side文
私たちの目の前には大神家の1人である境奈と大量の土狐達...
何で私たちの前にこの人は来たのでしょう...帰るようさっき言ったのに
私とて境奈はもう痛めつけたくない...彼女は大切な...
「...椛!行きますよ!」
「はい!文様!」
椛が私の前に行き境奈に大剣を放つ...
「境奈様!覚悟ー!」
「あらあら...物騒なものを...土狐~!」
ガキィィンー!
境奈の前に土狐が現れ椛の大剣を防ぐ...固いわね...昔も充分厄介だったけどどうやら力は健在みたいね...
「相変わらずのようね...その式神捌きは...」
「ふふふ...そうでなきゃアタシが楽できないじゃん♪...大神家ナンバー3も楽じゃないわ...さてあまり疲れるのは嫌だし早く終わりにするか...爆式神(墓夢土狐)」
境奈がスペルカードを宣言すると辺りに新しい黒い色をした土狐が現れる...見た目は只の色違いだと思うが体の部分に3と書かれたカウントがついている...あれはいけません!
「椛!離れて!」
「っ!」
椛は境奈から距離を取り境奈は薄ら笑いを浮かべる...
「距離とっても無駄なのにさ...墓夢土狐!カウント開始!」
(...ばふ!)
土狐のカウントが3~2、2~1、1~0になる...そして
ドォォォォン!!!
それが爆発し辺りの物が吹き飛ぶ...
そう...あの土狐は境奈特製の爆弾...下手に近づいたら1発アウトです!
「風符(天狗道の開風)」
私はスペルを宣言し竜巻を飛ばし爆風を相殺する...
「...あら?火薬が足りなかったかな?」
境奈の周りに更に土狐が現れ私たちを追尾する...
境奈の戦いはあまり時間をかけすぎると厄介です...消耗戦になってしまいます...
「さぁさぁ...怪我しない程度にいたぶってあげるわよ?」
逃げる私たちを眺めて境奈は笑いながら...辺りの土狐を爆発させる...
少々調子に乗っていますね...軽くお仕置きでもしますか...
「...椛少し下がっていて」
私は椛を下がらせて境奈と対峙する...
「...あら?やるの?」
「ええ...私が直々にボロボロにしてあげます...負けたら後でハードなお仕置きをしますのでそこのところ覚悟しておいてください!」
境奈は溜息をつく...
「...あっそ!行け!墓夢土狐!!」
黒い土狐が私の方へ追尾してくる...
「ファイア!」
土狐が爆発するが私は高速で空を駆ける...黒い土狐は通常より一体一体の動きが遅いうえカウントダウンがあるから攻撃まで時間がある...
それにより最高速の私を追って爆発してもそのときの私は爆破地点から相当離れている...
「...爆発がついていけてない!?」
境奈は焦りながら辺りの土狐を向かわせるが意味はない...
「遅いですよ!境奈!」
境奈の周りの土狐が減っていく...一撃で仕留めるわ!
「幻想風靡!」
私は高速で境奈に突進し肘鉄を食らわせる...
彼女・土狐は私の速さに反応できず肘鉄が境奈の鳩尾にめり込む...
「かはっ...」
境奈の集中力が切れて...土狐の動きが止まる...でもまだ終わらないわ!!
「まだまだー!」
私は高速で空を駆けて境奈に連続で突撃を食らわせる...
「がっ...ごはっ!」
あまり境奈を傷つけたくはありませんが相手は大神...油断してる余裕なぞ私にはありません...
「とどめです!!」
「きゃあああ!!」
私の技を全てくらった境奈は墜落し地面を転がる...
流石の彼女でもここまでダメージを与えれば問題ない!
「どう!?境奈!私の技は!」
私は地上に降り境奈を見る...今の彼女は服がボロボロで泥だらけだ...服の切れ目から彼女の白い肌が見えます!!
(...むふふ)
この後が楽しみです...今回は私のジャマまでしたんですからお仕置きはいつもよりきつめに行きますか!
さて...あんなことやこんなことを♪
(...文!止めて!!!)
(良いじゃないですか~!ほれほれ~!)
...ヤバい今後の想像をしていたら鼻血が出そう
...ブチ!
「...ん!?」
何かが切れた音がしました...
妄想から現実に帰ると境奈がゆらりと立ち上がり目をギラギラさせていた...
「あ...文様...境奈様が...」
「...どうしました~?境奈~?ズタボロでもう限界じゃないですか~?」
境奈はイライラと髪を掻きむしるとサイドテールにしている髪留めが割れて髪型がロングストレートに戻る
「...全く面倒くせぇ...体は痛いし汚れて最悪...もうどうでもいいや...アタシの本気見せてやるよ...」
境奈の体に妖力が集まり体が変化し始める...
「あ...文様!これは!!」
「...あっ!」
...しまった忘れてた!境奈にはあの姿があったんだった!!
妖力が溜まり境奈の姿が完全態になる...かわいらしい姿なのに能力がえげつないのを覚えている...
「きょ...境奈~落ち着いて!」
「怨...怨...怨...怨...怨~!」
駄目だ...聞こえてない!!
「きょっ!」
「皆爆発しろー!!」
ドオオオオオオオオン!!
そして...妖怪の山のとある地域で大爆発が起こる...
被害こそなかったが...境奈の能力による傷痕が軽く山に残ったのは別の話...
side境奈
「...はぁ」
アタシは目を回して気絶している。文・椛を見て大きなため息をつく...
頭に血が上って、つい完全態になってしまった...
ああ...この姿は好きだけど...この後の反動をくらうのは嫌だな~!
アタシは完全態の姿から元の姿に戻る...
「...う」
体が鉛みたいに重い...最悪...緊急時しか使わないと心に決めておいたのに!
アタシは気絶している文・椛のすぐ近くにある木に寄りかかるが崩れ落ちる...
「ああ...ヤバ...足に力が入らないわ...」
はぁ...お気に入りの服がボロボロでドロドロ...華楠がしくじらなければこんなことには...
「とほほ...終わり次第香霖堂でコピー頼まないと...その前に少し寝よ...母さん...後は任せたよ...あのバカ姉をね...」
久しぶりの重労働...アタシとしては頑張った方だと思うよ
アタシは青い空を眺め眠りにつく...
境奈の完全態はまた今度の機会に...
ではこれにて