すーぱーエリちゃん   作:美羽様可愛いヤッター!

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アルジュナ・オルタによって初めて私のエリちゃんが葬られました。
元々、お気に入り鯖でFGOの初鯖だったからメッチャショック



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 数多くの英雄と共に戦い、数多くの英雄を打ち倒した。騎士王、破壊の大王、アルゴノーツ、そして原初の母《ティアマト》。神話に残る英雄や神と出会い、文字通り命を賭けて彼らを打ち倒した。

 その最奥で待ち受けていた魔神王《ゲーティア》。彼は人類史を焼き払うという規格外の魔術を用い、人類を歴史上から消し去ろうとしていた。

 それに立ち向かうのはアタシから見ても唯の一般人であった子ジカ。そんな彼女に全てを託し、力を貸したのは縁を結んだ数多の英雄達だった。

 ゲーティアは倒せたのかですって?倒したから《今が》あるんじゃないの。…まぁ、アタシは直接見た訳じゃないからどうやったのかは知らないんだけど。

 

 魔神王を倒したアタシ達は子ジカの相棒を残して皆帰ったわ。勿論、アタシもね。でもすぐに呼び戻されちゃって化粧直しをしている時間も無かったわ。

 

 人類史の焼却が終わった後に今度は地球の白紙化が起きたの。白紙化ってのはそのままの意味よ。建造物も生き物も、昼夜という概念すらも全てが無くなったわ。残っているのは真っ白な大地、強烈な吹雪に覆われた複数の《異聞帯》と呼ばれる場所、そしてソコに生えるデカイ樹だけ。

 とある方法で入ったソコにはロシアの並行世界が広がっていたわ。イヴァン雷帝が存命し、人が生存できないほど過酷な環境に変貌したロシアがね。

 

 …恐らくだけど、子ジカは限界が来てたんじゃないかしら。元の歴史の代わりに続いている異聞帯、1584年に死亡している筈の雷帝がそのまま存命し、歴史は続いて人々の生活は続いている。今までの特異点とは違って歴史を修復する=ソコに暮らす人達を殺すって意味になるのだからね。

 

 ロシア、北欧、秦と歴史を修正していったけれど子ジカは常に笑っていたわ。でもどこか狂ったような笑顔だったわね。人類最後のマスターなんて重責を背負わされた挙げ句に、人類史最大の殺戮者になったのだから当然よ。生きるのに必死な唯の一般人には余りにも酷だったの。

 

 4つ目の異聞帯。アレは一生忘れないわ。あそこがアタシにとっての最後になった異聞帯なのだから。場所はインド、敵は授かりの英雄、味方は施しの英雄。完全にマハーバーラタの舞台よ。

 

 ただ、授かりの英雄が多くの神の力を取り込んでトンデモ英雄になった世界よ。悪を滅ぼすためには非道も選択する。何度か話をしたことがあったアルジュナとは完全に別人だったわ。そんなスーパーアルジュナはアタシの霊基に刻み込まれてる悪性に気付いたらしくてね?一瞬だったわ。瞬きした時には距離を詰められて手を翳されていた。それに気付いた時には吹き飛ばされて、体は崩壊していた。

 

 …それでアタシの物語は終わりよ。今度はこっちの番よね?自称「神様」?

 

 1つ目、なんで受肉してるのかしら?…え?転生?英霊としての力はそのままに新しい生命になった?…あ、そう。よく分からないけど分かったわ。

 

 じゃあ、2つ目の質問だけど

 

「オギャーオギャー」

 

 なんで赤ん坊なのかしら?

