や~く~い~わ~!」
「な...何だぜ!?」
「...多分鍵山雛だと思う...厄神で厄をため込む神様なの!」
「...何だか怖いわね」
雛は回転しながら私たちを観察する...
「ここから先へは行かせないわ!華楠の2の舞になるわよ...貴女たち」
「華楠が?」
私が言うと雛は回転しながら頷く
「ええ...凄い厄をため込んでいたわ...結果は見なくても分かる...」
「へぇ...でも私たち行かないといけないんだ...そこを通してくれると助かるかな...」
「無理ね...貴女たちはここで終わりよ...」
「暦!何か来るわ!!」
霊夢が叫ぶと何もない空間から水弾が私たちの方へ飛ぶ!
「ひっ!アブな!!」
私はチップ型の光弾を投げて水弾を相殺する...
...雛以外に何かいる!!
「出てきなさいよ...隠れていても分かるわよ」
「...人間にしては勘が鋭いね...」
霊夢の声に反応し空間が歪み中から青い髪をツインテールにした少女が現れる...
この子は河童の...
「にとり...奇襲がばれていたわ...その光学迷彩の調子おかしいのかしら?」
「...おいおい...雛~!私の作品にケチつけるなよ~!この巫女の勘が鋭いのが悪いんだ!」
そう...彼女は河城にとり...河童で外の世界の物に興味を持ち自分で発明するというすごい子だ...そういえば銖理を訪ねて一度神社に来たな...
口論している2人に霊夢が話し始める
「...で?アンタらはここを通す気はないということでいいのかしら?」
「...そうだね盟友!この先は危険だよ?いくら君が博麗の巫女でも相手が相手だからねぇ」
にとりは背負ったリュックをからスペルカードを取り出す...
「お?やる気みたいだな」
魔理沙もスぺカを取り出し雛は溜息をつく
「厄いわ...貴女たちからも厄が溢れてる...私たちが鎮めてあげるわ...創符(ペインフロー)」
雛から棘状の弾幕が私たちに向かい飛ぶ...
「さて私も!水符(河童のポロロッカ)」
にとりからは鉄砲水状の弾幕が飛ぶ
2人同時の相手か...避けづらいかも!!
霊夢たちは戦闘準備に入っているし!私出遅れたかも!!
side霊夢
「あわあわ...」
暦がまごついているがここは私たちだけで充分ね...
「お!なら私も久しぶりにぶっ放すぜ!!恋符(マスタースパーク)」
魔理沙は八卦炉を彼女たちに向け特大光線を放つ...あの八卦炉直ったのね...
「無駄...」
「おおっ!近代科学か!?」
雛はそれを見切りにとりは川に入りそれを避ける...
この2人戦闘慣れしているわね...流石は妖怪の山の住民だけはあるか...
雛は魔理沙の背後を取り背中に手を当てる
「まずは1ピチュンね...」
「なっ!?げふあ!?」
光弾により魔理沙が吹き飛び彼女は川に落ちる...!
「魔理沙ー!」
「さて...次は盟友!お前だ!」
にとりが川から飛び出し鉄砲水を私に放つ...
「ちっ!」
私はそれを避けるが雛が距離を詰める
「なっ!?」
「2人目よ...」
しまった!!
「流石にもやばいかな!!クロスゲーム(バトルビリヤード9)」
「何?...くっ!!」
暦がスペルを発動しビリヤードの弾を弾き雛を撃退する...
彼女は空中で体勢を整えて暦を見る
「そういえば...華楠のお母さんがいたわね...あの人の身内だからほっておいたのに」
暦はうすら笑いを浮かべてキューを肩に担ぐ
「私としても喧嘩売られてるのよね...華楠も戻ってこないし母親である私が動かないわけにはいかないわ...」
「...貴女は確かに強い...でも今回の敵は貴女と同様の者たち...苦戦は確定よ...私の役目は他人の厄を全て集めること!危険なところには貴女たちは送れない!私の手でここで全員リタイヤよ!」
雛は暦に光弾を発射する...
「ありがとう!でもごめんね...今度何か美味しいものでもご馳走するわ」
暦はそれを紙一重でよけチップ型の光弾を雛に向かい弾く...そのチップに書かれた数字が1~5、5~25、25~50、50~100といったように変化していき数字が大きくなるのに比例してサイズも大きくなっていく...
「が...!?」
チップは雛に当たり彼女は地に臥す...そして水中から見ていたにとりが慌てて飛び出す...
「雛!くそ!この先へは行かせ...」
「...この先に...何だぜ?」
「ひゅい!?」
にとりの後ろにはずぶ濡れの魔理沙が彼女の頭に八卦炉をつけて立っていた...
「流石にも1ピチュンには参ったぜ...私の怒りの矛先に向けるべき相手も暦が倒しちまったし...どうするべきかな...」
「ひぃい!」
にとりはまた空間に溶け込み消えるが魔理沙は何もない空間に光弾を打ち込むと何かに被弾しにとりが姿を現す...
「ひいい!!何で私の場所が!!」
「...只の勘だぜ?逃げないで戦おうぜ?」
魔理沙がにとりに八卦炉を向けると彼女の顔がどんどん青くなっていく
「ひぃぃぃ!!ぶくぶく...」
にとりは泡を吹きそのまま川の流れに乗って下流へと流れていく...
とりあえず何とかなったのね...
暦は魔理沙を川から引き揚げて私に手を差し伸べる
「さぁ...行くよ霊夢!明日のためなんでしょ?」
「...そうよ!行くわよ2人とも!」
私たちは川に沿って上流に向かう...まだ中間地点...ラスボスまで遠いわ...
しかし私たちは気づいていなかった...この光景を見ている者の存在に...
800ヤード離れた地点には射命丸文と犬走椛が霊夢たちの戦闘を眺めていた...
文は岩に腰掛けにんまりと薄笑いを浮かべる...
side文
大天狗様からの任務をまた受ける羽目になるとは...私と椛は遠くからこちらへ向かう巫女一行を眺める...
もっとも椛の千里眼を持っているわけではありませんから私は見えませんが...
「どうでした?椛?結果は何となく想像がつきますが...」
「...雛・にとり・静葉・穣子...全員敗北ですね...残念ですが博麗一行はここまできますね...」
椛の微妙な顔に私は鼻を鳴らす...
「ふん...何ですか?その辛気臭い顔は?白狼天狗なんですからしっかりしてください...」
「すみません...何かすごくて...」
まぁ...いいです大天狗様の言いつけはよそ者を山の奥に近づけるなとのこと...
何が起きているかはわかりませんがとっとと終わらせましょう...貴重な境奈との時間を削られて色々と私としてもムカつきますし...
「行きますよ椛...さっさと仕事を終わらせましょう」
「了解です...」
私と椛は巫女一行が通るであろう道を先回りする...
ステージ2・3終了
諸事情でまとめました
ではこれにて