同時刻山頂の守矢神社のとある一室にて大神華楠が布団の中で寝息を立てている...
華楠が寝ている部屋には諏訪子のみがおり華楠の様子をずっと見ている...
side諏訪子
「...大丈夫かな?」
私は華楠の様子を確認するために彼女の額に手を当てる...
「...特に異常はないか...はぁ...よりにもよって何でこの子が...」
まぁ...姉妹の中であの子と一番仲が良かったのはこの子だったし私としてもあえて良かったよ...
「う...」
華楠が目を開けて身を起こす...彼女は寝ぼけた目で私を見る...
「...?諏訪子様?」
「...おはよう...目は覚めた?」
私の言葉に華楠は額に手を当てる
「...何とか...頭が少し痛いが」
「そう?にしても久しぶりだね...軽く1400~1600年ぐらいぶりかな?」
「大体はそんな感じです...諏訪子様がいるということは神奈子様もいるのか」
華楠は外を見る
「...今回我々と博麗神社にアレを送ったのは諏訪子様たちで宜しいのですか?」
「うん...本当は博麗神社にだけ送るつもりだったんだけどね...あの子が大神神社を見つけたからそっちにもね...」
華楠は私の言葉に反応を示す
「...あの子か...あの子はもしかしてあいつの...」
「...そうだよ...あの子は鈴音の血族の子ども...良くわかったね」
「...分かるさ...あいつの面影を感じた」
華楠は寂しそうに外を見る...
「...あの子は幸せだったはずだよ...貴女たちと楽しく暮らせたんだから...」
「あいつの幸せはこれからだったというのに...」
まだ...あの出来事は彼女の心の傷になっているようだ...私としても悲しかったけど華楠にも立ち直ってもらいたいな...
「...あれは!」
「諏訪子様~!大変です!」
障子が開き早苗が慌てた様子で現れる...
「どうしたの?早苗?」
「実は大神と博麗一行がこちらに向かっているみたいなんです!!どうしましょう!」
...やはり来たか
まぁいいか来たら来たで迎えうつだけだよ...
「分かった...何となくわかっていたし...迎え撃つ準備をして!」
「はい!...あら?」
早苗は華楠に気づき彼女へ近づく
「お加減はいかがですか?」
「...ああ何とか」
華楠は早苗から目を背ける...
「安心してくださいね!別に命を取るわけではありませんからここで寝ててくださいね♪」
早苗はそれを言い残し外へ出る
「相変わらず似ているな...そして母さんもここへきているのか」
「そうだね...じゃあ華楠はここで安静にしていてね...私も出るよ!」
私も早苗を追い外に出る...
暦と戦うのか...気が重いな...
一方巫女一行は徐々に山頂に近づいていた...辺りの警戒は怠らず慎重に進んでいたが時すでに遅かった...
side霊夢
「はぁ...はぁ...きついぜ...」
「疲れた...足が痛い...」
魔理沙と暦は長い登山でばてていた...全くだらしない...
「ほら!行くわよ!もう少しなんだから!」
「...後少しか...長いなぁもう!」
暦はブーツのひもを直しながら空を見て溜息をつく...
「あややや?侵入者の報告を受けてみれば貴女とは~」
「ん?」
遠くから黒い物体が私たちの前に現れる...よく見ると彼女は射命丸文...人里によく来る新聞記者だ...
「あら?文じゃない...天狗には用はないわよ」
「私としても引けませんね...私としても仕事を放りだしてきたんですから」
「どいてよ...私たちは山の神に会いに来たんだから!」
文はにやにやし始める
「へぇ...あの神様ですか...私たちも手を焼いているんですよ...色々とね...でもどくわけにはいきませんね...天狗組織にいるわけですから自分の意志では動けないんですよ...さぁ!手加減してあげるから本気でかかってきなさい!椛!カモン!」
文が天狗の団扇を取り出し文の前には白い髪の天狗が現れる...
「失礼します...」
「やる気なの?」
「ええ...もっとも数が多いので私からも助っ人を呼びました!さぁ!覚悟!」
文と椛は戦闘の構えに入り私たちに向かい突撃する
「おっと!それはさせないね...」
文と椛の前に土狐が現れ彼女たちの攻撃を防ぐ...
「っ!これは!」
「...境奈ね...出てきなさい!」
「あいよ!」
木の上から境奈が現れ私たちと文たちの間に入る...
「待たせたね母さん」
「ありがと...境奈ここは任せられる?」
「はいはい...華楠は任せたよ...」
境奈が文と椛と相対し暦は私の腕を引っ張る...
「霊夢!こっち!」
「...分かったわ!」
私たちは境奈に文たちの相手を任せて先へ進む...
side境奈
「ふぅ...ぎり...間に合ったかな?」
母さんたちを見送った後に文達を見ると文はイライラしたような顔をする...
「どうしたの?」
「...どうして帰らなかったんですか?挙句の果てには私たちのジャマまでして!」
「母さんの頼みだもの...当然よ...それに実の姉が危なそうだしアタシとしても動かないわけにはいかないでしょ?」
「文様...どうします?博麗の巫女一行がどんどん離れていきますよ!?」
「クっ!私の足ならすぐに行ける!」
「行かせるわけないじゃない!」
アタシは辺りに砂の嵐を発生させ彼女たちが逃げられないようにする...
「アンタらの相手はこのアタシ!懐かしいね...あの時依頼かしら?」
「...境奈...私は戦いたくないと言ったんですよ...でもそっちがその気なら受けるしかないようね!」
文は赤い目で私を睨む...おおっ!あの時と同じ目!
「椛!行きますよ!」
「はい!境奈様...覚悟!!」
2人共やる気ね...さてアタシもどこまでやれるだろうか?
アタシは人間の姿から半獣の姿になり辺りに土狐を召喚する...
次回境奈vs文&椛です
ではこれにて