新任Pとシンデレラガール達   作:むつさん

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お久しぶりです。

新年ライブ等の準備等の話

どうぞごゆっくり


目的の道筋、僅かな進歩

 

村上さんがオフィスを出たあと、プロデュースノートで出演アイドル達の曲などを調べていた。

 

雪樹「いくつかCMで聞いたことあるかもな。」

 

聴いてみないとわからないが

見覚えのある名前はいくつかある。

 

一応。プロデュースノートと一緒に全部揃えてあるようだから、パソコンで聴けなくはない。

 

雪樹「試しに。」

 

アルバムの物を一つ手に取り、今回のライブの曲を選んで再生する

 

【Great Journey】

 

雪樹「素晴らしい旅、良い題名だね」

 

歌詞と曲調がうまく合さっていて聴いていてとても楽しい、曲の歌詞が三人の特徴にあわせてあるような感じがする。

 

雪樹「ちょっと楽しみになってきたな。」

 

以前は知り合いに誘われて付添いで行ってただけのライブ。

まさか、プロデューサーとして会場に行くことになるとは思わなかったが。

 

雪樹「会場が近くて助かったな…」

 

遠い場所の場合、最悪欠席してたかもしれない。その場合は…いや考える必要はないな、

 

聴き終えたCDを棚に戻し

貰った資料から当日の流れを確認する。

 

雪樹「休憩を2回挟むんだな。片方は僕がアナウンスするのか。一応確認しておかないとな」

 

アナウンス用の台本も用意してあるようだ

会場の放送室でのアナウンスだから最悪台本持ちながらでも問題はなさそうだ。

 

見た感じ舞台に出て挨拶するのは一度だけ

その時はどうしようか。

 

雪樹「車椅子か…松葉杖か…」

 

ちひろ「新年ライブのお話ですよね。無理して出られなくてもいいと思いますよ。当日は私もいますから」

 

ちひろさんが戻って来ていた。気づかなかった

 

雪樹「いいんですかね」

 

ちひろ「どうしてもというのであれば止めませんが。」

 

雪樹「その時の状態によりますかね」

 

ちひろ「でもその前にクリスマスの劇もありますよね。」

 

雪樹「クリスマスの方は順調かな」

 

クリスマスの予定も加味して予定を組み始める。

 

もう11月も終わる。

そろそろクリスマスの劇の方もリハーサルの仕上げにかかっているだろう。

 

雪樹「1度、劇のリハーサルを見に行かないとな」

 

ちひろ「三人とも、頑張ってますよ」

 

雪樹「ええ、楽しみです」

 

資料をもとにリハーサルの日付を確認して、予定に組み込む。

 

ちひろ「プロデューサーさんは、本当に熱心ですね。」

 

雪樹「え?そうですか?」

 

ちひろ「大変だと思いますし、実際、その状態でお仕事なんて辛いと思いますが、楽しそうにしてますよね。」

 

言われてみれば…怪我のことが頭から離れていた。

 

雪樹「確かに、今思うと楽しいかもしれないです」

 

ちひろ「楽しんでいただけてるなら安心してサポートできますが。身体のことだけは無理されないでください。」

 

雪樹「ありがとうございます」

 

予定を考えていると、オフィスの電話が鳴る。

 

ちひろ「私でますね。」

 

誰からだろうか。

 

ちひろさんの会話を聞いた感じでは

おそらく事務所のアイドルだろうとは思う

 

ちひろ「このあと、アイドルの子達が来るみたいなんですが。今ってレッスンルームって空いてなかったですよね。」

 

雪樹「午前に双葉さんが使ってて、さっき村上さんがユニット曲の練習をするって向かっていますが、まだどちらも戻ってきてないですね、どちらかはオフィスに寄らずに帰ったかもしれませんが。鍵は返ってきてないです。」

 

ちひろ「わかりました。」

 

レッスンルームと言うことは、

新年ライブに出演する子達だろう。

電話を終えたようだ。

 

雪樹「皆さん積極的ですね。」

 

ちひろ「あと1ヶ月しかないですからね。レッスンルームが空いていれば使いたくなると思います。」

 

雪樹「まぁそれもそうか。」

 

ちひろ「レッスンルーム、どうしましょう」

 

雪樹「少し時間を空けてからの方がいいかもしれませんね。時間決めて交代してもらうとか。オフィスで待ってもらうくらいは大丈夫ですし」

 

ちひろ「そうですね。」

 

予定を考えているとオフィスの扉が空き

双葉さん達が戻ってきた

 

双葉「あ~、暖房暖か〜い」

 

