一日千秋の思い   作:ささめ@m.gru

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デレるシンヤ


こんな日もあっていい

眠たい……。

 

目を瞑るとこのまま寝てしまいそうだ。

日差しが憎い、でもこの書類をやってしまいたい……。

しかし、

眠気と格闘しているせいで書類に手が付かない……。

 

眠い……。

 

………、

 

「シンヤ!!」

「!!」

 

い、今……、軽く寝てた……。

鼓動の速くなった心臓を押さえつつ振り向くとミロカロス。

いつもとなんら変わらない光景だ。

どうせ特に用事もないのに呼ばれたに違いない…、一応、確認するが…。

 

「何か用か」

「別にー、呼んだだけー」

 

ほらな、

べったりと背中にくっ付いて来るミロカロス。

駄目だ、寝てしまう。

背中が温かいのがダメだ。眠気が更に増す…!!

 

「ミロカロス、離れてくれ…」

「なんで!!!」

「くっ付かれると温かくて寝てしまう」

「はー…、寝れば?」

「この書類はやってしまいたい」

「後でやれば?」

「今、やりたい」

「眠たいのに?」

「ああ」

「でも、寝てスッキリしてからやった方が早く終わるかも!!」

「…」

 

それもそうかもしれない。

そう思ってしまった瞬間に眠気がどっと押し寄せて来た。

 

「…寝よう」

「うん、寝よう!」

「1時間…いや、30分で起こしてくれ…」

「もっと寝てれば良いよ!」

「他にやる事あるから…」

「んー…」

 

目覚ましセットして寝よう…。

コイツはアテにならんと目覚ましに手を伸ばした時にミロカロスが先に目覚ましを取った。

 

「……」

「俺様、ここでシンヤ見てる!!」

「…目覚まし…」

「時間になったら起こすね!!」

「あー…うん、まあ…」

 

信用しようか……。

もうとりあえず、眠たいし……。

 

「俺様の膝貸してあげる!!」

「硬いのはいらん…」

「硬くないよー」

 

フカフカのが良い…と思いつつ横になる…。

うーん…やっぱり女の太ももの方がやわらかいと思う…。エーフィは男だけどやわらかそうだが…。

まあ、良い…か…。

 

「…」

「硬い?」

「…」

「シンヤ?」

「…」

「(もう寝てる!?)」

 

 

 

 

ふ、と目が覚めた。

目を開けた時、部屋は暗くなっていた。

完全に日が沈んだ証拠だな…、もう最悪だ。やっぱり信用するんじゃなかった…。

 

「んむ…」

 

真上にミロカロスの顔がある。

わりと長い時間経っているみたいだが…。足、痺れなかったのかコイツは…。

 

「シンヤ…」

「…」

 

ミロカロスはよく寝言漏らすよな…。

私もわりと喋ってたりするんだろうか…、ミロカロスがなんでも口に出すだけなのかもしれないが…。

 

「ミロ、」

「ふふ…」

 

あ、笑った。

下から見るってなんか変な感じだな…。

 

「ふふふっ…」

「フ…変な奴…」

「シンヤ…」

「…」

「スキ…」

 

 

【こんな日もあって良い】

 

 

 

「私も好きだよ…」

 

*

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