東方五行大神伝   作:ベネト

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久しぶりの投稿です...





月の海

幻想の空にロケットが発射され本日で5日目になる...

 

本日ロケットの一階部分が切り離されたが依然と宇宙まではまだ遠い...

 

ロケットの中にいる幻想郷の住民も飽き飽きしたように窓の外を眺めていた...

 

 

 

 

side魔理沙

 

 

「ああ...下段の大きいテーブルが懐かしいわ」

 

お子様ようの椅子に座ったレミリアは退屈そうな顔をする...

 

 

まぁ私としてもそろそろ飽きてきた...霊夢は相変わらず神棚に祈りを捧げているし、咲夜は下段のロケットに油を忘れたとか言い私の八卦炉を持っていくし美味しい紅茶が飲めるのは良いが色々と散々だ...

 

 

咲夜はレミリアに紅茶を渡し彼女はそれを啜ると首をかしげる

 

 

「あら?何か味が変わっているような」

 

「お湯の沸点が下がったようですわね」

 

 

 

「おい...まさかロケットの空気が漏れてんじゃないだろうな」

 

私が咲夜にいうと彼女はしれっと窓の方へ向かう...

 

 

「あら?外も空気はあると思うわ?」

 

彼女は窓を開ける!?

 

 

 

 

やばいだろ!!

 

そんなことしたら!空気が!

 

 

 

 

 

ゴッ!!

 

 

窓を開けると外からの突風がロケット内に入り中の物が飛ぶ...

 

 

 

「宇宙に空気がないのは都市伝説なのか?...確かに重力も変わらないが...」

 

辺りが騒がしくなり霊夢がしびれを切らす

 

 

「もう!集中できないわよ!!もうすぐ!2階も切り離すから準備して!」

 

 

...とうとう2階も切り離すのか

 

確かこの上って...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロケット生活12日目...

 

 

とうとう狭い一番上の階層に来た...

 

とりあえず狭い...

 

8人がいるとなるともう息が詰まる...

 

 

部屋の中央にいるレミリアはイライラしており翼をばさばさと振る

 

 

「こら!狭いんだから暴れるな!!」

 

「ロケット生活も12日目!!運動不足になるわ!」

 

「お前なんか長く生きてんだから1週間2週間もそんなに変わらないだろ...大人しく棺桶に入っていたらどうだ?」

 

「なんだと~!やるか!!」

 

レミリアが私に突っかかり私たちは狭い部屋の床を転がりまわる...

 

 

「お嬢様!窓の外を!!」

 

「あ?」

 

咲夜に言われ私たちは外を覗く...

 

 

 

 

 

 

「な?」

 

窓の外を見るとロケットは月の上に浮いていた...

 

下には海のようなものが見える...

 

とうとうついたのか...長かったぜ

 

 

私たちが外を眺めていると霊夢が立ち上がる

 

 

「さあ!最後の仕上げよ!何かが起こるわ!」

 

「それってどういう...」

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴ...

 

 

 

 

 

ロケットはそのまま浮力を失い月の海へと落下する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「...」

 

「...」

 

そして打ち上げられた私と霊夢は砂浜で体育座りをして海を眺めていた...

 

 

他の連中?

 

知らん...

 

 

 

 

 

 

 

「...海だねぇ」

 

「これが海ねぇ」

 

私たちはボーっと水面に浮いているロケットの残骸を眺めることしかできなかった...

 

「何黄昏てるのよ...」

 

私たちの背後に咲夜がやれやれと現れる...

 

「ロケットは大破しちゃったしな...」

 

意気消沈している私たちを見て咲夜は鼻をならす

 

 

「でも月にはついたわ...私たちの目的は月に向かうことであって帰ることではないわよ」

 

「...」

 

「...」

 

 

そんな呑気な咲夜の言葉に私たちは言葉を失うしかなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃のレミリアは4人の屋敷妖精を連れて桃の木が生い茂る森の中を探索している...