諸星「あんずちゃんおつかれ〜」

 

双葉「きらりも久々で疲れたんじゃない?」

 

雪樹「二人ともお疲れ様。」

 

ちひろ「お疲れ様です。レッスンルームはどうされました?」

 

雪樹「村上さん達は来たかな」

 

双葉「来てたよ。交代してきた。まぁレッスンルームいても意味ないしどうせならオフィスでゆっくりしてから帰ろうと思ったんだよ〜、暖かいし。」

 

諸星「久しぶりに踊って楽しかった☆」

 

双葉「ライブ出るわけじゃないのにね。」

 

諸星「隣に一緒に踊ってくれる人がいたほうが。やりやすいと思ったんだよー。」

 

双葉「わざわざありがとうねー。」

 

雪樹「お茶出そうか」

 

諸星「Pちゃん怪我してるんだから、きらりに任せて♪」

 

手際よくお茶を淹れてくれた。

慣れた手つきなのを見た感じ、以前も普段からみんなに配ってくれてたんだろうか。

 

諸星「Pちゃんとちひろさんもどーぞ♪」

 

ちひろ「ありがとうございます」

 

雪樹「すまないね、ありがとう。」

 

諸星「ほらあんずちゃんも」

 

双葉「熱すぎても飲めないよー?」

 

諸星「大丈夫、大丈夫」

 

一息ついた感じがする。

落ち着いて温かいお茶を飲むのはいつぶりだろうか。

 

双葉「プロデューサーはどう。やっていけそう?」

 

雪樹「ああ、頑張るよ」

 

双葉「別に頑張らなくてもいいと思うけどねー」

 

諸星「あんずちゃんまたそういうふうに言ってー。」

 

双葉「頑張るって言ったって明確に頑張ることがないのに、何を頑張るの?あんず達は踊りや歌があるけど、プロデューサーは営業して私達を送り出して。資料纏めるだけだよね」

 

雪樹「そうだね、努力、ではなくて義務だね。」

 

双葉「そうそう、それがやっていけそうかどうかだよねー」

 

雪樹「確かに今の現状だと怪我のせいもあるけど満足にはこなせない。でも少しずつ手を伸ばしていこうとは思ってるよ。」

 

ちひろ「まだ来て間もないんですから。そこまで深く考えなくても大丈夫ですよ。」

 

双葉「まぁのんびりやろうよ。のんびり」

 

諸星「あんずちゃん、そろそろ帰ろっか」

 

双葉「やっと帰れるよー、ゲームしたい、ゲーム。きらり家までおんぶしてよー」

 

諸星「レッスンのご褒美にアメちゃんも上げるから、ほら立って。」

 

双葉「アメちゃんは食べる。仕方ないなー」

 

雪樹「二人ともお疲れ様。気をつけてね」

 

ちひろ「お疲れ様です」

 

二人がオフィスに出ていったあと。

 

ちひろ「双葉さん。余程プロデューサーさんの事が心配なんですね。」

 

雪樹「まぁ、心配されますよね。」

 

ちひろ「遠回しでしたね。」

 

雪樹「それでも伝わりました、大丈夫です」

 

心配されてばかり。

当たり前か…でもその分期待もされているだろうから、しっかりやっていかないといけない。

 

???「お疲れ様です!カワイイボクがきましたよ!」

 

???「お疲れ〜、お久しぶりの事務所やねー」

 

???「お疲れ様です。新しいプロデューサーさん。」

 

雪樹「君達がさっき電話をしてくれた子達かな。初めまして。雪樹と言います。今後共よろしくお願いしますね。」

 

輿水「ボクは輿水幸子です!やっと事務所が戻りましたね。事務所に集まれないと色々と大変なんですよね」

 

相葉「私は相葉夕美、ライブのレッスンに来たついでに挨拶に来ました。」

 

塩見「あたしは塩見周子。みんなからは周子ちゃんとか呼ばれとるから気軽に呼んでや〜」

 

輿水「それにしても、怪我大変ですよね。大丈夫なんですか?」

 

雪樹「大丈夫かどうかって言われたら、大丈夫とは言うけど。普通に見たら大丈夫じゃないんだよね。」

 

塩見「話には聞いてたけどやっぱ大変なんちゃう?歩くので手一杯やろう?」

 

雪樹「とは言っても、やるべきことはやらないといけないから」

 

相葉「その状態なのにしっかり仕事に向かってる姿勢がすごいと思います。私なら逃げてしまいそう…」

 

周子「そやね〜。頑張る姿勢はしっかりしとるかな〜」

 

