ちなみに恋愛させるかは、未定。というか騎士と姫的な関係でも問題ないような気がしてきた。
キングジェイダ―とゾンダージェイダ―、二体は相対する。
「反中間子砲、十連メーザー砲、斉射!」
キングジェイダ―とゾンダージェイダ―は、お互いに砲撃し合う。ゾンダーは、反中間子砲等を搭載していないことからキングジェイダ―に比べ火力は劣る。
「これでも再生するか。凄まじいものだな」
『ジェイ、どこか光の届かないところに誘導できませんか?』
アベルは、ジェイに問いかける。ジェイアーク級は光さえあれば全自動で修復・補給をできる機能が存在しているのだ。
「光が届かないところか。深海ならあるいは・・・だが」
『ジェイ、深海におびき寄せるということはゾンダーの本拠地に乗り込むのと変わりがありませんよ』
すでに三重連太陽系の大部分がゾンダーに汚染されていた。深海に行くということはゾンダーに機界昇華された星に行くのと同じことであり、敵に囲まれるのと同意義である。
「どうにか、コアを引きずり出さなければ・・・」
『ゾンダァァァァ』
『ジェイ!来ます!』
「了解した!」
ゾンダージェイダ―は、その巨体を活かし、キングジェイダ―に殴りかかる。キングジェイダ―は拳を受け止める。二体のキングジェイダ―は、拮抗する。彼らの巨腕は、唸りを上げる。
『ソルダートにジェイバートがいないにも関わらず、キングジェイダ―と互角ですか』
「さすがはゾンダーと言うべきか。だが戦闘能力は問題ではない。」
『ええ、貴方なら普通なら仕留めることが出来るでしょう。問題は再生力です。』
「うむ、どうしたもんか・・・」
キングジェイダ―は、蹴りを放つ。100mもの巨大な大きさのキングジェイダ―の蹴りは、それだけで改造前のガオガイガーのヘル&ヘブンを上回る威力を持つ。
『ゾンダァァァァァ!』
「ふん!そのような攻撃、簡単に予測できるぞ!」
ゾンダーは、破壊衝動によって突き動かされているため、その動きはジェイには予測しやすかった。キングジェイダ―は、ゾンダーロボの蹴りを状態をひねり躱した。そしてゾンダーの足を掴み、周囲に浮遊している小惑星に叩き付けた。
『ゾンダァァァ!?』
「今だ!反中間子砲、5連メーザー砲、全メーザーミサイル斉射!」
『ゾンダーをロック、発射しますね』
キングジェイダ―は、持ちうる火力を叩き付ける。その火力により小惑星ごとゾンダーを爆砕する。
『・・・やりましたか?』
「いや、まだだ。」
小惑星の破片によって姿が隠れていた半壊したゾンダーは、瞬く間に再生した。
『そんな!?これでもダメなのですか!』
「いや、勝機は見えた。」
『ジェイ?』
ゾンダーは、その驚異の再生力により不死身も同然ではないかとアベルは愕然とした。しかしソルダートジェイは、見つけていた。
「奴の胴体にゾンダー核を確認した。」
『ゾンダー核を?』
「ああ、あれさえなんとかすれば奴はただのガラクタだ。」
『ですが、どうやって核を破壊するのですか?全火力を集中してもすぐに再生しますよ?』
「ふっ、私には切り札がある。それを使えば、いかに強固な装甲であろうとも貫いて見せる。」
『・・・わかりました、貴方の切り札に期待しましょう。』
「承知した!!」
ジェイがアベルの承諾を得ると同時にゾンダージェイダ―に突撃する。ゾンダージェイダ―も両腕のビーム砲やメーザーミサイルで迎え撃つ。しかし、突如としてキングジェイダ―は姿を消してしまい、目標を見失う。
『ゾンダァァァァァァ?』
「どこを見ている!私は此処だ!」
ゾンダージェイダ―の背後にキングジェイダ―は居た。キングジェイダ―は、ES爆雷によりESウインドウを展開し、ゾンダージェイダ―の後ろにワープしたのだ。
「デヤァァァ!!」
『ゾンダァァァァァァ!?』
キングジェイダ―はゾンダージェイダ―の胴体に右手で殴りつけた。キングジェイダ―は、右手のジェネレイティングアーマーの出力を局所的に高め、パンチの威力を増加させた。だが、ゾンダージェイダ―の装甲をへこますだけで核には届かない。だから彼は最後の一押しを放つ。
「受けよ、ジェイクォォォス!!」
