IS ~例外処理~   作:秋葉

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決闘直前

「なんでここにいるんですか?更識会長」

 

 

あれから時間が過ぎるのは早いもので今日は金曜日。すなわち朔夜とオルコット。俺と織斑の決闘の日だ。

そして今から俺対織斑の戦いが始まろうとするのだが、なぜか更識会長が俺の控室にいたのだ。

 

 

「朔夜のデビュー戦を見るためよ!今は6時間目でしょ?観客席では見ることはできないし、織斑って子は何だか好まないし、セシリアって子は堅そうだから」

 

 

「それなら朔夜の控室に行けばいいじゃないですか?」

 

 

「だって・・・ああ見えて朔夜はこういうことは厳しくて、授業をさぼったと知れたらしばらく口を聞いてくれなくなるから」

 

 

更識会長は珍しくしおらしくというか顔色を悪くして弱弱しく言った。

これには俺も驚いた。あの朔夜が、だって初日に授業ほとんどさぼっている朔夜だぞ?

 

 

「その通りだよ楯無。さっき先生から連絡があってね。楯無が教室に居ないって。ほら今なら許してあげるから早く教室に戻ってよ。それに白野と織斑一夏の試合が長引けば、僕の試合は放課後になるから、ね?」

 

 

朔夜が控室に入ってきながら更識会長を連れ出そうとしたので呼び止める。

 

 

「別に今日ぐらいいいんじゃないか?それに俺は覚えているぞ。朔夜が初日に授業をさぼっていることを」

 

 

「白野。僕はあの時レオと打ち合わせがあったからで私用じゃないしちゃんと先生の許可もとってるから例外だよ」

 

 

やはりそう来たか。織斑先生が何も言わなかったからそうだと思っていた。だっだら次の手段を使うまで。なぜ俺がここまで更識会長を助けるのかは簡単。貸を作っておけばいつか役立つ時が来るから。これはほぼ間違いないと思う。だから俺はなんとしても貸を作ろうと頑張る。

 

 

「ならこうだ。俺は更識会長に見ててもらわないと全力が出せない。だから織斑に負けるかもしれない」

 

 

少し苦しか?いやこれで押し通すしか手段が残されてない。

 

 

「っ!そうなんだ。ならしょうがないね。楯無ここでしっかり白野を応援するんだよ。白野の試合が終わったらちゃんと戻るんだよ!」

 

 

何とか朔夜を説得できたようで自分の控室に戻っていった。

 

 

「・・・白野君。一応お礼はいうけどあれはないわ。たぶんだけど朔夜勘違いしたわ」

 

 

更識会長はがっかりしたようで何やらぶつぶつ言いながらモニターを見ていた。悪い朔夜、俺は失敗したようだ。既成事実とか言ってるから気をつけろよ。俺は心の中で朔夜に謝罪し気持ちを入れ替えることにした。

 

 

そして時間になりアリーナに出る。一応更識会長から応援をもらったが目を見てわっかた。あれは完全に恨まれてる。それなら俺がすることは一つ。会長が朔夜の試合を見れるようにできるだけ時間を長くかけながら勝つ。

 

 

「岸波白野だったな。いきなりあんなことになってあまり話すことができなかったが、この試合が終わった色々話そうぜ!同じ男性操縦者として聞きたいこともあるからな」

 

 

アリーナにセイバーを纏って出ると既に織斑一夏は、白式を纏って待っていた。

だが俺は目の前の織斑より周りが気になって仕方がない。なんせ一年が全員集まっているからだ。目的は俺たちの試合ではなく、国家代表候補対IS学園No2である生徒会副会長の試合だ。レベルが高いから授業の一環として見ることになった。俺たちは初の男同士の戦いだからとは言ってもおまけみたいなものなんだと思う。

それでもやはり気になるのだろうかかなりの歓声が聞こえる。

 

 

「そうだな。俺も話してみたかったから勝ち負けに関係なくお互い頑張ろう」

 

 

正直あまり話せないと思うが返事を返す。そして山田先生の声が聞こえ試合が始まるようだ。

 

 

「二人とも準備はいいですね?ルールは説明した通りですから。二人とも頑張ってください」

 

 

そして山田先生の合図で試合が始まったのだった。

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