輿水「実際骨折するとこうなるんですね…」

 

雪樹「良いこと無いからね。」

 

輿水「ほんと…バンジーといいジャングルのお仕事といい、何も無く終わってたのがよかったと痛感しますね。」

 

雪樹「輿水さんは大変な仕事をよくしてたってさっき資料で見たよ…ともかく、三人ともよろしく。レッスンルームの件なんだけど。村上さん達が使ってるかもしれないから相談してほしい。」

 

輿水「そうでしたか。それならそれで一緒でもボクはいいんですが。お二人はどうしますか?」

 

塩見「構わないよ〜」

 

相葉「その方がお互い確認しやすいと思うからいいかもね。」

 

輿水「それなら、行きましょう。」

 

雪樹「行ってらっしゃい」

 

塩見「プロデューサーも無理せんようにねー」

 

三人はオフィスを出てレッスンルームに向かった。

 

新年ライブまでの大体の予定は決まったが。

それ以降はどうしようか。

 

ちひろ「プロデューサーさんはどうしてそこまで仕事に執着されているんですか?」

 

雪樹「はい?執着してるように見えますかね。」

 

ちひろ「ええ、なんというか。必死そうなところがたまに見えます」

 

雪樹「そうですか。」

 

ちひろ「やっぱり無理してますよね。」

 

雪樹「無意識に無理してしまってるのでしょうね」

 

ちひろ「新年ライブ終えたあとはどうされるんですか?」

 

雪樹「それを、丁度考えていたところなんですよね。」

 

ちひろ「お休みされてはどうでしょう。怪我が治るまで、先日の病院で入院して、退院できるくらい回復するまで。」

 

怪我を治してからでも、悪くはないか

 

雪樹「そうですね。そうしましょう」

 

専務に一応報告だけするべきだろう。

 

雪樹「少し出ますね。専務と相談してきます。」

 

ちひろ「呼びましょうか?」

 

雪樹「いえ、僕が用事があるわけですから。自分で行きます。」

 

ちひろ「足元、気をつけてくださいね。」

 

オフィスを出て専務のところまで向かう途中

 

美城「どうかしたかな」

 

雪樹「専務、丁度よかった、一つお願いがありまして。」

 

専務「立ち話は無しだ、君のオフィスまで行こう。」

 

オフィスまで戻ることになった。

 

ちひろ「専務、お疲れ様です」

 

専務「ああ、お疲れ様。それでプロデューサー、話とは。」

 

雪樹「新年ライブ以降の予定に関してなんですが。」

 

専務「来年の話をすると鬼が笑うというが、一応聞こう。」

 

雪樹「怪我のこともあって新年ライブを終えたあと、再度入院して怪我の治療に備えたいと思ってます。」

 

美城「なるほど、それは必要だと思うが、その期間の指示はどうする、営業やライブの予定など、何もなしにするわけには行かないぞ。」

 

雪樹「そこで一つ提案で、リモートで何かしらの営業活動はできないかと思ったんです。パソコンでの面談やメールのやり取りで打ち合わせなどができるでしょう。会社のパソコンを持ち出す訳には行かないので、資材の用意はこちらの自費でなんとかします。直接病院まで来て相談でも構いませんが。」

 

美城「完全に穴が空く訳ではないなら構わない。アイドル達が事務所に来たときのフォローは千川でも適任だろう。」

 

雪樹「ありがとうございます。」

 

美城「具体的な期間は提示してくれなくていい、キミが復帰するときまた連絡してくれ。」

 

雪樹「わかりました」

 

美城「あとは何かあるか、思い当たることがあれば今聞いておくが。」

 

雪樹「あとは…特に、何かあればまたの機会に相談させていただきます」

 

美城「わかった、それでは失礼する。」

 

専務がオフィスを出ていったあと、自分の机に戻る。

 

ちひろ「良かったですね。リモートでの面談うまく行くでしょうか」

 

雪樹「資材は家にあるものでどうにかなりますし、アイドル達がリモートでの面談や相談が可能かどうか、できなければちひろさんにお願いするかもしれませんが、まぁ先程の通り、病院まで来てくれても構いません。」

 

ちひろ「私もできる限り協力はしますね。」

 

雪樹「ありがとうございます。」

 

劇もそろそろリハーサルを本格的に進めているだろうし。

 

雪樹「一回は劇の方のリハーサルを見に行くかな。遠い場所ではないし。」

 

ちひろ「バスで行けるところでしたね。お一人で大丈夫ですか?」

 

雪樹「なんとかします。タクシーでもいいですし。ちひろさんは事務所をお願いします。」

 

