地球防衛軍戦記   作:第一連合艦隊

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デザリアム帝国本星攻略作戦1

デザリアム帝国本星防衛の任を任せられたサーグラス准将は旗艦を最新鋭艦である無限β砲搭載超弩級戦艦グロデーズに置き、本土防衛艦隊200隻を率いデザリアム帝国本星沖に展開していた。

 

本来ならば何重にも防衛線を引き、地球艦隊を迎え撃つ予定であったが、地球艦隊が迷うことなく一直線にデザリアム帝国本星に進軍してきたためやむを得ず本星にて迎え撃つ事になっていた。

 

この艦隊は従来の本土防衛艦隊100隻に加え地球侵攻作戦後に新たに就役した艦艇や哨戒艦隊、さらには各戦線から無理やり引っ張ってきた艦艇などで構成される臨時の本土防衛艦隊であり、この艦隊が決戦に敗れ全滅したあかつきにはデザリアム帝国本星は無防備な姿を晒すことになるのは誰が見ても明らかであった。

そんな艦隊を任されたサーグラス准将は臆することなく地球艦隊を待ち受けていた。

 

 

本土防衛艦隊旗艦グロデーズ

 

「地球艦隊よ来るなら来い。このサーグラスと最新鋭艦グロデーズが相手にしてやる」

 

サーグラスはそう艦橋で呟いていた。

 

サーグラスは中間補給基地戦で失ったグロータス准将の仇を取るつもりであった。

 

(グロータスよ、必ずお前の仇は取ってやる)そう思いながらサーグラスは地球艦隊の来襲を待っていた。

 

そして数時間後、地球艦隊は来襲することになる。

 

「サーグラス准将!艦隊正面に多数の重力振が!」

「来たな地球艦隊。我々が相手だ」

 

サーグラスはそう呟いた。

 

 

第一連合艦隊旗艦リヴァイアサン

 

「全艦ワープアウト完了しました」

「艦隊正面に敵本星と多数の敵艦艇を確認!敵本土防衛艦隊と思われます!」

 

リヴァイアサン艦橋にオペレーターの声が響く。

 

「全艦砲撃戦用意!敵艦隊を殲滅し敵本星を破壊する!コロンブス級と護衛艦隊は艦隊後方へ退避」

 

沖田がそう命令する。

 

「了解!」

 

沖田の命令は素早く伝達され艦隊は戦闘隊形に移った。

 

そして艦隊戦は始まる。

戦闘は両艦隊の司令の同時に言った「撃ち方始めっ」から始まった。

 

第一連合艦隊とデザリアム帝国本星防衛艦隊双方から激しい砲雷撃戦が行われる。リヴァイアサンの4連装主砲やアリゾナ級などの主砲からは強力なショックカノンが撃ちだされていく。

 

第一連合艦隊の攻撃は猛烈であり、各艦からショックカノンや無数の波動ミサイルが次々と撃ちだされデザリアム帝国本星防衛艦隊に損害を与えていく。デザリアム帝国の巡洋艦や護衛艦はサラミス級やエンケラドゥス級、駆逐艦、フリゲートの主砲で滅多打ちにされ、戦艦は圧倒的な破壊力を持つドレッドノート級やマゼラン級の主砲が命中し次々に轟沈していく。一方のデザリアム艦隊は第一連合艦隊に対してダメージを与えられていなかった。

 

「ビームかく乱幕の展開を欠かすな。それとヤマト、ムサシ、シナノそれにビスマルクとティルピッツを艦隊前面に展開し敵の攻撃を受け流せ」

 

沖田はそう冷静な声で命令を出す。

 

第一連合艦隊はビームかく乱幕を絶え間なく展開しデザリアム艦隊のビームを無力化し、更に艦隊前面に非常に強力な防御力を誇る五隻の戦艦を配置しミサイル攻撃をも無力化していた。

 

 

本土防衛艦隊旗艦グロデーズ

 

「サーグラス准将、こちらの攻撃が全く敵に通じていません。敵は強力なビームかく乱幕と防御力の高い艦艇を前面に展開してきています」

 

オペレーターはそう報告する。

 

「やはり地球人は侮れんな。こうなったら無限β砲発射用意だ。敵前衛艦隊を薙ぎ払え」

「はっ、はい」

 

兵士はそう返事をすると。直ちに無限β砲の発射準備に取り掛かった。

 

 

第一連合艦隊旗艦リヴァイアサン

 

「沖田司令、敵旗艦と思われる艦艇から高エネルギー反応確認」

「うむ。ならば電磁パルス砲発射用意」

「はい」

 

オペレーターの報告を受け沖田はそう命令した。

この電磁パルス砲は原作の対ハイパー放射ミサイル艦首ビーム砲でありこの世界では強力な電磁パルス兵器としてヤマト型や春藍型などの戦艦に搭載されていた。

 

そしてリヴァイアサン艦底部より格納されていた電磁パルス砲は姿を表し、その砲門をグロデーズに向けた。

 

「沖田司令、電磁パルス砲発射準備完了しました」

「全艦に打電、電磁パルス砲発射と」

「了解」

 

沖田の電磁パルス砲発射命令が全艦に伝わると各艦は備えられていた対電磁パルスシールドを展開する。

 

「全艦対電磁パルスシールド展開しました」

「よし。電磁パルス砲発射」

 

沖田が命令するとリヴァイアサン艦底部の電磁パルス砲から強力な電磁パルスビームが発射され、グロデーズ付近で炸裂した。

 

 

旗艦グロデーズ

 

「全システムダウンしました」

「無限β砲エネルギー充填停止」

「なっ何事だ」

 

兵士の報告を聞いたサーグラスは動揺していた。ただのビームだと思っていたものがグロデーズ付近で炸裂したかと思うと、いきなり全システムがダウンしたのだから。

 

「恐らく先程の攻撃が強力な電磁パルス兵器だったと思われます」

 

兵士の一人が推測を恐る恐る述べる。

 

「電磁パルス兵器だとぉ。おのれぇ小癪な」

 

サーグラスがそう言っていると兵士から悲鳴のような報告が入った。

 

「サーグラス准将、地球艦隊から高エネルギー反応が!」

「はっ、波動砲か。全艦回避だ!」

 

サーグラスはそう言ったが兵士から絶望的な報告が入る。

 

「ダメです。本土防衛艦隊全艦が全システムダウンしています。攻撃どころか回避もできません!」

「そんなぁ」

 

サーグラスは絶望するしかなかった。

 

 

第一連合艦隊旗艦リヴァイアサン

 

「波動砲エネルギー充填率120パーセント、いつでも発射できます」

「よし、艦首波動砲発射!」

「艦首波動砲発射!」

 

沖田が発射の命令をした次の瞬間、リヴァイアサン艦首の三つの波動砲口が光り二つの拡散波動砲と一つの収束波動砲が発射された。そして拡散波動砲はデザリアム艦隊を覆うように拡散し、収束波動砲は巨大戦艦グロデーズを直撃した。

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁ」

 

サーグラスは断末魔を挙げグロデーズと共に消滅した。そして他のデザリアム艦隊も全てが拡散波動砲によって爆沈した。

 

 

「敵艦隊全滅しました。敵巨大戦艦も爆沈した模様」

 

オペレーターがそう報告する。すると別のオペレーターが驚きの声で報告を挙げた。

 

「沖田司令、敵本星の様子が!」

「なに!?」

 

オペレーターの声を聞きモニターを見た沖田はその目を疑った。モニターには先程まであった惑星は無く、地表が剥がれ金属でできた機械惑星が出現していたのだ。

 

 

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