地球防衛軍戦記   作:第一連合艦隊

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皆さんお久しぶりです。
世界情勢的に戦争物を投稿するか悩んでいましたが本日から投稿を再開いたしますので宜しくお願い致します。


アルゼ星系攻略作戦

 

アルゼ星系は恒星アルゼとケディ星、ラタス星、ナフタ星、カラン星、フルダ星、グバ星の6つの自由浮遊惑星からなる星系であり、多くの鉱物資源を採掘できると共に造船所も多数あり、ボラー連邦にとって飛び地でありながら重要な星系である。それに伴い防衛戦力も非常に強力であり、4個主力艦隊と3個打撃艦隊その他惑星駐留艦隊などが駐留している。

 

このボラー連邦軍に対して地球、ガルマン・ガミラス帝国連合軍は地球連邦から第十二主力艦隊、第十四主力艦隊、第十五主力艦隊、第十六主力艦隊、第一機動艦隊、第三機動艦隊、第四機動艦隊、第一航空艦隊、第三航空艦隊、第四航空艦隊、第五遠距離遊撃打撃艦隊、第六遠距離遊撃打撃艦隊、第一戦略艦隊、第一遊撃艦隊、第二遊撃艦隊、第三打撃艦隊、第五打撃艦隊、第一無人艦隊、第二無人艦隊、ロンド・ベル隊の旗艦ラー・カイラムとアナンケ級インディゴ・ベル、マゼラン級2、サラミス級6、その他支援艦艇200隻越えの艦艇とガルマン・ガミラスからガイデル司令の機動要塞、ダゴン司令率いる機甲艦隊や空母艦隊など多数のガルマン・ガミラス艦隊というボラー連邦軍を圧倒する大兵力で挑むことになった。そして連合艦隊の作戦は艦隊を艦隊殲滅部隊と航空艦隊などの惑星攻撃部隊、機動要塞・支援艦隊の護衛・予備部隊の三隊に分けて作戦を行うことになった。

 

 

アルゼ星系外縁部

 

侵攻準備を整えた地球、ガルマン・ガミラス連合艦隊はアルゼ星系外縁部に一斉にワープアウトした。

 

「全艦ワープアウト完了。落伍艦ありません」

 

総司令部のあるカイデル指揮の機動要塞でガイデルは部下から報告を聞くと、命令を出した。

 

「全艦、作戦開始」と。

 

 

ボラー連邦軍アルゼ星系防衛総司令部

 

一方、ボラー連邦軍アルゼ星系防衛総司令部は突如出現した大艦隊によって大騒ぎになっていた。

 

「司令!星系外縁部に多数のワープアウト反応!識別、地球連邦及びガルマン・ガミラス帝国!」

 

アルゼ星系防衛総司令部の司令室ではオペレーターの一人が大声で報告していた。

 

「なんだと!直ちに全艦隊出撃し防衛に当たれ!」

 

司令は大声で命令を出すと、各基地より続々と艦隊が出撃していった。

 

一方、連合艦隊の行動は素早く、パトロールに当たっていた駐留艦隊を圧倒的な火力にて一瞬で消し飛ばすと、艦隊はボラー連邦艦隊殲滅の為分散していった。

 

 

最初に連合艦隊の餌食になったのは出撃が完了し星系外縁部に展開していたボラー連邦軍第7主力艦隊であった。そして第7主力艦隊を相手にしたのは防衛軍第十二主力艦隊、第十四主力艦隊からなる合同部隊であった。この合同部隊はボラー連邦艦隊の側面を突く形で攻撃し、拡散波動砲の一斉射で第7主力艦隊を壊滅させた。これにより無防備になった外縁部のナフタ星は第一機動艦隊、第一航空艦隊の艦載機と艦艇からの猛攻撃を受け惑星上のありとあらゆる基地が灰燼となり数十分後には降伏した。

 

