新米クソ雑魚提督の艦これ日記   作:タケノコ軍曹

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ある日の我が艦隊の演習で

相手ビスマルク(単艦ケッコンカリ済みLV130超え)「(;^ω^)」
ワイ「すまんな。そして経験値ありがとな(*´ω`*)」


ハイパー北上様「([∩∩])<死にたいようだな」


演習で勝ちたきゃ、北上様入れとけば意外とどうとでもなるよね!


三日目 その2

〈AM1:30〉

 

深海棲艦ぜってえ許さねえ……。

巨大サメに襲われたり、青魚がピラニアになっていたり、寝不足だったりエトセトラエトセトラ……。

ともかくその元凶は全て深海棲艦達のせいだったのです。

提督としての使命に目覚めた私は彼女たちと共に彼奴らを殲滅するのです。――――安全第一に!ぶっちゃけ、怒りはあるが自分と彼女たちの命を掛けてまでやる気は無い、一切ないです!全ては、私の精神安定の為に……。

 

一先ず、軽い夜食を皆で食べて腹ごしらえ(腹4分目位。これ以上は作戦が終わってからにしないとキツイ。)を終えたので腹ごなしに軽く夜戦したいですね。……じゃないと何しに来たのかわからなくなる。

 

 

〈AM1:50〉

 

進行途中で大型の何かにぶつけられる。

何だと思い確認してもらうと「ジンベイザメ」でした。今の世界最大の鮫です。……さっきの鮫の方がデカかったな。

鮫と言われると凶暴なイメージを想像するでしょうが、実際人を積極的に襲う危険な鮫は存在が確認されている全種類の鮫でも極一部です。そしてジンベイザメは鮫の中でも温厚で、ダイバーたちが近くで一緒に泳ぐ映像が結構あるのがその証拠でしょう。ただ、その巨体にぶつかるだけで大怪我で済んだら御の字、下手しなくても死ぬので不用意に近づいたり刺激を与えはいけません。あと、温厚と書きましたがどちらかと言うと臆病な正確なので艦にぶつかるやいなや艦からはなれていきました。いや~しかし珍しいものを見れ……そうでもないか。さっきの鮫の方が凄かった(小並感)。

 

 

〈AM 2:00〉

 

また艦にぶつかる音が。しかも今度は複数。何だと思い確認してもらうとネズミザメ(別名モウカザメ)と呼ばれる鮫でした。―――また鮫か。

というか、生息域がバラバラなんですが此処の海域だけ色々な鮫がいるのは何でなんでしょうか?―――いや、考えるまでもなかったですね。この海域は既に十中八九深海棲艦達が作り上げた鮫の楽園なんでしょう(お目々グルグル)。

――――彼、彼女らはサメ好きなのでしょうか?サメ映画でも渡したら大人しくなりませんかね?……・無理か……。

あと、ネズミザメて名前ですけど体長は三㍍超えるものが出るくらいには大きいので名前詐欺ですね~。ですが完全な名前詐欺というわけでもなく、目と鼻が鼠に似ている?……言われて見ればそうかもと思うかも知れませんが、言われなきゃ分かんねえわ、これ。

乗っている艦は対深海棲艦の攻撃に余裕で耐えられる装甲なので、幾らサメたちがぶつけてこようが噛みつこうが無駄無駄無駄なのでほっといて先に進みましょう。―――船などの自分よりも大きいものに攻撃してくるのか?と疑問に思いましたが、鯖がジョーズの肉に群がるんだ別におかしくないでしょう。

 

 

〈AM 2:15〉

 

いい加減敵艦の1つ2つ会っても良くない?と思いながら走行していると甲板に何かが叩きつけられた様なベチ―んという大きな音が聞こえました。何でしょうか?まさか敵艦の流れ弾が?と思い、扉を少しだけ開けて恐る恐る見ると(顔は出さないこと。下手すれば出した瞬間ズドンだから状況がわかるまで出すなと妖精さんに警告されました。)、自分よりも大きな生物が甲板をベチンベチンと跳ねていました。――――はい、鮫です。またか。

細長くて綺麗―――アオザメと言われる鮫で、そのシャープな体型のおかげで鮫の中で一番速く泳ぐことが出来る他、水面から飛び出して大きくジャンプする特徴があると言われています。

だからといって甲板に乗ってくるのは可怪しい話ですが、もっとおかしな話を体験したのですから別におかしな話では無いですね!

