「白野!白野!お昼ご飯一緒に食べよ!」
IS学園に来て二日目の昼休み、俺こと岸波白野は朔夜と一緒に昼食を食べるため学食に向かっていた。
「一つ聞くが、なんとも思わないのか?」
俺は唐突に横を歩く朔夜に質問する。
「何が?あっ!もしかして、あの二人のこと?」
俺は、突き刺さる女の子たちからの視線のことを言っていたのだが朔夜は他のことだと勘違いしたらしく後ろを振り向き指をさす。
俺も振り返りその指の先を目で追うと見慣れた二人が俺たちのことを遠巻きから見ていた。
「睦美、葉月。昼まだだろ?それなら一緒に食べないか?」
俺は朔夜に断りを入れてから二人に近づき声をかける。
「あら、白野こんなところで奇遇ですね。朔夜様とご一緒ではなかったんですか?」
なんか、様づけになってるし。いや、お姉さまよりはまだましか。ああ見えてお姉さまと呼ばれたこと気にしてたしあいつ。
「いや朔夜には、待って貰ってるんだ。俺はまだまだISについて聞かないといけないことがあるからな」
「そうか。でも私たちが一緒にいていいのか?」
葉月が何か気にしているようだが、朔夜ならにぎやかなほうが好きそうだろうし別に問題ないと思うんだが。
「違いますわ、葉月は西欧財閥の技術をほかに人に聞かれてもいいのか?と聞いているんですよ。ですが安心してください。三千院家と西欧財閥はISに関して同盟関係にありますので私のほうがセイバーについて詳しかったりするんですよ」
そうなのか⁉初耳だ。睦美の家がISを作っていたのは知っていたけどまさか西欧財閥と関わりを持っていたとは思わなかった。
「そうか。なら早くいこう朔夜さんをあまり待たせるわけにはいかないからな」
そういい葉月と睦美は、俺を置いて朔夜のいる方に行ってしまった。
だからなんでお前らはそんなに朔夜相手にかしこまるんだ?あいつは基本的にそんなことを望まないのに。
「まったく遅いぞ。白野!朔夜さんはお前が来るのをずっと待っていたんだぞ?」
二人を追いかけるように食堂に行くと先に朔夜が席を確保して待っていてくれた。その朔夜は少し不機嫌そうに俺を見てくる。
「悪い。というより葉月!俺はお前とあまり差はないぞ?」
「お前のほうが後から来たんだから白野が悪い」
葉月があまりにも無感情で言ってくるものだから完全に怒らせてしまったのか焦ってしまった。
「はいはい。喧嘩はそこまで!それより早くご飯を食べて第四アリーナに行きましょ!白野君。あなたの専用IS、セイバがーがとどいているわよ」
ちょうどそのとき俺と葉月の間に「仲裁」と書かれたセンスが開けれ変態こと更識会長がいた。
それより来たか。レオは、以前会ったときから用意しているから割とすぐにできると思っていたが、進行は思った以上に早く一週間を待たずして。届いたようだ。
「そっか。ならみんな早く食べてアリーナに行こよ!楯無もありがと。ごはんは生徒会室置いてるから食べてからおいでよ」
朔夜が睦美と葉月に言うと二人は急いでなおかつお上品に食べだし、更識会長はスキップでもしそうな勢いで学食を後にした。俺は、それを見送る前に手元に目を戻しみんなに遅れないようにごはん口いっぱいにかき込むのだった。
「よし!食べたと。それじゃ僕は先に第四アリーナで色々と準備してるからゆっくりでいいけど昼休みが終わりまでに来てね」
そういい、朔夜は食堂を後にした。それからしばらくして俺たちも食べ終わったので第四アリーナに向かうのだった。