雪が降り肌寒くなった幻想郷...
秋は終わり博麗神社では博麗霊夢・霧雨魔理沙が紅魔館のロケット完成パーティに呼ばれて紅魔館への道を歩く...
すでに様々な思惑が張り巡らされているとも知らずに...
side霊夢
「もう秋も終わりね...」
私たちは神社を降り紅魔館への道を歩く...
しかし紅魔館のパーティーに呼ばれるのも珍しいわね...何かの思惑があるんではないかと勘繰ってしまう...
「よっぽど嬉しかったんじゃないか?ロケットの完成が?」
私の横を歩く魔理沙が雪を払う...
それもそうね...普段退屈していそうだし...
「無駄に生きているから新しい楽しみがなくなってるんじゃない?念願のロケットが完成してはしゃいでいるのよ」
「走尸行肉」
声の方向を見ると幽々子と妖夢の2人がいた...
これはまた珍しいわね...
「毎日はしゃいでいるのは結構だけど...どうでもいいことばかりしているなら走る屍・動く肉と何も変わらないわ」
幽々子は二ヘラと笑いこちらへ来る...
「動く屍のお前がいうな...」
「珍しいじゃないの...2人おそろいで」
私が言うと幽々子は更に近くによる...
「そろそろロケット完成パーティの時間だからね」
「迎えに来たっていうの?」
幽々子は酒を飲むようなリアクションをする...
「今から神社で宴会をしようかな~と...」
...辺りに沈黙が流れる...
この幽霊は何を考えているか本当に分からないわ...
妖夢もポケーっとしているし...
魔理沙は懐中時計を出す...
「いや...そこまで時間は無いみたいだぜ?」
「え~!」
幽々子は残念そうな顔をする...
私たちは幽々子をなだめ何とか紅魔館へと向かう....
紅魔館玄関前
ガヤガヤ...
辺りには見知った顔が並んでいる...
レミリアの奴...どれだけ人を呼んだのかしら?
私たちは雑談を交わしながら玄関の前に行くと玄関の戸が開き中から咲夜が出てくる...
「あら?もう来ないかと思ったわ...貴女たちのことだから神社で宴会でもするのかと」
「料理の出るパーティと貧乏神社のどっちがいいといったらねぇ...」
「まぁ...特につっこまないぜ」
幽々子と魔理沙が談笑をしている...
こいつら...後で神社の裏に呼び出し決定ね...
心の中で悪態をつきながら前に進むと咲夜がパーティ会場の扉を開ける...
「ま...入ってよもうすぐ始まるから...」
パーティ会場
20分後会場は人でいっぱいになる...
辺りのテーブルには料理が並べられ、談笑しながら食事を取る者・何やら世間話に入っている者など様々だ...
どうもこういうところは落ち着かないわ...
私はステージでマイクを使ってロケットについて話しているレミリアを眺めながら酒を飲む...
「茣蓙でも持ってくるんだったわ」
「こんなところで茣蓙を敷いて座っていたら異様だよな」
私たちが話していると幽々子が地べたに座って食事を取っているのを発見する...
「あら?まわりの目を気にすることはないわ」
それもそうね...
私も彼女の横に座り魔理沙から酒瓶をもらう...
「どうしたの?そこの重力が強くなったのかしら?」
声の方向を向くとワイングラス片手の八意永琳と大神暦(大人ver)がいた...
暦は私に向かって微笑む
「こんばんは...霊夢」
「あんたらも来てたのね」
「ええ...地上は地球の6倍は重力が強いからね」
永琳は暦に寄りかかる...随分とお酒がまわっているのかしら?
「今度アンタの故郷に行くわ...何かお土産でもいるかしら?」
「じゃあ...イルメナイトを一握り程...まぁ...私の故郷は地上だけどね...」
永琳は暦の頭を撫でるとレミリアの音声が辺りに響く
「このロケットの愛称を募集するわ!」
「ロケットの愛称ね...あいつらに分からない言葉で変な名前つけようぜ!」
「何か...ペットみたいですね」
「愛称ね...あのロケットには住吉三神の加護があるというのに...」
あれ?この人たち住吉三神のこと知っていたかしら?
「あれ?何でアンタらが知ってるの?」
「え?あの吸血鬼が話してたわよ?それよりも魔理沙...」
永琳は何事もなく話し魔理沙に耳打ちをする...
「ほう...わかったぜ」
魔理沙はそのまま咲夜の方へ向かい咲夜がレミリアに耳打ちする...
「ロケットの名前はミンタカ・アルニタク・アルニラムに決まりました!」
レミリアが発表すると会場内に歓声が響く...
何の意味か分からないけど細かいことは気にしないわ...
永琳たちの方を見ると暦がいつの間にか消えており、残った永琳が残ったワインをたしなんでいた...
そしていつの間にか幽々子達が消えている事に私は気づいていなかった...
side妖夢
私は外に出た幽々子様を追う...何でパーティを抜け出したのだろうか?
「幽々子様?どうしてパーティの途中で抜け出したのでしょうか?」
「どうしてって...あそこにスパイがいたじゃないの」
幽々子は屋敷を指差す
「あの月民と大神家の者ですか?確かに吸血鬼の妨害をするかもしれませんが...関係ないのでは?私たちの目的は...」
「月の民と暦が吸血鬼の侵略を阻止する?うふふ...私はあの月の民をスパイといったのよ...妖夢がボロを出さないように出てきたの」
...訳が分からない私では理解できそうもない
幽々子様は懐から会場でくすねてきた酒瓶を出す...
「家に帰ってパーティの続きでもしましょうか!」
「あはは...」
とりあえず流れに身を任せよう...
私達は雪が降る道を歩きながら白玉楼へと帰る...
次回本格的にスタート!
この章はこれからです
ではこれにて