IS ~例外処理~   作:秋葉

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お茶漬けと会議

「はーくーのー!!手を止めない!!」

 

 

現在、生徒会室にて始末書の作成中。

僕は既に作り終えているのだが、織斑先生により岸波白野の手伝いを押し付けられている。

 

 

「それにしても!なんで!皆を守ったのに!始末書なんて書かないと駄目なの!!って!白野!寝ない!!」

 

 

本当なんで書かないと駄目なの!しかも白野は寝るし!楯無は手伝ってくれないし!ああ見えて教えるのうまいのに!

 

 

「うなー!白野!早くしてよ!まだまだやることあるのに!・・・ごめん、少し熱くなりすぎたよ。ジュース買ってくるね」

 

 

やー本当にどうしたんだろ?こんなに大声出したの初めてだ。

 

 

「ダメダナー、あんなの僕じゃないよ。でもあれだよ。これからレオとも緊急会議があるのに寝る白野が悪い」

 

 

購買まで来てイチゴオーレと何しよ?ここで変なの買って白野がいらないなんて言うと僕が飲むことになるから・・・これ!

 

 

 

 

「ただいまー。はい。これ飲んで頑張って!」

 

 

悩んだ末『お茶漬けの素』(缶)を渡す。

 

ある程度の突っ込みを待っていたのだが、白野は何も確認しないまま『それ』を飲み始めた。

 

 

「・・・」

 

 

「・・・は、白野?」

 

 

そして何の反応もないまま飲み干してしまった。

怖くなり声をかけても反応はない。

 

 

「・・・終わった。朔夜ありがとう。悪いけど今日は休ませてもらう」

 

 

それからしばらくすると白野は立ち上がりぼそぼそと言うと部屋から出て行ってしまった。

取り残された僕は、一人始末書を持ち織斑先生の所に向かう。

 

 

「織斑先生!!白野が!白野が!」

 

 

「落ち着かんか!馬鹿者!」

 

 

織斑先生の出席薄アタックで気がつく。いつの間にか職員室まで来ていたようだ。

 

 

「すいません。それでなんですが、お茶漬けの素(缶)を白野に飲ませたのに何の反応もなしでふらふらーと帰って行ったんですよ!」

 

 

少し落ち着いた僕はそれでもやや興奮気味に今までのことを伝える。

 

 

「はぁ。そんなことか。岸波は今日の戦いで疲れいたんだろう。ただでさえIS乗りとしての経験が浅いのにいきなり普通ではありえない実践に出たんだ。それにどこかの誰かさんがやられたりなんかするから、あいつは生きた心地がしなかっただろう。だから私は、始末書は後日でいいと言ったのだが・・・うまく伝わらなかったようだな。それはすまなかった」

 

よ、よかった~。でも今度きちんと謝らないとだよね。お茶漬けの素を飲ませたことを含めて。

 

 

 

 

「レオ。それに他のみんなも遅れてごめんね」

 

 

IS学園にあるとある部屋。ここは西欧財閥とテレビ会話などをするための部屋。もちろん防音で傍受されないための色々なことをしている部屋。楯無ですら僕がいないと使えないようになっている。

 

 

 

「気にしてませんよ。貴方も学生としての義務がありますからね。では、始めましょうか。謎の無人機の開発者とこれからの我々の行動方針についてを。まずは実際に戦った朔夜君。お願いします」

 

 

やっぱり一番は僕だよね。でも緊張するな。師匠はもちろんのことリリィまでいるからかっこ悪い所見せられないな。

 

 

「まずは、開発者ですがやはり篠ノ之束が一番怪しいです。使用されたISコアは未登録の物でした。これが一番の決め手ですが、技術的に見ても無人機が作れるのは彼女ぐらいでしょう。方針は今まで道理でいいかと、でも白野の強化は予定より早めようと思うので誰かもう一人こっちに送ってください」

 

 

ふぅ。やっぱりこの言葉づかいは疲れる。でも大丈夫かな。師匠にも睨まれなかったし。

 

 

「やはりそう思いますか。ですが、篠ノ之束の可能性は低いと思います」

 

 

「意味がわかんないのだけど?」

 

 

「ふふ。口調が戻ってますよ。僕はそちらの方が聞きなれてるのでいいのですがね」

 

 

しまった。うぅ。師匠に睨まれた。

 

 

「って、レオレオ!それじゃ、答えになってないよ!」

 

 

篠ノ之束!?なんでこの回線に入りこんでるの?

 

 

「あはは!さっくん驚いてるー!この束さんにできないことがないこと知ってるくせに~」

 

 

そうだった。と言うことは本人が否定したということかな?

でも確認しておこう。

 

 

「だから疑ったんだけどね。でもおかしくないかな?登録されてないコアと言うことは束さんが関わってると考えるかしかないんだけど?」

 

 

「本当に馬鹿だな~。さっくんは。もし私が犯人ならさっくんや楯無ちゃんには、被害が出ないようにしてるよ。それに無人機なんて送る理由がないし」

 

 

確かに一理あるかも。レオと束さんは同盟関係にあるからね。

 

 

「まった。いいかしら?織斑一夏のデータ収取とかの可能があるのだけど?」

 

ここで師匠が動いた。そして二人の周りに絶対零度のような空気が流れる。

なんでかこの二人は仲が悪いんだよね。

 

 

「それはないね。束さんは、今の織斑一夏には興味がないからね。データが欲しいとすればさっくんか箒ちゃんだけど、さっくんは頼んだら協力してくれると思いし、箒ちゃんはまだ専用機を持っていない。そろそろ連絡が来ると思っているんだけどなかなか来ないからな〜」

 

 

うーん。嘘をついているようには見えないんだよね。ならだれの仕業?となるんだけど。

 

 

 

「困りましたね。それでは時間も長引きそうなので今後の方針を確認して今日は終わりにしましょう。今後の方針ですが、白野さんの即急な戦力アップと言うことでリリィをIS学園に送ります。彼女にも学生と言うものを知って欲しかったので、本来なら年齢通り来年入学させる予定でしたが問題はないでしょう。皆さん質問はないですね。では今日は解散にしましょう」

 

 

こうして会議は終わり自室に向かう。その帰り道につい考えてしまう。篠ノ之束が犯人ではないならだれがあの無人機をコアから作ったのかと。

ただそれは、いくら考えたところで何か思いつくわけではなく気がつくと自室についていた。

そして鍵を開け中に入ると机にうつぶせになって楯無が寝ていた。

 

 

「まったく。今日は先に寝ていていいって言ったのに無理するからだよ」

 

 

僕は楯無をベットに運んでから簡単にシャワーを浴び眠りにつくのだった。

 

 

 

「ふふっ。実は起きていたんだよね。それじゃお邪魔します」

 

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