「そんなに、怯えなくてもいいではないか。マスター、いくら私に正確な名前が無いとは言え、こう何度も忘れられるのは気持ちがいいものではない。しかも、あのわがまま皇帝の一部と言われたのだ。マスターではなければ容赦なく切り刻んでいたぞ」
こ、言葉が出ない。と言うよりこの人怖すぎる。
よく僕はこの人と一緒に聖杯戦争を勝ち進めたよ。本当にその時の僕を尊敬するよ。
「ふっ。冗談だ。それに私が再び君と会えるのはあの皇帝のおかげであり、ある意味では私はあれの一部であると言えなくもないのでな」
少し彼の表情が柔らかくなったような気がする。
「ごめんね。所で話は変わるんだけど、どうやったらた楯無たちのいる所に戻れるかな?」
「そんなに慌てなくても君なら大丈夫と思うが、マスターの頼みとなれば仕方ないな。セイバーに聞いたと思うが、私達に会うためにはISのシールドが0にならないといけない。つまり、君が危険な状態と言うことだ。だからあまり来るではないぞ」
戻ってくる目の前の青年アーチャーとの戦いの記憶を整理しながら僕は現実世界に戻るのだった。
「熾天覆う七つの円環!」
目を開けると今にも泣きそうな楯無の顔がすぐ近くにあった。そして、僕に駆け寄ってこようとしている白野が、謎のIS狙われていたのでアーチャー対飛び道具最強の楯を呼ぶ。
そして驚いている白野にドヤ顔で言ってやる。
「まったくあまり世話をかけないでほしいよ」
そしてアーチャーの愛剣を両手にイメージする。
「(
そしてネロの時より軽くなった機体で敵に近づく。
この時に気づいたが、この機体は飛ぶことはできないようだ。
だが、今は関係ない空に逃げようがアーチャーなら簡単に撃ち落せることができる。
敵との距離がなくなると相手が狙いを定める前に斬りつける。
「・・・」
「?・・・おかしい。まるで誰も乗っていないようだ」
敵を斬りつけたときに思ったこと。それは、まるで反応がないこと。
そして一つの仮説を思いついたが、そうなればやばいことになりそうだ。
「でーも!今生徒の安全が一番!!気にせずやっつけるよ!」
再び敵との距離を詰め双剣で斬りつける。
今度は、相手が動きを止めるまで斬りつける手を止めなかった。
「おい!やめろ!そんなにするとパイロットが死ぬぞ!」
まだ気づいていないのか、白野が言ってくるけど今は無視!
「こら!白野君。朔夜の邪魔をしない。それに多分だけどあれは無人機よ」
流石楯無!僕に向かって来ようとした白野を抑えてくれた。
っと!よそ見を長々と許してくれる敵ではないようだ。
それにしても堅いなこいつ。
それから数十回斬りつけたらなぞのISは動きを止めてくれた。
「ふぅ~。とりあえずは解決かな?うーん。でもこれからがメンドクサソーダナ」
「さすがだ。これなら問題はなさそうだ」