IS ~例外処理~   作:秋葉

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ルームメイト

「あら、遅かったですね。白野が遅いので荷物は勝手に持ってきましたよ」

 

 

山田先生と別れて急いで貰った鍵の部屋に入ると睦美が待っていた。

その睦美は、微笑みを浮かべたまま俺に近づいてきた。

 

 

「もう少し早ければ私のお風呂上がりを見れたと言うのに、白野ったら全く鈍いですね」

 

 

「む、睦美さん?ちかすぎませんか?」

 

 

そう、睦美は俺に抱きついてきて耳元で話し出す。

 

 

「そう言えば。白野の部屋にはエッチな本が有りませんでしたけど、まさか女性に興味がないんですか?」

 

 

…いまなんと?俺の部屋を探した?でも良かった。あれは見つかってないようだ。

 

 

「でも、この箱は鍵が掛かっていて中が見れないんです。白野、今ここで開けてくれませんか?」

 

 

「なっ!なんでそれを!?」

 

 

「天井裏に隠すぐらいですからよっぽど大事なものなんですよね?わたくし白野の全てを知りたいのです」

 

 

ぐっ。そんなに胸を押し付けられると…

 

 

「睦美?何をしている」

 

 

た、助かった~。

 

 

「ちっ!葉月ですか。見てわかりませんか?ちゅ!」

 

 

睦美は思い切り舌打ちをしてから俺と少し距離を話したと思ったらいきならキスをしてきた。もちろん頬に。だが、葉月からは俺が邪魔でどこにしたかはわかってない。

と言うか殺気が怖くて声が出ない。

 

 

「あら。二人ともどうしたんですか?そんなに震えて」

 

 

「たいしたことではない。それより白野夕食は食べたか?食べてないなら一緒に行かないか?」

 

 

葉月は一度大きく息を吸った。その時に殺気も拡散したので安心して振り向くことができた。

 

 

「いや、遠慮しとく。弁当を貰ったんだ」

 

 

俺は朔夜から貰った弁当を見せながら葉月の誘いを断る。すると目に見えるほど葉月が落ち込んでしまった。

 

 

「そ、そうだ!一緒に食べないか?朔夜も多目に作ったって言ってたから三人で食べても足りるはず」

 

 

「朔夜さん?ですか。あの生徒会副会長の」

 

 

睦美が葉月より先に反応をしめしたが、なにやら空気が可笑しい気がする。

 

 

「白野は、朔夜さんとはどの様な関係なのですか?」

 

 

なんで睦美はそんなことを聞くんだ?まるで俺か朔夜と付き合ってるかの様な聞き方。男同士はありえないだろ?いや最近は腐女子と言うのが流行ってるらしいからそれか?とにかく誤解は解いておこう。今日あったことを話せばつたわるはずだ。

 

 

「どんな関係って言われてもな。特にどうと言うわけでもないが。朔夜から色々な事を教えて貰ったな。それもあまり人には言えないようなこと。明日からは色々と見せてもらったり乗ったりする予定なんだ」

 

 

「そうですか。白野は知らないうちそんなになってしまったんですね」

 

 

なにやら話しがずれてる気がする。そして盛大に誤解されてる気がする。

 

 

「睦美?私には何の事だがわからないのだが?」

 

 

葉月が可愛らしく首を傾げている。ああ純粋って凄い破壊力だ。

 

 

「それは簡単な事です。男の白野と女の朔夜さん。二人ですることと言えばわかりますね?お二人が何時お知り合いになられたかはわかりませんが、道理で私たちに反応しないわけです」

 

 

「まてまて!落ち着けって!」

 

 

「白野こそ落ち着く」

 

 

「ああ、そうだな。まず!まずだな二人は誤解している。朔夜はああ見えて男なんだ。今は俺のクラスメートで、今日は俺のISについて教えて貰ったんだ。それで明日はISを見せて貰うんだ」

 

 

忘れていた。朔夜が女として去年IS学園に居たことを。そしてこの二人が以外にも人見知りだと言うことを。だからあんな勘違いをしていたわけだ。

 

 

「そうなんですか?朔夜さんが男?信じられません!あんなに可愛いのに」

 

 

「本当なのか!?白野嘘ではないだろうな!?嘘だと白野でも殺るぞ」

 

 

うん。怖い。さっきとは一転してパニックに鳴っている二人に胸ぐらを捕まれ揺らされたり、頭を捕まれ揺らされたりしている。

 

 

「白野ー!お弁当食べた?食べたなら箱を返して貰いたいんだけど…後にするよ」

 

 

俺がなす統べなく揺らされていると朔夜が入ってきて何かを言って出ていった。何をいったかは二人の声で聞こえなかったが、助けてくれよ!

 

 

「「お姉さま待ってください!!」」

 

 

出ていく寸前の朔夜を二人の声がシンクロして呼び止めた。

 

 

「な、何かな?えっと…三千院睦美さんと津奈木葉月さん」

 

 

朔夜は腕を組少し唸ると二人名前を言い当てた。オルコットのときもそうだが生徒名前を全て覚えているのか?

 

 

「では、私がお姉さまが男って本当ですか?」

 

 

「うん。本当。だからお姉さまは止めてね。それに同い年何だからもっと気楽に呼んでくれて構わないわよ。白野、さっきも言ったけどお弁当食べたら箱は返してね。それじゃお休み」

 

 

そう言って朔夜は部屋から出ていき、俺達はというより二人は朔夜が出ていったドアを暫く見ていた。

 

 

 

「そうそう!津奈木さん。もうそろそろしたら消灯だから早めに戻ったほうが良いよ。一応忠告はしといたから」

 

 

すると再び朔夜が戻ってきて葉月に声をかけてから颯爽と出ていった。それにしてもなんで葉月だけなんだ?

 

 

「そうか。もうそんな時間かなら朔夜さんのお弁当を少し頂いて帰るとするよ」

 

 

「ああ。分かった。でも睦美は良いのか?」

 

 

「何を言ってるんですか?私は自分の部屋に居ますけど?私がシャワー浴びたと言った時点できずきませんでしたか?」

 

 

こうして俺こと岸波白野のルームメイトを知ることとなるのだった。

 

 

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