ゾンダージェイダ―に貫通した右手に備え付けられているジェイクォースがJパワーにより火に包まれた。そして、キングジェイダ―は、そのまま右手を押し出し叫ぶ。
「貫けぇぇぇぇぇぇ!!」
その言葉と共にジェイクォースはゾンダージェイダ―を貫き、核を抉り出す。核を失ったゾンダージェイダ―は己の存在を維持できなくなり、爆散した。ゾンダーの爆発の煙が晴れた後には、白亜の巨神が存在していた。ゾンダーの爆発ではキングジェイダ―を破壊することは出来なかったのだ。
『核の摘出を確認・・・ジェイ』
「・・・私たちには浄解の手段は無い」
右手に戻ってきたジェイクォースにはゾンダー核があった。ジェイクォースは原種やゾンダーの核を回収することも出来る連発可能なキングジェイダ―の最強技なのだ。だが彼らの使うJジュエルにはGストーンと異なり浄解することが出来ない。
『ジェイ、それをどうするんですか?』
「・・・そうだな」
キングジェイダ―は、赤の星の方向を見た。そして
「こうするのだ!!」
赤の星にゾンダー核を投げ捨てたのである。
「どのみち滅びる運命だが、しばしの間だけでも生きているがいい。たとえ、ゾンダーであってもな」
『・・・良いのですか?ゾンダリアンになって襲ってくるかもしれませんよ?』
「戦う力を失った奴にとどめを刺す趣味は持っていませんので・・・」
そういうと彼はキングジェイダ―のフュージョンを解除し、元のジェイセイヴァ―の姿に戻す。
「さて、この場を離れるか」
『ですが、どこに行くのですか?今更避難するところなど何処にもありませんよ?』
「あるさ。」
ジェイが逃避行を再開しようとしたときアベルは、問いかける。すでに三重連太陽系の居住可能惑星はゾンダーの手にあるからだ。だが、ジェイの目には一つの彗星が写っていた。
「ギャレオリアロードを使い、青の星のある宇宙に向かう」
『ギャレオリアロードですか?』
「ああ、緑の星によって作られたあのゲートの向こうにはゾンダーを打倒しうる勇者たちが存在する。」
『・・・それも観測世界の記憶ですか?』
「ああ、そうだ。」
『わかりました、向こうで再起を図りましょう。』
「・・・その必要は無いと思うがな」
『え?』
アベルが態勢を整えることを提案するとジェイは苦笑するように言葉を漏らした。
「ジェイセイヴァ―、発進!目的地は、ギャレオリアフロンティア!」
こうして彼らは、ギャレオリア彗星に突入し、青の星『地球』が存在する宇宙へと旅立ったのだ。
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ギャレオリアロードの中を航行中、ジェイは艦橋では無くコンピュータールームにいた。
「・・・アベル、なんと痛ましい」
『気にすることは無いですよ、J001』
アベルは、体中にコードを埋め込んでおり完全に機械に組み込まれていた。
「アベル、一体これからどうするのですか?せっかく機界昇華を逃れたのに、それではあまりにも・・・」
『大丈夫ですよ』
アベルは、そういうと空間にモニターを浮かばせ、あるものをジェイに見せた。
「アベル、これは?」
『これは、アルマの培養槽です。これを使って私の生体端末を作ります』
「生体端末だと?」
『ええ。そして、私の本体は完全に生体コンピューターに改造します。』
「アベル!?」
『現状で私が出来ることは出来ません。それに人間の体も生体端末があるので大丈夫ですよ。』
「・・・よろしいので?」
『しつこいですよ、ジェイ?それよりも、ジェイ』
「・・・?何か?」
『これからよろしく頼みますよ。』
その言葉を聞くとソルダートJをうつむいていた顔を上げアベルに宣言した。
「はっ、了解しました」
こうして白き箱舟に乗って赤の主従は、旅立つ。心に新たな希望と勇気を抱いて。
君たちに最新情報を公開しよう。
ジェイとアベルは、新たな宇宙に旅立った。その宇宙でも日夜ゾンダーと戦いを繰り広げる彼らは、Zマスターの消滅を感知する。彼らは、ソール11遊星主の暴走を止めるためにも地球を目指す。だが、地球を目指す航海の途中で彼らは不思議な生命体と出会う。
放浪の赤の星の主従NEXT『脅威!宇宙生物ポゲチュウ』次回もこの小説にメガ・フュージョン承認!!
これが勝利の鍵だ! 『脱出カプセル』