ちひろ「わかりました」

 

雪樹「時間もあるし、レッスンルーム行ってきます。」

 

ちひろ「はい」

 

レッスンルームにつくと休憩をしていたようだった。

 

雪樹「みんなお疲れ様です」

 

橘「プロデューサーさん。お疲れ様です」

 

麗「お疲れ様です。プロデューサー殿」

 

雪樹「順調かな。うまく進んでる?」

 

輿水「何度か公演で踊っていますし、新しくアレンジする部分もあるとはいえ、滞りはありませんね。今日は少し確認するだけなので終わりにしようか相談してました」

 

雪樹「そうなんだね。」

 

塩見「プロデューサーは歌とか踊りは好きなん?」

 

雪樹「体動かすのは苦手だから踊りは無理かな、」

 

相葉「プロデューサーさんって、普段どんな曲を聴くんですか?」

 

雪樹「聴く曲かー。アイドル系の曲は最近聴くようになったね。知り合いにおすすめされたりとかするし。他はアニメ系とかゲーム主題歌のものとか。歌番組とかに出るようなアーティストさんの曲は、あんまり聴かないね」

 

櫻井「偏りはあまり少ない方ですのね」

 

村上「手広く聴くのも悪くない」

 

輿水「巴さんは演歌が多かったですよね。」

 

村上「それこそ偏っておったからの。」

 

雪樹「偏っても良いと思うけどね。」

 

輿水「そういえば。不埒なCanvasのレッスンの後、以前のプロデューサーさんとカラオケ行ったことがありましたね」

 

塩見「ああ、そやったね〜」

 

相葉「周子さん黒髪のウィッグつけてたりしましたよね。あのときはびっくりしました。」

 

櫻井「新しいプロデューサーさんはカラオケには行かれますの?」

 

雪樹「昔は行ってたね。」

 

輿水「案外上手だったりするんですか?プロデューサーさん」

 

相葉「でも以前のプロデューサーさんもカラオケは好きとか言いながら、カラオケドッキリのときプロデューサーさん案外音痴だったよ?」

 

塩見「いやあたし達は歌うことが仕事だからね。比べちゃダメだよ〜」

 

輿水「比べなくても音痴だったと思いますけど…」

 

雪樹「まぁ、人並みには歌えると思うよ。」

 

塩見「アイドルの曲とか歌うん?」

 

雪樹「アイドルの曲は最近聴き始めたからわからないけど。カラオケとかでは歌ったことないかな。」

 

橘「アニソンとか、でしたっけ?」

 

雪樹「そうだね。機会があれば歌うよ。」

 

そろそろ戻ろうかな

 

塩見「歌ってるとこ見てみたいわー。」

 

村上「うむ、気にはなるな」

 

橘「きっと上手ですよ。」

 

相葉「アニソンかー、どんなのが好きなんだろう。」

 

輿水「ボクには劣りますよね!」

 

櫻井「それで?歌いますの?」

 

雪樹「え…?冗談だよね?」

 

塩見「どうやろ?」

 

麗「お前達、お願いするならしっかりしないとな」

 

歌うのは流石に…

 

雪樹「歌うのは流石にね…音楽もないし」

 

麗「音楽くらいスマホで調べればあるだろう。」

 

雪樹「いや、流石に遠慮しておきます。」

 

塩見「まぁ、今度カラオケ連れてってもらお。」

 

輿水「そうですね。そこでなら歌ってくれると思いますし。」

 

雪樹「どうしても歌わせたいんだね…」

 

橘「以前のプロデューサーさんはカラオケよく行ってたそうなのでそれで皆さんも行くようになったんですよね。私はたまにしか行かないですけど。」

 

雪樹「冬斗さんでしたっけ。」

 

塩見「そうそう、元からカラオケ行く子達は多かったけどねー、カラオケ大会とかやったりする時もあったらしいよ〜」

 

村上「皆よう歌いよる。流石アイドルってもんや」

 

雪樹「また今度機会があればね。」

 

麗「レッスンはどうする?」

 

輿水「今日は解散にしましょう。」

 

塩見「そうやね〜」

 

雪樹「オフィスに戻るかな。」

 

全員でレッスンルームを出る

トレーナーさんは途中で別れたが、他の子達はオフィスまで着いてくるようだ。

 

ちひろ「お疲れ様です」

 

雪樹「みんなお疲れ様」

 

橘「皆さんこのあとどうされますか?」

 

村上「学校の課題を終わらせるのに帰る予定じゃ」

 

塩見「まぁ帰ってのんびりするかなー」

 