次の餌食になったのはボラー連邦軍第3打撃艦隊250隻であり、こちらはダゴン司令率いるガルマン・ガミラス第一連合機甲艦隊が300隻もの大艦隊で攻撃し第3打撃艦隊を壊滅させた。この時ガルマン・ガミラス艦隊にも損害が出たが、僅か10隻の撃沈艦であった。そしてこの時、戦域はアルゼ星系全域に広がりつつあった。

 

 

第三機動艦隊旗艦メダル―サ級出雲

 

「正面ボラー艦隊数300。規模的に恐らく主力艦隊です」

「よし、ここは正面から相手してやるか。例の兵器を使う、カラクルム級全艦前へ。それと火焔直撃砲で敵艦隊を牽制せよ!」

 

オペレーターの報告を聞くと川崎司令はそう命令を出した。そして命令を受けたカラクルム級は艦隊前面に移動した。

 

対するボラー連邦艦隊は第三機動艦隊に対して距離を詰めつつあった。

 

ボラー連邦軍第4主力艦隊旗艦

 

「司令、正面地球艦隊。メダル―サ級が居ます。恐らくガトランティスからの鹵獲艦で編成された第三機動艦隊です」

「全艦散開しつつ最大戦速!距離を詰める。火焔直撃砲にやられたくなければ急げよ」

 

司令は額に汗を出しながら命令した。額の汗は火焔直撃砲という超長射程の兵器に狙われているという恐怖の表れであった。

 

そして艦隊戦は第三機動艦隊の恐るべき火焔直撃砲の攻撃から始まった。この攻撃によりボラー艦隊は火焔直撃砲により少しずつ数を減らしていったが確実に第三機動艦隊と距離を詰めていった。

 

ボラー連邦軍第4主力艦隊旗艦

 

「間もなく敵艦隊射程に入ります。火焔直撃砲による我が方の損害61隻」

「よし全艦砲撃用意!」

 

この時、ボラー艦隊司令は勝機が見えたと確信していた。

 

 

第三機動艦隊旗艦出雲

 

「ボラー艦隊、間もなく射程に入ります」

「よしカラクルム級雷撃旋回砲発射用意。射程に入り次第発射だ」

「了解、カラクルム級全艦雷撃旋回砲発射用意」

 

川崎司令は第三機動艦隊のカラクルム級全艦に雷撃旋回砲の発射を命じた。

この命令を受けたカラクルム級は直ちに発射準備に入り雷撃ビットを展開し雷撃旋回砲の発射体制に入った。

 

 

ボラー第4主力艦隊旗艦

 

「地球艦隊前面にカラクルム級15隻が展開中。何かがカラクルム級の周囲を高速で回転しています」

「何をする気だ…」

 

兵士の報告を聞き司令は考えた。だがその答えは直ぐに判明することになる。

 

「カラクルム級の周囲に浮遊している物が回転を始めました」

「エネルギー量増大」

「全艦散開回避だ!」

 

兵士の報告を聞いた司令がそう命令した瞬間、15隻のカラクルム級から雷撃旋回砲が放たれた。

 

15隻のカラクルム級から放たれた雷撃旋回砲はボラー連邦艦隊を包み込みボラー連邦軍第4主力艦隊の艦艇をズタズタに破壊しつくした。1分間の攻撃後、ボラー連邦艦隊が存在していた宙域には無数の小さなデブリがあるだけであった。

 

 

その後、ボラー連邦軍第4主力艦隊の後方にあったケディ星は第三機動艦隊と遅れて到着したガルマン・ガミラス第7空母艦隊、第8空母艦隊の艦載機と艦砲射撃によって基地を破壊しつくされ降伏した。ここまでの時間は地球、ガルマン・ガミラス連合軍の攻撃開始から僅か2時間であった。

 

この間にも戦闘は更に激化し、大石蔵吉中将指揮の第五遠距離遊撃打撃艦隊はボラー連邦軍第1打撃艦隊と戦闘をしていたが春藍型戦艦やバジリスク級戦艦、長門型戦艦を有する最新鋭艦隊にボラー連邦艦隊は手も足も出ずに拡散波動砲や拡大波動砲の餌食となりボラー連邦艦隊は全滅した。