 

ですが、アオザメは人を襲う危険な鮫の一つ。このまま居座られると外に出られません。まあ、陸に上がってしまったら放っとけば死んじゃうのがエラ呼吸種族の悲しい所。

……でも、鮫は体の成分に尿素を多く含んでいるためか臭いのに、死んでから時間が立てば更に匂いがひどくなってしまう。かといって死んだと思っていたら実はまだ生きていましたガブリは恐い。出来ればさっさと絞めて処理したい、が恐いものは恐い。さあ、どうしようか?と鮫から一定の距離を意識しながら鮫に近づき―――そして私は後悔しました。

 

ちゃんと距離は取ったつもりでした。しかし、実際は足らなかった、いやそもそも艦の中から出るべきではありませんでした。それに気づいたのは全て終わった後でした。

 

ビターンとアオザメが最後の悪あがきに飛び上がったのです。もう、此処の海に住む物たちに常識を当てはめていては命が足りませんね。ですが、私はついさっきあんなことやこんなことを経験したばかり。十分距離は取ってある……つもりでした。

 

上の方から声が聞こえ、思わずそっちの方を見ると、その声の主は川内でした。

どうやら彼女はアオザメが出てきてから急いでこっちにこっちに来ていたようですが、サメの最後の抵抗に対し思いっきり水上を蹴って飛んできたそうで。

 

「提督!!危ないー!!」と言いながら鮫に全体重―――普通の人が持とうとするだけでギックリ腰しそうな重さの艦装の重量を載せたジャンピングスタンピング。鮫は爆発四散。臓物やら色々なものが飛び散りながら――――私が着ていた真っ白い提督の上着を真っ赤に染め上げました。

 

「提督!!大丈夫――――。」と彼女は私を見て言葉を途中で切ると冷やさせをダラダラ流し始めました。そして気まずそうに「あ〰、提督……ごめんね?」と謝る彼女でしたが、私の身を案じた行動だと分かっていますので感謝はすれど怒ってはいないです。というより、此処で怒って本当に危ない時に躊躇わられたら今度こそ死んでしまいます。

問題なのは、この上着普段着……使おうと思えば使えますが気分下がりそうですが、人前には使えそうにありません。

流石にしみ抜きするには骨が折れるどころではない。漂白剤でどれだけ落ちるでしょうか?

 

 

〈AM2:20〉

 

また鮫です。ヨゴレといわれている種類の――――

 

 

〈AM2:21〉

 

イタチザメです。危険な鮫で有名な―――

 

 

〈AM2:25〉

 

ニタリです。尾が長いのでオナガザメ科の――――

 

 

〈AM2:27〉

 

メガマウスです。――――メガマウス!?超激レアじゃ――――

 

 

 

【以下似たような話が続く】

 

 

 

 

――――

 

――――――

 

――――――――――――――――

 

 

 

 

 

時刻は〈AM2:40〉 場所:艦内

 

 

「川内。私提督やめてフカヒレで食っていこうと思うんだ。」

 

「何 い っ て ん の ? ? ?」

 

 

「お父さん明日からユーチューバ」みたいに言われてもそりゃあ困るでしょうよ……。

あの後―――川内がやらかした後。本当に怒っていない提督であったが、当の川内は申し訳なく思っていたのか何か詫びをしたかった。此処で断って拗れるよりも何かしてもらった方が良いと考えた提督は先程川内がトドメを指したアオザメの下処理の手伝いを頼んだ。

 

「え?食べるの?」と聞く川内であったが、それに対して提督は「鮫は寄生虫、匂い、厚い皮等を適切に処理すれば美味しい」と返答した。なので頭と内臓を取り除き、適当な大きさに切断した物を艦内に持ち込んで、これらの下処理を二人で行った。その間残りの二人は艦の護衛についてもらっていた……のだが、肝心の敵艦は出ず、代わりに艦のモニターに出てくるのは鮫ばかり。

 

 

―――一体此処に何しに来たのか?

 

――――サメの間引きするために提督になったのか?

 

――――あと眠い。凄く眠い。

 

――――そもそもこれ艦これの二次創作と言って良いのか?ジャンルを艦これからその他にすべきなのでは?

 

 

とにかく何かもう提督は限界だった。ただでさえ一般人以下のメンタルしかないのにジョーズやらそれに群がるピラニアもどきな青魚群。そして鮫、鮫、サメサメサメサメ……。最初に戦った深海棲艦との戦いのほうがやりがいがあった。漏らしたけど。

 

 

「いや~……。日時と場所がハードラックでダンスっちまっただけだから。ほら、初日で出撃した夜戦の時は敵艦とドンパチ結構やってたじゃん?あれが本来の夜戦だから。鮫とか訳がわからないのと戦うわけじゃあないからね?」

 

「じゃあ、今日のは何なんですか?」

 

「さあ~……。あたしが聞きたいかな~。」

 

 

艦娘たちは戦時中、自分たちが軍艦だった頃の記憶?が微かに残っている。なので同じ娘がいて、姿は似ていても性格や纏う雰囲気等は違うし個々の人格がある。が、軍艦の頃の記憶は共通してある。その記憶+自分達の提督とともに深海棲艦と戦うという新たな使命を持った彼女たちが艦娘なのだ。

 

―――――そして、川内は昔の頃の記憶を幾らたどっても、鮫と死闘を繰り広げた記憶など一切なかった。此処何十年の内に海に一体何があったのだろうか?

