ゼノ「ムフェトまで面倒みてください」   作:wiguza

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モンハンやってたら小説書けない定期。

そもそもモンハンプレイヤーでモンハンSS見てる人ってなるとだいぶ人数絞られそうな感じする。

あんたも好きねぇ。(特大ブーメラン)



1.ノア

 

 

 

 

 

 結晶群を抜け、古代樹の森奥地にある個人のキャンプへ向かう。

 

 距離は遠いが竜結晶の地周辺は古龍が住まう地。他の場所とは次元が違うレベルで竜種が出入りする。あっちに比べたらこっちの方が居心地がいい。

 

 もちろん付いて来ているのは謎の古龍ノアちゃん。導虫君が青色だし古龍でしょ。最近だと強い個体でも青く光る時があるって竜ちゃんいってた気がするけど、生まれたてで強い個体ってこたぁ無いはず。なので古龍だ! タブンネ! 

 

 生まれたばかりで「古」龍ってどういう事さ? 

 

 ぶっちゃけよく分からんだろうけどね。分かっている事といえば、古龍種はみなそこに存在するだけで、何かしらの自然現象を起こす物だと記憶している。彼女も何かしらの自然現象などを起こせるのだろうが、どうだろうか。

 

 彼女が居た場所は自然エネルギーの収束する地。まさかその自然エネルギーを操ることができるのではないか……? 

 

 辞めよう。どこまで考えても憶測の域を出ない。もしくは彼女を竜ちゃんに会わせるのも一つの手か? もし俺の予測が当たっているのであれば、竜ちゃんの力でどんなものか分かるはず。

 

 しかしまだ会わせるべきではないかもしれない。今あの収束地には竜ちゃんと一緒に大団長、5期団の新人君が向かっている筈だ。そこでの調査が如何様になるかは分からんが、そちらが片付いてからの方がいいだろう。

 

 

 そうこうしている内に個人キャンプへと辿り着いた。相変わらずノアちゃんは頭の上で導虫君と遊んでいる様子。導虫君は竜種に発見されるとハンター達の持つ籠? の中に引っ込んでしまうのだが、なんだかノアちゃんとは馴染んでいるというか、懐いているというか。

 

 まぁ仲良くやってるのでヨシ! 

 

「うっし、着いたぁ」

 

「んにゅー」

 

 んー。なんだろねー。この子の声聞くと脱力するというか。でも疲れは取れるんだよ。よく分かんないけど。

 

 ぶっちゃけここまでぶっ通しで歩いてきてるけど、まだまだ歩けそうではある。竜ちゃんからワーカーなんて呼ばれてるけど、アホみたいに歩けるのはあくまで俺にとって気になる事ができた時だけで。

 

 こう考えるとノアちゃんが何かしらを操作して俺が歩くのを補佐していたように感じて仕方がない。そう思うとこの子が可愛く見えてくる。中身古龍だろうけど、ただの健気な女の子に見えてくるのだから現金なものだ。

 

 

「ノアちゃん。俺の家着いたから。その姿が大変なら、元のサイズに戻っても大丈夫だぞ」

 

 あのサイズ変化にもビックリしたが、どれだけ本人に負担が出ているか定かではない。周りを気にしなくていい所まで来たし、サイズ変化が大変ならば、元の姿、サイズに戻る事を提案したのだが。

 

「んやぁー」

 

 なんか猫撫で声で拒否の意思を示してきた。どうしたねん。

 

「どしたん」

 

「ん……んー……」

 

 まだ生まれたばかりで喋り辛いのか? でも初手おとーさん呼びだったしどうなん? 意思疎通が最初の課題になるかもしれんな……。

 

「……しょが……いぃ……」

 

「おっ?」

 

「いっしょに…………いるのが…………いぃ…………」

 

 

 

 ほほぅ。

 

 

 

 ほほぉぉう? 

 

 

 

 あれ? この子もしかして可愛い? 

 

 

 

 落ち着け俺。

 

 

 

 ちょっと待って確認。

 

「つまりそれってさ。何、俺と一緒に居たいから、今のサイズでずっと着いていくからこのままのサイズでいいって事で?」

 

「…………(コクン)」

 

 

 

 わぉ。

 

 

 

 あれ? この子もしかして可愛い? (痴呆)

 

 

 

 あっもうちょっと確認。

 

「元のサイズに戻れない訳ではない?」

 

「…………(コクン)」

 

「戻れるけど、戻らない?」

 

「…………(コクン)」

 

「さっき喋り辛そうだったのは、声帯がまだ弱いからかな?」

 

「…………(コクン)」

 

「そっかー。もし元の大きさに戻れたらなでなでできるんだけどなー。膝に座らせて抱きしめたりしてあげられるのになー」

 

「…………!!」PON!! 