 

月に来て早々...レミリアもまたこの光景に飽き始めていた

 

 

 

「...どこを見ても桃の木ばかりね」

 

他の屋敷妖精が桃を見てはしゃいでいる中彼女は溜息をもらす...

 

せっかくここまで来たというのに珍しい物すらみえない...この2週間は無駄に時間を消費してしまった気がすると思っているだろう...

 

 

彼女と4人の屋敷妖精が森を進んでいると...

 

 

 

 

 

 

 

 

「...」

 

「...」

 

 

銃剣をレミリアに構えた月ウサギが彼女の背後に立っていた...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side魔理沙

 

ボーっと海を眺めている中霊夢が長い沈黙を止めとある提案をする

 

「考えても仕方ないわ...釣りでも始めようかしら」

 

「いいな!これだけ大きな海だ!大きな魚もいるかもな!」

 

 

確かにちまちま考えていても時間の無駄だな!

 

今を楽しむことに専念しないとな!

 

 

 

 

「道具は?」

 

「手づかみで良いんだよ!」

 

「残念ね...豊かな海には何も住んでいないわ」

 

 

私たちが談笑していると背後に薄紫色の髪をポニーテールにした女性が立っていた...

 

 

服装は白い襟の広いシャツに赤いロングスカートをはいており手には長い業物が...

 

 

 

 

「月の海には生き物は住んではいない...生命の海は穢れの海なのです」

 

...言っている意味は良く分からないが何か嫌な予感がする

 

「おいおい...物騒だな...その物干し竿」

 

私が言うが彼女は私を一瞥し霊夢を見る...

 

 

「住吉三神を呼び出していたのは...お前」

 

「ええ」

 

霊夢は返答し地面に座ると彼女は僅かに笑みを浮かべ手に持った業物を地面にさす

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「!?」

 

私たちの周りに多数の刃が地面から出現する...

 

何だこれ!?動けない!

 

 

 

「女神を閉じ込める祇園様の力...人間ごときに使う気はなかったけど...」

 

女性はブツブツと独り言を話し彼女の背後にウドンゲに似たウサギの妖怪が来る

 

 

 

「依姫様!」

 

 

うさぎは依姫と呼ばれた女性に耳打ちをする...

 

 

 

 

「何ですって!?あんな小娘相手に貴方達は何を!?」

 

「誰が小娘よ...殺されたい?」

 

森の奥からレミリアと咲夜が現れ依姫と対峙する

 

 

 

 

「月のうさぎはどうしたのかしら?」

 

「のしてきたわ...後はお前だけ」

 

依姫はさっきのうさぎを見る

 

 

「真相は?」

 

「おじけづいて逃げ出しました...」

 

奥の草むらを見ると他のうさぎたちがこちらの様子をうかがっているのが見え依姫は顔に手を付ける...

 

「圧倒的な実践不足...ね!」

 

依姫はレミリアに向かって手をかざし何かをしようとする...

 

 

 

 

 

 

 

が...刹那咲夜が依姫の背後を取り彼女を羽交い絞めする...

 

 

「な?」

 

「貴女...手癖が悪そうだから」

 

咲夜はそのまま後ろ蹴りで地面に刺さっている刀を抜き私たちの周りにあった刃が消える...

 

「何とか助かったぜ...」

 

私たちが一息つくと依姫は咲夜の方を向く

 

 

 

「貴方達の目的は何かしら?」

 

「私たちの目的は...」

 

「何だっけ?」

 

「月に行く...知的好奇心?」

 

...よく考えてみればあまり深く考えてなかったな

 

 

「じゃあ...目的は達成されてたのかしら?」

 

咲夜が首をかしげるとレミリアは笑う

 

 

 

「咲夜?忘れたの?私たちの目的は月の都の乗っ取りだ!つまり!月は私の物だ!」

 

「...」

 

何か事が大きくなっている気がする...大変なことになりそうだ...

 

 

 




年内にはもう1つくらいは投稿したいな

ではこれにて
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