 

 

「ほら、提督元気だして。今日頑張ってくれたら抱き枕代わりにしていいからさ~―――神通を。」

 

『姉さん!!?』

 

 

少しでも元気づけようと妹を差し出す長女。妹は姉のおもちゃ。古事記にも書いてある。

通信機越しに姉に勝手に売られた次女は当然驚く。彼女自身はメンタルクソザコ小心者だが真面目で誠実?かどうかは知らないが出来るだけ自分の所の艦娘の為に出来ることはやろうと、実際こうして夜の海に着いて来てくれた提督の事を好ましく思っている。が、男女間での好きではない。LOVEではなくLIKEである。

出会ってまだ一日も経っていないのにLOVEになる方が一目惚れでもない限りおかしいのである。

 

 

「それより低反発枕の方が欲しいです……。」

 

『提督にとって私は枕以下なんですか!!?』

 

 

が、あっさり断られるとそれはそれとして女のプライドが傷つく。乙女心というのは複雑なのだ。

 

しかし、これはこれで困ったと川内は思った。

着いてから3日しか経ってないが、何やかんやで自分の都合に付き合ってくれる提督を川内は気に入り始めている、というより意外とノリが良いことと艦娘の事を優先的に考えてくれる人物だと最初の日に分かってから既に気に入っている。

なので、願うならこの先も長い付き合いを望んでいるのに、まだ3日なのに潰すなど言語道断。それくらいならもう帰って休んでもらった方がマシであると、あの三度の飯より夜戦が大好きな川内は考えていた。

……最も、それ言うなら最初から連れてくるなという話しなのだが。

 

フォローさせてもらうなら、深海棲艦だけだったら大丈夫であった。メンタルクソ雑魚でも目の前の彼は提督。彼奴らと戦う覚悟くらいは出来て……漏らした分位は出来た。少なくとも、途中で投げ出すような事はしないだろう、多分。

 

問題なのはそれ以外―――まあ殆ど鮫なんだが。肝心の敵は出ないかわりに鮫やら肉食青魚ばかり襲ってくる。一体何のために提督になったのか分からなくなってきたのだ。

 

 

「(せめて、何か私達に関係があるものがやってきてくれたらやる気出ると思うんだけど……。)」

 

 

もうこの際駆逐級一隻でも良いから来てくんないかな~なんて不謹慎な事を川内が考え始めていた時、通信機から連絡が入る。連絡してきたのは那珂で、内容は「前方からこっちに何か来ている」というものであった。

 

願いが通じたのかと思い、川内は戦闘準備を始める。その際にチラッと提督を見ると先程まで処理し終わったものを急いで冷蔵庫に入れて提督用の椅子に座りなおす。どうやら提督としてのやる気が少し戻ったようだ。ただ、また鮫だったらもう今日は立ち直れないかもしれない。なので鮫だったらもう今日は帰ろう、そう思って艦から出ようとしたが、それを妖精さんが止める。

 

一体何なのだ?と思い川内は彼らを見ると、彼らは一斉に通信装置の方を指差した。見るとランプが点滅している。

――――どうやら今此方に来ている相手は少なくとも鮫でないらしい。だって鮫には通信機を使って会話を試みる手段はないからだ。

 

 

 

 

 

……なんでこんな当たり前の事説明してるんだろう。そりゃあ、最近の鮫は空飛んだり首はやしたり何でもありだが通信機使って喋ってくる鮫などいないのだ。近い内に出るかもしれんが少なくとも今の我々はそんな鮫など知らん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

更に言わせてもらえば、この通信機を使って連絡を取り合うのは彼女たちと同じ側にいる存在―――別の鎮守府の提督だ。

自分以外の提督と話せば、彼も少しは元気出るだろうと思い、通信の許可を進言。直ぐにOKの言葉帰ってきたので通信を開始する。

 

 

 

『【ジ――、ジ、ジジジジ―――】あ!あ~、そこの船に乗っているやつ聞こえるか~?』

 

 

最初の方で少しノイズがはしった後に聞こえてきたのは男の声。しかも渋い。間違いなく此処の提督より年は上だ。

 

 

「此方【――――】!聞こえてます。失礼ですが、貴方の所属とお名前を教えていただいても宜しいでしょうか?」

 

『此方は【――――】。【―――(※クソザコ提督が勤務している所からそう離れていない所)】鎮守府所属、一緒にいる艦娘は叢雲一人。あと、俺のことは『サタデー』と呼んでくれ。』

 

「は……?」

 

『見れば察する。というより、お前新人だな。本名で名乗ってもこっちの世界では覚えてもらえんぞ?早い内にボケ始めた上の奴らにも印象に残りやすい二つ名でも考えとけ。苦労するぞ。』

 

「わ、分かりました!」

 

『それより、少し話をしたいからそっちに行っても大丈夫か?駄目なら、回れ右するが―――「超大丈夫です!」―――お、おう。何かあったか知らんがそれならそっち行くわ。』

 

 

着いてから初めて出会う先輩提督なのもあるが、とにかく今は人恋しいクソザコ提督はサタデー提督が少し引くくらい嬉々として歓迎の意思を示した。

これがクソ雑魚提督が着任して初めて自分以外の提督との出会いであった。




長くなりそうなので、中途半端ですが切ります。
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