 

「ぽん?」

 

 そんな軽快な音が鳴って、目の前は煙玉でも使ったかのようなモクモク。どうしたかと目を凝らしていたら衝撃。

 

 

 ガバッ! 

 

 

「おうふ!?」

 

 

 何かが腹あたりにぶつかってきた。視線を下に。なんか青白いゆらゆらしてるのが見える。

 

 

「おとぉさんぅぅー」

 

 

 スリスリ。

 

 

 

 あれ? この子もしかして可愛い? (本日3度目)

 

 

 

 これは撫でろって事なのでしょうか。

 

 話の流れ的にそうだよね。

 

 俺の勘違いじゃないよね? 

 

 では宣言通りに。

 

 わしゃわしゃー。

 

 

「んぅ……にゅふふぅ……」

 

 

 幸せそうな表情で撫でられる幼女。うーん。俺にそんな幼女趣味がある訳じゃない筈なんだけどなぁ。この子を見てるだけでほやっとしてくるし、保護欲というか。色々溢れてくる感じがする。そして元気が湧いてくる。どういう事コレ? 

 

 ってかこの子体温高い。

 

 いや、問題はそこじゃないやろ。

 

 まぁとりあえず気になるところは後でよく調べるとして。

 

「とりあえず、家か俺が許可したところではその姿で居ていいぞ。だけど、家の外とかあまり勝手に出ていくなよ。多分面倒なことになるから」

 

 頷きながらニッコニコのノアちゃん。気楽なもんである。

 

 だって古龍でしょう? 俺の家は古龍達に不可侵にして貰ってるからまだしも、一歩家を出たら()()()が嗅ぎつけてくるやもしれん。見つかったら1噛みされるのは覚悟せねば。

 

 何はともあれ、俺のキャンプ地もまだ無事なようで安心した。

 

 古代樹の森、大樹内部の枝を伝った中腹近くの場所だ。大型モンスター達は比較的話を聞いてくれるからいいが、小型モンスターは人間でいうところのチンピラに近い。そういう奴らに見つかったら乗っ取られても仕方ないのだ。これも弱肉強食。

 

 まぁ場所が場所なのでそうそう見つからないと自負するが。

 

 

 コンコン

 

 

「ん?」

 

 扉を叩く音。この場所を知ってる奴は竜ちゃんと総司令ぐらいのはず……。竜ちゃんならまだしも、総司令はあの場所から動くことは無いだろうに。となると竜ちゃんか、もしくはアイツらか? 

 

 

 ガチャ

 

「ほいほい、誰だよい」

 

「ンニャ! ワーカー様。お久しぶりだニャ!」

 

「おぉ、隊長猫。いつもお疲れ様だなぁ」

 

「ニャふん、今回は採取だけなので、いつもよりは大変じゃないニャ」

 

「そうニャりよ! いつもウチらアイルーどもなんかにモンスターの素材を取ってこいっていうアイツらがおかしいニャりよ!」

 

「まぁそう言うもんじゃないニャん。まだワーカー様のいる古代樹の森であるだけ救いだニャん」

 

「そうは言ってもニャー。ウチらのご主人もネコ使いが荒くて仕方ないニャー」

 

「ははっ、今日も大変そうだな。今日もお泊まりかぁ?」

 

「ンニャァ。いつも申し訳ないニャ。よろしくお願いしますニャ」

 

 

 そう、アイツらとはこのアイルー達の事。

 

 この個性豊かな4匹のアイルー達はオトモダチ探検隊と呼ばれるアイルーの探索部隊だ。探索の内容にもよるが、基本探索期間は2〜3日間に及ぶので、近場のキャンプに泊まるか、近ければ俺のキャンプに泊まりに来るのだ。

 

 ハンターのキャンプはあくまでハンター用で、もっぱらクエストだったりの補給だったりにしか使われず、それ以外の道具は殆ど無いに等しいのだ。

 

 その点俺はここを生活拠点にしているので、そこらのキャンプより数段居心地がいいらしく、この子らに限らず色んなアイルー達が泊まりに来たり遊びに来たりしてる。

 

 たまに野良のアイルーも来てる。なんで俺が警戒されてないのかは知らん。

 