そして第1打撃艦隊後方にあったラタス星駐留艦隊はロンド・ベル艦隊との戦闘になっていた。

 

 

ラタス星駐留艦隊旗艦

 

「敵艦隊は戦艦4、巡洋艦6です」

「我が艦隊の5分の1か。余裕だな」

 

50隻からなるラタス星駐留艦隊司令はそう言ったがそれは単なる幻想であったことが直ぐに判明する。突如旗艦の左舷に爆炎が発生したのだ。

 

「艦尾左舷に被弾!」

「下から何かが来ます!」

「損害報告!」

 

部下が立て続けに報告する。一方司令はスクリーンを凝視していた。

 

「なっ、なんなんだ。あれは!?」

 

司令はスクリーンに映る人型の兵器を見ながら叫んだ。

この時、ラタス星駐留艦隊を襲ったのはロンド・ベル艦隊旗艦ラー・カイラムから発進したモビルスーツ隊であった。既に最初の一撃でボラー艦隊は20隻近くが被弾していた。

 

 

「全機、各個に目標を狙え」

 

ラー・カイラムモビルスーツ隊第1大隊隊長のアムロ・レイ中佐はそう言った。そしてモビルスーツ隊はラタス星駐留艦隊に襲い掛かった。それに対しラタス星駐留艦隊の防衛は不完全であった。

それも仕方がないことであった、ラタス星駐留艦隊からしたら見たこともない未知の兵器に襲われているのだ。艦隊はまともな対策ができず闇雲に対空砲火を撃ち上げていた。

 

「ふっ、この程度か」

 

赤く塗られたジェガンを操縦しながらシャア・アズナブル中佐は対空砲火の間を縫いバズーカ数発で一隻のボラー連邦艦を沈めながら呟いた。

 

こうして艦隊はモビルスーツ隊相手に何も出来ずに次から次へと沈められていた。モビルスーツ隊のバズーカやショックカノンを撃てるビームライフルの威力は凄まじくたった数発で轟沈する艦が多発していた。

 

「なっ、なんなのだ。これは!」

 

駐留艦隊司令は未知の兵器に一方的にやられていく艦隊の惨状を見ながら叫んだ。しかし旗艦にも終わりの時が訪れた。数発のバズーカが旗艦に命中し旗艦は轟沈したのだ。

旗艦を失ったラタス星駐留艦隊は隊列が乱れ、そこへロンド・ベル艦隊からの艦砲射撃も加わりロンド・ベル隊の艦砲射撃開始数分で駐留艦隊は壊滅した。その後、ラタス星も地上施設が破壊しつくされた後に地上部隊が上陸し、司令部近くでの地上戦の末降伏した。

 

 

ボラー連邦軍アルゼ星系防衛総司令部

 

ラタス星降伏から1時間後、防衛総司令部はお通夜状態であった。

 

「第7主力艦隊、第4主力艦隊、第1打撃艦隊、第3打撃艦隊消息を絶ちました。全滅と思われます」

「ナフタ星、ケディ星、ラタス星が降伏しました」

「現在カラン星、フルダ星が攻撃を受けています」

「第2打撃艦隊も敵艦隊と交戦中!」

「本星にも敵艦隊接近!」

 

次々と挙がってくるオペレーターからの悲惨な報告を聞き防衛総司令は苦しい表情を浮かべながら命令した。

 

「第6、第5主力艦隊と駐留艦隊で本星に向かってくる艦隊を殲滅せよ」

「了解」

 

こうして防衛総司令部のあるグバ星の防衛戦力が出撃した。

 

 

第六遠距離遊撃打撃艦隊旗艦オーディン

 

「司令、グバ星から艦隊出撃しました。総数650隻です」

「了解した」

 

報告を聞いた第六遠距離遊撃打撃艦隊司令のカール・フォン・ローブ中将は落ち着いた声で返すと、別のオペレーターに「友軍艦隊の状況はどうなっている」と尋ねた。

 

