後世の歴史家はこう語る
「地球は内惑星戦争で宇宙戦争を知り、ガミラス戦争で一つの国家になった。ガトランティス戦役では地球連邦の国家体制と地球防衛軍の体制の確立を経て、星間国家への道を歩み出し、デザリアム戦役で星間国家としての国家と軍の体制確立をした。そして銀河大戦時に巨大な連邦制の星間国家としての政治体制・軍事体制を確立し天の川銀河の列強になった」と。
そして、その銀河大戦時に地球連邦を率いていたキーストン・チャーチル政権と地球連邦防衛軍は『天の川銀河の列強であり、強固な連邦体制星間国家と強力な軍を保有する国家である地球連邦の設立者達である』と言われている。
また時の地球連邦大統領のキーストン・チャーチルは回顧録でこう記している。
「銀河大戦は地球人類のみならず、地球連邦構成国に住む全ての人類が経験した中でも最大の戦争だった。銀河大戦は総力戦であり地球人ならば総力戦は内惑星戦争、ガミラス戦争、ガトランティス戦役、もっと遡れば第一次、第二次世界大戦で経験してきたでき事であったが、銀河大戦はそれらの総力戦を遥かに超える総力戦だった。『天の川銀河全体を巻き込んだ総力戦だから当たり前だ』と言われればそうだが、波動砲という艦隊殲滅や惑星ですら破壊できる恐るべき兵器を搭載した艦艇を大量に保有していた地球連邦ですら、その国力を大規模につぎ込まなければ戦い抜けない戦争だったと言えば見方も変わるだろう。そして終わり見えぬ銀河大戦を戦い抜くには兎に角、巨大な国力と強大な軍隊が必要だった。だからこそ私は地球連邦という国家の国力を軍隊を成長、強化させ続けなければならなかった。その為にはありとあらゆる手段を取った。戦時下でも領土拡張と開拓、それに伴う移民を強力に推し進め、連邦加盟を希望する国家・勢力があれば準備を整えたうえで迎え入れた。だからこそ、あの苛烈な銀河大戦の中でも地球連邦は星間国家として成長しつづけ、そして戦争に勝利し天の川銀河の列強国になったのだ」
キーストン・チャーチル回顧録より
このように地球連邦は銀河大戦時に大きく成長していた。
領土の拡張と開拓そして移民、それに合わせて次々と自治州や自治政府が作られ行政が効率化され、地球連邦加盟を希望する国家・勢力を連邦加盟国として迎え入れた。その中には惑星国家バースの様に元ボラー連邦の属国・保護国等も含まれていた。これにより地球連邦は急激に版図を拡大、その勢力は天の川銀河のオリオン腕一帯からマゼラン銀河の一部までに及び、国力も急成長していった。
そして、地球連邦の国力の急成長と版図拡大、それに合わせて強化されるのが地球連邦防衛軍である。版図が広がればその領土を守備する兵力も必要になるというのは当たり前であり、防衛軍は増強に増強を重ねた。
特に地球連邦防衛艦隊は凄まじい増強ぶりであり、新造艦が続々と建造され戦列に加わっていた。
だが問題もあった。加盟国や加盟勢力の軍についてである。地上軍については大きな問題も無く連邦地上軍に編入されたが、宇宙軍については関係者が頭を悩ました。波動砲搭載艦を配備するとかそういう問題では無く、どのように防衛艦隊に編入するかであった。元々殆どの加盟国・加盟勢力も宇宙艦隊を保有していた。そして勿論、その艦隊にはそれぞれの役割があった。その為、一概にまとめて現在の防衛艦隊に編入するのは不味いということになり、地球連邦防衛艦隊司令部傘下で新たに連邦艦隊という艦隊が設立された。
この連邦艦隊は地球連邦加盟国や勢力の宇宙艦隊が所属する艦隊であり、それぞれ連邦第○○艦隊や第○○任務部隊等呼称されることになる。
また連邦艦隊へも波動砲搭載艦の配備が進められ、地球連邦は銀河大戦を戦い抜いていくことになる。
この連邦艦隊の設立により地球連邦防衛艦隊も地球連邦という国家の軍隊ということで様々な人種で構成される軍隊となった。
そしてこの連邦艦隊設立によって地球連邦防衛艦隊という後に『天の川銀河最強クラスの宇宙艦隊』とも称される強力で巨大な宇宙艦隊は編成されていくことになる。