 

「ンニャ? ワーカー様、そちらの方はどなたですかニャ?」

 

「ニャふ!? 全身の毛が逆立つ感じ! その娘はもしかして古龍じゃないかニャ!?」

 

「古龍の娘かニャん。久々に見るのニャん」

 

「ニャー。でも見たことない顔だニャー」

 

「あれ? 君ら擬人化した古龍達を見たことあるんだ?」

 

 これは意外。彼らそれなりに修羅場くぐって来てるのは知っているが、まさかそっち方面の知識すらあったとは。

 

「ンニャ。僕らも出会えたのはたまたまですニャ」

 

「ニャふん。陸珊瑚で角がボッキリ折れたキリンちゃんが、隅っこで泣いてるのをたまたま見つけたニャふ」

 

「その日の対象にキリンは入って無かったニャん。あくまで調査団の目的は共存、調和ニャん。普段素材を貰う事もあるから、落ち着くまで側にいたニャん」

 

「ラージャンに襲われたって言ってたニャー。まだ調査団内では目撃情報がないけど、どこかに居るかもニャー?」

 

「はえー。そんなことあったのね。キリンちゃんは俺も会ったことあるけど、確かにあの子は他の古龍と比べると大人しい娘だけどねぇ」

 

「ンニャァ。でもキリンちゃんが言うには仲が良かったり、信用できる相手じゃないと擬人化は本来見せられないモノだって言ったニャァ。だからご主人とかには黙ってるニャァ」

 

 まぁ知ってどうするって話にもなるしね。擬人化は基本古龍種のみだけど、擬人化できると知ってハンター達の手が鈍る可能性もあるし、第1に自分の目で見ないことには信じる人が居ないだろう。

 

 古龍的にも調査団的にも知らない方がいい案件ではあるな。そこら辺弁えてるコイツらは流石としか言えない。

 

 

「もふもふ……モフモフ……にゅふふ……」

 

「ニャー……捕まったニャー……。でもなんかこの子と居ると安心するニャー……。ご主人と違って撫で方も丁寧でイイニャー……」

 

 

 1匹ノアちゃんに捕まってら。もふもふされてるし。まんざらでも無さそうだし。

 

「ニャふー。でもなんだか前より心地よい感じがするニャふん!」

 

「ンニャ。言葉では説明できないけど、いつもより元気になる感じがするニャ」

 

 ほーん? 俺がここに帰ってくる時みたいのがコイツらにも現れてるのか。やっぱりノアちゃんが何かの能力でバフしてるのかな? 

 

 

「隊長。悪いけどさ、この子……ノアちゃんの事は調査団の方には内緒でお願いするわ。いつか竜ちゃんには話す予定だけど、調査団の奴らに余計な心配はかけたくないし」

 

「ンニャ。心得ましたにゃ。許可がない限り他言しませんと誓いますニャ」

 

「ありがとう。助かるよ」

 

「もふもふ……きもちい……」

 

 

 すっかりお気に入りになっちゃったな。抱き抱えて寝ちゃってら。

 

「ンニャァ。今日はこのまま1日お休み頂きますニャ」

 

「あいよ。俺も今日は疲れたぁ。ノアちゃーん。そっちで寝ると寒いぞー。布団で寝るからこっち来なさーい」

 

「んぁ……ふみゅぅ……もふもふ……いっしょ……」

 

 よっぽど気に入ったんだな。アイルーも居心地がいいのか持ち上げられても起きないし。

 

「一緒でも構わんから。ほれこっち来て。寝るぞ」

 

「……うー……ねるぅ……」

 

 布団に着くなり眠ってしまった。生まれたばかり。しかも多分能力を長時間使っていたと思われる。そりゃあ疲れもするか。

 

 俺も今日は色々ありすぎて疲れた。このまま俺も寝るとしよう。

 

「隊長達も、そこらへんに布団か何か敷いて好きに寝て構わんからな。俺はもう寝る。キャンプにあるものは好きに使ってくれ」

 

「お気遣い感謝ニャ。ゆっくりお休みなさいませニャ」

 

 

 さて、明日以降さらに面倒なことになるだろうし、今のうちに英気を養っておこうか。

 

 

 

 

 





最近カメラ機能でシャムオス君をドアップで見てたら、他のジャグラスとかと違ってつぶらな瞳してて可愛いと思った。(小並感)

寝てる姿とかめっちゃ可愛いぞ。

ノアちゃんにお願いして擬人化しようかしら。
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