東方五行大神伝   作:ベネト

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魔理沙vs依姫です


月での弾幕ごっこ その2

side魔理沙

 

 

 

「先手必勝!スターダストレヴァリエ」

 

私は依姫に星の弾幕を大量に放つ...

 

こうなれば早期決着が私に出来る戦略だ!

 

 

 

が...星の弾幕は依姫の周りに静止して動かない

 

何だ?また何かの能力か?

 

「月では星は瞬かないようだな」

 

「...大気の少ない月の都では星は瞬かないわ」

 

依姫は星を1つ手に取り齧る...

 

「瞬かない星の光は完全な直線...止まっているに等しいわ...止まっている弾幕ならだれでも避けられる」

 

「良くわからんが...止まっているな...なら!イベントホライズン」

 

先ほどより多めに弾幕を放つが依姫はそれを刀で叩き落とす...

 

 

「ふふ」

 

 

「はぁ~」

 

...ただ遊ばれているようにしか感じない

 

勝てる気が全くしないぜ

 

 

「貴女のプラネタリウムは密度が薄いわ...地上から見る星はそんなに寂しいのかしら?」

 

依姫は私に刀を向け光線が私の方へと発射される

 

 

「うわ!」

 

それを気合で避けるが観戦していた霊夢にぶつかる

 

 

 

 

 

 

「いてて...」

 

「ふん!」

 

そしてレミリアに蹴られて私は戻る

 

 

「なんだよ!私があいつの戦いを見るチャンスを与えているのに!」

 

「何ちんたらやってるのよ...どうせ負けるんならやることやってから負けなさい」

 

...酷い仲間だ

 

 

だがあれをやってみるか華楠を降したあのスペルをな!

 

 

「この世に光の速さより速いものは存在しない!いでよファイナルスパーク」

 

 

光線が依姫へ飛び大爆発が起こる...

 

流石のあいつでも...

 

 

 

 

 

 

「...これだけじゃ勝てないと思った」

 

「光を切るのはたやすいことよ」

 

 

...全くの無傷これは勝負が見えたな

 

 

「ダブルスパーク」

 

今度は2本の光線を放つ...

 

 

 

「石凝姥命よ...八咫鏡の霊威を見せよ」

 

依姫の背後に謎の黒髪の女性が現れ手に持った鏡で光線を反射させる

 

 

 

「うわ」

 

光線は私の真横を通りそのまま地球へと向かう

 

 

 

「あちゃ~...今頃地上は大騒ぎだな」

 

「月からのレーザーなら問題ないでしょう...人間が残した大きな鏡があります」

 

...なら地上は問題ないか

 

もうここまでだな

 

 

 

 

「降参だ!もう煙もでないよ」

 

 

「あら...私の番が回って来なかったじゃない...で?次は?」

 

 

 

「今度は私が相手してやるよ」

 

私たちの陣からレミリアが出る...

 

やっとお出ましか...全くどうなることやら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃地上の幻想郷では...

 

 

 

幻想郷時間...22:00大神神社の池にかかる大橋には暦の娘である大神潤香が溜息をつきながら池の鯉を見ている...

 

月の光が反射する水面映る彼女のその表情はいつも以上に曇っておりハイライトの籠っていない金色の目は不気味に光っており、目の下のクマが彼女の体が不健康であることを示していた...

 

はたから見れば泣いているようにも見えるが涙を流してはいない...

 

それもそう...彼女の涙はとうの昔に枯れてしまったのだから...

 

 

 

 

五行思想の中には感情をあらわす五情というものがあり大神家の娘たちは昔から五情強く出ていたことがあった...

 

潤香の五情は哀となっているがある日を境に泣けなくなってしまった...

 

それにより彼女はもう自分の感情をさらす出すこともできなくなっていた...

 

 

 

 

 

 

side潤香

 

 

「...」

 

私は池の鯉を見ながら今後の事を考えていた...近い未来の私の役目について...

 

後僅かな時であのお方が1400年という長い時を越え生きる伝説として復活できる...

 

それは私にとっても喜ばしいことです...

 

ですがあのお方が復活した後、私はどうする?...

 

私の役目はあのお方の復活を手伝うまで...その後のことなど全く考えていませんでした...

 

 

 

「私に出来ることなど...もう」

 

私なぞ必要ない最後まであの方に仕えることが出来なかった...これも全て私の姿が醜い所為で...

 

あの時の記憶が鮮明に蘇る...

 

私の姿を見たあの方の驚愕した表情...震えている手...拒絶...

 

「...おっと」

 

また無意識に古傷を掻きそうになりましたが何とか我慢...

 

 

あの方の復活後は青娥達が何とかするでしょう...

 

 

 

 

 

「神よ...出来ることなら私なぞ救わないでください...あの方が復活して下されば私はそれで...」

 

私は夜空に浮かぶ満月にロザリオを掲げながら願う...

 

神は見てくれているはず...せめてこの願いだけは叶えてもらいたい!もし復活が叶わなかったら私はっ!

 

「...?」

 

 

月をよく見ると何かが近づいてくる?

 

あれは...光?私の方にどんどん...

 

 

 

ごごごごごごごごごご

 

どごーん!!

 

 

「っ!あああっ!!」

 

光が直撃し私は橋の端まで吹き飛ぶ...

 

天罰?神は私をお赦しにならないのでしょうか...

 

 

 

 

「...けほ...良かった...これは無事だった」

 

私は髪についている紫色の髪留め紐を取り焦げ目がないか確認する...

 

あの方からもらった大切なプレゼント...これだけはいつまでも身につけないと...

 

 

「...私は...私に出来ることは...」

 

あの方からのプレゼントを抱きながら私の役目について考える...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして月

 

 

side魔理沙

 

 

ぶりゅーん

 

 

「ん?」

 

何故か私の傍らには大量のP・B・F・1UPが大量に落ちていた...

 

負けたのにどうして?

 

 

「あら?魔理沙それどうしたの?」

 

「...わかんねぇ...いるか?」

 

「じゃあもらうわ...」

 

私は霊夢にそれらを与え一つの仮説が頭をよぎる...

 

...もしかして

 

さっきのダブルスパーク...地球のどこかに落ちたんじゃないだろうな!?依姫は大丈夫と言ってたのに!!

 

 

 

「...」

 

私は考えるのをやめた...

 

 

 

 




潤香巻き添え...

ではこれにて

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