第二次月面戦争
時が流れてここは博麗神社...
今現在神社の境内でここの巫女の博麗霊夢と妖怪の賢者八雲紫が戦っていた...
side霊夢
「...くっ」
紫の攻撃を避け私は体勢を立て直す...
何で私がこんなことを...
「もう一度かかってきなさい...この程度じゃうちの式神の方がよっぽど強いわよ」
紫は扇を持ち涼しい顔で答える...
「...ったく...何で私がこんなことをしないといけないのよ」
私がぼやいているといつの間にかやってきた魔理沙がひょこりと顔を出す...
「面白そうなことしてるじゃないか」
「面白くないわよ」
私は魔理沙の言葉を一蹴し術を詠唱する...
「天岩門別命」
神社の境内の床に黒い大きな穴が開き紫はそれをじっと眺める...
「そうそう...良い感じ...でもこの穴は弱い幻覚...」
紫はその穴に飛び込み消える...
「...何なんだよ」
「紫が稽古つけるとか言って来たのよ...」
しかし紫の様子が何かおかしいわね...
何か企んでなければいいのだけど...
その頃の永遠亭にて八意永琳と大神暦がじゃれていた...
暦は相変わらず子供の姿で甘えており永琳はいつもの凛とした表情を崩して暦の頭を撫でている...
そんな彼女たちを蓬莱山輝夜は引いた目で眺めていた...
side輝夜
「うふふふ」
「えへへへ~」
外ではウサギたちの歌が聞こえる中永琳の部屋には彼女の他にも子供の姿の暦がいた...正直この雰囲気は近寄りがたいが私には聞かなくてはいけないことがある!
「こ...今月も何も起こらなかったみたいね」
「そうかしら~?貴方にはそう見えるの~?ねぇ暦~!」
「ねぇ~!」
...ムカつくわこいつら...おもっきり頬をぶっ叩いてやりたい
「何かあったの?」
「...月光が生み出す陰に変化が出ているわ...それも段々と質量を持つようになってきているわ」
「へ~...そうなの」
「ただ...月の新勢力により人間が建てた旗が抜かれたうえ地上に投げ返されたわね...月の民は表の月には触れれないのにね...」
...旗が抜かれたねぇ
ということは...
「始まるのかしら?」
「ええ...月の民の穢れなき争い...月面戦争がね」
永琳から月面戦争という単語が出ると暦はわずかに反応する...
「懐かしいね...その響き」
「...そういえば貴女は月面戦争経験者だったわね...暦」
「今となっては嫌な思い出だよ...実に死にたくなるほどの黒歴史だよ」
「...そう...でもマズイわね...あのスキマ妖怪が何を企んでいるかは何となく想像はつくけど...何か対策を撃たなくてはね」
永琳は暦の頭を撫でる...
「そのときは任せたわよ...暦」
「私が?あいつらに協力しろと?」
暦は嫌そうな顔をする...あいつらって誰かしら?
「そんな顔しないの!あの子たちは私の生徒でもあるのよ」
「...分かったよ...でも期待しないでよ?あいつが襲い掛かってきたら遠慮なく抵抗するからね!」
暦は永琳の膝の上から姿を消す...
「...あいつらって誰?」
「そのうち分かるわよ...何年もあってないけどね...」
永琳は夜空に浮かぶ月を眺める
そのころ幻想郷の霧の湖にて八雲紫はスキマを開き烏の式神に指示を出していた...
烏の式神が飛び立つと彼女の背後に八雲藍が現れる...
side藍
紫様の所へ向かうと彼女は後鬼の偵察内容を聞き指示を出していた...
「紫様...賛同者についてなのですが?」
「ええ...話して頂戴」
「まず吸血鬼は協力してくれるのは時間の問題と思われます...次に白玉楼の方々は特に興味は無いようです...ただ非常に退屈しているみたいなので顔出してくれるやもしれません...顔を出してくれたらほぼ間違いなく協力してくれるでしょう...」
紫様は表情も変えず水面を見る...
「そして鬼は話の内容をほぼ理解しておらず...天狗は傍観者を決め込むようです...」
「それから大神家は煌炉以外は雲隠れして全員の話は聞けませんでした...煌炉なら協力してくれるかと」
煌炉はやる気十分だったな...
「そう...それなら問題ないわ...」
私の話を聞きながら紫様は戻って来た前鬼に新たな指示を出す...
「ふふ...ついに宇宙人が動き出したわ予定よりは遅かったけど誤差の範囲ね...」
「宇宙人?ああ竹林の...確か暦の生みの親が確か...」
そう...大神家当主である暦を生み出したのが月の賢者こと八意永琳...暦はあの人の言うことは聞くだろうし...大神家では煌炉しか賛同してくれないだろう
「別に問題はないわ」
「いいんですか?あそこの人たちに情報が漏れないように言ったのは紫様ですよ?」
「これでいいのよ...少しずつ異変を感じ取り動き始めた...これで私たちも動けるようになる」
?言っている意味が良く分からない...
「今回はうまく行くかもしれないわね...神様を従えた巫女さえ動けば敵に勝ち目はない...始まるわ...美しき幻想の闘い...第2次月面戦争を」
紫様はスキマ内に消えその場には私1人が残る...
月面戦争か...懐かしいな...
あの時は妖怪vs月の民vs大神家といった感じだった...大神家がいたから有利にことが運べたのに早々に離脱するから結果的に妖怪側が負けたのを覚えている...
「あのときは妖忌殿もいたな...今となっては懐かしいな...」
しかし前回の月面戦争は紫様は私に作戦を教えて下さったのに今回は違う...私はどうすれば?
「紫の考えだ...私たちが理解できないのも当然だよ..藍」
私の背後に煌炉が現れる...
「煌炉か...一体紫様はどうしたいんだろう...私は心配だ...」
煌炉は仮面を指ではじく
「あいつの思考は理解できないのは昔からでしょ?流れに身を任せれば何とかなるでしょ?」
「だが...」
「紫を信じよう...うまくいくよきっとね」
煌炉は私の肩を叩く...
そうだよな...こいつも私たちに協力してくれるんだ...煌炉だって馬鹿ではない...戦況を読み取るぐらいの知識はある...
「煌炉...」
私は彼女に抱き着き心にこびりついた不安を解消していく...
まだ序章
ではこれにて