2199年12月8日、この日地球軌道上には地球圏艦隊や各国残存艦隊の他に新たに新造された波動砲搭載の護衛艦などが展開しヤマトの帰還を盛大に祝福した。
そしてヤマト帰還後、沖田艦長は直ちに病院に搬送され治療を受けることになった。この治療により沖田艦長は一命を取り留めることになる。
一方のヤマトはコスモリバースシステムを稼働させ地球には完全に青と緑が戻っていった。だがコスモリバースシステムには副作用があり、時間断層が発生することになった。
だが時間断層の発生を想定していた転生者達は、直ちに時間断層の存在を調査、発見させるとともに性質を調べ、同時に時間断層内に一大軍需工場の建設を始めた。
しかし時間断層の性質が原作の10倍とは違い3倍であるという現実を叩きつけられた転生者達は落胆した。だが彼らは落胆するのをそこそこに、地球連邦結成の為に休む暇もなく働き続けた。
そして2200年1月1日、地球の各国は再編され新たに地球連邦という新国家に生まれ変わった。これと同時に国連宇宙海軍と地球圏艦隊は統合され地球連邦防衛艦隊となり地球防衛軍司令部傘下の組織になっていた。
そんなある日、転生者達は新たに建設された地球防衛軍司令部の会議室にいた。
「時間断層の性能が原作通りじゃないのは想定外だな」
そう転生者の一人が悩ましいという顔をしながら言った。
「まぁ無いよりはましと考えるしかないだろう。それにスターシャが2199ではなく原作版に近い性格で良かった。波動砲の使用については愚かな使用をしなければ何も言わないと仰られたのでこれで堂々と波動砲艦隊を整備できる」
そう言ったのは国連防衛委員会委員長から地球連邦防衛委員会委員長になった男だった。実際、時間断層が10倍ではないという現実は転生者達にとっては想定外であったが無いよりはマシと考えるしかなかった。
「だがガトランティスがリメイク版だとキツイですぞ」
そう地球防衛軍参謀本部付の転生者が言った。
「そうだな。現にイスカンダル遠征艦隊は帰還途中にガトランティス艦隊と戦闘している。だがこの先どうなるのかは我々でもわからん。この世界は旧作とリメイクが入り混じっている。これから起こることには臨機応変に対応していくしかないだろう。問題はアンドロメダ級を収束波動砲も撃てるように建造するから2202年就役と言うことだな」
防衛委員会委員長は冷静にそう言った。
この世界でのアンドロメダは2202同様、収束・拡散の変更が可能な波動砲搭載艦として建造されることになっていた。そして転生者達は2201年にこのアンドロメダを就役させようとしていたが、波動砲の収束・拡散変更システムの開発に時間が掛かり2202年の就役予定になっていた。
「そうですな」
「できれば2201年には就役させたいですが厳しいですな」
そう他の転生者達もそう頷きながら委員会委員長の発言に賛同するような言葉を言っていた。
その後、2201年になってもガトランティスの地球来襲はなかった為、転生者達はガトランティスとの戦闘本格化はリメイク版の2202年だという方向性で防衛計画を進めていった。だがガトランティス来襲までの間にもやることは多く、地球の復興、ガミラスとの同盟締結や国交正常化、そしてガミラスとガトランティスの戦争支援や共同作戦実施、防衛艦隊再編に伴うガミラスからの艦艇譲渡などで地球防衛軍や地球連邦は大忙しであった。
そんな忙しい日々が続く中、2202年10月1日にアンドロメダ級1番艦アンドロメダが盛大な式典の中で就役し、浮遊大陸奪還作戦に参加。地球・ガミラス連合艦隊に大打撃を与えたカラクルム級の撃沈などの大戦果を挙げた。さらに2202年12月8日にはアンドロメダ級2番艦から5番艦が就役することになる。
「これで少し防衛計画は進みましたな」
アンドロメダ級4隻の就役式典で芹沢参謀長が委員長にそう話しかけた。
それに対し委員長は「そうですな。しかし我々からしたらまだ不安感はぬぐえません。一刻も早く艦艇数を揃えませんと」と返答した。すると芹沢参謀長は「わかりました。私の方で艦隊増強計画を進めていきます」と返した。
その後、委員長を筆頭に転生者や芹沢参謀長は防衛軍強化のために動き回っていた。
しかし古代進が時間断層、そしてコスモリバースシステムでの地球復興の真実を知ること、さらにヤマトクルーの反乱を事前に防ぐことはできなかった。だが委員長や芹沢参謀長、ガミラスのバレル大使が地球連邦大統領や防衛軍司令部などに手を回したこともあり反乱は抹消、取り消され正式にテレザート星調査任務を命令されることになり冥王星沖で補給を受けることになる。
一方、ヤマトが反乱取り消し命令を受け冥王星沖で補給を受けている頃、第十一番惑星にはナスカ艦隊が来襲していた。しかし転生者達によって事前に第11番惑星防衛艦隊が派遣されていた為、第十一番惑星防衛艦隊とナスカ艦隊の間で戦闘が発生し、第十一番惑星防衛艦隊はナスカ艦隊を返り討ちにしていた。
「全艦砲撃開始!」
第十一番惑星防衛艦隊旗艦アナンケ級デア・アウローラ艦橋で転生者の司令がそう命令を出すと、僚艦のマゼラン級アインフェリア、シリウスが発砲し周囲のエンケラドゥス級巡洋艦、サラミス級巡洋艦も続けて発砲する。
それらの砲撃はナスカ艦隊に命中し一撃で巡洋艦や駆逐艦を撃沈していく。勿論ナスカ艦隊も激しく反撃しマゼラン級シリウスを大破させるなど防衛艦隊にも大きな損害を与えていたが、防衛艦隊は果敢に反撃しナスカ艦隊に大打撃を与え、ナスカ艦隊を撤退に追い込んでいった。そして防衛艦隊は撤退するナスカ艦隊の追撃を開始する。
こうして第十一番惑星防衛艦隊が追撃戦をしていると、ナスカ艦隊に止めを刺すように援軍のレビル中将率いる第三艦隊が来襲しナスカ艦隊に対して猛烈な攻撃を開始した。
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