「はい。現在第十五、十六合同主力艦隊が敵打撃艦隊と交戦中、戦局は圧倒的優勢。ガルマン・ガミラス艦隊はカラン星を攻撃中。フルダ星は第四機動艦隊、第十二、第十四合同主力艦隊が攻撃中、第五遠距離遊撃打撃艦隊は交戦した敵艦隊の将兵を救助中、第三機動艦隊も同じく救助中。ロンド・ベル艦隊はラタス星付近に展開中。第三航空艦隊はフルダ星へ急行中、その他の友軍はガイデル司令の機動要塞と共に進軍中か降伏した惑星への進駐任務中です」

「わかった。ならば事前情報通りならば本艦隊を邪魔する艦隊は正面の艦隊だけだな」

「そうです、司令」

「ならば正面の敵艦隊を全力で殲滅する。波動砲搭載艦は全艦波動砲発射用意、全艦慣性航行始め」

 

ローブ中将はそう命令を出した。

 

命令を受け、第六遠距離遊撃打撃艦隊と行動を共にしていた第一、第二無人艦隊は波動砲発射の準備をしつつ慣性航行を始めた。

 

 

ボラー連邦軍第6、5主力・駐留連合艦隊旗艦

 

「敵艦隊前進してきます」

「数では此方が圧倒的だ、一気に勝負をつけるぞ」

 

ボラー連邦艦隊司令はそう力強く言った。しかしそこへ悲報が入る。

 

「司令部より入電。カラン星、フルダ星、第2打撃艦隊通信途絶です」

「わかった。全艦友軍の仇を取るぞ」

 

そう言った司令の目は闘志に燃えていた。

 

 

第六遠距離遊撃打撃艦隊旗艦オーディン

 

「カラン星、フルダ星攻略完了とのこと」

「了解した。残るはグバ星だけだな。敵艦隊が射程に入り次第波動砲発射だ」

「了解しました」

「波動砲全艦連動完了」

 

艦橋にオペレーターの声が響く。このやり取りが行われている間にも第六遠距離遊撃打撃艦隊とボラー艦隊は着実に距離を詰めていき。永遠に思われる時間は過ぎ、その時は訪れた。

 

「敵艦隊、波動砲射程に入りました!」

「よし、全艦波動砲発射!」

 

ローブ中将の発射命令で艦隊から拡散・拡大波動砲が一斉に発射され、そのエネルギーの濁流はボラー連邦軍第6、5主力・駐留連合艦隊を全艦跡形もなく消し飛ばした。

 

「敵艦隊消滅しました」

「了解した。全艦グバ星に向け前進」

 

ローブ中将の命令で艦隊はグバ星に向け加速していった。

 

その後、グバ星は第六遠距離遊撃打撃艦隊からの航空攻撃と凄まじい艦砲射撃を受け地表のありとあらゆる人工物が廃墟になった後、地上戦が行われ、ボラー連邦側の部隊全滅により降伏した。

このグバ星の降伏により2205年3月21日にアルゼ星系は完全に地球、ガルマン・ガミラス連合の支配下になりバグラチオン作戦ことアルゼ星系攻略作戦は終了し、ボラー連邦との戦争終戦までガイデル司令の機動要塞やダゴン司令の機甲艦隊、防衛軍の主力艦隊を始めとする多数の艦隊が常駐し拠点として稼働することになる。

 

またこの戦いで初陣となった艦隊があった。

サラミス級を改造し、艦首上部に反射衛星砲を搭載した支援タイプのサラミス級を主力とした支援艦隊である。反射衛星砲搭載型サラミス級のモニター、ファー・ディ・ブルーノ、アバクロンビーの3隻が衛星展開部隊のコロンブス級4隻と護衛のレパント級8隻で支援艦隊を編成し、各惑星の攻略に参戦し地上戦が起きた惑星では十分な威力を発揮した。

 

そしてボラー連邦はこの戦闘で4個主力艦隊と3個打撃艦隊その他駐留艦隊など2000隻以上の艦艇を損失したのであった。この損失はボラー連邦軍全体から見たら軽微であるが短期間の損失では空前絶後の損失であった。

 

一方、この勝利を受け地球連邦は次なる行動を開始したのであった。

 

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