相葉「私も帰ろうかな、お腹空いちゃった」

 

輿水「実はまだ宿題終わらせてないんですよね…」

 

櫻井「提出期限は大丈夫ですの?」

 

輿水「まぁ明後日までなので今日終わらせてしまえばいいのでまだ余裕はあるんです。でも早めに終わらせておかないといけないですよね」

 

櫻井「宿題は貰った日に終わらせておくのがいいと思いますわ。橘さんはどうされますの?」

 

橘「勉強道具も持ってきたので時間があれば誰かと勉強出来たらと思ったんですが…」

 

櫻井「それなら、少しお付き合いしますわ。プロデューサーさん、よろしくて?」

 

雪樹「遅くなりすぎなければ構わないよ」

 

橘「ありがとうございます。」

 

ちひろ「今日も先に帰っても大丈夫ですか?」

 

雪樹「いいですよ。」

 

ちひろ「ありがとうございます、お先に失礼しますね」

 

塩見「私達も帰ろっか〜」

 

ちひろさんとアイドル達は帰って行き

橘さんは勉強道具を広げ始める

 

僕のやる事は…今の所、特にない

 

まとめる資料も無いし。

予定はだいたい組み終わった。

声を掛けられている内容はあるが、

2つも予定を控えてるから新しく始めるわけにはいかない

夕暮れ時何か始めるわけにも行かないしな

 

手持ち無沙汰とはこのことか。

 

櫻井「プロデューサーさん?何か考え事でも?」

 

雪樹「あぁ、いや暇になってしまったなって。」

 

櫻井「そうでしたのね。プロデューサーさんは得意なことは?」

 

雪樹「得意なこと。んー…」

 

いきなり言われてもパッと思い浮かばないな。

 

雪樹「得意なことっていうのはあまり意識したことはないな。」

 

櫻井「歌は得意ではないんですの?」

 

雪樹「人並みかな。カラオケまた行ってみるかな」

 

櫻井「カラオケ、あまり縁がありませんわね」

 

雪樹「友達と今度行ってみるといいよ。」

 

櫻井「家柄の都合…そういう庶民的な娯楽には経験が疎くて、何か良い方法は…」

 

雪樹「事務所の子に連れて行ってもらおう。ほら、城ヶ崎の姉妹とか。」

 

櫻井「城ヶ崎さん…確かにお二人は詳しそうですわね。」

 

雪樹「何も畏まることは無いよ、知ってる曲で歌いたい曲を思うように歌うだけ。」

 

櫻井「知っていても歌える曲というのはなかなかに難しくなくて?」

 

雪樹「歌詞やリズムを覚えていればなんとかなるよ」

 

櫻井「歌ってみてどうかですのね」

 

雪樹「まぁ普段からどれぐらいその曲を聴いているかは関わってくるけど、実際に何度も聴いてた曲で初めて歌うものでも上手く行くことはあると思うよ」

 

橘「桃華さん。ここの問題のことで…」

 

櫻井「お伺いしますわ。」

 

二人が教科書に顔を向ける。

アイドル同士が仲の良いのは助かる

しばらくすると橘さんは勉強道具を片付け始めた

 

橘「今日はここまでやれば大丈夫です。桃華さんありがとうございます。プロデューサーさんもお待たせしました。」

 

せっかくだから二人にも聞いてみよう

 

雪樹「どういたしまして。一つ聞きたいことがあるんだけどいいかな。」

 

櫻井「どういったことでしょう?」

 

雪樹「前任のことについて。なんだけど。二人の友達とかであの人から特に酷いことされた子とか居ないかなって思って」

 

櫻井「そうですわね…特に酷いの言うのを絞っていうのはあまり気が進みませんわ。」

 

橘「敢えて言うなら…晴さんでしょうか…」

 

雪樹「結城晴さんかな。」

 

橘「でも、もういないなら気にしなくていいや、とか言って、この前事務所には来てましたよ。」

 

雪樹「そっか。それなら大丈夫だね。」

 

櫻井「他の方にもお話をお聞きしてますの?」

 

雪樹「うん、このプロダクションを少しでも戻したくてね。」

 

櫻井「熱心ですのね。」

 

橘「また何かあれば連絡します」

 

雪樹「ありがとう、二人とももう帰るよね。寮まで離れていないとはいえ。気をつけてね。」

 

橘「はい、プロデューサーさんもお気をつけて」

 

櫻井「お疲れ様ですわ」

 

二人がオフィスを出たあと

荷物を片付けて帰ることにした。

 




次回も新年ライブ関連のお話を続けるつもり。


また会えたら会いましょう。
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