side霊夢
山を登り早2時間...私たちはようやく山の神社に到着する...
長かったわ...色々な妨害にあったけどみんなの力を合わせてここまでこれたと思う...
「ついに来たわね...」
「...ああやっとだぜ」
魔理沙は目をこすり鳥居の方を見る...鳥居には守矢神社と書かれている...
「...守矢神社か...ここみたいだな」
神社と書かれているし当然ね...問題は私たちに喧嘩を売った奴がどこへいるかか...
「...皆!油断しないで!敵の本拠基地よ!」
私は魔理沙・暦に言うが暦の方はボーっとしている...
「...暦?どうした?」
「...いや...まさかね?」
暦は苦笑いをしている...一体どうしたのだろうか?
私たちが境内に侵入すると境内の中央に誰かが立っているのが確認できる...
緑色の長い髪に白と青の巫女服...少女...
どうやらここの巫女みたいね
彼女は私たちが来たことに気づく...
「...来ましたね!博麗神社の主と大神神社の主!」
「...ええ!来たわよ!アンタが私たちに喧嘩を売った奴で間違いないのかしら?」
彼女はフフンと笑い胸を張る
「そのとおりです!私こそ!この守矢神社の巫女東風谷早苗です!」
東風谷...あの手紙に書いてあったわね...こいつで確定か...
「お前がそうなのか...何でこんなことしたんだ?」
「簡単に言いますとこの神社の信仰を溜めるためです!外の世界は神が生きづらい世界となっています...しかしながらこの世界は文明が遅れている分信仰を信じる方が多い...これほど恵まれてたものは中々ありませんね...」
...信仰か正直どうでもいいけどこいつに喧嘩売られる原因となると少し考える必要があるわね...
早苗は私たちを見る
「で?神社を明け渡す準備はできましたか?」
「明け渡さないわよ!こっちは明日の生活が懸かっているの!!あまり調子に乗っていると殴るわよ!?」
早苗は腕を組みくすくす笑う
「強者の余裕というものです!さっきの緑色の狐さんも私が倒しましたし!私の力がどこまで通用するか理解しました...ウォーミングアップはできています!誰から挑みます?」
...緑色の狐って...華楠のこと!?大神家ナンバー2を倒すなんておかしいわ...私でもぎりぎりだというのに!!
暦を見ると苦笑いしている
「...華楠を倒すとかすごいねぇ...あの子慢心でもしていたのかしら?」
暦は早苗を観察している
「...なるほどね」
「...暦どうしたのよ?」
暦の姿が一瞬にして消え彼女は早苗の後ろを歩いている...
「な!?いつの間に私の後ろに!?」
「霊夢~!その子の相手は任せたわ~!私は私の仕事をしてくるからさ...」
暦は神社に入ろうとし早苗は暦に狙いを定める
「神社には行かせません!!」
早苗の光弾は暦の方に放たれ彼女を避けるように外れていく...
流石暦の運は最高ね...
「あら!?何で当たらないのですか!!」
早苗は何が起こったのか理解できていないみたいだ...
「...んじゃ!任せたよ!」
暦は神社の中に入り早苗は恨めしそうに暦を遠目で見る
「...もうあの子は良いです!!ただの子供みたいですし!後で問題ありません!さて!私の相手は貴女方ですね!!」
早苗はスペルカードを構える
「やるしかないみたいね...」
「...だな」
私たちもスペルカードを構え彼女と対峙する...
にしても余裕の表情ね...私たち2人を相手するというのに全く警戒すら見せていない...本当に強いのか...自信過剰なのか...
「さて!行きますよ!!秘術(グレイソーマタージ)」
彼女がスペル宣言をすると辺りに星の状にならんだ弾幕が展開される...
「さぁ!飛べ!」
早苗が宣言すると並んだ弾幕がばらけ始め辺りに散る...
「大したことないわ!」
「だな!華楠の方がましだぜ!」
私たちは弾幕を避けながら彼女に接近する!
「遅いわ!」
私は光弾を早苗に放つが彼女は上空に飛びあがり回避する...
「危ない危ない...この程度の弾幕は避けられて当然ですね!ですが次が来ますよ!」
彼女は更に星を展開し私に放つ...
「...くっ!」
あまり大したことないけど如何せん物量があり過ぎる...避けるのも面倒だしあまり私としても全力は嫌なのよね
「ほらほら~!早く避けないと当たっちゃいますよ~!」
「うるさいわね!」
早苗はくすくす笑う
「ふふふ...所詮この程度ですか...あら?そういえばさっきの白黒は?」
「呼んだか?」
早苗の背後に魔理沙が現れる...彼女は八卦炉を早苗の後頭部につきつける
「!いつの間に後ろに!?」
「悪いな!これでも早い方なんだぜ?さて...抵抗しても無駄だ...大人しく降参してくれると嬉しいんだが?」
早苗は首を横に振る
「...降参?しませんよ...出来るなら撃ってみてくださいよ...」
「...肝が据わっているな...まぁいいか...」
バン!
魔理沙は早苗に光弾を放つ...
side暦
...私は神社の奥へ進んでいく...
あの子を見て何となく今回の黒幕が分かった気がする...久しぶりだけど元気かなぁ...
「華楠が負けたのも分かった気がするなぁ...あれ?」
頬に違和感を感じ私は頬に手を当てる
「...あれ?焦げ目?おかしいな全部避けたと思ったのに」
頬の焦げを妖力で消し私は神社の奥を目指す
side霊夢
ドン!
魔理沙の光弾が早苗の頭部に直撃し彼女は倒れる...これで残りはこの黒幕だけね!
「おし!終わったぜ!先に行くか!」
魔理沙は八卦炉を懐にしまい神社の方を目指す...
「そうね...残りは黒幕っと...」
ドン!
私の横を何かが通過し魔理沙の後頭部に直撃する...
魔理沙は何も声も上げずに地面に臥す...
「...え?魔理沙!」
私は魔理沙に駆け寄り彼女の状態を見る
「...きゅー」
...完全に伸びている...当たり所が悪かったのかしら...
そして私は後ろを見るとさっきまで倒れていた早苗が立っていた...馬鹿な...魔理沙の光弾を至近距離でくらったというのに!
「...ふぅ...一人撃破完了ですね!」
彼女は額の汗を拭き私を見据える
「アンタ...何で?魔理沙の攻撃直撃したじゃない!」
「ふふふ...ちょっとした奇跡ですよ」
早苗は自分の頭を指差す...
頭にはひびが入った蛙の髪留めがありそれが割れて地面に落ちる...
「奇跡!?」
「そうです!奇跡です!私の能力は奇跡を起こす程度の能力です!さっきの光弾は奇跡的に私の蛙の髪留めにピンポイントに当たり私がダメージを負うことはありませんでした!」
あの光弾を髪留め1つで防ぐなんて!
これがこの巫女の本当の力!?
「さぁ!第2ラウンドです!貴女も私の奇跡の前に崩れてもらいましょうか...」
早苗は不敵に髪をなびかせる...
早苗さんの戦いはまだ続く
ではこれにて