 

 ☆☆☆

 

 望んでもいない転生をさせられてから6年。その間に知ったのは、ここはそもそも地球では無いということだ。星の名前は『惑星ベジータ』と言うらしい。勿論、星に住んでいるのも人型ではあるけれど、『サイヤ人』っていう種族らしい。パッと見た感じじゃ猿の尻尾が生えてるくらいで人とそんなに違いは無いと思う。…たぶん。

 

「変尻尾~!角付き~!」

 

「化物が来るぞ~!」

 

 ま~た悪ガキ共がやって来たわね。どうもアタシは特殊らしく子供からは奇異の眼で見られている。大人、特にエリートと呼ばれる層と科学者連中は事情を知っているようでアタシを顔に付けた機械越しに見ては満足げな表情を浮かべている。

 

「…あんまり五月蝿いと頭から噛み砕くわよ?」

 

「うわぁ!逃げろー!」

 

 こんなので逃げるなら始めから来るなっての。つーか、アタシはブタの血なんか興味ないわよ。可能なら子ジカの血は欲しかったかも…。いや、何でもないわ。

 

 今のは無し。えー、何が特殊かと言うと、アタシはサイヤ人から産まれたのではなくサイヤ人によって造られた生命体らしい。しかも実験体だ。育ての親としての両親はサイヤ人で研究に関わっているから人並みには愛情らしいものは受けているけれど、アタシの成長具合によっては掌を返すだろう。

 

「スゴいな、私たちの娘は」

 

「ええ。戦闘力の上昇が有り得ないほど早いわ」

 

「だが、大猿化しないのは想定外だった」

 

 夜な夜なアタシが寝たと思ってキッチンで会話しているのを何度か盗み聞きしたけれど、どうもアタシはサイヤ人と他の戦闘民族数種の細胞を持っているらしく、種族特性をそれぞれ7割ほど受け継いでいるそうだ。あの神とかいうヤツは角と尻尾をそうやって辻褄合わせたのか。

 

「もう2年あれば、あの娘もエリート戦士として戦えるようになるだろう」

 

「この調子なら王族に匹敵する強さになるかもしれないわね」

 

 満足するどころか更なる期待をしてくる親には呆れる。人の欲に終わりはない。求めてるものを満たしたら次へ次へと求めてしまうのは地球人もサイヤ人も共通らしい。

 

「…やだやだ。どっちに転んでも碌な事にならないじゃない。…でも、何処まで強くなるのかは興味あるかも。スーパーアルジュナにも負けなくなるとかあるんじゃない?」

 

 あの神様が転生させるときに失敗したのか、アタシには2種類の龍種が混ざっている。1つはこの世界の竜人族の力。常時発動型のスキルみたいな感じでサイヤ人の力に加算されているからかアタシは同年代の中でも頭2つ分くらい力が強い。

 もう1つは『無辜の怪物』としての力。人々の噂によってアタシの見た目は魔人化しているけれど、メカエリ曰く『本当に龍の血が混ざっている』らしい。めちゃめちゃデカい溜め息を吐かれたわ。…確かに『竜の息吹(ドラゴンブレス)』を使えるのが不思議と思ったこともあったけども。

 

 とにかく、えっと、何だっけ?掛け合わせとかが影響しているのかサイヤ人の特性でもある満月を見ることで『大猿化』という暴走みたいなのがアタシには無い。その代わりなのか、サイヤ人らしく傷の治りが早くなったり、死にかけから復活すると強くなるのはあるけれど効果はイマイチだった。

 

「…明日からボイトレとブレスの練習してみようかしら」

 

 魔力は無いからチェイテ城もマイクも出せないけれど、発声練習くらいなら何処でも出来る。それにアタシは貴重な検体だからってことで、ある程度の我が儘は受けて貰えるからマイクを頼んでも良いかもしれない。

 

「うん。明日からアタシを取り戻す特訓ね」

 

 他のサイヤ人みたいに死にかけるよりも、自分で体動かしてた方が戦闘力の上がり方も大きいのだから。王族越えとかエリート戦士入りとかは関係ない。アタシはアタシ。エリザベート・バートリーはNo.1なのよ。




エリちゃん好きだから始めたけど、ドラゴンボールがあやふやだ(今更)
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