鬼の剣士と骨の王   作:苔猫

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プロットとか何も考えずに突っ走るぜぇぇぇぇ!!




第弐話〜骨の王との再開〜

 

 

 

 目を覚ますと、見慣れない部屋のベッドで寝ていた。床に絶滅危惧種程の希少な畳が敷き詰められた和風の部屋、質素で飾り気も無いがどことなく見覚えがある部屋だった。

 

 ていうかここって、私の部屋では?正確にはゲーム"ユグドラシル"の私の部屋だ。

では何故私はこの部屋にいる?ゲームは疎か私は死んだ筈なのでは?

 

 

 あぁ、なるほど。これは夢か、死ぬ間際までユグドラシルについて考えていたからこのような夢を見たのだろう。なんと未練がましい、私は死んだのだ。原因不明の火事で焼死したのだ、ならばこのような夢を見ずにとっととあの世へ逝かないか。

 

 自分の未練がましさに嫌気が指す中、ふと視線を感じ横を見る。そこには座布団の上で正座する我が友モモンガさんがいた。

 

 

「お久しぶりです、黒死牟さん」

 

「………………」

 

「?」

 

「……夢…じゃないんですか……のか」

 

 

 余りのリアルさに本当は夢じゃなくユグドラシルに戻ってきたのかと思い、うっかり聞いてしまった。

 

 

「はい、これは夢じゃなく現実ですよ」

 

「……そうか…現実?……これはゲームの世界…だろう」

 

「えっと、何から話せばいいのか……」

 

 

 体が骨の為表情こそ無いが、雰囲気で真剣に悩んでいると分かるモモンガさん。もしかすると本当に夢じゃないかも知れない、では何故死んだ筈の私がゲームの世界に?いやまて、そもそもここはゲームの世界なのか?現実味があると言うか、妙にリアルだ。

 

 

 暫く悩んでいたモモンガさんから大抵の事を聞いた。どうやらナザリック大地下墳墓が別世界へ転移し、NPC達も生きているとのこと。 

 

 ようするにナザリック地下大墳墓にいたNPC、プレイヤーが異世界へ命を吹き込まれ転移したようだ。

 

 

「…了解した……しかし…聞かないのかモモンガさん…」

 

「何をです?」

 

「………私がここを離れた訳……そして…ここに来た…訳を……」

 

 

するとモモンガは一瞬悩んだような表情?の後に話し出した。

 

 

「確かに黒死牟さんがいなくなって、それこそギルメンの皆がいなくなって悲しかったですし辛かったです。この世界に来た時もNPC達はいるのに私は一人でした……」

 

「ですが、今は黒死牟さん。貴方がいます、

貴方がこの世界に来たと言うことは他のギルメンも来る可能性が格段と上がったんです。

なら私は、モモンガは、鈴木悟は他のギルメン達の為にこのナザリック地下大墳墓を守り抜きますよ。」

 

「……そうか、ならば…謝罪させてくれ……」

 

 

そう言って私はベッドから起き上がり頭を下げる。モモンガさんは慌てて「平気ですから」と答えるも、それでは私の気が晴れない。

 

 

「諸事情で私はここを離れてしまった、他のギルメンがいなくなる中一人残るのは辛かったと思う。助けられた恩も返せずにいなくなってしまい申し訳ない」

 

 

黒死牟ロールプレイ無しでの謝罪、本当の私からの謝罪に、モモンガさんは戸惑ってるようだ。その姿にここは紛れも無い現実だと認識されたようで、思わず笑みが溢れる。

 

 

「い、いや構いませんから!来てくださっただけでも嬉しいので……」

「それでも!」

 

「それでも謝罪させてくれ、すまなかった

。そして安心してくれ、アインズ・ウール・ゴウンの懐刀と呼ばれた男が帰還したんだ、ここを、我が家を命を掛けて護ると誓う。」

 

 

 謝罪をすると共にこれまで返せなかった恩を返す為の誓い、他のギルメンが来るまでの数年、数百、数千年間このナザリック地下大墳墓を護り抜く事を決意する。

 

 

「えっと、じゃあ宜しくお願いします。黒死牟さん」

 

「……あぁ…宜しく頼む……モモンガさん」

 

 

いつもの黒死牟プレイに戻った私は、骨の手を差し出して来たモモンガさんに応えるよう手を交わした。

 

 

「それにしても珍しかったですね、黒死牟プレイ無しの会話」

 

「……確かに…役を演じる余り……本来の自分を…余り出していなかったな……」

 

「そうでしたね……あ、そうだ黒死牟さん!実は付近の村を庇護化に置いたんですけどね、その時に………」

 

 

 

 溜めていたかのように喋りだすモモンガさん。楽しそうに喋るモモンガさんを隣に、私は神に感謝した。死の間際までアインズ・ウール・ゴウンについて思っていた事が良かったのか、またこの姿で楽しめるようになった。それが神の仕業かそれ以外なのかは解らないが、少なくとも一人の友を救えた事に私は神に感謝した。





少なめだけど許しくれ、無惨がなんでもするそうだから

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